老後に2000万必要は嘘?【自分に必要な金額の考え方をお伝えします】

タグ :  / February, 17, 2020

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老後は2000万円必要と言われていますが、実際どうなのって思いますよね。
必要な老後資金は個人差がありますので、自分はいくら必要なのかしっかり把握することが大切です。
本記事では、本当に自分に必要な老後資金の考え方をお伝えします。

老後に2000万必要は嘘?【老後資金についてお伝えします】

まずは現在の1ヶ月の出費を書き出してみましょう

1ヶ月の生活費ってかなり個人差があると思いませんか?それなのに老後はみんな2000万円必要なんて変ですよね!自分に必要な老後資金を把握するためにはまず、現在自分が1ヶ月にいくらお金を使っているのかを書き出してみましょう。

住居費や光熱費、食費などはもちろん、交際費や娯楽費など現実から目を背けず正直に書いてみましょう。
現状を知ることが大事ですからね♪

老後も変わらない出費はどれか、削れる部分はあるのかを考えてみましょう

出費を全て書き出したら、その中から住居費など老後も変わらないもの、ローンや教育費など老後はなくなるものに分けましょう。

また、食費や娯楽費、交際費などは適切な金額かを考えてみてください。
老後に必要な金額を知るためだけでなく、現在の出費の余分な部分がないかも確認しましょうね!老後を迎える前から、使いすぎているものは見直しをして少しでも老後資金に回せるようにしましょう。

健康保険や医療費など、老後に増える出費を考えてみましょう

現在の出費からおおよその老後も変わらず必要な出費がわかったら、老後を迎えてから増える出費についても考えましょう!

例えば、働いている間は会社の健康保険がありますが退職を迎えるとなくなりますので、自分で入らなくてはなりません。
働いていた時とは違い、全額自己負担になりますのでほとんどの場合保険料が高くなります。

詳しくはこちらでお伝えしていますので参考にしてくださいね♪
知らないと損!【4つある老後の健康保険あなたにぴったりはどれ?】

また、個人差がありますが老後を迎えると医療費が高くなる傾向にあります。
厚生労働省のデータによると、医科診療費が65歳未満は187,000円ですが65歳以上は738,300円となっています。

医療費について詳しくはこちらでお伝えしています。

自分は大丈夫って思う方もいると思いますが、備えあれば憂いなしですので老後必要な費用として医療費も計算に入れておくと安心です♪

ライフイベント表を作って必要な費用を把握しましょう

ライフイベント表って何?

ライフイベント表とは、今後の自分の人生で予定しているイベントを表にしたものです。
イベントと一緒に、それにかかる費用を記入することで今後必要な費用を把握することができます。
いつ、いくら必要なのかをしっかり記入しましょうね!

また、予定や目標も記入することで自分がすべきことが明確になってモチベーションをあげる効果もあるんですよ♪

どんなことを記入すればいいの?

ライフイベントとは具体的にどんなことを記入するかというと、お家のリフォームや車の買い替え、お子さんの進学や結婚などご自分のイベントだけでなくご家族のイベントも記入しましょう。

また、ご自身や旦那様、奥様の定年退職や年金受給開始時期も記入しておくと、必要資金を考えるときにわかりやすいですよ!

こちらの図を参考にしてくださいね♪

年金はいくらもらえるのかを把握しましょう

もらえる金額ってどうやって調べるの?

自分がもらえる年金の調べ方ってご存知ですか?

年金は2種類あり、日本に住む20歳から60歳までの人が加入する「国民年金(基礎年金)」と会社員や公務員などお仕事をしている人が加入する「厚生年金」があります。

「基礎年金」は原則10年以上保険料を払った人が、65歳から受け取ることができます。金額は20歳から60歳までの40年間(480ヵ月)払った人は満額の年額約78万円受け取れます。
簡単に言うと、国民年金保険料を1年間払うと、基礎年金は年額で約19,500円増えるんです。

なので、

国民年金保険料を払った年数 × 19,500円

こちらの計算式で自分の受け取ることができる基礎年金の金額を計算することができます!

一方「厚生年金」は原則として10年以上年金保険料を払っていて、基礎年金を受ける権利がある人であれば、厚生年金の加入自体は1ヶ月でも、その分に応じて受けることができます。

計算方法はかなり複雑で、

・平均標準報酬月額×7.125/1000×平成15年3月までの加入月
・平均標準報酬額×5.481/1000×平成15年4月以降の加入月

この2つを足したものになります。これを自分で計算するのはちょっと難しいですよね。そんな時はこちらで調べることができます♪

任意加入で金額を増やすことができる場合があります

任意加入ってご存知ですか?これは、学生時代など国民年金保険料を納められなかった期間や、国民年金に加入していなかった期間がある方を対象としている制度です。
年金は納めている期間が短いとその分もらえる金額も少なくなってしまいます。
しかし、この制度を利用することでもらえる金額を増やすことができるんです!

任意加入をするための条件は、

・日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の方
・老齢基礎年金の繰上げ支給を受けていない方
・20歳以上60歳未満までの保険料の納付月数が480月(40年)未満の方
・厚生年金保険、共済組合等に加入していない方

となっています。

受給時期を遅らせることで金額を増やすことができます

老齢基礎年金は原則として65歳から受け取ることができますが、受け取る時期を遅らせることで金額を増やすことができるってご存知ですか?65歳に達した月から1カ月遅くなるごとに、0.7%ずつ受け取る金額が増えるんですよ!

詳しい増加率はこちらの表をご覧ください♪

表を見るとわかるように上限は5年間で70歳0ヶ月までとなっております。
それ以上期間を繰り下げると損になってしまいますので注意しましょう。

老後に必要な金額がわかったら、足りない分は投資で増やすのがオススメです♪

iDeCoは老後資金にぴったりです

自分の老後に必要な金額がわかったら、どうやって足りない分を貯めるかですよね。
ご存知の方も多いと思いますが、iiDeCoは老後資金を貯めるのにぴったりなんです♪

iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことで簡単にいうと自分で貯める年金です。
金額は5,000円から始められて、1,000円きざみで金額の設定ができます。

また、上限は

・厚生年金に加入している会社員の方、専業主婦の方   毎月23,000円まで
・会社員で企業年金がある方、公務員の方        毎月12,000円まで
・国民年金に加入している自営業の方          毎月68,000円まで

となっています。

投資というと抵抗がある方もいらっしゃるかと思いますが、iDeCoは老後資金をつくるためにできた制度ですので安心ですよ♪

詳しくはこちらをご覧ください。
iDeCo活用してますか?「投資信託で老後に備えよう」

 

NISAは非課税でコツコツ積み立てできるのでオススメです!

NISAも有名なのでご存知の方が多いかと思いますが、非課税でコツコツ積み立てをすることができるので、オススメです。

iDeCoは5,000円からでしたが、NISAはネット証券を利用すると100円から始めることができるんです!投資は怖いという方は少額から初めて、増えていくのを実感したら積み立てる金額を増やすこともできますよ♪

ご興味のある方は、こちらで詳しくお伝えしています。

まとめ

ニュースで老後は2000万円必要!と騒がれていると心配になるお気持ちはわかりますが、毎月の生活費が人それぞれ違うように、老後に必要な金額も個人差があります。
自分に必要な老後資金を知るためには、まずは現在の支出を見直すところから始めてくださいね♪

そして、今のうちから無駄な出費を見直して老後資金の準備をしていきましょう!

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UKANO WRITER

27歳の実家で子育て中のシングルマザーです。イヤイヤ期真っ只中の2歳児に悪戦苦闘しながら毎日奮闘しています。好きなことはウィンドウショッピングです。

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