債権投資初心者向けに債権投資の仕組みをわかりやすく解説!

債権投資初心者向けに債権投資の仕組みをわかりやすく解説!

家計の知恵 2019.01.01

さまざまな種類のある投資の世界

投資というと、株や不動産などを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。そのため難しいイメージを抱いてる方もいると思います。しかし、投資と言っても色々な種類があり、その中でも比較的始めやすい債権投資について見ていきたいと思います。

債権投資入門、債権投資とは

株式や不動産とならぶ魅力的な金融商品として債権投資が注目されています。債権投資には株式や不動産、あるいはFXなどと違ってどのようなメリットや注意点があるのでしょうか。基本的な仕組みから応用編まで具体的に見ていきましょう。  

債権投資の仕組み

そもそも債権とは債務と対になる言葉であり、簡単に言うと「お金を返してもらう権利」のことです。仮にあなたが知人にお金を貸すとその時点であなたが債権者となり、あらかじめ定められた手続きにしたがって債務の履行(借金返済)をもとめることができます。
債権投資とは国や企業が発行する債券を購入し、その時々の金利や経済状況に応じてリターンを得る形態の投機を表しています。債券とは言ってみれば国や企業の借金のことで、債券を購入した時点であなた自身が債権者となり、国や企業にお金を貸したのと同じことになります。
国や企業にお金を貸すというと初心者の方にはイメージしにくいかもしれませんが、債券投資によってリターンが得られるのは貸したお金が返ってきているためであり、投資として成り立つのは金利が設定されているからです。 国が発行する債券を国債、企業が発行する債券を社債といいます。それぞれに運用形態が異なりますので事前に違いを把握しておきましょう。  

知っておきたい債権投資のリスク

株式投資よりもローリスクハイリターンであると言われている債権投資ですが、金融商品の一種であるかぎり一定のリスクが存在します。初心者が必ずおさえておきたい債権投資の注意点についてまとめました。   

信用リスク

国債であれ社債であれ、値動きの変動は発行母体の業績や経済状態によって大きく左右されます。とくにベンチャー企業や発展途上国など、投資対象としての価値が定まっていない母体の債権の場合、価値変動が激しく、最悪の場合は購入した債権がまったくの無価値になってしまうリスクが考えられます。 債権を購入する際には必ず事前に発行母体の業績や経済状況を入念にチェックしたうえで、できるかぎりリスクの少ない債権に投資しましょう。   

価格変動リスク

一部の企業では、社債をそのままのかたちで発行せず、金融デリバティブなどの商品と組み合わせて投資商品にするところもあります。その場合、債権は商品に形を変えているため需給バランスの影響を受けやすく、こまめにチェックしていなければ債権の価値が半分以下になってしまうリスクを抱えています。   

為替変動リスク

海外の国債を購入したり、外資系企業の社債を外貨建てで保有したりしていると、債権の値動きは少なからず為替変動の影響を受けてしまいます。外貨建ての債券投資はうまくいけばハイリターンが期待できますが、為替についての専門知識をある程度もっていないと安全な運用が難しい部分がありますので、初心者のうちは値動きが比較的読みやすい円建てでの債券投資からはじめてみるのもひとつの方法かもしれません。   

カントリーリスク

それぞれの国には、その国なりの経済的課題があります。国が乗り越えるべき課題や問題をカントリーリスクといい、リスク要因の数や深刻度によってその国の投資対象としての安定度がきまってきます。 一般に先進国よりも発展途上国のほうがハイリスクであると言われるのは抱えているカントリーリスクが多いためであり、プロ投資家のなかにはあえて発展途上国の債権を保有して短期間で売却し、高いリターンを得ている人もいます。  

債権投資のメリット、銀行定期預金の金利との比較

投資にあまり関心のない方にとっては、リスクのある債券投資よりも元本割れの心配がなく確実に貯蓄ができる銀行定期預金のほうが魅力的に映るかもしれません。 確かに、単純に貯蓄の側面から見た場合、債券投資よりも銀行定期預金のほうが圧倒的にリスクが少なく、かしこい貯金方法と言えるのかもしれません。
ただ、資産運用という視点で考えると50年預けても雀の涙ほどしか利子がつかない定期預金は少しばかりもったいないという考え方もあり、多少のリスクを覚悟で債券投資のほうに資産をまわしたほうがお得になるケースもあります。
 

債権投資信託

「いきなり自分で債券投資をはじめるのは怖い!」という方には投資信託がおすすめです。投資のプロと二人三脚で進められる債権投資信託の特徴とメリット、注意点について掘り下げていきます。

債権投資信託とは

投資信託とは、投資のプロフェッショナルがあなたの資産を預かり、一定期間運用を代行し、得られたリターンを還元するシステムです。債券の購入から売却までを投資のプロのアドバイスのもとで行うことができ、実際の手続きを委託できるため投資初心者でも比較的手軽にはじめることができます。
債権投資信託において何よりも重視すべきはトレーダーとの相性であり、これがすべてをきめると言っても過言ではありません。良心的なトレーダーは顧客と緊密な連絡を取り、銘柄選びから損きりのタイミングまで、納得するまで説明してくれるので安心です。  

債権投資と債権投資信託の違い

「債権投資」と「債権投資信託」との大きな違いは、「債権投資」は発行母体のことをよく調べ、知る必要がある一方で、「債権投資信託」ではどの債券に投資するべきかをプロが判断するため顧客側の手間が少なくなる、という点です。
また、投資信託は少額から購入できますが、通常債権は「個人向け国債」など少額から買えるものはあるものの数十万、数百万単位からの購入が基本となります。手数料や信託報酬などのコストがかかってしまうこと。原則として元本保証がない、などが投資信託のデメリットとして挙げられます。

債権投資の始め方と購入時のポイント

投資初心者でも気軽にはじめられる債権投資。明日から投資をはじめるために覚えておきたい債権投資の始め方や購入時のポイントについてまとめました。

証券会社に口座を開設

債権投資をはじめるためにはまず、証券会社に口座を開設する必要があります。口座開設にあたっては身分証明書による本人確認が求められ、未成年者は口座を開くことができません。 証券会社選びも重要なポイントであり、社会的な評判やランク付けを参考にしつつ自分にとって信頼できそうな証券会社をパートナーに選ぶことで債権投資のリターンを最大化させることができます。  

債券を購入する時のポイント

投資信託以外では、購入する債券の銘柄を自分自身の判断によって選ぶ必要があります。初心者にもわかりやすい債券選びのポイントについてくわしく解説します。   

発行体の信用度を調べる

投資対象が債券に変わっただけで、基本的な仕組みは株式投資やFXなどとまったく同じです。社債の場合は企業情報、国債の場合はそれぞれの国の経済状況を詳しくリサーチし、事前情報を仕入れておくことで金融商品としての信用度および安定度を知ることができ、投資すべきかどうかの判断材料になります。   

円建て、外貨建て

一般に債権投資は、「円建て=初心者、外貨建て=プロ向け」と言われています。為替の影響がダイレクトにくわわる債権投資のほうが投資家として考慮すべき要素が多く、リスクヘッジもより複雑化することは事実です。 もちろん、円建てだから安全だと無条件に言えるわけではないため、債権投資を行うにあたってはたとえベテランでも基本を怠らず、値動きの予兆を見逃さない洞察力がもとめられます。

満期までの期間や債券に付いている条件を確認する

債券には償還期間が定められています。いわゆる満期期間のことで、債権投資では保有する債権の償還期間と運用益のバランスをこまめにチェックし、必要に応じて損切りをしていくことが適切なリスクヘッジにつながります。

始めやすい債権投資

銀行に預けているだけでは資金は増えず、貯金だけでは安心できない時代です。家計の足しや将来の蓄えを考えて、少しでも資金を増やしていけると良いでしょう。まずは証券会社に口座を開いてみてはいかがでしょうか。
 

この記事のライター UKANO 編集部

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