年収300万円で住宅ローンは組めるのか?返済限度額についても説明

年収300万円で住宅ローンは組めるのか?返済限度額についても説明

家計の知恵 2018.08.19

年収300万で住宅ローンって組めるのかを紹介

自分の家を持つにあたって、住宅ローンを組めるのか否かは重要なポイントです。家を買う際、数千万円もの費用が掛かることが普通です。そのような大金を一括で払える人はほとんどいないでしょう。
しかし、年収300万円の人の場合、はたして住宅ローンが組めるのか、組めたとしても限度額は低いのではないか、といった不安を抱える人は少なくありません。年収300万円といえば、世間的に見て高収入とは言えませんから、そのような不安は感じてしまうでしょう。
年収300万円で住宅ローンが組めるのか、また組めたとしても限度額はどの程度なのか知って、ライフプランの参考にしてください。

年収300万で住宅ローンを組むことは可能なのか

年収300万円で住宅ローンを組むことができるのでしょうか。住宅ローンが組めるか否かで、家が買えるかどうか決まってしまいます。家の購入を検討しているなら、ここは外せない問題です。

年収が低いから組めないということはない

意外なようですが、多くの金融機関では住宅ローンの審査基準に年収の制限は設けられていません。つまり、年収が300万円の人でも審査基準を満たしていれば、問題なく住宅ローンを組むことができるのです。
しかし、一部の金融機関では年収300万円以上を審査基準に設定している場合もあります。あらかじめ、自分が申し込みを検討している金融機関の審査基準をしっかり確認しておくと良いでしょう。

各金融機関の利用条件と審査基準

住宅ローンを組むことのできる金融機関は、数多くあります。今回はその中から人気のある5つの機関の住宅ローンの利用条件、審査基準についてまとめました。

三菱UFJ銀行の住宅ローンの利用条件と審査基準

三菱UFJ銀行には、5つの利用条件が存在します。各項目を、箇条書きで記していきます。

  1. 借入時に20歳以上70歳以下であること、かつ完済時には80歳以下である必要アリ
  2. 団体信用生命保険への加入
  3. 日本国籍を持つ人、あるいは外国人の永住権取得者
  4. 同じ勤務先で丸1年以上勤務、かつその給与振り込みを三菱UFJ銀行で行っている
  5. 「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」および「三菱UFJダイレクト」の利用

これらの条件をクリアすれば、三菱UFJ銀行の住宅ローンを利用できます。
では続いて、審査基準です。
まず、審査金利は3.10%で行われます。返済比率は、年収が400万円以下の場合、35%未満に設定されています。それから、勤務状況も重要なポイントです。勤続年数は3年以上である必要があります。また、最低年収も設定されており、こちらの銀行では年収200万円以上であれば借り入れを行うことができます。
これらの条件をもとに、自分が審査基準を満たしているのか確認してください。

みずほ銀行のみずほ住宅ローンの利用条件と審査基準

みずほ住宅ローンで借り入れを行う場合を見ていきましょう。こちらも、5つの利用条件があります。

  1. 満20歳以上満71歳未満の年齢であること、かつ完済時に満81歳である必要アリ
  2. みずほ銀行が契約する生命保険会社への加入
  3. 安定した収入のある人
  4. 保証会社の保証を受けられること
  5. 日本国籍を持つ人、あるいは外国人の永住権取得者

続いて、みずほ住宅ローンの審査基準です。まず、年収は300万円以上であれば基準を満たすことが可能です。こちらは勤続年数に制限がありませんが、正社員でないと借り入れを受けられません。

三井住友銀行の三井住友住宅ローンの利用条件と審査基準

三井住友住宅ローンの利用条件、審査基準についても見ていきましょう。こちらのローンでは、利用条件は3つあります。

  1. 借入時に年齢が満20歳以上満70歳未満かつ、完済時期が満80歳の誕生日以前
  2. 銀行指定の団体信用生命保険への加入
  3. 銀行指定の保証会社の保証を受けられる人

こちらの銀行の審査基準についても知りましょう。まず、審査金利は4%で行われます。返済比率は、年収300万円の場合35%で計算されることを、覚えておきましょう。

住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンの利用条件と審査基準

住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンの利用条件、審査基準も見てみましょう。こちらの利用条件は、4つあります。

  1. 仮審査申し込み時に満20歳以上、借り入れ時に満65歳以下、かつ完済時に満80歳以下である必要アリ
  2. 安定かつ継続的な収入がある人
  3. 三井住友信託銀行指定の団体信用生命保険への加入
  4. 国内在住、外国人の場合は永住権取得者

ネット専用住宅ローンの審査基準を見ていきましょう。まず、審査金利は3.25%で計算されます。返済利率は35%です。

住宅金融支援機構のフラット35の利用条件と審査基準

住宅金融支援機構のフラット35の利用条件、審査基準について知りましょう。こちらの機関では、利用条件が簡素化され、総返済負担率のみを確認するだけとなりました。具体的に記すと、年収400万円未満の場合には30%、それ以上の場合には35%以下であれば、借り入れができます。
続いて、審査基準はどうでしょうか。こちらでは、申し込み時の年齢が満70歳未満であれば、年齢面での基準を満たすことができます。多くの機関では重要視される完済時の年齢は考慮されないので、年齢がネックとなって他の金融機関の借り入れができなかったなら、このフラット35を検討してみましょう。

頭金なしでも組める

しっかりとした返済計画があれば、頭金がなくとも家を買うことは可能です。年収300万円の中から毎月の無理のない返済額を決め、少しずつ返していけばよいでしょう。頭金がないためにローンが組めない、ということはありません。
しかし、注意しなくてはならないのが、引っ越し費用や手数料などは、ローンで支払うことができない場合があります。そのような経費の支払いを行うために必要なお金を準備しておきましょう。

年収300万の住宅ローンの限度額

年種300万円の場合、住宅ローンの限度額はどのくらいなのでしょうか?これは各ローンによっても異なりますが、住宅金融支援機構のフラット35を例に挙げてみていきましょう。
フラット35の場合、年収300万円の人は返済負担率を30%以内にしなくてはなりません。これを具体的な数字で表すと、年間90万円までしか返済を行えません。
したがって、住宅論を最長の35年間で組むとすると、年収300万円の人の住宅ローン限度額は、3,150万円という数字になります。しかし、これは金利ゼロの場合。実際には住宅ローンを組む際には金利が発生しますので、その分も計算に入れなくてはなりません。金利の分も計算にいれると、年収300万円の人が借り入れ可能な限度額は2,000万円程度となります。

借入額ごとの月々の返済額について

借入額ごとの月々の返済額について把握しておきましょう。返済額は条件によって異なりますから、自分の返済計画を立てる際の参考にしてください。

借入額1,000万の場合

借入額1,000万円、返済期間30年、金利2.3%、ボーナスなしの場合の月々の返済額を見てきましょう。この場合、月々の返済額は4?50,000円となります。
もちろんこれはあくまでも一例です。返済期間や金利などにより月々の返済額は異なってくることを頭に入れ、参考程度に留めておくと良いでしょう。

借入額1,500万の場合

続いては、フラット35で借入額1,500万円、返済期間30年、金利1.5%、ボーナスなしの場合です。
このケースで計算をしてみますと、月々の返済額は50,000円程度となります。もし返済期間を短縮すれば、当然それ以上の返済額となります。金利の関係上、総返済額で見ると期間を短くしたほうが負担額は少ないのですが、月々の負担が増えることになります。急な出費にも対応できるような、無理のない返済計画を心がけましょう。

借入額2,000万の場合

続いて見ていくのが、フラット35で借入額2,000万円、返済期間35年、金利1.5%、ボーナスなしの場合です。借入額2,000万円は平均的な額と言えるでしょう。
このケースで計算してみますと、月々の返済額は約60,000円となります。もしこの条件での借り入れを検討するならば、毎月60,000円の支払いに無理がないか、しっかりと計画を立ててからローンを組むようにしてください。

借入額2500万の場合

続いて、フラット35で2500万円を返済期間35年、金利1.5%、ボーナスなしの場合です。この2500万円という金額は住宅ローンの額としては平均的となります。
この条件での月々の返済額は、約7万6千円となります。やはり金額が大きいため、返済額も先ほどまでの例よりも高くなってしまいます。もしこの条件での借り入れを検討するならば、毎月7万6千円の支払いが可能であるか考えてから行ってください。

借入額3,000万の場合

最後は、フラット35で借入額3,000万円、返済期間35年、金利1.5%、ボーナスなしの条件の場合です。
この条件ですと、月々の返済額は約90,000円となります。やはり借り入れ金額が高い分、月々の返済額も高くなってしまいます。

事前シミュレーションを行い、準備をしっかりすることが大事

家を購入するために組む住宅ローンは、当然ながら普段の買い物とは比べ物にならないほど高額となります。大切な住宅ローンですから、「とりあえず借りられるだけ借りてしまおう」や「利子を減らす為に、返済期間を短くしてしまおう」といった安易な気持ちで計画を立ててしまうと、返済がうまくいかなくなってしまいます。
必ず事前シミュレーションを行い、無理のない返済計画を立ててから実際に借り入れを行うようにしましょう。

この記事のライター UKANO 編集部

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