資産運用の種類|初心者におすすめな資産運用方法

資産運用の種類|初心者におすすめな資産運用方法

家計の知恵 2019.01.10

初めての資産運用では種類とリスクの把握が大切

近年、本業とは別に資産運用をして将来に備えようという人が増えています。初めて資産運用をするという方は、周りに流されて知識がないままに始めてしまうと大損するリスクがあります。大切な資産をできるだけ安全に運用するためにも、資産運用についての基本知識や種類、リスク管理について正しく理解しておくことが重要です。
将来のために少しでも多く貯蓄するなら、早いうちに資産運用について検討されることをおすすめします。ここでは、初心者におすすめの資産運用の方法について紹介しています。新しい資産運用の方法がどんどん登場しています。少額から始めることができて、リスクの少ないものもありますので、興味はあるけど難しいイメージがあって一歩が踏み出せない方は、ぜひ参考にしてください。

資産運用を始める前に確認すること

資産運用は誰でも始めることができますが、すべての資産運用ですぐに利益が出たり、大きなリターンがあるわけではありません。成功者に憧れて足を踏み入れると失敗する恐れがあります。資産運用を始める前に、以下の内容についてきちんと確認をしておきましょう。

資産運用の「目的」を明確にする

資産運用を始める前に、まず資産運用をする目的について明確にしておきましょう。人それぞれ、資産を増やしたい目的は異なります。自分に合った資産運用を始めるためには、目的や目標を定めることが大切なポイントとなります。

資産を増やすことが目的ではない

将来の夢のため、子どものため、老後のためなど、資産運用を始めたいという動機は人それぞれです。漠然と「お金を増やしたい」と思うだけではモチベーションの維持は難しく、運用に失敗したり、ただのマネーゲームになりがちです。資産運用はあくまで増やすための手段として捉えることが大切です。

資産を増やして必要な時に使うことが「目的」

資産運用をする目的は、ライフプランをかかげて、自分の将来に必要となるお金を備えておくことにあります。この目的を持たないまま資産運用をしてしまうと、お金を増やすことだけに重点をおき、リスクの範囲が見えなくなったり、リスク管理を怠りやすくなりますので注意が必要です。

自分の現状の資産を把握する

資産運用とは、生活を維持できるお金をキープしながら行うことが大原則です。資産運用で失ったとしても困らない余剰資金で行うためにも、自身が持つ資産について把握しておく必要があります。運用プランを立てる前に、現状どれほどの額を運用に回すことができるのか、懐事情をしっかりチェックしておきましょう。

資産運用に必要な基礎知識

資産運用とは、安全性重視の貯蓄型と、ハイリスク・ハイリターンを狙う投資型の2種類があります。貯蓄型には預貯金などがあり、元本保障がされていて、増やすというよりは貯めることを重視しています。
対して投資型は、投資信託やFXのように元本割れリスクがあり、貯めるよりも大きなリターンを得ることを重視しています。資産運用をするなら、このようにリスクや利益を作り出す最低限の基礎知識を備えておくことが大切です。
資産形成

初心者でも始めやすい資産運用の種類と特徴

初めての場合、たくさんある資産運用の中から、どれに絞ればいいのか検討すらつかないという方も少なくありません。そんな初心者でも始めやすい資産運用について種類と特徴を紹介します。

ローリスク・ローリターンの資産運用の場合

初心者の場合、手始めに挑戦するならローリスク・ローリターンの資産運用がおすすめです。正しく資産運用を行えば、確実に資産形成ができる方法となりますので、その内容やスキルをしっかり習得しておきましょう。安全性が高い金融商品のため、その分得られる収益も低くなりますが、長い目で見て増やしていく商品となります。

預貯金での資産運用

自身の資産を銀行などに預けている方がほとんどだと思いますが、預貯金も資産運用であることをご存知でしょうか。普通預金の金利だけでは大きな利益は見込めませんが、定期預金を利用すれば、金利もかなりお得になります。低金利時代とも言われていますが、預貯金であれば1000万円までペイオフの対象となり、元本と利息が保障されていますので安心です。
資産を失うリスクがなく、守りながら金利のリターンが見込める資産運用の1種となります。メガバンクよりもネット銀行を選ぶことで、高い金利で預貯金することも可能です。

個人向け国債での資産運用

国債とは国が発行している債権となりますので、元本割れのリスクがないため安全性が非常に高く、少ない額でも始めることができる資産運用となります。個人向け国債なら1万円からでもスタートでき、安定した利回りで、3年、5年、10年の3タイプから満期を選択できます。一定期間ごとに利息を受け取り、満期には額面通りのお金が戻ってきますので、安心して運用できます。

外貨預金での資産運用

預金と言うと日本円を思い浮かべる方も多いと思いますが、為替レートの変動により資産を増やすことができる外貨預金も資産運用の1つとなります。また、円預金より金利が高い国の通貨を選ぶことでも資金を増やすことが可能です。現在、日本円での普通預金の金利は0.01や0.02とも言われていますが、外貨によっては年金利が8%超えのものも存在します。
為替や金利を組み合わせて資産運用できれば、外貨預金で資産運用も可能となります。ただし、円預金のように元本保証はありませんので、損失が生じるリスクが高い金融商品となります。そのため、為替の変動があったときでもすぐに対応できる、海外在住の方や仕事でよく海外へ行く機会がある方向けと言えます。

ミドルリスク・ミドルリターンの資産運用の場合

次に、ある程度のリスクがありますが、程よいリターンを得られる資産運用の方法について紹介します。ローリスク・ローリターンの方法よりはリスクを伴いますが、専門的な知識がない初心者でも始めることができる商品もありますので確認しましょう。

投資信託での資産運用

投資信託とは、投資ファンド、ファンドラップとも呼ばれる資産運用で、銀行や証券会社による金融商品になります。これらの資産運用会社が投資家から資金を集め、そのお金を使って分散投資の運用を行う仕組みです。投資信託であれば、自身で運用する必要はなく、投資家に代わって実質的な運用はすべてプロが行い、運用で得た利益を投資額に応じて受け取ることができます。
これなら資産運用の難しい知識がなくても、また、少ない資金でも始めることができますので、初心者でも気軽に挑戦できます。ただし、デメリットとして元本保証がないことを理解しておきましょう。

外貨MMFでの資産運用

外貨MMFとは聞き慣れない資産運用という方も多いでしょう。外貨MMFは、ドルやユーロなど、外国の通貨を円に両替し、安全性が高いとされる国債や社債を運用する投資信託方法を言います。少額から始めることができ、外貨預金の金利より高く、また為替手数料が低く抑えられますので、メリットも多い点が魅力です。
ただし、外貨MMFも外貨預金同様、元本保証はなく、為替の影響を受けますので損失(マイナス)となるリスクもあります。

株式投資での資産運用

株式投資は一般の方にも馴染みのある資産運用ですので、大まかな仕組みをご存知の方も多いと思います。株式投資は、企業が発行する株式を購入し、株価の変動を利用して売買を行い、差益で稼ぐ資産運用方法です。さらに、配当金や株主優待制度などの楽しみもあるため、日本において人気の高い資産運用となっています。
株式投資のリスクとして、必ず稼げる方法ではなく、大損を被ることもあります。もしも株主となった会社が倒産や不景気に陥ると、株式は一気に紙くず同然となってしまうリスクを伴います。

不動産投資での資産運用

不動産投資も近年人気が高まっている資産運用方法の1つです。不動産投資とは、自ら住むことを目的にせず、投資目的で不動産を購入し、運用する方法です。入居者が確保できれば、安定した家賃収入を得る事ができます。
事前に投資物件に関する徹底したリサーチを行い、入居率が高い物件選びや空室リスクを抑える努力を行うことで、資産運用リスクの対策が取りやすいメリットがあります。ただし、初期段階の投資金額が大きいため、自己資金の準備や融資の利用を必要とする可能性もあります。

ハイリスク・ハイリターンの資産運用の場合

最後に、気になるハイリスク・ハイリターンの資産運用について紹介します。

FXでの資産運用

FXとは、Foreign Exchangeを略したもので、外国の通貨の売買により利益を生み出す仕組みの資産運用方法となります。FXを利用した資産運用は、為替の差益と通貨間の金利を利用することがポイントになります。また、レバレッジと呼ばれる機能を利用することで、元金以上の取引を可能にすることがFXの大きな特徴です。この機能を使えば、短期間でも資産を大きく増やすことができますので、ハイリターンも期待できます。
ハイリターンと聞くとハイリスクのイメージがつきまといますが、FXのリスクは管理の仕方で調節できます。ただし、多額の損失リスクや、借金を背負うリスクがあることも認識しておきましょう。

先物取引での資産運用

先物取引とは、先物の商品を、取引の時点で将来の価格を決定し、売買契約を約束する仕組みの資産運用方法です。先物取引には、穀物、原油、金などを取引する商品先物と、金利や株式、指数などを対象にした金融先物の2種類があります。先物取引にもレバレッジ機能があり、大きな利益を生み出すことを可能にしていますが、また逆に大きな損失を生み出す要因にもなりますので扱う際には十分な注意が必要です。

リスクを理解してから資産運用を始める

どんな資産運用方法にも、メリットがある一方で、リスクやデメリットを必ず伴います。将来に向けて安全に資産運用をするためには、どのようなリスクがあるのかを予め理解して、どのように回避するかを想定しておくことが重要です。まずはリスクについての知識を深めておきましょう。

リスクは利益の不確実性や値動きの振れ幅

「リスク」という響きは「危険」をイメージさせるため、恐ろしい印象を受けますが、資産運用においてのリスクとは、収益、いわゆるリターンが不確実であること、値動きの振れ幅を意味しています。不確実性や振れ幅は、良いようにも悪いようにも働きますので、プラスであれば利益を生み出し、マイナスになれば損失が出ることになります。
リターンの大きさやリスクを左右する要因は様々で、それぞれのリスクをしっかりと理解しておくことで、リスクの許容範囲を決めたり、リスク回避のための対策を行うことができます。

リスクとリターンは表裏一体

資産運用には、インカムリターンとキャピタルリターンの2種類のリターンがあります。インカムリターンとは、利息や配当金など、資産を保有することで生まれる利益です。キャピタルリターンは、保有している資産の価格が上がり、それを売却することで生まれる利益です。
投資をする場合、高いリターンを求めればリスクも高まり、低いリスクで取引したければ受け取るリターンも低くなる傾向があります。つまり、リスクとリターンは表裏一体であると覚えておきましょう。

リターンを左右するリスクの種類

資産運用をする上で、金融商品にリスクはつきものですが、その種類には価格変動リスク、金利変動リスク、信用リスク、為替変動リスク、カントリーリスクなどが考えられます。
価格変動リスクとは、様々な要因で金融商品が価格変動することで受けるリスクのことで、金利変動リスクとは、金利と債権の価格変動によるリスクを意味しています。信用リスクは株式や債権、投資信託などで元本割れや利子が支払われないリスクとなります。為替変動リスクは為替レートの変動によるリスクで、カントリーリスクとは国の政治経済、社会情勢により変化する国の信用リスクのことです。

価格変動リスク 金融商品の値引き・価格変動により損失するリスク
金利変動リスク 金利と債券の価格変動によるリスク
信用リスク 元本や利子が倒産や経営状態の悪化により予定通り支払われないリスク
為替変動リスク 為替相場の影響で外貨建て商品の価値が変動し損失するリスク
カントリーリスク 政治・経済・社会情勢の影響による変化する国の信用リスク

リスクを抑えるにはリスク分散が有効

資産運用には価格変動リスク、金利変動リスク、信用リスク、為替変動リスク、カントリーリスクなど、様々なリスクがありますが、リスクを抑えるためには分散投資が有効な方法となります。分散させるポイントは、金融商品の分散、購入するタイミングの分散、投資期間の分散の3点となります。3つのリスク分散について見てみましょう。

金融商品を分散して投資する

金融商品のリスク回避のために、運用対象を1つの商品に絞らずに分散投資する方法があります。為替変動リスクは為替変動が要因となり、カントリーリスクは国や企業の信頼度が要因となるため、集中投資を行うと大きな損失となってしまう恐れがあります。投資対象の通貨や地域を分散することは、リスク回避にとても有効な方法となります。

購入のタイミングを分散する

集中投資は1つの商品を短期売買して利益を得る方法ですが、分散投資では複数商品を長期売買することで利益を得ることが基本の仕組みとなります。短期投資は価格変動にすばやく対応して取引する必要があり、タイミングによって成果が大きく左右してしまいます。
対して分散投資の場合、短期的に見るのではなく、長期的な価格変動を見ます。つまり、投資対象の株価・指標における値動きの上下を意識するのではなく、例えば、毎月一定額の積立てをすることで、タイミングを分散して購入単価を平均化しながら、価格変動リスクを抑えることができます。

投資期間を分散して投資する

安全な資産運用のためには、投資期間を分散できる長期的運用がポイントとなります。短期投資のように、劇的に値動きが変動する度に一喜一憂する必要もないため、非常に有効な手段と言えます。また、複利効果も期待できる上に、売買手数料のコスト削減にも繋がるメリットがあります。

初心者が資産運用するなら

資産運用のための方法について紹介してきましたが、初心者向けの金融商品も数多くあります。初めての資産運用、あるいはまだまだ不慣れだという方は、分散投資ができて失敗のリスクが低い商品を選ぶことをおすすめします。まずはローリスク・ローリターンで安全に運用できる金融商品から投資を試してみましょう。長期的な資産運用を勉強するためには、少しずつ慣れることが大切です。
経験を積んで資産運用についてある程度理解できたら、次のステップアップを目指すようにしましょう。資産運用で資産形成ができたとしても、使ってしまえばそれで終わってしまいます。上手に運用を続けて安定収入となれば不労所得も夢ではありません。早ければ早いほどノウハウを蓄積できますので、今からでも資産運用の検討をしてみてはいかがでしょうか。

自分の目的に応じた資産運用の種類を選ぼう

資産運用を始めるのであれば、お金儲けを目的にするのではなく、老後に備えて、夢や目標に向かって、お金を貯めておくための手段の1つとして資産運用があるという認識が重要です。資産運用の方法は多種多様で向き不向きがありますので、自分の目的に合った資産運用を選ぶようにしましょう。
資産運用方法は、預貯金や個人向け国債などのローリスク・ローリターン、投資信託や外貨MMFなどのミドルリスク・ミドルリターン、FXや先物取引などのハイリスク・ハイリターンの金融商品があります。資産運用を始める前には必ずそれぞれの投資に伴うリスクについて理解して、長期的なスパンで運用プランを立てるようにしましょう。

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この記事のライター UKANO 編集部

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