自給自足生活を目指したい|具体的に必要な費用や準備の方法とは

自給自足生活を目指したい|具体的に必要な費用や準備の方法とは

家計の知恵 2018.12.07

自給自足生活をしてみたい

都会の生活に疲れてしまい、仕事や人間関係などでストレスを抱え込んでしまっている人が多くなっています。その為、田舎暮らしに憧れ自給自足の生活をしてみたいと考える人も同時に増えています。食材を自分で育て、衣料などを自分で制作するなどしながら生活するのが自給自足の生活です。
しかし、実際自給自足の生活とはどんな生活なのか漠然としたイメージや知識でしかない人も多いはずです。今までの生活にあった便利なものがなくなり、好きな時に好きなものを手に入れられるわけではなくなります。その為に、生活がガラリと変わる事への抵抗を失くすことや、我慢をする事などが必要となります。
それに対して、自給自足の生活で得られる喜びや、楽しさなどもあり自分にとって、憧れの自給自足の生活が手に入る可能性もあります。実際の自給自足の生活について、詳細を知ってみましょう。

自給自足の意味

自給自足の意味とは、自分で、自分の生活に必要な物資を生産製作して手に入れる生活のあり方というのが本来の意味です。この中の「物資」とは多岐にわたるもので、米や野菜などの食料であったり、生活に関するものすべてを自分で制作する場合もあります。
自給も自足もほぼ同じ意味を表し、必要なものを自力で獲得することや、他に求めることなく自分で調達することとなっています。お金を使って物を調達するのではなく、自分で制作をして作っていくことを表します。その為、貨幣を使用して物を手に入れる一般的な暮らしとは違う生活となるのです。
自給自足のバランスは、さまざまな形があり、すべてを自給自足賄う人もいれば、ガスや電気などを使う人もおり、どこまでを自給自足にするかは人それぞれ形は違います。

自給自足を始める前に

自給自足を始める前に、具体的にどんな準備が必要なのかを知る必要があります。自給自足の暮らしの将来的なプランを考え、具体的な場所や生活費などをシュミレーションしてみましょう。

具体的な生活を想像する

自給自足生活をはじめるにあたって、まずは自給自足生活の具体例を想像することからはじめてみましょう。自分がはじめたいと思う自給自足のスタイルは、どんなものでしょうか。電気やガスなども使用せず、すべての物を自給自足で賄うのか、一部を自給自足で賄う生活を送るのかでも違ってきます。
まず大事なのは、金銭的なことです。自給自足をはじめるにもお金は必ず掛かります。生活費だけでなく、税金などの支払いなどもあります。自給自足の生活には、季節も関係してきます。その為年間スケジュールを考える必要があります。
自給自足の生活に併せて、カフェなどを併設しようと考えている場合は、カフェなどの営業計画も考えなければいけません。

住む場所を考える

自給自足の生活をする住む場所を考えることも重要です。日本国内には、多くの過疎地や田舎があり漠然として考えていると、どこの土地が良いのか候補地を絞れなくなってきます。自分が住んでみたいと思う場所があれば、その土地について調べたり、実際に足を運んでみるのがよいでしょう。
同じ過疎地域でも、十分な行政サービス・医療サービス、コンビニやスーパーまでの距離が随分と違うことも考えられます。(岡山県で例えると、新庄村と高梁市ではコンビニの件数から違う)どの程度の環境に住むかを考える必要があります。
自給自足で野菜を育てるのであれば、土壌や気候なども考慮する必要があります。何もない山奥でひっそりと暮らしたいのか、ある程度の街機能が便利な距離にある場所がよいのか、自分がどんな暮らしをしたいかを考えて決める必要があるのです。

本当に住むことが出来るか試す

自給自足生活をするにあたって、いきなりその土地に移住を考えるよりも、本当にその土地に住むことができるのかを試す方がよいでしょう。移住を推進している町などでは、各地でお試し移住サービスが用意されています。週末などの機会を利用してその土地の暮らしを味わってみるのがよいでしょう。
都会暮らししかしたことがない人は、田舎暮らし自体が可能かどうかも試す必要があります。例えば、田舎には自然がたくさんあるので、虫がいたり自然の動物がいる場合もあります。静かな場所がよいといっても、日が暮れたら本当に静寂しかない、娯楽が一切ないという場所もあります。
自分で考えている以上に、田舎暮らしは大変なこともあります。しかし、体験をすることによって、思っていた以上に快適だと感じれば住む候補地になりますし、自分が必要なものがわかることもあるので、体験をしてから考えるのがよいといえるでしょう。

10年後のプランを立てる

自給自足生活をはじめる際に、10年後のプランを立てておく必要があります。一生この土地で暮らそうと考えていたとしても、まずは10年のプランを考えておくことで、具体的な目標がたてられます。まずは、5年お試しで6年後には都会に帰るなども含めて具体的に考えておくとよいでしょう。
中には、ゆくゆくは都会に住む両親と一緒に暮らさなければいけない人もいます。今は特にプランはなくても、結婚などのライフイベントについても考えなければいけないことも出てきます。10年後までの自分のプランを考えて、自給自足生活の計画をしましょう。

自給自足を始めるのにかかる費用

自給自足生活を始めるために、実際はどのくらいの費用が必要となるのでしょうか。自給自足をはじめるにあたっての費用について考えてみましょう。

住居を手に入れる

自給自足生活をする場所で、住居を手に入れる場合、空き家情報などのサイトをチェックしてみるとよいでしょう。空き家を購入する場合、地方によるが、一戸建てで修繕が必要な住宅が180万円程度から、即入居可住宅は500万円程度からといわれています。
そして、見逃せないのは自治体による支援制度の存在です。これは地域によってさまざまな助成金や奨励金などの制度あるので、確認をしてみるとよいでしょう。自治体によっては、かなり得な制度もあるので考えてみるのがおすすめです。

住居を借りる

住居を購入するのは不安があるという方は、住居を借りるという選択もあります。空き家情報などをチェックすると、場所や状態によってはかなり破格な金額の物件もあります。地方にもよりますが、一戸建てで修繕が多少必要な住宅が月3万円ほどから、修繕不要の場合は月6万円ほどからあります。
中には、家賃が一万円以下の物件などもあり、自給自足生活をはじめてトライしてみる人や、あまり予算に余裕がない人なら賃貸物件を選ぶとよいでしょう。賃貸であっても、地方自治体の支援制度がある場合もあるので、確認してみるとよいでしょう。

田畑を準備する

自給自足生活に必要な田畑の準備も大切です。物件に畑のスペースが付いていれば、その畑を使って野菜の栽培が出来ます。成人一人に必要な畑のサイズは10平米といわれており、田畑として使われている土地はすぐ使えるが、荒地になっていることもあります。
世話をしていない田畑は1年で草だらけになるので、しばらく空き家として使われていなかった場合、田畑を整える費用もかかります。そして、空き家に充分な農地がない場合は、農地を購入する方法もあります。農地を購入するには、農家の資格が必要なので役所で手続きをしなければいけません。
本格的に農家をはじめるのであれば、自治体の助成金を利用して初期費用を抑えることも考えてみるとよいでしょう。

農耕器具などを準備する

農家生活をはじめるのであれば、農耕器具などを準備しなければいけません。どの程度の規模ではじめるのかによりますが、小規模ならクワ、害虫除けのための虫除けネットなどが必要となります。規模が大きな農業であれば、さらにトラクター等が必要になります。
農業で生計を立てていこうと本格的に考えているのであれば、初期費用はそれなりにかかります。自分の食生活のためだけに田畑が必要ならば、まずは小規模なことからはじめてみるようにしましょう。

引っ越し費用を考える

都会から田舎の空き家に引っ越しをする費用も考えなければいけません。引っ越し会社に依頼をすれば、それなりに費用は掛かります。大きな荷物がそんなにないのであれば、知り合いなどにお願いしてみるのもよいでしょう。
引っ越し自体の費用だけでなく、引っ越し先の物件に掛かる費用も頭においておかなければいけません。空き家バンクに登録されている物件は格安だが修繕が必要な場合が多いです。即入居可能でも水回りが古いなどリフォームが必要で、特に水回りについては、自身で出来ない場合修繕費が高くなる場合もあります。

自給自足を始めてからかかる費用

自給自足生活を始めてからかかる費用も考えておかなければなりません。実際の生活にどのくらいの予算をみておく必要があるのか知ってみましょう。

食費雑費を考える

まず生活に欠かせない食事については、極力自給自足の食材を使うようにしましょう。食材を抑えることによって、都会の生活に比べてかなり安く済ますことができます。田舎暮らしで自給自足の生活の最低食費は、1万円ほどといわれています。
食費の中でも、自給だけでは賄えないものもあるので、そういったものをたまに調達するお金がかかります。そして生活雑貨など自給できないトイレットペーパーなどの雑費は欠かせないので、できる限り食材は自給のものを中心に考えていきましょう。

光熱水費を考える

田舎に住むとしても、高熱水費は掛かります。電気もガスも何も使わずに暮らすというのであれば別ですが、電気やガス・水道を使うのであれば毎月最低でも15,000円程は掛かります。水道ではなく、井戸水を使ったり、薪ストーブやお風呂を使うなどすれば多少の節約には繋がります。
水道光熱費の金額については、地域で異なることもあるので、自分の住む場所がどれくらいなのかなど確認しておくとよいでしょう。

通信費を考える

田舎の地方によっては、テレビのチャンネルが少なかったり、全くなかったりでケーブルテレビが必要な場合もあります。そんなにテレビ見ないからと思っていても、田舎暮らしはほとんど娯楽がなく家にいる時間も増えます。都会暮らし以上にテレビを見る可能性が高いので、最低限でもテレビは必要といえます。
テレビとともに、インターネット通信も必要となるでしょう。スマホがあればよいと考えていても、場所によっては通信が弱い場所もあります。インターネット通信を引くことで、ケーブルテレビとセットでお得な場合もあります。農業のためにも天候をチェックする手段は必要なので、通信費は考えておくべきです。

医療費保険料を考える

田舎暮らしの場合、田舎は大きな病院がないためガソリン代や交通費も考慮が必要となります。病院に行ってこようと気軽に出かけられる場所に病院がない場合もあります。何か大きな病気やケガなどが発生した場合、都会にある大きな病院に通わなければいけないことも考えられます。
車で運転して行けるような状態ではない場合、タクシーを使うことも考えられます。そのため、病気になった場合は都会にいるよりも出費が大きいことを頭においておかなければいけません。自給自足生活をはじめるのであれば、医療保険の見直しもしておく方がよいでしょう。

農業をするために必要な費用

農業をするために必要な経費がかかります。農業の規模によって、必要なものが違うので一概にはいえませんが、小規模であってもそれなりに購入しなければいけないものがあります。種、苗を自家生産することは可能ですが、安定した生産量を考えると種、苗の購入は必要だといえます。
有機栽培をする場合も農薬(柿渋、木酢など)は必要となりますので、苗や農薬、栄養に必要な土など小規模であっても色々揃えなければいけません。

自給自足に必要な畑を作る

自給自足に必要な畑を作ることは重要です。どの程度の畑を使って、どの程度の規模の農業をするのかを考えておく必要があります。自給自足の生活のために必要な畑を作るにはどのような知識が必要なのでしょうか。

最低限な畑の大きさ成人一人当たり1a

成人一人当たりに最低限必要な畑の大きさは、1a(約30坪)だといわれています。家族分だけの野菜を自給自足する場合には、成人一人当たり1aで十分なのです。自分のためだけや、家族が食べるだけの畑でよければ、空き家の庭スペースなどでも十分な場合もあります。
一人分の食費であれば、収入を得る手段と並行して農業ができる可能性もあります。大きな農業でなくても、自分の食べる量よりも多めに作れれば、少しであっても収入につながる野菜を育てることができます。無理なくやるのであれば、1a程度のスペースでよいでしょう。

農業をするならば10ha

本格的に農業をするのであれば、10haは必要になります。収入を得るための野菜を育てるのなら、季節ごとに作る野菜を変化させ、1年間ひっきりなしに収穫する必要があるのです。農作物を育てるには、気候や災害など予期せぬ事態に影響されることが多くあります。
農業を本格的に行うのであれば、ノウハウをしっかりと学ぶことも必要です。そして、10haの農地が敷地内にあるケースは少ないので、ない場合は土地の購入を考えなければいけません。農地の購入は、農家でなければ購入できないので、手続きなどをしっかり行わなければなりません。

作付スケジュールを考える

畑をはじめるにあたって、作物を作るスケジュールを考える必要があります。作物には種まきの時期、収穫の時期がそれぞれにあります。自給自足で野菜を作るのであれば、年間のスケジュールを組む必要があります。食べたい野菜だけを作ればよいと考えていると、時期が偏ってしまうことも考えられます。
例えばナスは4月に作付して6から9月に収穫。ナスだけでは夏にしか野菜を食べることが出来ないことになってしまいます。冬でも収穫できるダイコンやジャガイモなども取り入れて、一年間収穫できるように計画する必要があるのです。

収穫量は一定ではない

農業の収穫は、必ずしも毎年同じとは限りません。ある程度の収穫があっても、翌年天候不順などにより、収穫数が激減することも考えられます。台風などの自然災害の影響だけではなく、雨が多かったり少なかったり、冷夏などの気温の影響なども農業には大きな問題となります。
収入を考えるための農業の場合は、収穫数の量はだいぶ生活に影響があります。少なすぎることも当然ですが、多すぎる場合は売値がかなり下がり収入に影響します。そのため、農業を行うというのは、自分達の努力だけではどうにもならないこともあるのです。思っている以上に厳しさがあるのが農業なのです。

自給自足のデメリット

自給自足生活を送ることのデメリットとはどのようなことがあるのでしょうか。自給自足生活のよさの裏にある田舎暮らしの大変さなども問題となります。自給自足を始める前にデメリットについて理解しておきましょう。

刺激はない

田舎暮らしというのは、都会暮らしに比べて刺激がないといえます。都会であれば、退屈だと思ったら娯楽を楽しんだり、少し足を伸ばして買い物に出向いたり、友人と食事をするなどさまざまな時間の使い方ができます。
しかし、田舎暮らしというのはそういった場所が周りになく、変化が少ないのが特徴です。都会の生活に慣れてしまっていると、変化が少なすぎることもまたストレスになることもあります。刺激のないことを受け入れられたり、田舎の生活に溶け込むで新たな楽しみを作れる人はよいでしょう。
しかし、単調で平和過ぎる生活が続くことで、ストレスになってしまうのであれば、たまに都会に行ける距離の場所を選んだり、友人に逢うことが月に1回でもできるような環境の場所を選ぶようにしましょう。

自然が多い

田舎は、都会に比べて自然が多いのが特徴です。そんな自然を求めて移住して来る人がほとんどです。空気がおいしく、緑は爽やかという都会にはない魅力に溢れています。しかし、その一方で虫や害虫、毒蛇などの生物が出るというデメリットもあります。
場所によっては、イノシシやシカなどの鳥獣被害と表裏一体の場所もあります。自然が多いということは、動植物にとっても住みやすいことになり、都会では見たことのない虫などに遭遇することもあります。虫が苦手な人にとっては、かなり厳しい環境となるでしょう。

不便である

田舎は、都会に比べて不便なことが多くなります。都会であれば、郊外であってもバスに乗り駅まで行くことが簡単にできます。しかし、田舎の場合は公共の交通機関が弱いため、バスなどが廃線になっていたり、あっても一日に数本という場所も少なくありません。
都会では10分に一本でも少なく感じるJRが、1時間に1本であることも多い。田舎は、車社会なのでバスなども弱く、車がなければどこにも行けなくなってしまう場所もあります。スーパーに行くだけでも、簡単ではないケースもあり、不便さは否めないといえます。

仕事が選べない

田舎暮らしの大きなデメリットとして、仕事が選べないというポイントがあります。こういった過疎地に人がいなくなってしまうのは、したい仕事がないから、若者は都会に出てしまうためです。自給自足をしながらも、生計をたてるためには収入源となる仕事が必要です。
しかし、商業施設や企業などはほとんどないのが過疎地となるため、仕事を見つけるのは至難の業となります。インターネットを利用したビジネスや、農業に従事するくらいの選択肢となってしまいます。

田舎こそマナーがある

田舎暮らしの大変さによく声が挙がるのは、地域の中での人間関係や、しきたりなどのルールの存在です。都会のように干渉がないのも寂しいですが、濃密過ぎる故の大変さもあります。田舎暮らしの生活には、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか。

閉じた村社会

田舎の集落や、地域の特徴として閉鎖的な社会である特徴があります。住民の入れ替わりが少なく、人間関係がその地域で完結していることがいえます。そのため、外部から引っ越しをしてきた人に対して警戒心を持つ傾向があります。
彼らの世界は、その地域に留まっており、どんな小さな出来事でも噂になってしまうこともあります。新しくその地域に住むとなった場合、村社会に溶け込むまでには時間が掛かる可能性があります。変わったルールがあっても、受け入れていくことが大事となります。
しかし、彼らが嫌な人だというわけではなく、村特有の生き方をしているだけなので、そこで暮らそうと考えるのであれば、積極的に彼らとの付き合いをする方が暮らしが楽になります。生活の知恵をもらったり、困った時に助けてくれることもあります。

距離感が近い

過疎地のように近所の人達と助け合いながら暮らしているような地域では、家の鍵を閉めずに過ごし、勝手口から近所の人が当たり前のように入ってくるといった習慣が根付いている地方も多いといわれています。畑から帰ったら、居間に近所の人が座っているなんてこともあります。
過疎地で暮らす人達は、近所の人との距離感が近いのが特徴です。これは、お互いに助け合いながら暮らしていかなければいけない環境であり、お互いが声を掛け合うことで家族以上のつながりを作っていくことになります。
都会暮らしの人には、理解できない部分かもしれませんが、距離感の近さは自分自身の生活に非常に役立つこともあります。あまり自分のことを干渉して欲しくないという人は、田舎暮らしは逆に大変になるかもしれません。

地域活動の存在

田舎暮らしの特徴に、自分達の地域は自分達で守っていくような地域活動があることが挙げられます。行政だけでは、手が回らない土手焼きや溝掃除といった年に2,3度の行事や御祭りの運営、ゴミ当番など多岐にわたる活動があります。それらをやる人がいるからこそ田舎はどうにかまわっているというのが現状です。
地域の住民が、交代で当番制になっているものもあり、住民全員で参加しなければいけないものもあります。これらの活動は、活動だけではなくみんなで集まることが楽しみな人も多くいます。娯楽がない田舎では、こういった地域行事の後にどこかの家で集まり食事をしたり飲み会をすることもあります。
都会では、人の入れ替わりも多く近所の付き合いなどとは無縁であることも多いですが、田舎というのはこういった結びつきによって、持ちつ持たれつで暮らすのが一般的なのです。

町内会の利用

田舎には、町内会の結びつきが強い傾向があります。小さなコミュニティーだけに、自分達の暮らしを自分達で守る意識が強いのが特徴です。町内会では、地域活動やお祭りなどだけでなく、毎月のように寄合を行い収支報告などをしながら、食事を楽しむ機会を作ったりします。
もし、過疎地に引っ越した場合、町内会に入ることになります。新参者だからこそ、仲立ちをしてくれる組織として町内会活動にしっかりと参加することが大切です。一生懸命地域に溶け込もうとする姿が見られれば、時間は掛かっても町内会の人達が受け入れてくれるようになります。

日本国内で自給自足生活にチャレンジ

日本国内の過疎地などで、自給自足にチャレンジする方法はどんな方法があるのでしょうか。自給自足生活をはじめる際に必要な事項をお伝えします。

移住先を一から手作りをする

国内の過疎地域などで、土地を購入し自分の好きなように移住先を手作りするのもよいでしょう。空き家物件を購入したり、レンタルするのもひとつの手段ですが、修繕費などがかなり掛かったりするケースも多くあります。即入居ができても、すぐに修繕しなければならないことも多々あります。
費用はかさんだとしても、自分に必要なスペースの家を作り、修繕が必要にならないように作れば結果的に変わらない可能性もあります。自分の好きなように手作りの家を建てれば、楽しみもひとしおとなるでしょう。

古民家を利用する

空き家物件などに出ている古民家を利用する手段もあります。古民家物件をカフェやレストランなどに改装して、オーガニック農家兼カフェ経営などをするのもよいでしょう。古民家物件は、改装に費用は掛かりますが、流行りのスタイルで改装をすれば人気のお店にもなる可能性があります。
ビジネスと併用したい人なら古民家を購入したり借りるのがおすすめです。

コミュニティに参加する

最近流行りのシェアハウスなどは、こういった空き家を使い自給自足生活をするタイプも増えています。一人で自給自足の生活をはじめるのは不安だという人は、自給自足のシェアハウスに応募してみるのもよいでしょう。一人ではじめるよりも気楽にはじめられ、仲間もできるので安心感があります。

支援制度を活用する

空き家物件などの購入やレンタルについては、地方自治体の支援制度を設けている地域が増えています。自治体からの助成金や、奨励金などの設定がある地域に住むのであれば、積極的に利用することをおすすめします。自分が希望する場所があれば、自治体に問い合わせてみるのもよいでしょう。

海外での自給自足生活は苦労が多い

日本国内を飛び出して、海外での自給自足をはじめようと考える人もいます。日本よりも安いコストで暮らせる場所で、自給自足の生活をすれば費用も安くのんびり暮らせるのではないかという夢を持つケースもあります。しかし、海外に住むという事は日本以上に大変なものです。

気候が違い戸惑う

海外のどの地域で自給自足を行うかで、気候の違いは大きく影響します。日本のように四季がある地域であればある程度は同じですが、日本のように四季に恵まれた地域というのはさほど多くありません。住みやすさから東南アジアなどを選ぶと、年中暑い気候に戸惑いを感じることもあります。
気候的に育つ作物が限られ、もし災害や気候によって作物が取れないような状態にでもなれば、大変です。土壌の違いから、整備を行うのに費用がかなり掛かる場合もあります。

特産品がわからない

海外のその地域に長く住むようになれば、特産品などの知識が増えてきますが、はじめて住む場所でいきなり自給自足といっても難しい部分も多くあります。どんな作物を育ててよいのかなど、現地の協力者がいなければ難しいことも多くあります。

文化が違う

まず、海外に移住をするという段階で大きな問題は、文化が違うということです。日本の感覚で物事を考えてしまうと、国によってはノイローゼになってしまうこともあります。日本では当たり前であっても、その国にとっては常識が違うことも多々あります。
そういった文化を受け入れ、現地での生活に取り入れることができるかどうかを考えなければいけません。住むということは、旅行とはまったく違う部分が見えてきます。そういったフレキシブルな感覚を持ち合わせているか、現地に協力者がいるかなどはとても重要です。

日本人に求められるもの

現地で自給自足の生活を行いながら、現地の人に農業を教えていきたいという人もいます。そういった団体を利用して参加するのであればよいですが、自力で現地に溶け込んでいきながら、日本の農業を伝えようとする場合は、日本での経験や知識を求められます。しっかりとした知識の習得をする必要があります。

本当の自分になるために

自分が自分らしく暮らすために、自給自足の生活を目指すのは人生において、新たな自分を目指すよい分岐点となる場合もあります。本格的にはじめる人でも、短期間だけでも生活をしてみたいという人でも、さまざまな方法で挑戦することができます。
仕事や人間関係に疲れてしまい、心がボロボロになってしまったのであれば、期間を決めて自給自足の生活を試してみるのもよいでしょう。自然の中で、田舎の人達と触れ合うことで自分自身を取り戻すことができるかもしれません。
自分の力で汗を流して得る生活を送ることで、今まで見えていなかったことが見えたり、ゆっくりと流れる時間の中で、将来について考えることができます。自給自足は大変なことも多く、簡単ではありませんが、チャレンジしたい気持ちがあればトライしてみるのもよいでしょう。

この記事のライター UKANO 編集部

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