NISAの投資信託でじっくりお得に将来の資金作りを計画しましょう

NISAの投資信託でじっくりお得に将来の資金作りを計画しましょう

投資 2018.02.09

NISAの非課税枠を利用して長期で資金を増やしていきましょう

子供の大学進学に合わせて教育資金を準備しておくなど、先々を見据えて資金計画を進めようとするとき、毎月一定額を積み立てていく学資保険や積立定期預金の利用が一般的です。ただ、昨今は相当の低金利で思ったほどの利回りは得られないうえに、さらに利子からは約20%の税金が差し引かれます。

そこでおすすめしたいのがNISAの活用です。NISAは運用益や売却益などが非課税となる制度で株式や投資信託などを購入した際に利用できます。NISAを利用するだけで20%の税金を支払わなくて済むので、長期で運用していれば先々に手に入る金額にも大きな差が出てきます。

しかし、株式では値下がりのリスクもあり、将来必要になる資金作りという面ではいささか心細くなるのもまた事実です。それに対して投資信託は株式にはない魅力があるのです。そこでNISAと投資信託を活用した将来のための資金作りについてさまざまな面からみていきましょう。

タイプ別のNISA投資信託

低コスト運用型の投資信託

投資信託は購入時の手数料のほか、運用を任せるための信託報酬が必要となります。できるだけコストを下げたい方にはインデックスファンドが適しています。

インデックスファンドは、日経平均やTOPIX(東証株価指数)といった指数(インデックス)に連動するよう運用される投資信託です。購入時の手数料が無料であるものが多く、他の投資信託に比べて保有コストも低水準なためローコスト型ファンドとも呼ばれています。日経平均やTOPIXの値と連動するように値動きするので、投資の初心者にもわかりやすいピッタリな投資信託です。ただし利回りは比較的低めですが、その分リスクが低い投資信託だといえます。

値動きゆっくりのじっくり型長期投資信託

将来必要になるであろう資金を、じっくりと時間をかけて増やしたい方にはバランス型ファンドや債券型ファンドがおすすめです。バランス型ファンドはさまざまな投資対象に分散することで、安定した運用を目指す投資信託です。値動きが異なるさまざまな投資対象が含まれることで、安定した収益が得られるようになっています。

債券型ファンドはその名のとおり債券が主な投資対象で、株式を対象とする投資信託よりリスクが低いといわれ、安定的に資産を増やすのに向いている投資信託です。バランス型ファンドや債券型ファンドはインデックスファンドよりは高い利回りが期待できます。

値上がり重視の積極的投資信託

インデックスファンドやバランス型ファンドは比較的リスクが低く、安定的に資産を増やすのに最適ですが、より収益性を重視した投資信託もありアクティブファンドと呼ばれています。将来の値上がりが期待できる日本の割安安定株式やこれからの成長が期待できる新興国など、先々の成長が見込める対象へ投資することで、より高い収益を目指す投資信託です。その分リスクは高くなるのですが、かなり高い利回りも期待できる値上がり重視の投資信託なのです。

人気のNISAで投資信託するメリットとデメリット

通常の投資信託と違い、非課税枠がある

NISAの最大の特徴は非課税枠があるという点です。一般口座では投資信託によって得られる配当金や分配金、売却した時の値上がり益に対しては約20%が課税されますが、NISAでは非課税となります。100,000円の利益に対して約20,000円の税金が差し引かれるのですが、NISAを利用すれば税金はかからず0円ですから、その差はたいへん大きいのです。

株式投資と違い、リスクを分散できる

株式への投資の場合は一つの銘柄へ資金を集中させることになり、当然ですがリスクが大きくなります。もちろん複数の株式へ投資することでリスクの分散は可能ですが、それなりの資金と知識が必要になります。これに対して投資信託は複数の対象を組み合わせて分散投資するために、リスクの分散ができる金融商品なのです。

非課税枠ぴったり額の投資ができる

NISAには1年間に非課税となる投資額の限度があり、その額は120万円となっています。株式を購入するには時価に購入株数をかけた金額が必要ですが、多くの株式は100株単位となっており、623円の時に200株購入すれば124,600円が必要です。購入金額がばらばらになってしまうので、さまざまな銘柄の株式を組み合わせてぴったり120万円の投資とするのは至難の業です。ところが投資信託は証券会社によって違いはありますが、10,000円以上1円単位で購入できる会社が多く、非課税枠を無駄にすることなく投資することが可能なのです。

プロのファンドマネージャーがポートフォリオを変えてくれる

ポートフォリオとは金融や投資の用語では複数の資産の組み合わせのことを指します。リスクが低くてリターンが最も大きくなるように組み合わせていきます。この組み合わせは購入時だけではなく、その時々の状況に合わせて投資のプロであるファンドマネージャーがポートフォリオを変えていきます。

これが投資信託の魅力の一つで、もしも個人で株や債券など複数の金融商品に投資し、適宜自分でポートフォリオを変更していくのは経験と時間が無ければ無理なことです。投資信託ならばプロに任せっきりでポートフォリオを変えてくれるので楽ですし安全なのです。

手数料の安い会社に資金を移行できる

同じ投資信託を購入して運用するにしても、証券会社によって購入手数料や保有コストが違っていたりします。ですので、できるだけ手数料が安い会社で運用したいものですね。

Aという証券会社で20万円分の投資信託をNISAで購入したあと、今年のNISAの非課税枠の残りをBという証券会社で投資信託を購入したい。つまり、未使用金額分のみを他の証券会社に移せるのでしょうか。これは残念ながらできません。同じ証券会社でしか使えないのです。また、今年の未使用金額分を来年以降に持ち越すこともできません。投資信託に必要な手数料は、投資する前に十分調べておくことをおすすめします。

現行NISAと積立NISAの違い

非課税期間終了が5年後と20年後

2018年に新たに始まったのが積立NISAです。現行のNISAとの大きな違いは非課税期間が違うことで、現行のNISAは5年間なのに対し、積立NISAは20年間と長期にわたって非課税期間が続きます。NISAは制度の終了年が決まっており、現行NISAは2023年、積立NISAは2037年が投資開始の最終年となっており、それぞれ2027年と2056年まで非課税期間が続きます。2024年以降に現行NISAを2038年以降に積立NISAを始めることはできませんので注意が必要です。

現行NISAを今年から始めると5年後の2022年末に非課税期間が終了しますが、課税される一般の口座に移す、売却する、そして最終年となる2023年の非課税枠にそのまま移す(ロールオーバー)が選べます。

120万円で購入した投資信託が200万円に値上がりした場合、ロールオーバーを利用すれば時価200万円の投資信託をそのまま移して、さらに5年間も配当金や分配金、売却益などが非課税として運用されます。

1年間の運用資金額が120万円と40万円

現行NISAは年間に120万円まで投資ができますが、積立NISAは年間に40万円までとなっていて、毎年こつこつと積み立てて将来必要になるであろう資金を作るのに適しています。現行のNISAを5年間毎年非課税枠いっぱいまで利用すれば、600万円の投資に対する配当金や売却益などが非課税となります。また、積立NISAで20年間毎年40万円ずつ積み立てていけば、800万円の投資に対する配当金や売却益などが非課税となります。

積立NISAのおすすめ商品

積立NISAで購入できる投資信託は金融庁が指定しており、インデックスファンドが圧倒的に多くなっています。毎月一定額を積み立てて将来の資金にしていくという目的から、リスクが低く保有コストも安い投資信託が選ばれたようです。

インデックスファンドはそれぞれの指標を目標として運用していますので、どれを選んでも大きな違いは出にくくなっています。つまりそれだけリスクが低く、資金作りを目標としている投資に向いているということができます。それに対してアクティブファンドは商品ごとにリターンの数値がかなり違っており、どの投資信託を選ぶかで将来の受取金額に大きな違いが出てきます。

インデックスファンドよりリスクは大きくなりますが、金融庁が選んだのですから比較的安全だということができますので、積立NISAで選ばれたアクティブファンドは比較的リスクが低い商品だといえるでしょう。

NISAで投資信託するのに初心者におすすめのネット証券

ひふみ証券

多くの投資信託は証券会社や銀行が発行していますが、ひふみの名で知られる投資信託はレオスキャピタルワークスという日本の独立系資産運用会社が発行しています。ひふみ投信はレオスキャピタルワークスが直接販売する投資信託で、レオスキャピタルワークスでNISA口座の開設が可能です。ひふみプラスは各証券会社を通じて購入します。積立NISAにも採用され大きなリターンが期待できるアクティブファンドです。

SBI証券

ネット証券の中で最多の投資信託の取り扱い量を誇るのがSBI証券です。取り扱い投資信託のうち半数近くがノーロード(購入手数料が無料の投資信託)ですし、最低購入価格が100円からとなっていますので、投資を始めたい人におすすめの証券会社です。また、投資経験が豊富なベテランの方にも選ばれています。株式の売買手数料も大変安く、2018年のオリコン顧客満足度ランキングのネット証券の部で総合1位を獲得しています。

松井証券

松井証券は投資信託の取り扱いを始めたのが遅いためか、本数があまり多くはありません。しかし他の証券会社にサービス面では負けていません。取り扱っている投資信託の大半がノーロードですし、保有コストも低くなるようにインデックスファンド中心のラインアップとなっています。じっくりと将来を見据えた資金作りに最適です。

また、投信工房という自分に合ったポートフォリオを提案してくれるロボアドバイザーが無料で利用できる点も、これから投資を始めようとする方には強い味方になってくれます。何にどのように投資すればよいのかが初心者にはわかりづらく、そのために敬遠してしまう証券会社なのですが、投信工房を利用すればそんな悩みも解決します。

楽天証券

楽天市場でおなじみの証券会社が楽天証券です。DLJディレクトSFG証券として誕生したのが1999年で、株式取引ツールのマーケットスピードで投資初心者からベテラン投資家までをとりこにしました。取り扱う投資信託の数はSBI証券に肉薄していますし、ノーロードの商品も多数あります。また、投資信託の最低投資額もSBI証券と同じく100円からとなっています。

ほかにはない楽天証券の大きな特徴には、楽天スーパーポイントで投資信託を購入できたり、投資信託の保有残高10万円ごとに楽天スーパーポイントがもらえるといったサービスも展開しています。楽天スーパーポイントでNISAの非課税枠の範囲で投資信託を購入といった利用もできます。楽天銀行に口座を開設して設定することが条件となりますが、簡単な操作だけですからぜひお得に利用してください。

NISA向けには投資信託がおすすめ

現行NISAで買える金融商品

現行NISAで購入できる金融商品は、投資信託・国内株・海外株・国内ETF・海外ETF・ETN・国内REIT(J-REIT)・国外REIT・新株予約権付社債です。非上場の株式や預貯金・債券・FX(外国為替証拠金取引)・金などは対象とはなっていません。

ETFは証券取引所に上場されている投資信託、ETNは証券取引所に上場されている債券、REITは不動産を対象とした投資信託で証券取引所に上場されているものもあります。投資の初心者にとってはほぼわからない金融商品ばかりでしょうし、自身でポートフォリオを考えながら運用するのは、かなり難しいと思います。この中で唯一、投資初心者でも運用しやすいものが投資信託だといえます。

積立NISAで買える金融商品

積立NISAで購入できる金融商品は指定された投資信託とETFのみになっています。金融庁の説明では、手数料が低水準で分配金の支払いが頻繁にないなど、長期の積み立てによる分散投資に適したものを選んだ結果だそうです。積立NISAの目的が少額から始められて、長期的に積み立てられることを目指しているので、理にかなった選択だと言えるでしょう。

ただし、インデックスファンドだけではなく、ひふみ投信やセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドといったアクティブファンドも少数ながら指定されており、投資初心者だけではなく幅広い層の方にも利用しやすい仕組みとなっています。

現行NISAと積立NISAの併用はできない

2018年1月に新たに始まった積立NISAですが、現行NISAで120万円を運用し積立NISAで40万円の計160万円を運用して、非課税枠を目いっぱい利用しようとお考えの方も多いでしょう。しかし残念ながら現行NISAと積立NISAは併用できず、どちらか一方を選択して利用することになります。

では一度どちらかを選択するとずっと変えられないのかというとそうではなく、一定の条件のもとに移行することができます。その年にまったく買い付けを行っていない場合には、NISA口座を開設している金融機関へ金融商品取引業者等変更届出書を提出すれば、その年から変更が可能です。

ただし、その年にすでに買い付けを行っている場合にはその年から変更はできず翌年からの変更となり、NISA口座を開設している金融機関へ非課税口座異動届出書を提出すれば移行ができます。

自分に合わせた投資信託のタイプを見つけて安全な投資をしましょう

さまざまな金融商品があるのですが、株式ほどのリスクがなく、さらに預貯金と比べて利回りが高くなる期待が大きい投資信託は、将来必要となる子どもの学費や住宅購入の頭金づくりにぴったりな商品だということができます。

投資信託にはローコストのインデックスファンド、安定的に資産を増やすのに向いているバランス型ファンド、値上がりを重視したアクティブファンドに大別することができ、自分に合わせた投資信託を選ぶことで目的に合致した安全な投資になるのです。

また、NISAによる配当金や分配金、さらには売却益に対する非課税制度も上手に利用したいですね。うまく組み合わせて将来の資金作りにぜひ役立ててください。

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この記事のライター UKANO 編集部

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