初心者のための外貨預金の基礎知識と魅力をわかりやすく解説

August, 24, 2018

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高金利が魅力の外貨預金

外貨預金の魅力は高金利であることです。
日本がずっと低金利で続いてる中で、外貨預金を利用する手段も考えたほうが良いでしょう。
ちなみに日本の現在の金利は0~0.1%です。
これは銀行に預けていても、ほとんど利息がつかない状態と言えます。

外貨預金の基礎知識

まず外貨預金とは何かというと、日本の通貨「円」ではなく、アメリカの「ドル」などの外国の通貨でお金を預けることを言います。
その預けたお金に対して、利息が何%かの利息がつくようになっています。
その利息も他の各国の通貨によって違います。

外貨預金は高金利

外貨預金が高金利であることは説明しましたが、具体的に日本の金利との差をまず見てみることにしましょう。

まず日本の金利が0.1%に対して、アメリカ2.0%、ヨーロッパ0.0%、イギリス0.5%、オーストラリア1.5%、ニュージーランド1.75%、南アフリカ6.5%、トルコ8%となっております。

以上のことから、外国通貨と日本との金利の差が歴然であることがわかります。
特にトルコの場合だと金利は2018年6月時点で17%台になっていたりします。
金利が17%で10万円を1年間預けた場合は1万7千円の利益を得ることができます。

※トルコは今年(2018年)の初めは8%台の金利でしたが、2018年6月で一気にまた金利が上がりました。
この理由は、トルコ中央銀行という所が緊急で利上げした影響であり、金利政策を簡素化して1周間物レポ金利を再開する方針を決めたことにより一気に金利がまた上昇しました。

日本が低金利のため外貨預金は高金利になる

まず外貨と両替するだけでは外貨預金の高金利を享受することはできません。
ですが日本が現在低金利だからこそ、日本円と外貨を両替してその差で高金利の恩恵を受けることができます。

日本が低金利なのは、借り手を増やして経済を活性化させようと試みているのですが、それがなかなか上手く行かずに何年も続いている状態となっています。

2つの利益が得られる

外貨預金だと2つの利益が得られます。
高金利による利益と、為替変動による利益です。

高金利の利息によって得られる利益と為替変動による利益が期待できる

日本円の超低金利により、外貨に両替した際にかなりの高金利が際立ちます。
そして為替変動での利益です。
為替変動とは日本円で外国通貨を買った時の差益。
具体的な例をあげると、1ドル100円で買ったとします。
それが1ドル105円になれば5円分の利益を得たことになります。
これが為替変動による利益です。

普通預金と定期預金がある

日本円に普通預金と定期預金があるのと同じように、外貨預金にも普通預金と定期預金があります。

外貨預金には外貨普通預金と外貨定期預金の二種類がある

外貨普通預金とは外貨通貨での期間を定めない預金。
外貨普通預金だと随時外貨を預けることができ、随時払い戻しできます。
これに対して外貨定期預金の場合は預けてから一定期間は払い戻しができない状態になります。
そのため普通預金よりも金利がより一層高くなります。

円安になるほど利益が出る

円安とは円の価値が低くなることです。
円安になると外貨預金で利益が出ます。

外貨に替えて預金するため円安になるほど利益が出る

具体的にどういうことかというと、「1ドル=80円」から「1ドル=120円」になった場合これを円安と呼びます。
基本的に安く買って高く売りたいわけですから、1ドル80円の時に買って1ドル120円の時に売ると40円の利益になります。
このような仕組みから円安になるほど外貨預金は利益が出るということになります。

外貨預金のリスク

外貨預金は一見メリットばかりに見えますが、当然リスクもあります。
メリットがあることはデメリットもあるというのは世の常識、表裏一体です。

外貨預金の元本割れのリスク

外貨預金の利益は高金利による利益と為替変動による利益です。
ですが、為替変動によるリスクで元本割れになるケースもあることを覚えておきましょう。

為替変動は利益を生む一方で損失になることもある

為替変動により、円安になれば利益は生まれますが、その反対で円高になると損益になります。
1ドル=100円の時に預金したとします。
数年後に1ドル=90円になった場合、円高になり損益が生まれます。
例えば、1ドル=100円のときに10,000ドル(100万円)預金したとします。
その後、1ドル90円のときに払い戻した場合、90万円にしかならないので、結果10万円の損益になります。

預金保護の対象外である

預金保護という制度があることも知っておきましょう。
預金保護は、ペイオフとも言われていて、預金者が銀行にお金を預けて、万が一その金融機関が破綻した場合1,000万円とその利息分を保証する仕組みです。
これが外貨預金の場合は対象外になります。

預金保護の対象外であることも外貨預金のリスクの1つ

外貨預金はペイオフの保証対象外なので、外国の金融機関が破綻した場合は一銭も戻らなくなる可能性が非常に高いです。
これは日本に支店がある外国金融機関でも同じです。
自己責任を理解した上で余剰資金で取り組むことにしましょう。

為替コストがかかる

為替コストとはつまり手数料のことです。
外貨預金をする場合手数料がかかるのでそこも確認して見ましょう

外貨預金は預け入れと払い戻しで手数料がかかる

外貨預金の場合、預金をする際と払い戻す時の合計2回手数料がかかります。
その手数料によって元本割れするケースもなくはありません。
ここで一つ注意して頂きたいのが、為替レートと為替手数料をごっちゃにしてしまうことがよくあるケースです。

まず為替レートとは、銀行や両替ショップで外貨に替えるときの交換比率が為替レートです。
1ドルを100円に替える場合「1ドル=100円」。
これが為替レートです。
これに対して、為替手数料はカード会社が取る手数料。
以下に例を挙げてみるとこうなります。

※1ドル=100円→これが為替レート
1万米ドル(100万円)で預金して、金利1%と仮定した計算
(100万 x 1%) + 元本100万円 = 101万円
※1ドルにつき1円の手数料→これが為替手数料
この場合は以下の計算になります。

101万円?(1万ドル x 1円 x 2回) = 101万円?2万円 = 99万円
結果を見てみると元本が100万円に対して、高金利で1万円の利益を上げたにも関わらず、預金と払い戻しの2回の手数料でトータルで考えると1万の損益になります。
この点も外貨預金を取り組む際は考えなくてはいけません。
各銀行によって違うので調べたほうが良いでしょう。

外貨預金でバランスのとれた資産運用をしよう

外貨預金は高金利であることは非常に魅力的ですが、ペイオフが効かなかったり保証対象外なので余剰資金でやるようにしましょう。

また、資産運用をするときにも外貨預金が高金利なのを理由に一本で絞るのは危険です。
外貨預金と国内の金融商品をよく品定めをした上でバランスよく資産運用していく必要があります。

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