世帯年収900万の人が知っておくこととは?上手なお金の使い方

世帯年収900万の人が知っておくこととは?上手なお金の使い方

ビジネス 2018.02.09

世帯年収900万円夫婦の手取り金額

所得税負担額は33%

所得税は、累進課税式で税率が決定されます。つまり、所得が高いほど所得税の税率は高くなり、所得が低いほど所得税の税率が低くなるのです。所得税の税率には7つの区分があり、それぞれ税率5%から45%の間で設定されています。平成26年までは、5%から40%までの6段階で区分されていました。

年収900万円超えから1,800万円以下の場合は、税率が33%になります。年収900万円以下で695万円超えの場合は、所得税の税率は23%と変わります。このように、年収が900万円を超えることで、一気に所得税が上がる点には、注意しておくとよいでしょう。

社会保険料の負担額は約110万円

社会保険料とは、年金保険料、医療保険料、介護保険料などにかかる保険料のことを指します。正確には、五つの保険料に分類され、健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、労災保険料が、社会保険料として分類されています。社会保険料は、基本的には税金のように給料から差し引かれて、給与の手取り額が決まってくるのです。

しかし、五つの社会保険料のうち、労災保険料は会社が全額負担することとなっているため、給料からの天引きはありません。年収が900万円の場合、社会保険料の負担額は、年間で約110万円であるといわれています。

実際の手取り金額は670万円から700万円

年収が900万円であっても、上記のような税金、保険料が引かれることになるので、実際に手取り額が670万円から700万円程度になります。900万円といった保険料や税金を引く前の給与を、通常、額面給与と呼びます。

健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料の保険料と住民税、所得税の税金といった、額面給与から引かれる給与のことは、控除と呼びます。つまり、額面給与から控除を引いた金額が、実際に手元に残る金額で、手取りとなるのです。

世帯年収900万円夫婦の子供1人にかかる費用

養育費は約1640万円

お金の将来設計を立てる上で欠かせないことが、養育費の費用です。現在、子どもがいない場合であっても、将来的に子どもを持つ可能性がある、あるいは持ちたいと思っている人は、事前に養育費についても検討しておきましょう。

そもそも養育費とは、子どもが自立した社会生活を送るまで、成長するためにかかる費用のことを指します。この養育費は、正確に何年までと決められているわけでなく、離婚などにより計算が必要な場合は、裁判などをもって決められます。

養育費は、年収の水準によって変わってきます。年収が900万円の場合には、子ども一人あたりの養育費は約1,640万円だといわれています。

保育費や教育費用は1370万円

基本的な養育費のほかに、保育費や教育費用がかかります。保育費については、特に夫婦共働きの場合に、高くかかってくることとなります。これも保育園へ何年間通うか、私立の学校に通うか、国公立の学校に通うかなどにより、大きく異なります。年収900万円の世帯の場合、子ども一人当たりの保育費並びに教育費用は、約1,370万円であるといわれています。

もちろん、通う学校の種別によってその額は大きく異なり、小学校から私立に入学して、大学まで私立学校に通い、さらに理系の場合には、教育費の平均は2,126万5,000円まで上がります。一方、同じく大学まで通った場合でも、大学まで国公立で通った場合には746万3,000円であるといわれているので、その差が大きいことがわかるでしょう。

高等学校就学支援金は受給可能

高等学校にかかる教育費用に関しては、平成26年度4月以降入学者に対して、高等学校就学支援金という制度ができました。これは、平成26度以前の公立高等学校授業料無償制度・高等学校等就学支援金制度に代わり適用されるようになった制度です。

この制度を利用するためには、一定の年収基準があります。家族構成等によってその基準は異なりますが、年収900万円であっても、この制度の利用が可能です。ただし、受給には申請手続きが必要なので、忘れないようにしましょう。

児童手当も受給可能

子どもを持つ家庭にとっては、子どもの人数に対応して受給できる、児童手当が収入に影響を与えます。児童手当は、0歳から中学校修了までの子どもがいる家庭に対して支給されます。

ただし、その支給には、年収制限があるので注意が必要です。児童手当は、所得額が917万円以上の場合には、受給対象外となります。2017年時点では、子ども一人あたり月に5,000円が児童手当として支給されています。

子供が一定の年齢になるまで医療費が助成される

自治体によっては、子供が一定の年齢になるまでは、医療費が助成される助成金制度があります。自治体により、対象となる年齢や助成金の額、収入制限等も異なってくるため、居住地の自治体に確認してみましょう。

自治体による医療費の助成金制度については、各自治体のホームページなどで確認が可能です。事前に申請をしないと、助成金が得られない場合もあるので、確認をしておくとよいでしょう。

年収900万円あっても貯金できない人の特徴

家計簿をつけずにレシートを捨ててしまう

年収900万円とは、平均年収よりもかなり高い水準の年収で、金銭的に生活の余裕があるとみられがちです。しかし、年収900万円であっても、貯金できていない人もいるので、自分を振り返ってみてください。

家計簿をつけずに、レシートを捨ててしまう癖のある人は、収支の管理ができていない状態です。お金を無計画に使いすぎてしまったり、無駄な出費を把握できないため、計画的な貯金ができません。また、レシートを受け取らない、または確認しない人は、自分が支払った金額に関心が薄いともいえます。

いつもカードで支払う

いつもカードで支払いを済ませる人は、自分がいくら使っているのかという感覚を持ちづらく、貯金ができていない場合があります。特に、細かい支払いもすべてカードで行っているという人は、浪費をしている意識もなく、むだ使いをしている可能性があります。また、支払いはまとめて先延ばしになるので、支出を認識しづらいでしょう。

一方、カードによっては、支払った金額をオンラインですぐに確認できる場合もあります。その場合には、家計簿代わりに支出をコントロールできることになるので、意識的に利用することもよいでしょう。

何も考えずにローンを組む

年収が900万円あるからといって、何も考えずにローンを組んでしまう人は、貯金ができない特徴があるといえます。ローンは車や住宅など、高額な買い物の支払いに便利なサービスです。大きな額であっても、長期間をかけて少額ずつ分割支払いしていくため、手軽に購入しやすいです。

しかし、ローンには購入した商品の代金の支払いに加え、利子の支払いも必要になってきます。特に住宅のように、数十年単位で返していく場合には、その利子も高額になってしまいます。車なども安易にローンを組まず、やりくりできる範囲であるかを確認するようにしましょう。

外食が多く自炊をしない

年収900万円であっても、外食が多く自炊する習慣がない人は、貯金ができない特徴があります。外食は自炊に比べ、1回の食事あたりの金額が高くなる傾向があります。毎食、高価なものを食べていないとしても、それが積み重なることで、大きな差を生み出します。

毎日の食事を自炊に変えるだけで、食費の大幅な節約になるほか、健康的な食事が取れるようになります。共働きで忙しい場合にも、作り置きをするなど工夫して、自炊する習慣をつけましょう。

世帯年収900万円で上手に貯金する方法

ローンは繰り上げで返済する

世帯年収900万円で、上手に貯金するためのひとつの方法は、ローンを繰り上げで返済することです。ローンは支払いを先に伸ばせば伸ばすほど、その利子分の支払額が多くなってきます。

よって、ある程度の貯蓄がすでにある場合には、ローンを繰り上げで返済し、利子分を節約して貯金していくとよいでしょう。貯蓄に回すよりも、繰り上げ返済をしたほうが、利子を考えるとお得です。

スマホを格安のものに変えて通信費を節約する

通信費は毎月の固定費の中で、最も節約しやすい部分です。大手通信キャリアで契約する場合よりも、SIMフリースマホを使って格安SIMを契約したほうが、支払いが圧倒的に安く済みます。特に、あまりデータ通信容量を必要としない場合や、通話機能がなくても構わない場合には、大幅に通信量を削減でき、その分の通信費は、貯蓄に回せます。

また、大手通信キャリアの場合、利用しないオプションがついている場合もあります。一度プランを見直し、自分の利用状況と契約状況が、マッチしているかどうかを確認してみましょう。

ボーナスは全額貯金に回す

貯金をできない人の中には、こまめに金銭管理をすることが苦手な方もいるでしょう。そんな方に特に意識していただきたいのが、ボーナスを全額貯金に回すようにすることです。月々の給与で、生活に必要な費用をまかなうようにするとよいでしょう。

ボーナスが入ると、ついむだ使いしてしまいがちですが、まとめて全額貯金すると決めておくと、そのようなむだ使いを防げます。また、クレジットカードの支払い方法で、ボーナス払いを指定している人などは、早めに返済しきるようにして、今後は利用を控えるようにしましょう。

保険は必要なものだけに加入する

年収900万円の人の中には、多くの保険に加入しすぎている場合があります。月々の保険料は小さくても、1年、数十年と継続することで、その額は大きくなっていきます。補償内容が被っている保険はないか、必要のない保険に加入していないかなど、一度確認してみましょう。

特に、ガン保険と医療保険のどちらにも加入している場合や、学資保険と生命保険のどちらも、死亡時の保険機能がある場合などには注意しましょう。

食費だけでなく光熱費も節約を心がける

貯蓄のためには、食費だけでなく、光熱費のような固定費を削減することも意識しておくとよいでしょう。固定費は毎月減った分だけ、そのまま貯蓄に回すことができるので、節約には重要です。また、小さな行動を変えるだけで、年単位で考えると、大きな額を節約できる場合もあります。

水はこまめに止める、電気をつけっぱなしにしないなど、小さな行動にも気を付けてみましょう。そのほかにも、電気やガスの契約を見直すことで、大幅な節約ができることもあります。

生活レベルを必要最低限に落とす

生活レベルを上げるとその分出費がかさみ、年収900万円であっても、なかなか貯蓄に回せなくなってしまいます。年収が上がったとしても、それに合わせて生活レベルを上げるのではなく、生活レベルを必要最低限に下げることで、上手に貯蓄ができます。

生活レベルは、一度上げてしまうと下げることが大変になるので、できるだけ上げないように心がけてみるとよいでしょう。生活レベルを見直すためには、世帯員全体の協力が必要になるので、話し合いながら取り組みましょう。

しっかり目標を立てて貯金額を増やそう

年収900万円であるからといって、自然に貯金が増えていくというわけではありません。貯金をするためには、しっかりと目標をたてて、意識的に行動をしていく必要があります。教育費、老後の費用などを一度プランニングして、貯金の目標をたててみましょう。そして、その目標額のためにはどうしたらいいのかを考えるところから、始めてみてはいかがでしょう。

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この記事のライター UKANO 編集部

家計を強くするには3つの方法しかありません。

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