デイトレードによる投資スタイル|特徴・メリット・デメリットとは

September, 07, 2018

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デイトレードを始めるにあたって実施すること

デイトレードは、少ない資金でもリスクが抑えられて始めやすいと、株初心者に人気の投資手法です。
しかし、ちょっとしたお小遣い稼ぎくらいの軽い気持ちで始めると、痛い目にあいます。

投資のことをしっかりと学び、真剣に取り組むことで、資産を増やすことができるのです。
どのようなことを学べばよいかというと、デイトレードの基礎知識、心構え、銘柄の選び方、チャートの基礎、売買の手法、売り板・買い板の板読みの方法など。
他にも学ぶことはいろいろあり、結果を出しているデイトレーダーは、学びながら経験を積み、成績を出しているのです。

知識を学ぶだけでなく、準備することもいろいろあります。
基本的に必要なものは、さまざまな機器と資金です。
株の値動きをチェックするため、たくさんのモニターを操作する必要があり、モニターを起動するためのパソコンも数台必要になります。
現在のチャートソフトは、パソコン1台では複数起動することができません。
そのため、パソコンを数台使ってデイトレードを行います。

デイトレードを始める前に、まずは知識や準備することをしっかり学びましょう。

デイトレードの投資スタイル

デイトレードの投資スタイルについて、基礎知識をまず学んでおきましょう。

デイトレードについて

デイトレードとは、個人投資家による株式や債権など日計りの取引のこと。
投資手法は、同一銘柄を買ったその日のうちに売却するか、売りから入ってその日のうちに買い戻し、ポジションを翌日に持ち越さない取引方法です。
損益(評価損または評価益)に関係なく、1日で売買を完結させます。

リスクの多くを株価の変動に限定した取引ができるので、資金効率が良いことが特徴。
少額でも少しずつ利益を積み上げていけます。
上手くいけば、「ちりも積もれば山となる」という資産運用が可能です。
ちなみに、このようにして運用益を上げている投資家のことを「デイトレーダー」と呼んでいます。

トレード手法について

トレード手法は、数秒など短時間で完結する者から、数カ月かけるものまであり、幅広いです。
トレード期間により、下記のように分類できます。

  • スキャルピング:短時間で小さな利益を積み上げていく超短期売買。
  • デイトレード:1度のトレードにかける時間が数十分~1日以内で、基本的に、今日のトレードはその日のうちに決済するという短期売買。
  • スイングトレード:持ったポジションを2~3日から1週間は保有して、スワップも含めた大きな値動きを狙う中長期売買。
  • ポジショントレード:市場全体の流れや、世界経済などをみての売買となり、ポジションの保有期間は数週間から数カ月と、とても長い。

【参照リンク:https://www.fxtrade-lab.com/76
【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner/about

運用商品について

運用商品は、株式・債券取引や外国為替証拠金取引 (FX)、商品先物取引、差金決済取引 (CFD)、株価指数先物取引など、市場流動性の高い取引が多いです。

外国為替証拠金取引(FX)も、差金決済取引(CFD)も、証拠金を預けてレバレッジをかけて取引を行うので、ほぼ同一のものだといえます。
しかし一般的には、外国為替であればFX、それ以外の株式や株価指数などをCFDと区別しているので、注意しましょう。
原発産業保護制度の差額決済契約は、CFDの1つです。

デイトレーダーの種類

デイトレーダーの種類は、大きく分けて2種類。
デイトレードを専業にしている「専業デイトレーダー」と、他の仕事をしながらデイトレードをしている「兼業デイトレーダー」です。

専業デイトレーダーは、取引時間中も時間外も、利益を生むチャンスを逃さないために、ずっと値動きがある銘柄を探しています。
投資戦略の研究、情報収集、銘柄選びと、ほぼ1日中デイトレードのことを考えている生活ですが、兼業デイトレーダーには手にできない利益を得られるチャンスはあります。

兼業デイトレーダーは、サラリーマンなど別の仕事をしながらデイトレードをしているので、仕事と株取引を両立し、給与以外の副収入としてデイトレードで稼いでいるのです。
値動きが活発になる寄り付きや前引け間際など、午前中の短時間だけ取引をする方や、証券会社が提供する自動売買のサービスを設定し、外出時にスマホでチェックする方など、人によって取引手法はさまざま。
専業主婦の兼業デイトレーダーもいます。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner/day_trader

投資と投機の違い

投資と投機の違いは、中・長期投資であるか、短期投資であるかの違いです。
価格の上昇を期待し、中・長期で保有するなら「投資」、短期的に価格の動きを予想し、売買益を得るなら「投機」になります。
お金の運用スタイルによって、投資か投機に分類されるのです。

株や債券では、デイトレードは短期投資になるので、投資ではなく投機。
デイトレードのように短期的な株取引、為替取引、商品先物取引はすべて投機になります。

デイトレードの特徴と魅力

デイトレードの特徴と魅力を1つずつ見ていきましょう。

資金効率が高い

デイトレードは、少額資金からでも投資をスタートでき、利益を上げていくことができるので、資金効率が高いです。
そして、資金効率をより高くする方法が、現物取引と信用取引を上手く使い分けた「ループトレード」。
このループトレードを活用することで、少額資金でも利益を上げることができます。

ループトレードは、同じ資金で銘柄を乗り換えながら、繰り返し取引をする現物取引の売買の手法です。
しかし現物取引の場合、1日のうちに何度も同じ資金や同じ銘柄を売買すると、法律で禁止されている差金決済取引となってしまいます。

そこで、現物取引だけではなく信用取引も取り入れるループトレードにすることで、違法ではなくなるのです。
信用取引なら、銘柄の乗り換えや、同じ銘柄を何度も回転売買することが可能。
これが、資金効率が高いトレードができる理由です。

現物取引は同一資金で同じ銘柄を購入できないので、「Aを購入して売却したあと、同一資金でBを購入して売却」のようになります。
信用取引は同一資金で同じ銘柄を購入して回転売買できるので、「Aを購入して売却した後、同一資金でAを購入」という売買が可能。
このようにして2つのループトレードを使いわけることで、少額資金でも利益を少しずつ積み上げることができます。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner/about

持ち越しのリスクがない

ポジションを翌日に持ち越さず、その日のうちに売買を完結させることが特徴のデイトレード。
そのため、オーバーナイトリスクがありません。

オーバーナイトリスクとは、持ち越しリスクともいわれているもので、株価を翌日に持ち越したために発生するリスクのことです。
例えば、取引時間外に起こった欧米市場や為替相場の急変などによる株価急落の危険性のことをいいます。

デイトレードの場合は、取引時間中に注文から決済まで完結。
取引終了後に発表される国内外の経済指標、企業業績、ネガティブなニュース、悪材料の発表などの影響を受けません。
リスクの大半を株価の変動に限定した取引ができることがメリットです。

一方で、中・長期投資の場合は、国内外の経済指標、金利、為替などの影響を受けやすく、株式の保有期間が長くなるほど株価への影響とリスクが高くなります。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner/about

分散投資による投資リスク

デイトレードの手法は、手持ちの資金を細分化して投資するのではなく、ループトレードにより何度も投資する方式です。
結果としては「分散投資」の形式になります。
分散投資とは、投資対象を多様化させてリスクを低くし、ローリスクハイリターンを目指す投資法。
投資対象を1つに絞ってしまうと、運用がうまくいかなくなったときに、マイナスの影響が資産全体に及んでしまいます。

分散投資の手法もさまざま。
投資資金を複数の銘柄などに分散させてリスクを低くする手法が「資産分散」。
タイミングを分けて投資し、リスクを低くする手法が「時間分散」です。
分散投資により、投資リスクはある程度まで限定することは可能。
しかし一方で、デイトレード中にストップロスに失敗した場合、これまで積み上げてきた利益を一回の取引で失ってしまうこともあります。

【参照リンク:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89

初心者でも入り込みやすい

デイトレードは口座を作るだけで誰でもできるので、初心者でも入り込みやすいです。
少ない資産でも、リスクを抑えて稼ぐ方法もあり、株初心者であってもスタートしやすい投資法だといえます。
値動きの分析であるテクニカル分析だけでなく、ファンダメンタル分析と併用してトレードすることも可能。
テクニカル分析とは、株価、出来高、グラフなど、株式取引に関する数値を使い分析すること。

ファンダメンタル分析とは、財務諸表、経営、健全性、競争優位性、競合相手、市場などを分析することです。
人によっては、オンラインカジノのように割り切って楽しむ方もいます。
しかし、初心者はギャンブル性や依存性が大きく、7割ほどが資産のすべてを失うといわれているので、注意が必要です。

デイトレードを始めるにあたって

デイトレードを始めるにあたって、知っておいたほうがよい知識や準備することを学びましょう。

デイトレードで使用する環境

デイトレードで使用する環境は、下記のようになります。

  • マルチモニター:数秒~数分間の間に、さまざまな情報をチェックして発注操作をするので、ほとんどのデイトレーダーは複数のモニターを使っています。
    ただ、特定の銘柄に常駐してトレードする場合は不要。
    監視銘柄が大量にある場合は、1台だけではアクセス速度低下の恐れがあるので、モニターの台数を増やしたほうがよいです。
  • パソコン(複数台):マルチモニターにするなら、パソコン2~3台必要です。
    現在のチャートソフトは、1台のパソコンでは、ソフトを複数起動することができません。
  • チャートソフト:証券会社が提供するソフトで、分足チャートや板情報をリアルタイムに表示します。
    代表的なものは、SBI証券の「HYPER SBI」、楽天証券の「マーケットスピード」、松井証券の「ネットストックトレーダー」など。
  • RSS:「Realtime spread sheet(リアルタイムスプレッドシート)」の略。
    株式情報のプログラムデータで、エクセル上で動作でき、自分好みにカスタマイズできます。
    楽天証券、岡三オンライン証券が提供。
  • DDE:「Dynamic Data Exchange(ダイナミックデータエクスチェンジ)」の略。
    商品情報のプログラムデータで、開発元がフラクタルシステムズでエクセル上で動作し、自分好みにカスタマイズできます。
    ドットコモディティ、北辰物産、エース交易が提供。
  • 携帯電話(スマホ):携帯電話(スマホ)のネット機能を利用し、サービスを提供している金融商品取引業者や商品先物取引業者もあります。
    簡単なチャートを見たり売買発注したりできるので、兼業トレーダーは必須。

【参照リンク:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89

必要なPCとモニター設備

デイトレードをこれから始めようとしている初心者であれば、まずは銘柄の値動きや取引のスピードに慣れることが大切なので、パソコンとモニター1台ずつから始めましょう。
ノートPCとスマホから始めてもよいです。

相場に慣れ、スキルが上がってきたら、トレード環境を良くしていきます。
パソコンとモニターを複数設置するメリットは、「デイトレードに必要な情報を多く表示できる」「チャートや板情報などの重要な指標を1画面で大きく表示できる」「画面の切り替えが不要なので、取引の判断が瞬時にできる」ことです。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner#i

口座とチャートソフト

デイトレードはノートPCとスマホがあればできます。
これらを活用して効率よくデイトレードをするには、口座選びが重要です。

デイトレードの口座は、「スマホのチャートソフトでラインが引ける」「スマホのチャートツールや注文ツールにストレスがない」という条件を満たしている必要があります。
また、「スプレッドが狭い」ことも、上記の2つほどではありませんが重要なことです。

【参照リンク:http://toushi-kyokasho.com/dayly-trading/

資金について

自己資金の中でどのようなトレードができるかを知っておきましょう。
準備資金、1日の取引金額を設定する基準は、「デイトレードの銘柄の選択肢を狭くしない資金量であること」「資金配分・取引手法の選択肢を広くできる資金量であること」です。

デイトレードに適した銘柄を制限なく売買でき、取引手法を限定しない資金量という基準を踏まえると、資金は最低でも50万円~100万円は必要になります。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner#i

手数料について

デイトレードは、1日の取引回数が多くなることがあります。
すると、証券会社に支払う手数料が資金を圧迫してしまうというデメリットがあるのです。

取引コストを抑えるために、取引金額や自分の投資スタイルに合う証券会社を選ぶことが大切。
プランとしては、「約定ごと」「1日定額」の2種類のプランが一般的なので、デイトレードの場合は「1日定額」プランの手数料を比較し、取引コストを抑えたコスパの優れた証券会社を選びましょう。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner#i

読んでおくべき書籍

  • デイトレード(日経PB)
  • バーンスタインのデイトレード入門(パンローリング社)
  • バーンスタインのデイトレード実践(パンローリング社)

取引できる時間帯の計画

1日に何度も売買するからうまくいくというものではありません。
自分が集中できる時間帯に絞り、取引する時間帯を決めたほうが、成功する確率は高くなります。
また、時間帯の傾向を知っておくことも大切です。

値動きが大きく動くことがあるのは、「9時~10時」が多いです。
「12時半~」の午後の始まりは、新しい動きができることもあります。
「14時~」は、明日以降の株価を意識した新しい投資家が参入してくる時間帯です。

投資できる資金額の計画

投資できる資金額を決定します。
30万や50万くらいからでも始められますが、リスクは高くなるので注意が必要です。
できれば300万円くらいあればよいですが、難しければ最低100万円は用意してから始めましょう。

収益目標の計画

年間の収益目標を設定していないと、思わぬリスクを負い、大きく損をしてしまう方が多いです。
収益目標がないとトレードプランが決まらないので、始める前にしっかりと「年間収益の目標値」を決めておきましょう。

リスク許容度の計画

利益だけでなく損失の目算を立てることも大切です。
それができずに「損切り」をしなかったことで、大きな損失を被る個人投資家が後を絶ちません。
そうならないために、最大リスク許容度を決めましょう。
しっかりと資金管理ができることが、デイトレードでは重要です。

【参照リンク:https://toushi-kyouyou.com/12-daytrad/

証券会社を選ぶ

証券会社は1つに絞る必要はないので、複数の証券会社を開設してみるのもよいでしょう。
複数開設したからといって、特別にお金がかかることもありません。

証券会社の口座を開設すると、取引画面にアクセスするためのURLやパスワードなどが郵送されるので、実際に取引画面を見てみるとよいです。
各証券会社がさまざまな取引ツールを提供しているので、取引しやすい証券会社をメインの口座にしましょう。

「信用取引口座」を開設する

株の取引に慣れてきたら、「信用取引口座」を開設してもよいでしょう。
その理由は、相場は上がるときもあれば下がるときもあり、株の取引は、安く買って高く売ることが原則だからです。
ただし、慣れていない状態ではレバレッジがかけられる信用取引は難しいので、取引に慣れて仕組みを理解してから、信用取引口座を開設しましょう。

証券会社のツールを使う

デイトレードでは、証券会社のツールを使いましょう。
はじめは無料で提供されているツールを使い、必要性を感じたら、有料のツールを使います。
各社がさまざまなツールを提供しているので、見やすく操作がしやすいツールを使うとよいです。

【参照リンク:https://toushi-kyouyou.com/12-daytrad/

デイトレードのポイント

下記を参考にして、デイトレードのポイントをおさえておきましょう。

銘柄選びの基準

まずは、デイトレ銘柄ならではのスピード感のある値動きに慣れることが大切。
デイトレードに適した銘柄は、1日の値動きが大きく出来高も多いものです。

デイトレード用のテーマ株を探すなら、「取引が活発(出来高が多い)銘柄」「株価の値動き幅が大きい銘柄」「板に注文がたくさん入っている(板が厚い)」ものを基準にするとよいでしょう。
これらの基準が満たされていれば、流動性が高いということになり、買いたいとき・売りたいときに売買できます。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner#i

損切りのタイミング

重要なことは、大切な資金を減らさないためにしっかりと資金管理をすること。
損切り(ロスカット)など、大切な運用資金を守る技術を身につけることが大切です。

基本的な損切りラインは、「含み損の金額を損切りの基準にする」「値動き幅のパーセンテージを損切りの基準にする」「サポートライン(支持線)を損切りの基準にする」こと。
これらを基準にして、しっかりと資金管理をしましょう。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner#i

資金管理のルール

資金管理のルールを決めるためには3つの目安があります。
「ワントレードで発生する損失額を想定する」「コントロールできる許容量・資金の範囲で株を買う」「銘柄の値動きクセや値幅の特徴を把握する」ことです。
リスクを減らし、利益を最大化させるためには、資金管理をしっかりして株取引の金銭感覚を見直しましょう。

【参照リンク:https://www.marine-list.com/beginner#i

デイトレードの手法

デイトレードで勝つためには、チャートの基礎、売買手法、板読みの方法を学び、技術を身につけることが大切です。
知識があることで、初めてトレードのルールを作ることができます。
知識があるから必ず勝てるということではありませんが、しっかりと知識を得ることで、自分だけの期待値が高いルールをつくれるようになり、どんどん勝てるようになっていくのです。

デイトレードの知識の活用法を知ることも大切。
方針としては、「トレンドはNの字を描きながら進む」「根拠の強い節目を見極める」ことを意識するとよいです。
相場は「上昇トレンド」「下降トレンド」「横ばい」の3つしかないので、これらが交互に訪れます。
上昇トレンドと下降トレンドのときにデイトレードで利益を上げることができ、このトレンドが発生したときがチャンスです。

相場がNの字を描いているときは、「押し目」や「戻し」があり、その価格帯で反発や反落が起こります。
これらのポイントを「節目」といい、多くの市場参加者がポイントだと思っている箇所です。

メンタルの保ち方

メンタルは、想像以上に結果を左右するので、メンタルの保ち方を知っておくことも大切です。
メンタルを鍛えるのではなく、一定に保てるようにトレードを仕組化するとよいでしょう。
「長期的に見て勝てるとわかる期待値の高いルールを作る」「そのルールに沿って淡々とこなしていく」仕掛けをつくり、繰り返していくとよいです。

デイトレードで長期的に勝ち続けるためには、メンタルが最も重要だといわれています。
知識や技術を身につけただけでは、トレンドルールが完璧であったとしても、実践し続けることが難しいです。
そのため、自分のメンタルを保てる範囲内でトレンドルールを作ることが必要になります。

期待値の高いルールを作る

期待値の高いルールを作るためには、テクニカルの知識とメンタルを保つための知識のどちらも必要です。
「どうしてここで価格が止まるのか」「どうしてここでトレンドが発生するのか」ということがわかるようになります。

テクニカルの知識やメンタルの知識以外に、マーケットの知識も必要。
「マーケットの時間と相場の連動」「通貨ペアの選択」の知識も学ぶ必要があります。

手法と具体的トレード

デイトレードは、「確率的にこうなりやすい」という根拠を見つけて判断する必要があります。
例えば、移動平行線とネックラインでブレイクを見極めるトレードで、下降トレンドからその後上昇トレンドになった相場の場合はどうなるのでしょうか?
エントリーのときに、どこで利益確定するか、損切りするのかを決めておく必要があります。
エントリー前に、「上位足と下位足の方向性を確認する」ことが必要。
上位足チャートを見て、その後下位足を見るのがデイトレードの基本です。

節目となる価格帯を早く見つけられたら、ブレイクの前兆をとらえることができます。
「利益確定のポイント」を決めるには、レンジ幅の2倍を目安にしましょう。
「損切りのポイント」も相場に合わせます。

【参照リンク:http://toushi-kyokasho.com/dayly-trading/

デイトレードのメリット

デイトレードのメリットとは何でしょうか?1つずつ見ていきましょう。

株価変動要因に左右されない

極端なことをいえば、地震、テロ、自然災害など、いつ何が起こるかは誰にも予測することができません。
最近では、2011年の東日本大震災や津波の影響で、日経平均株価が大暴落したことがありました。
もっと遡ると、リーマンショックで巨額の損失を計上した投資家も多いです。

これらのように、今日にでも何か不測の事態が起こる可能性があります。
デイトレード中でも何か起こるかもしれませんが、ロスカットをして被害を最小限にとどめることは可能。
取引時間外の株価変動要因に左右されるということがないのは大きなメリットです。

塩漬け株をつくる心配がない

株式投資では、塩漬け株をつくってしまうという心配があります。
塩漬け株は損失を生み出すだけではなく、投資効率を下げて利益を得るチャンスを逃すというデメリットがあるのです。

その日のうちにポジションを決済するというルールを守れば、塩漬け株をつくる心配はありません。
つまり、損失を生み出すリスクを減らすことができ、同時に投資効率が上がるので利益を得られるチャンスが増えることが、デイトレードのメリットです。

損失を最小限に抑えられる

損切りルールを徹底することにより、損失を最小限に抑えられます。
デイトレードは、短期で何度も売買することが特徴。
その日のうちに売買を完結させるため、取引回数が多いです。

買った株が予測に反する動きをしたら、すぐに売って次の取引に移行するということができます。
そのため、損切りの幅を狭く抑えることができ、損失を最小限に抑えられるのです。
長期の投資の場合は、損失が大きくなってしまうので、これは短期投資であるデイトレードならではのメリットだといえます。

信用取引による回転売買ができる

信用取引制度を使えば、同じ銘柄で何度も取引(回転売買)ができます。
信用取引をうまく使うことができれば、自己資金の3倍もの額を運用することも可能。
少額でも資金を効率的に増やすことができます。

また、現物取引の場合は同一資金で同一銘柄を売買することは法律で禁止されていますが、信用取引であれば、同銘柄での回転売買が可能です。
このことも、信用取引にしかない魅力だといえます。

【参照リンク:https://frogkablog.com/day-trading/

デイトレードのデメリット

デイトレードのデメリットとは何でしょうか?1つずつ見ていきましょう。

働いている人には時間的に取引が難しい

日中働いている人にとっては、時間的に取引が難しいです。
デイトレーダーは、1日中パソコンに張り付いて取引をしていることが基本的なスタイル。
そうなると、日中働いている人には、デイトレードをすることが難しくなります。

1日中デイトレードをしている専業デイトレーダーではなく、働きながらデイトレードを行う兼業デイトレーダーもいます。
ただ、専業デイトレーダーと比べると、チャンスが少なくなるので、兼業トレーダーは、時間を見つけて副業として行っているのです。

利小損大になる可能性がある

利小損大(コツコツドカン)になる可能性があります。
デイトレードは、細かい利益をコツコツ積み重ねて、トータルで儲けることを狙っていますが、せっかく積み重ねた利益も、1度の損失で一気にドカンと失ってしまう可能性があるのです。

本来であれば「利大損小」を狙いたいのですが、人間の心理として、目先の利益確定が早く、損は後回しにしがち。
そうなると、なかなかうまくいきません。

利益を取りづらい

株価の変動差が少ないときは、利益を取りづらいこともデメリットの1つです。
取引の時間帯によっても値動きに差があります。
そのため、値動きが大きい時間帯など、時間帯の傾向を知っておくことも重要なポイント。

一般的には、値動きが大きい時間帯は、前場なら寄付き後の「~9時半」です。
後場なら「14時~15時」の大引けにかけての時間帯。
トレーダーの中には、この時間帯をピンポイントに狙い、取引を行っている方もいます。

精神的疲労がある

長時間モニターを注視し、一瞬のチャンスを逃さないようにと集中してトレードを行っていると、精神的な疲労の度合いが大きいです。
間に1時間ほどの休憩をはさんだとしても、総合的には長時間モニターと向き合っている状態なので、終わった後は大きな疲労感があります。

特に、大きな損失を出したとき、重要な決断を迫られたときは、大きなストレスを感じることになり、ストレスによる疲労も大きいです。
このことからも、メンタルを一定に保てるようにしておくことは、デイトレードを続けるためには大切なことだということがわかります。

【参照リンク:https://frogkablog.com/day-trading/

資産を増やすための投資スタイル

投資を始めようと思っているなら、自分にはどのような投資スタイルが向いているのかを考えることから始めましょう。
デイトレードは初心者でも始めやすいといわれていますが、無知の状態で始めてしまうと、あまりにもリスクが大きいです。

デイトレードを始めるなら、基礎知識をはじめ、銘柄の選び方、売買の手法など、学ぶことがたくさんあります。
テクニカルの知識だけでなく、マーケットの知識やメンタルの知識も必要です。
テクニカルの知識さえあれば大丈夫と思われがちですが、メンタルの知識のほうが重要だともいわれています。
メンタルを一定に保てるようにならないと、デイトレードを長く続けることはできません。

知識を学んだら、用意するものなどの準備を進めていきましょう。
初心者であれば、ノートPCとスマホからでも始めることができます。
まずは慣れることが大切です。
経験を積んで慣れてきたら、マルチモニターにしたりパソコンを増やしたりして、トレード環境を良くしていきます。

デイトレードは資産を増やすために投資スタイルです。
そのデイトレードの中でも、時間帯を絞るなど、さまざまな手法があります。
自分に合う投資スタイルを見つけましょう。

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