審査なしのETCカードとはどんなもの?その種類とそれぞれの特徴

審査なしのETCカードとはどんなもの?その種類とそれぞれの特徴

カード 2018.11.21

作るのが簡単なETCカードはどんなもの?

ETCとは「Electronic Toll Collection System」の略称で、日本語訳で「電子式料金自動収受システム」です。ETCとは、高速道路での精算時にETC車載器を装備した車がETCに対応するゲートを通過すると、料金所で停止することなく通過することができる「ノンストップ自動料金収受システム」のことをいいます。このETCシステムで必要になるのがETCカードです。
ETCカードはもう既にクレジットカードを持っていて、そのクレジットカード会社がETCカードも発行している場合は簡単に発行することができます。

ETCカードとは

ETCカードとは、ETCシステムを利用する時に使うカードのことです。
ETCシステムとは、高速道路の渋滞の問題を解決するのためにできたシステムです。もともと問題になっていた高速道路渋滞の問題解消のため、高速道路の中で一番渋滞するところを調べてみたとこと、最も渋滞するところは料金所だということがわかりました。
料金所での渋滞の原因は、支払いのための一時停止が原因ですので、その支払いにかかる時間をスムーズにし、渋滞を緩和しようということでETCシステムが誕生しました。
このETCシステムを利用すると、車に乗ったまま料金所をスルーすることができ、料金所での一時停止をしなくてすむようになります。しかし、このETCシステムを利用するには事前に準備が必要となります。その準備の際に必要となるのがETCカードです。

高速道路のETCゲート専用の支払いカード

このETCカードを発行するためには、クレジットカード会社への申込みが必要となります。すでにクレジットカードを持っている場合は、そのカード会社がETCカードも発行しているのであれば簡単にカードを発行してもらえます。しかしクレジットカードを持っていない場合は、少々手間がかかってしまいます。
クレジットカードを持っていない場合や、今、持っているクレジットカード会社でETCカードを発行していない場合は、クレジットカードとETCカードを改めて発行しなければなりません。そのためにクレジットカードの審査がありますが、審査で通らなければクレジットカードはもちろん、ETCカードの発行もしてもらえません。

車のETC車載機に搭載して利用する 

ETCシステムを利用するには、ETCカードの他にETC車載器のセットアップと、ETC車載器の車への取り付けも必要となります。この車に取り付けたETC車載器にETCカードを入れることで、ETCシステムを利用できるようになります。
ETCカードと車載器のセットアップや、車への取り付けの準備ができて初めてETCシステムを利用できます。ETCカードとETC車載器は同じ場所で手に入れることも可能ですが、通常は別々に準備をします。

ゲートを通るだけで停車せずに支払い完了

この車に取り付けた車載器と料金所のアンテナが無線で交信することで、車は料金所で止まることなく通過することができます。この時の通行料金は、クレジットカード機能を利用した後払いでの支払いとなります。
クレジット機能を利用して、ETCカードだけでも料金所を通ることはできますが、その場合、車載器なしではアンテナ交信ができないので、一般レーンで一時停止をしての手払いとなります。
ETCカードは、クレジットカード機能を利用するとはいっても、高速道路の料金所だけで利用できるカードですので、通常のクレジットカードのように一般のお店で買い物をすることはできません。

現金払いより安くなる場合もある 

ETCカードをもつことでの利点は、車載器と一緒に使用することで高速道路の料金所に止まらないで通過できる事以外にも、お得に高速代金が払えるといったメリットもあります。
それは、深夜割引や休日割引などがあることで、この割引適用要件に満たす走行に対しては、自動的に割引後の料金が一番安くなる割引が適用されます。時間帯によっては現金で支払うよりも高速代金が安くなります。
この他に事前登録が必要ではありますが、登録料や年会費もかからないETCマイレージサービスなどがあり、高速道路の通行料金の額に応じてポイントが貯まり、そのポイントを還元額(無料通行分)と交換できるサービスもあります。

ETCカードの種類は大きく2つ

ETCカードの種類は大きくわけて2つあり、クレジットカードと紐づけしてつくる方法とETCパーソナルカードを作る方法があります。

ETCパーソナルカードとは

先ほど、ETCカードほ発行するためにはクレジットカード会社への申込みが必要だといいましたが、クレジットカードが持てない、もしくは持ちたくない方でも利用できる方法があります。その方法が、ETCパーソナルカードを利用する方法です。

審査なしで誰でも作れる

ETCパーソナルカードは、高速道路での支払いに限定したカードで、高速道路6会社が共同で発行しています。クレジットカードを持っていなくても、申込みをして年会費を払い、デポジット(保証金)を預託することで、高速道路でのETCシステムが誰でも利用することができるようになります。
これらのことから、クレジットカードを作れない人でも問題なく発行されますし、利用規約に違反さえしなければ途中で解約されることもありません。
高速料金の引き落としは、申込み後デポジット(保証金)を預託することで、これが担保となり、高速道路を利用した時の通行料金を、ゆうちょ銀行、もしくはゆうちょ銀行以外の銀行などの貯金口座や預金口座から1カ月単位での引落しとなります。

年会費がかかる

ETCパーソナルカード以外のETCカードは、年会費が一切必要ないものから、一定の料金を利用すれば年会費が無料となるカードが増えてきています。つまりクレジットカードの選び方次第では、年会費を削減したり、クレジットカード全体の維持費を安く済ませることも可能なのです。
しかし、ETCパーソナルカードの場合は、必ず1,234円の年会費が発生します。これは、カード発行費用や利用明細書の発行費用などの運営費用として利用されます。 

デポジットが必要

デポジットとは、ETCパーソナルカードを使用する前にETCパーソナルカード事務局に支払う「預り金」です。クレジットカードと連動したETCカードの場合は、クレジットカードの審査に通ったという信用がありますが、ETCパーソナルカードでは、申込者に本当に高速道路の利用料金を支払う能力があるのかが、わかりません。その信用の部分を補うために事務局では、デポジットを徴収しています。
デポジットの金額は、1ヶ月に利用する高速道路の料金によって変わってきます。計算方法は、平均利用月額を5千円単位とし、切り上げた金額の4倍をデポジットの額として計算します。例えば、平均利用月額が5,000円の場合、デポジットの額は4倍となるため20,000円が必要だということになります。
ただし、デポジットは、プリペイドカードのような前払金ではありませんので、通行料金の支払いに利用することはできません。高速道路を使用したら、デポジットの額とは別に通行料金を支払わなくてはならないのです。通行料金を支払う場合、クレジットカードと同じように一定期間内に使用した料金を、後日指定口座から引き落とされます。
もし、口座にデポジットを入れてあるからと、利用した分の通行料金を入れていなかった場合、利用停止処分となり使用不可となりますので注意が必要です。デポジットは、あくまでも「預り金」ですので、解約しない限り返ってきません。

クレジットカード系ETCカードとは

クレジットカード系ETCカードとは、ETCパーソナルカードのようにデポジットを必要としない、クレジットカード会社へ申込みをして発行してもらうETCカードのことです。

クレジットカード会社が発行するカードに付帯したETCカード

クレジットカード会社が発行するカードは、クレジットカードに付帯したETCカードです。ですので、クレジットカード会社への申込みが必要となります。クレジットカード会社であれば、どこも同じというものではなく、発行会社によってETCカードの機能やサービスが違います。
年会費、発行費用、更新費用やポイント制度、ETC専用カード、通常のクレジットカードと一体型タイプなど、各クレジットカード会社によって様々な違いがありますので、しっかり確認してから選びましょう。

審査は必ずある

クレジットカード系ETCカードの場合、クレジットカードに紐づけてETCカードをつくる以上、審査がゆるいものもありますが、審査は必ずあります。
ETCカードの支払いの場合、クレジット機能を利用しますので、たとえ一括払いであってもカード会社が一時的に支払いを立て替えることになります。ですから、事前に個人情報機関と連携して申込者の審査を行い、申込者がきちんとこの立て替えを返済してくれるか確かめる必要があるのです。

年会費無料のものもある

クレジットカード系ETCカードの場合、その年会費は各クレジットカード会社によって違い、年会費が無料のものもあります。確かに年会費は、無料であったほうが嬉しいですが、年会費がかかるカードでも免除条件つきで年会費が無料になるものもあります。
例え年会費がかかるカードであっても、年会費分を簡単に取り戻せるほどの優待特典や還元率のいいカードもありますので、しっかりと内容を吟味した上で選びましょう。

クレジットカードのポイントが付く

クレジットカード系ETCカードの場合、事前の申し込みこそ必要ですが、ETCマイレージサービスによるポイントの他にクレジットカード会社のポイントもつくカードもあります。しかし、ここで注意していただきたいのは、このポイントも各クレジットカード会社によって違うことです。
クレジットカード会社によっては、ETCカード利用分だけ全くポイントがつかないものや、ポイントがついたとしてもポイント獲得数が減少するものもありますので、しっかりと確認をしましょう。

審査がゆるく年会費無料のクレジット系ETCカード

それでは、実際に審査がゆるく年会費無料のクレジット系ETCカードを取り上げていきます。

急いでいる方にはセゾンETCカード 

急に出かける用事ができたときなど、少しでも早くETCカードを利用したい方は、ETCカードの即日発行に対応しているセゾンのETCカードがおすすめです。専業主婦や18歳以上の学生でも申込みが可能です。審査についても比較的甘いといわれています。
毎月5日、20日に対象店舗でセゾンカードで買い物をすると、食料品や衣料品などが5%OFFで購入できます。ポイントは永久不滅なので、カードをあまり使わないという人でも、ポイント期限を気にすることなくポイントを貯めることができます。また、公式サイトで申し込み後、店頭でカードを即日受け取ることもできます。

イオンポイントが貯まるイオンETCカード  

大手スーパー「イオン」が発行しているイオンETCカードは、収入がない、専業主婦(主夫)、学生でも申込むことができる審査基準が低さが魅力のクレジットカードです。高速の利用料金でイオンポイントが貯まりますし、毎月20日、30日は、5%OFFで食材や日用品が購入できます。
また「ETCゲート車両損傷お見舞金制度」が付帯しており、年に1回、ETCゲートで開閉バーに激突して車両を損傷した事故に対し、一律50,000円のお見舞金がもらえる制度があります。

審査のゆるいクレジット系ETCカードをつくろう

クレジットカードの審査が通らない場合は、入会金やデポジットなどがかかり手続きなどがとても面倒ですね。審査の必要がないETCパーソナルカードを利用することもよいでしょう。しかし、ETCカードを持つならば、年会費やポイント、使いやすさなどを考慮すると高機能で審査がゆるいクレジット系ETCカードをつくることをおすすします。

この記事のライター UKANO 編集部

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