世帯年収1000万の生活が知りたい|共働きと独身のライフスタイル

世帯年収1000万の生活が知りたい|共働きと独身のライフスタイル

ビジネス 2018.08.15

1,000万円で何ができるのか

ライフスタイルにも影響を与える年収。他の家庭が気になり、自分の家庭と比べたいと思っている人も多いのではないでしょうか。今回のテーマは、年収1,000万円世帯の生活について。世間一般から見ると、余裕があるようにも感じられますが、その生活とはどのようなものなのでしょうか?
年収1,000万円の世帯では、どんなことができるのか、ライフスタイルについて見ていきましょう。また、共働き世帯と独身、それぞれの生活を比べながら、気をつけたいポイントもチェックしていきます。

年収1,000万円の共働き世帯

共働きの場合、世帯年収は合算した金額になります。共働きで世帯年収1,000万円のライフスタイルとは、どのようなものなのでしょうか?

共働き世帯の年収1,000万円の割合

年収1,000万円の世帯のうち、共働きの割合は、全体の約6~7%。夫婦で稼ぐ割合は家庭によっても異なり、それぞれが半分ずつ稼ぐ家庭もあれば、年収の8割超を男性側もしくは女性側が稼ぐ家庭もあるでしょう。日本における一人あたりの平均年収はおよそ400万円前後。
年齢や業種、地域などによっても差はありますが、夫婦共にフルタイムで働いている場合には、年収1,000万円を稼ぐ世帯もそれほど少ないともいえないでしょう。

手取りでは単身世帯より税率が低い

年収1,000万円といっても、そのすべてが手元に残るわけではなく、税金や保険料などが差し引かれた金額が手取りになります。家族構成によって引かれる税金の中身は異なり、単身世帯よりも引かれる金額が安くなることも。共働きであっても配偶者の収入が一定金額以下であれば、配偶者控除を受けることができます。
また、16歳以上の子どもがいる場合、扶養控除を受けることも可能に。家族が多い分さまざまなお金はかかりますが、税金だけを見るとややお得になるケースもあるのです。

少し余裕のある家計

共働き世帯の平均年収は、700万円前後といわれています。専業主婦などの共働きではない世帯も合わせると、世帯としての年収は500万円前後が平均。世の中の平均と比較すると、年収1,000万円世帯の家計状況は、一般的に見て少し余裕があると考えることができます。
住む環境や子どもの有無、進学状況などによっても差はありますが、無理な節約をする必要もなく、生活に困ることも少ないと考えられるでしょう。

高級車も乗ることが可能

車を購入する際の一つの基準として、車の代金は年収の半分程度といわれています。車の必要性や家族構成、趣味、地域などによっても選び方は異なりますが、年収の半分程度に抑えることで生活を圧迫することなく、購入しやすくなるのです。年収1,000万円世帯になると、大体500万円程度。
大型車やグレードの高い車なども買いやすくなります。住宅ローンや教育費などの大きな支払いがなければ、ポルシェやベンツなどの外車も選択肢のひとつにできるでしょう。

子どもがいない家計なら海外旅行

レジャーや趣味などにかけるお金も、年収の分だけ高くなる傾向にあります。話題のレジャースポットに出かけたり、長期休暇に旅行を楽しんだりと、余裕を持って楽しむことができるでしょう。また、子どもがいない家庭であれば、教育費がかからない分、旅行や娯楽にかける費用をさらに多くすることもできます。
シーズンになると特に高額になりがちな海外旅行も、休暇に合わせて長く滞在できたり、アクティビティを思いきり楽しんだりと、ちょっと贅沢な旅にすることもできるでしょう。

子どもがいればお受験もできる

子どもがいる家庭であれば、お受験を考えることもできるでしょう。私立に通わせるためには、授業料だけでなく、施設費や制服代、通学交通費、高額になりがちな修学旅行など、さまざまな費用がかかります。年収1,000万円世帯にとっても負担は大きくなりますが、選択肢が増えるのはメリット。
学習環境や進路などを考慮して、私立の学校やそれに伴う習い事などにも通わせるなど、進路選択を幅広く考えることができるので、気持ちの安心にもつながります。

独身で年収1,000万円

同じ年収であっても、独身の場合にはまたライフスタイルは変わってきます。共働き世帯とはどのように違うのでしょうか。

手取りの割合が少ない

独身の場合、配偶者や子どもなどの扶養者に関する控除を受けることができません。そのため条件によっては、配偶者や子どもがいる家庭よりも引かれる税金が高くなり、手取り額の割合が少なくなることも。居住地域や勤務先などによっても異なりますが、年収1,000万円の場合、手取り額は700~800万円程になるといわれています。
税金だけをみると手元に残る金額はやや少なくなってしまいますが、配偶者や子どもがいる家庭ではその分費用がかかるということ。頭に入れておくとよいでしょう。

自由になるお金が多い

子どもがいると教育費やその他さまざまな費用がかかります。幼稚園から大学まですべて公立に通えたとしても最低でも一人にかかる費用は1,000万円以上。進路によっては3000万円近くかかる可能性もあります。年収1,000万円世帯とはいっても、教育費の負担は大きなものになるでしょう。
その点独身の場合には、自由になるお金が多いことがメリット。家族がいない分自分のためだけに使うことができます。衣食住や趣味など、好きなことを思いきり楽しむことができるでしょう。

交際費は贅沢に使える

趣味や娯楽費、交際費など、自分の好きな事ことにお金をかけられるのは独身だからこそ。配偶者や子どもがいない分、かなりの額をまわすことが可能です。友人や仕事の付き合いなどにかかる交際費も、贅沢に使うことができるでしょう。
また、自宅や車、服、時計など、身の回りの持ち物にもお金をかけられます。ブランドスーツや高級時計など、こだわりたい人にはうれしいポイントです。

真面目に貯金すればかなり貯まる

趣味やこだわりもそれほどなく、お金をあまり使わない人もいるでしょう。また、将来への不安からしっかり貯金したいという人も。年収1,000万円であれば、まじめに貯金を続ければかなりの金額を貯められます。手取りから生活費や適度な趣味、娯楽費を除き、残った分を貯金するだけでも貯金にまわせるでしょう。
また、もっとしっかり貯めたい人には、貯金したい金額を設定して、残りの金額の中でやりくりすることが効果的。目標に合わせて確実に貯めることができます。

世帯年収1,000万円の注意ポイント

一般的にみると高収入な年収1,000万円の家庭ですが、年収が高いからこそ気をつけたいポイントも。陥りやすい注意点についてまとめました。

収入が多い分出費も多い

平均的な世帯年収はおよそ500万円。それなら年収1,000万円世帯は、年収500万円世帯と比べて年間500万円余裕が出るのか、というと決してそうではありません。余裕があることで普段の生活も少しずつ違うため、その分不要な支出も増えてしまうのが現状です。
例えば、余裕がなければできない外食も、余裕がある分行ける頻度も増えることに。住宅や車も高額なものに意識がいきがち。年収が高い分、支出も高くなるケースが非常に多いのです。

専業主婦も楽できない

共働きではなく、どちらか一人で1,000万円を稼ぐ家庭もあり、専業主婦として子育てに専念する人もいるでしょう。しかし、子どもがいて、さらに私立に通うとなると、決して余裕がある生活とは言い切れません。子どもの人数が二人、三人と増えると、さらに高額な教育費がかかることになります。
私立に通わせるためには、専業主婦であっても働く選択を迫られるかもしれません。年収1,000万円世帯とはいえ、教育にかかる費用によっては余裕があるとは言い難いでしょう。

高校無償化の対象にならない

法律では義務教育は中学まで。しかし現在、高校への進学率は97%を超えており、高校の義務教育化を求める声も挙がっています。そんな中、教育費の負担軽減のため、高校授業料無償化の制度が作られ、就学支援金として補助を受けることができます。ただし、年収1,000万円の世帯は対象外に。
所得制限が設定されており、年収1,000万円世帯は補助を受けることができません。共働きの場合には合算での制限になるため注意が必要です。

貯金ができない

年収1,000万円の家庭に意外と多いのが、「貯金ができない」という悩み。平均的な年収の家庭からすると嘘のように感じる人もいるでしょう。しかし、年収1,000万円の世帯の場合、収入の分支出が多く、貯金が少ないという家庭も決して少なくありません。
余裕がある分、金銭感覚の水準が高くなっており、使い過ぎてしまう人も少なくないといわれています。性格や趣味などにもよりますが、生活にメリハリをつけ、堅実に生活することを心がけたいですね。

住宅ローンがのし掛かる

家族構成や生活スタイルに加え、住宅の購入にかかる費用は住宅購入を決定づける重要な要素。ローンを利用する人が大半ですが、希望金額を借りられるかどうかは年収などが判断材料になります。年収1,000万円世帯の場合には、比較的高額なローンを組むことができます。
しかし万が一の場合には、支払いが困難になる可能性も。教育費やその他の支出が大きくなりやすい年収1,000万円世帯だからこそ、後々になって住宅ローンがのしかかるケースも多いのです。

生活水準は意外と普通になってしまう

世間から見ると、高収入で余裕があるように感じられる年収1,000万円世帯。しかし年収が高い分、教育費や趣味、レジャー、住宅、車など、支出金額も高くなる傾向にあります。その結果、状況は一般的な年収の家庭と同じ。生活水準としては普通と変わらないことも多いのです。
また、生活水準を高めたいという場合には、その分どこかで支出を抑えるなど、ある程度のやりくりも必要になります。年収1,000万円世帯も、一般的な年収の家庭とそれほど大きな差はないといえるでしょう。

自分の状況にあった使い方をしよう

年収1,000万円というと、憧れや夢のように感じる人も多いもの。しかし実際には、高収入ゆえの支出の多さやさまざまな助成の対象から外れてしまうなど、生活面でのデメリットも少なからずあるのです。充実した生活のために必要なことは、「この年収だからこんな生活を」と考えるのではなく、何を大切にしたいかということ。
年収だけで生活を決めるのではなく、ライフプランを立て、家族とどのように生きていくのかを考えることが大切です。自分や家族の状況に合わせ、無理のない使い方をしていきましょう。

この記事のライター UKANO 編集部

PICKUP CONTENTS

特集記事