安心して使うために知っておきたいApple payの仕組み

August, 28, 2018

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Apple payとはどのような仕組みで動きどのように使われるのだろうか

2016年9月、iPhone7の発売と同時にサービスが開始されたApple Payは、私たちの生活シーンを変えるだろうと大きな話題になりました。
しかし全世界でアクティブなiPhoneにおけるApple Payの使用率は2018年2月現在でわずか16%と低水準にとどまっており、それはクレジットカードで見られる個人情報漏えいや不正利用のリスクの不安が原因の一つと考えられます。

しかし、そのセキュリティの高さや使いやすさから、すでに利用しているユーザーは「使いやすい」という評価も多いApple Payを、仕組みから理解すればきっとその不安も解消されるでしょう。

Apple payの決済の仕組みについて

2016年9月、iPhone7の発売と同時にサービスが開始されたApple Payは、私たちの生活シーンを変えるだろうと大きな話題になりました。
しかし全世界でアクティブなiPhoneにおけるApple Payの使用率は2018年2月現在でわずか16%と低水準にとどまっており、それはクレジットカードで見られる個人情報漏えいや、不正利用のリスクの不安が原因の一つと考えられます。

登録できるのはクレジットカードをはじめ、プリペイドカード・Suicaで、それぞれに利用するシーンも異なるため対応するデバイスに制限があるものもあります。

決済はAppleのサーバを通して行われている

iPhoneでカードを読み取ると、アップルのサーバがカードの発行元を識別し、カードのデータを発行元へ送信します。
発行元がデータを承認するとApple Pay独自の番号が割り振られ、暗号化されてアップルに、さらにアップルからiPhoneに送信されます。
この時点でこの独自の番号を知っているのは発行元とiPhoneだけです。

実際のお買い物の決済には、この独自の番号が暗号化されて使われます。
カードの番号やその他のデータではないため、万が一不正に手に入れても利用することはできません。
やり取りされるデータは全て暗号化されているため、アップルにもカードの番号や独自の番号はわかりません。
アップルでさえクレジットカードの番号を知ることはできないのです。

アップルが独自のサーバーを使って強固に守る決済形式がApple Payです。
直接カード番号などが使われないことから、その漏えいする可能性も極めて低く、高いセキュリティを実現していると言えます。

Apple payは利用可能機種が決まっている

Apple Payは、どのiPhoneでも使える機能というわけではありません。
クレジットカード・プリペイドカードならiPhoneSE以降のiPhone、iPad mini 3以降のiPad、Apple Watchの全シリーズ、Touch ID搭載のMacBook Proで利用できます。
最後に対応したSuicaなら、iPhone7以降のiPhoneか、シリーズ2以降のApple Watchで利用できます。

Apple payに登録できるカードは限られている

Apple Payの大きなメリットに「複数のカードを登録できる」ことが挙げられます。
Apple Watch Series 3やiPhone8以降のiPhoneであればSuicaやクレジットカードを合わせて12枚まで、それ以前のデバイスなら8枚まで登録できます。

例えばSuicaを使ってタッチするだけで改札で支払えますし、その直後駅ビル内のお店で同じiPhoneを使って洋服を買うこともできます。
登録数の制限があると言っても、少なくても8枚。
使い方をよほど細かく分けなければ足りないということはないでしょう。
財布からカードを取り出すこともなく、実際には持ち歩く必要もなくたった1台のiPhoneで決済できる、この便利さがApple Payの真のメリットといえます。

日本でのApple pay店頭支払いは主に3つの種類がある

Apple Payとは決済システムの総称で、実際の決済方法はiD、QUICpay、Suicaの電子マネーサービスを使用します。
利用する店舗がどのサービスに加盟しているかでApple Payが使えるかどうかが分かれるため、3種のそれぞれに対応したカードを登録すると便利です。
登録したカードのタイプがiDかQUICPayかがわからなくなったら、クレジットカードをWalletアプリで確認すると良いでしょう。

Apple payで支払うときは店舗が加盟しているサービス名を伝える

電子マネーサービスを決済する際は、レジであらかじめ「どのサービスで決済するか」を指定する必要があります。
そうしなければユーザーがどのサービスで決済されたのかがわからなくなるためです。

Apple Payとは、iD・QUICPay・Suicaという電子マネーサービスを使うためのアップルの決済システムの総称であって、電子マネーサービス名ではありません。
ですから利用の際は「iDで支払います」「QUICPayで支払います」「Suicaで支払います」とサービス名を店員に伝えるとよりスムーズに決済できます。

Apple payの支払いには上限額がある場合がある

Apple Payで利用するiDやQUICPayは本来サインレスの電子マネーであるため、セキュリティ上、高額決済ができなくなっています。
例えばQUICPayなら上限金額は2万円、iDの場合もクレジットカードの上限額とは別に上限金額が設けられており、高額の決済には暗証番号が必要になることもあります。

新しく登場したQUICPay+では2万円以上でも決済ができるようになり、Apple Payの利用の幅が大きく広がりました。

Apple payはアプリ内の支払いにも使える

また、Apple Payはアプリ内での料金決済にも利用できます。
UNIQLOアプリや全国タクシー、TOHOシネマズ、Yahoo!ショッピングなど多くのアプリに対応しています。

今まではそれぞれにクレジットカードの登録が必要で、使い分ける便利さもありましたがセキュリティの面で不安もありました。
Apple Payならその不安も解消できます。

Apple payはオンラインショッピングにも使える

Appleデバイスに搭載されているWebブラウザ「Safari」でオンラインショッピングするときは、手間をかけてアカウントを作ったり長い入力フォームに記入することなく、Apple Payで素早く支払うことができます。

iPhone、iPadやTouch IDを搭載したMacBook ProならTouch IDで簡単支払い、そのほかの対応するMacではiPhoneやApple Watchで支払うこともできます。
簡単でスピーディーなだけでなくセキュリティの面でも安心です。

Apple payでのSuica利用の仕組みについて

Apple Payで使うサービスのうちSuicaは最も新しく追加されました。
対応しているのも最新機種に限られていますが、それは他のサービスとは少し違う使い方が必要だからです。

クレジットカードと同じようにタッチだけで決済が出来る

Suicaは交通機関でタッチするだけで支払いが完了できる便利なカードですが、それをほかのサービスでのショッピングのように使おうとするとサービス名を指定しなくてはならず不便です。

Suicaを交通機関でスムーズに使うために、あらかじめエクスプレスカードとして設定しておきましょう。
そうするとiPhoneやApple Watchを改札機の読み取り部にかざすだけで改札を出入りできます。
デバイスのスリープやロックを解除したりアプリを開く必要がなく、さらにはネットワークに接続されている必要もありません。
読み取りが完了すると画面に「完了」と現れるだけです。

Suicaチャージもデバイス上で出来る

Suicaへのチャージも、Suica定期券の更新もWalletアプリからデバイス上で直接できます。
券売機の列に並ぶ手間もなく、全国相互利用サービスの対象の各地で路線バスやタクシーに乗ることもできるSuicaのメリットはそのままです。

残額を気にせず使える「オートチャージ」ができるのはビューカードだけに限られています。
頻繁に利用するならビューカードを登録しておくと便利です。

混同されがちなFeliCaとの違いは

iPhone7から、iPhoneもおサイフケータイの技術FeliCaに対応しました。
中にはApple Payは日本のFeliCaと思っている人もいるようですが、これらは全く違うものです。

Apple payとFeliCaは仕組みが違う

Suicaに代表されるため「FeliCaは決済サービス」と思われがちですが、本来は決済を含めた「非接触型ICカードの通信技術」を指します。
そのためFeliCaの技術を使ったサービスはSuicaの他に社員証としてオフィスへの入退出時の認証管理やイベントのチケットにも使われています。
将来は健康機器や電化製品と連携させてIoTツールの一部として利用することも考えられています。

一方のApple Payはあくまで「決済システム」です。
本来Apple Pay自体は2014年のiPhone6から機能としては搭載されていましたが、その頃すでにわが国ではFeliCaが広く普及していたため採用できるまでApple Pay自体の導入が遅れたといわれています。

Apple payとFeliCaは使用されている地域が違う

これだけFeliCaが広く使われている国はわが国だけ。
海外では電子マネー決済には別の方式が使われています。
Apple Payも当初は別の方式だけを採用していましたが、iPhone7からFeliCaに対応し日本で大いに利用されることになりました。

きちんと仕組みを理解することでより安心してApple payを利用することが出来る

きっと今当たり前のように使われているクレジットカードも、最初は仕組みを知らないために敬遠されていたでしょう。
しかしApple Payはクレジットカードを持ち歩かない、決済ごとに使うデータがカードのデータとは全く違う独自の番号であるというセキュリティの高さで、むしろクレジットカードよりも安心して使える決済方法です。

仕組みを知らないことでこの安全と便利さを享受しないのはもったいないと感じませんか。
どんな新しいサービスも今より安全・便利であることが前提にデザインされています。
Apple Payも仕組みをきちんと理解することでより安心して利用できます。
まずはしっかり知ることから始めましょう。

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