今こそ見直すべき?自由形保険の落とし穴とは?

February, 20, 2023

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万が一の保障は必要だけど…

保険と言えば万が一に備えるのは、
悪いことではありません。

ただ、家計相談を受ける中で
「万が一に備えすぎて」赤字家計に
なっているご家庭も少なくはありません。

備えは大事ですが赤字家計では、
元も子もありません。

だからと言って、
すべて解約とも言えません。

バランスを考えてくださいね。

自由形保険の落とし穴とは?

家計が赤字なのに、
保険に毎月5〜6万円加入している。

赤字家計の見直しで
多いパターンです。

保険のセオリーは、
収入が低い頃万が一のことに
備えて加入するものです。

収入が増え、
お子さんも大きくなったら
未就学児の頃と同等の保険は不要です。

また、2000年以前に保険に加入された方で
「定期付き終身保険」に加入していませんか?

主契約の終身保険は
保険料が変わりませんが
定期特約の部分は、
一定期間で値上がりするタイプです。

定期保険と終身保険の違いを
解説しないと何が問題なのか
わかりにくいので
ザックリと簡単に説明しておくと

定期保険:
決められた期間の保険料を支払い
その期間のみ保障される「掛捨て保険」

終身保険:
保障が一生涯(昔のタイプは80歳まで)続き
それまで払い込んだ保険料が
保険金や返戻金として
戻ってくる「貯蓄性」のある保険。

つまり、定期付き終身保険は、
保障が手厚く掛捨てではないことを
アピールして売られた保険です。

ところが、
貯蓄性のある終身部分の割合が
低く毎月3万円もの保険料を
かけていても返戻金が
たったの30万円ほどという
定期付き終身保険が多く存在していました。

では2000年以降は、
どのような保険が主力になったでしょう?

定期付き終身保険の替わりに
「アカウント型保険」が販売されています。

アカウント型保険と、
保険料を「アカウント」という
部分に払い込み、その増減ができるので
「自由形設計保険」ともいわれます。

ところが、
このアカウント部分から特約を付けると
この特約部分は定期保険、
つまり掛捨てになります。

結局は定期付き終身保険と
変わらないのです。

むしろ複雑になった分、
ご自身での見直しがしにくくなっています。

いくばくかの返戻金を期待するよりも
掛捨ての保険の方が、
安く保障してくれるのです。

ちなみに、
アカウント型保険では定期特約を付けると
解約返戻金が0円になってしまうこともあります。

マイナス金利の現在、
保険で貯蓄はできないのです。

また、
大黒柱のご主人に生命保険のほか
収入保障保険や医療保険を
掛ける傾向が高いですが
会社員の場合は、それらの保険がなくても
社会保険が手厚いので必要ないかもしれません。

それよりも、
家事をすべて奥さんに任せている場合は
奥さんの医療保険を充実させた方がいいです。

家事を外注すると
非常に高額になりますので。

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2児のお母さんファイナンシャルプランナー川畑明美です。長期投資で6年で2000万円の資産を作ることができました。普段はファイナンシャルプランナーとして活動しており、お金のプロフェッショナルです。

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