【pitapaとicoca】関西の交通系ICカードの特徴を探る

September, 09, 2018

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関西ではpitapaとicocaが使える

pitapaとicocaとは、関西の交通系ICカードのことで、pitapaは私鉄、バス各社共通で発行しているカードで、icocaはJR西日本が発行しているカードです。使用できるエリアとしては、ほとんど全国のカードが相互乗り入れしているため、関東や九州でも使えますし、関西地区ではpitapaをicocaエリア、またはその逆でも使えます。しかし、pitapaとicocaではチャージの仕組みや発行の仕方が違います。そのほかの違いがあるのか、探してみましょう。

pitapaとicocaの発行枚数は

2017年のデータではpitapaの発行枚数は310万枚、icocaの発行枚数は1567万枚と意外なほど差がついています。なぜでしょうか?
pitapaは入会申込書を郵送、またはオンラインで入会申請しなければならないのに対しいて、icocaは現金2,000円あれば(デポジット500円を含む)自動券売機で簡単に発行してくれるのです。発行する手続きは圧倒的にicocaのほうがかんたんですね。

pitapaとicocaの違い

関西のJR系ICカードのicocaと私鉄・バス各社共同で運用されているpitapaですが、どのように違うのでしょうか?関東のJR系のsuicaと私鉄系のpasmoくらいの違いなのでしょうか?調べてみました。

カード発行の違い

審査に時間のかかるpitapa

pitapaの入会申し込みには個人情報機関による入会審査があるので、手続きが面倒です。審査に落ちる人もいるかもしれません。審査に合格してもそれから郵送で送ってくるので、オンライン申請で2週間ほど、入会申込書の郵送だと3~4週間かかるということです。正直、それならばicocaのほうを購入しようかと思う人が多いでしょう。pitapaはポストペイサービスといって料金は使った額を後日口座から引き落としする仕組みなので仕方ないかもしれませんが。

即時発行可能なicoca

icocaはプリペイドカードなので自動券売機(icocaマークのあるもの)または一部を除いたみどりの窓口で簡単に発行できます。しかし、チャージは現金か、SMARTicocaでもオートチャージはできずクイックチャージ機や自動券売機などを使わなければならないので、いちいち面倒かもしれません。その点はpitapaの方が便利ですね。

利用エリアについて

事前チャージが必要だが全国で使用可能なpitapa

全国相互利用サービス対象エリアでは(関東など)オートチャージはできずpitapaに事前チャージしないとダメということなので、関西圏での使い勝手に比べると手間がかかります。JR西日本の近畿圏エリアでも、2018年秋からポストペイサービスが始まるということなので、関西圏での使い勝手がますます向上します。

全国相互乗入路線で即使えるicoca

icocaは、あらかじめチャージしておけば、全国相互乗入している路線で使用可能です。オートチャージが出来ないというのは、長距離の路線では不便ですね、乗車前か清算で現金をチャージしなくてはなりません。

利用割引の有無

pitapaには、各鉄道・バス会社ごとに割引サービスがあります。事前申し込みが必要なものが多いですが、次のようなものがあります。

フリースタイル

まず、フリースタイルという割引スタイルで大阪市営地下鉄・ニュートラム・大阪シティバスなどで利用できます。1回目の利用から10%割引になります。地下鉄、バスの利用区間、乗車経路に関係なく1カ月の利用総額に割引を適用します。一般の人は事前登録不要ですが、より割引率の高いフリースタイル(シニア)やフリースタイル(学生)は事前登録必要です。

プレミアム

もうひとつはプレミアムという割引で、任意の一駅を登録して、3種類の対象条件(小エリア、中エリア、大エリア)からひとつのエリアを登録することで、そのエリア内の駅が対象駅となり登録駅~対象駅、対象駅~対象駅の1カ月の利用の支払いに上限を設定するサービスです。上限を超えた場合は上限額までのみの請求、上限に達しなかった場合は使った分までの請求になります。これは事前登録必要です。

マイスタイル

あとはマイスタイルという割引で、定期券利用の方にお勧めということですが、頻繁に利用する駅をふたつ事前登録すると、自動的に対象駅が付加され、登録駅1~登録駅2、登録駅1または2~対象駅の利用が1カ月の利用の支払いに上限(6カ月定期の6分の1相当)を設定するサービスです。
なお、マイスタイルでは対象駅~対象駅の支払いは割引が適用されないことに注意してください。マイスタイルには地下鉄のほかにバスプランや、地下鉄・バスプランというのもあります。これらが利用額割引というものでほかにも利用額割引の中には区間指定割引というのもあります。

利用回数割引

もうひとつの割引形態が利用回数割引です。阪急電鉄や南海電鉄、阪神電車などで採用されているもので、例えば阪急電鉄の割引は1カ月間の利用で1~10回目では割引無し、11~30回目では10%割引、31回目以上では15%割引された額が請求額となります。この割引には事前登録は不要です。
阪急電鉄には区間指定割引というサービスもあり、こちらは事前登録必要ですが、利用回数割引の割引いた額と、登録したふたつの駅の区間(途中下車も含む)の区間指定割引運賃(1カ月定期運賃相当額等)のうち、どちらか安いほうの割引運賃を適用してくれるというサービスです。このような細かい割引サービスが出来るのはポストペイサービスだからでしょう。ちなみにicocaには割引運賃サービスはありません。

pitapaとicocaのメリットとデメリットを比較

発行枚数ではJR西日本のicocaが圧倒的ですが、カード単体のメリット・デメリットとしてはどちらが優れているのでしょうか?お互いよりもここは優れているとかここはちょっと、というところを探してみましょう。

オートチャージ機能での比較

オートチャージが可能なpitapa

関西で公共交通機関を利用するならpitapaのほうが便利です。pitapaエリア内の改札機でオートチャージしてくれて残高を気にせずにいられます。
今まではJR西日本の近畿圏では現金チャージしないと使えなかったpitapaが、2018年秋からポストペイサービスが適用になるためチャージ不要になるので、関西圏ではますます便利になると思います。残念なのが、オートチャージはpitapaエリア内でしかできないということです。ですので全国相互乗入といった場合には、現金をチャージしないと使えません。

オートチャージの無いicoca

反対に、icocaはオートチャージ機能が全くありません。SMART icocaも、クレジットカードとつながっているのに改札でオートチャージはできず、出来るのはクイックチャージ機や自動券売機で現金を使わずにチャージすることだけです。この点の使い勝手は、pitapaの方が上でしょう。

電子マネーサービスでの比較

対応の場所のみ使えるpitapa

通常、suicaやicocaなど相互利用可能な交通系ICカードなら使える電子マネー決済がpitapaでは使えません。pitapaに対応している必要があります。関西圏ならともかく、全国を相手にするとpitapa対応の決済システムをを用意しているところはほとんどないでしょう。pitapaにチャージしている残高分やオートチャージ分も買い物に使えません。

相互利用が可能なicoca

suicaなどの通常の交通系ICカードが使えるところならばどこでも使えます。全国どこでも使えるのはicocaの強みですね。

自身の利用エリアに合ったICカードを選択する

自分の住んでいるところがJR近くならicoca、私鉄ならばpitapaになるのは当然だと思います。定期券利用するのならなおさらです。それは当然のこととして、交通機関をよく利用するならpitapaのほうが色々な運賃割引サービスがあったり、オートチャージがあったりで関西圏で移動するにはpitapaの方が便利だと思います。
これに対し、全国相互乗入とか、電子マネー決済に魅力を感じるならばicocaのほうが使い勝手ははるかに良いでしょう。icocaの方式のICカードのほうが全国の交通系カードでは一般的で、pitapaの方式は事後払いということも含めてちょっと特殊すぎるかな、と感じます。
結局、私鉄沿線にお住まいの方でも全国に出張が多いとか、旅行によく行くという人はサブにicocaを持っている必要があると思います。関西圏からほとんど出ないという方ならpitapaでも全く問題ないでしょうし、オートチャージなどの利便さを享受できます。自分がどんなライフスタイルを送っているかで、カードの選択は変わるのではないでしょうか。

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