専業主婦に必要な保険は?わからず入るのはやめましょう!
保険のメリット
こんばんは。
川畑です。
「専業主婦の場合の保険のかけかたを知りたい」
こんな質問をよくいただきます。
年齢や家族構成がわからないと、具体的なアドバイスはできませんが、
ひとつ言えることは、専業主婦だと税金の還付は無いということです。
保険をかけるメリットのひとつとして所得控除があります。
民間の保険に入ると最高で年間12万円の所得控除が受けられます。
もし、夫の保険で控除額を使い切っていない場合、
保険料の払い込みを夫がしていれば夫の節税にはなります。
妻の口座から保険料が落ちていても妻の収入がゼロでしたら、
夫の収入から控除できる可能性は高いです。
微妙なのは、扶養内でパート収入がある場合です。
毎月の保険料が支払えるくらいの収入でしたら、
夫の控除にはならないでしょう。
保障について
次に保障について考えてみましょう。
お子さんが小学校低学年以下でしたら、専業主婦でも死亡保障は必要でしょう。
なぜなら亡くなってしまった場合、家事を行えず家事代行をお願いする可能があります。
家事代行は外注すると高額になるからです。
ですが、収入のない主婦でしたら高額の保険は家計が苦しくなってしまうので、
共済などの掛け捨てで最低限のもので大丈夫です。
ただ死亡率から言って、死亡保障はほとんど必要ないと考えても良いでしょう。
専業主婦の場合は「医療保障」の方が現実的です。
会社員の場合、入院4日目から「傷病手当金」が給付されます。
お給料の約3分の2が支給されますが、専業主婦には傷病手当がありません。
入院費用や育児と家事の外注費を考えると家計に重くのしかかってきます。
お子さんが小さい、特に2人目の出産を考えているのでしたら、
医療保険は入っていた方が良いです。
なぜなら女性が医療保険を使うのは、妊娠・出産時が多いからです。
帝王切開などは、民間の保険でしか対応できませんので、
出産の予定がある方は医療保険は加入しておきましょう。
お子さんが小学校高学年になる頃から、
医療保障も最低限のものに変えるとなお良いですね。
医療保険は掛け捨てが基本です。
専業主婦の場合、こまめに見直してくださいね。
家計の節約にもなりますよ!
保険の判断材料
保険の見直しをしていると
「よくわからないで、加入した」
と答える方が多いです。
保険を含め金融商品が、自分にあっているかどうかを判断する場合は、
次の3つについて考えてみてくださいね。
- 安全性:元本や利子支払いが確実かどうか
- 流動性:換金しやすいかどうか
- 収益性:期待する利益を得られかどうか
保険の場合は、流動性がすこぶる悪いのです。
満期前に解約すると、払い込んだお金よりも少ない金額しか戻ってきません。
ここをよく考えて加入してくださいね。
判断材料の3つは、両立することはほとんどありません。
安全性が高いものは、収益性は低いです。
保険の場合は、流動性が悪い代わりに預貯金よりは収益性が高いです。
ただし安全とは言えない場合があります。
外貨建ての保険
最近多い外貨建ての保険について考えてみましょう。
円建ての保険に対して、外貨建ての保険は利率は高いのですが、
為替が動いてしまうとその利率なんて簡単に消し飛んでしまいます。
今はドル円は比較的円安です。
ですが、これが10年後90円になってしまっていたら?
ドル円が107円の時に300万円で外貨建ての保険に入った場合を
単純に為替だけで計算してみましょう。
ドル円が107円で300万円分ドルに換算すると、約28,037ドルです。
そして、10年後ドル円が90円になっていたら、28,037ドル×90円ですから
約252万円になってしまうのです。
このリスクは高いです。
円安になるまで、ドルで保有していれば良いかもしれませんが、
一旦、円高になると10年くらい続く傾向にあります。
また、利率が高いから為替をカバーできるとも考えられますが、
保険は、保険料全てが運用に回されるのではなく、
手数料を差し引いた額が運用されますので、
300万円全てが運用されるのではありません。
まとめ
今回は保険について解説しました!
わからないからと、理解せずお任せで加入するのはやめて、
何度も質問して不明点をなくしてから契約してくださいね。
そこを意識して、無駄な保険を減らしていきましょう。
減らした分を投資で運用した方が、将来の為に増やすことができます♪
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2児のお母さんファイナンシャルプランナー 川畑明美
2児のお母さんファイナンシャルプランナー川畑明美です。長期投資で6年で2000万円の資産を作ることができました。普段はファイナンシャルプランナーとして活動しており、お金のプロフェッショナルです。