海外への転職という選択肢を持とう。注目の地域と就職状況のまとめ

February, 09, 2018

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海外に転職したい理由

転職するなら、海外で働いてみたいという人は年々増えてきています。
その動機や理由の一つとして挙げられるのことは、「自分の好きな国で以前から永住してみたいと思っていた」ということです。
海外で働く方法や期間もさまざまですが、その目的や働く国や地域も千差万別です。

国内での転職活動とは勝手が違うため、具体的にどのように活動していけばよいのかと漠然としている人も多いのではないでしょうか。
限られた時間を有効に使った転職活動をするために、事前に海外転職についての情報を収集することは必須といえます。
そこで、海外に転職するメリット、労働形態、必要な語学力、そしておすすめの転職エージェントなどについて、見ていきましょう。

海外転職のメリット

語学を活かせる

海外で仕事をしたいと希望している人は、さまざまな動機や目標、将来の展望があります。
たとえば、今まで英語を使った仕事をしてきたり、学生時代に海外留学をして外国での生活経験があったり、長年英語を勉強してきて、自分の可能性を試したいと考えていたりなどがあげられます。

その中で一番多い動機としては、語学力が実務レベルまであり、「自分の語学力を海外勤務という形で生かしたい」というケースでしょう。

国内の企業でも、商社や貿易会社、メーカー、航空会社、旅行会社など、英語を使用する企業は多数あります。
しかし、自分が担当している業務においては、顧客が日本人で、思ったよりは英語を使う機会が少ないということもあります。

海外で働くことは、実践的な英語力の向上、そして現地の人々とのコミュニケーションなど、日本では経験できない貴重な経験も多く、実践的で国際的な経験となって、今後のキャリアアップにつながります。

成長の著しい国でビジネスを経験

現在注目されている地域は、東南アジアです。
ASEANを中心に、経済発展が目覚ましい地域で、日本からも距離が比較的近い位置関係にあり、行き来がしやすい国々です。
物価も日本より安く、食事もアジア系フードは日本人でもすぐに慣れる人が多いこともあり、人気の地域となっています。
その中でも、転職先としておすすめの国は、シンガポール、タイ、マレーシアなどです。

シンガポールは、外資の資本を長年受け入れてきた歴史があるので、日系企業も現地法人や現地支店が数多くあります。
近代化した都市で、暑さはありますが、大変快適に過ごせる都市です。
しかし、2014年から外国からの労働者を制限する法律が施行され、現地の企業やほかの外資系企業に、日本人を含む外国人が就職することが難しくなりました。
日本系企業への就職の状況は、今まで通りで特に変更はありません。

次にタイですが、1990年代から外資系企業を受け入れ始め、製造業、輸出業などを中心に発展してきています。
現地企業への就職のケースでは、最近はビザの取得が難しくなりつつあるようです。
一方で、日本系企業は多数求人があるようです。

そして今、一番就職先として人気のある国はマレーシアです。
中国に進出していた外資系企業が、次々にマレーシアに移転していることと、IT産業の発展が大きいようです。
日本企業も、多数現地に進出していますので、選択肢も増えています。

自分主導で組織を作り上げていけるチャンス

海外で働くときのメリットの一つとして、新規事業の立ち上げを任されたり、プロジェクトの提案などが、比較的自由にできる環境という点があります。
それは、現地では日本に比べて、規模が小さい支店や部署であることが多いためです。
日本独特の縦組織に比べて、個人個人の能力やチャンスを生かせるということがいえます。

海外に転職を考えている人は、現地の仕事を能動的に行うだけでなく、自分のアイディアを出して提案していくことが大切です。
現地の従業員や住んでいる人々のニーズに合わせたサービスや、製品開発などが求められることも、想定して活動したいものです。
海外に行く前から、具体的に自分がどのような企業で働き、どのような部分で貢献していけるのかなどを考えながら、準備することをおすすめします。

異文化への理解が人として成長させられる

海外で仕事をするということは、現地に転居して生活をし、その国や地域の文化を理解しながら、仕事をしていくことが必要となってきます。
日本で仕事をしていたときのビジネスの習慣や、仕事上での考え方や仕事のペース、コミュニケーションの取り方も、海外では全く違うことが予想されます。
国によっては移民が多く、多国籍の国もあるので、民族や文化に対しても、多種多様な価値観の中で仕事をすることになります。

今まで、日本の中で、日本企業のやり方でのみ仕事をしてきた人にとっては、異文化での仕事は大きな変化です。
そのため、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
しかし、この異文化の中でのビジネス経験は、必ず将来の大きな糧となり、自分のキャリアアップにもなりますので、成功への一歩になるとポジティブにとらえていきましょう。

逆境に強くなれる

日本での仕事においては、会社の中で不明な点があれば、すぐに質問できます。
また、仕事上で忙しくて大変なときや、納期に間に合わないなどのイレギュラー時にも、同じ部署の人同士が助け合う習慣があったかもしれません。

しかし、転職先が海外の場合、各自の仕事がそれぞれの責任のもとで行われていることが多いようです。
「言わなくてもわかるだろう」というような感覚は、海外にはありません。

慣れない異文化社会の中で、仕事上のトラブルに遭遇した場合に、日本で働いていたときのような周りのサポートは、期待できない可能性もあります。
自分だけの知恵と力で、乗り切らざるを得ないというケースも想定されますので、その状況を乗り越えたときには、逆境に強くなれるといえるでしょう。

海外に転職するための方法

日本企業の海外拠点での現地採用

海外で働くときに、まず初めに目に留まる現地の企業求人は、日本の企業ということが多いのではないでしょうか。
たとえば、アジアのシンガポールでは、日本の企業は1000社を超える海外支社や、現地法人が進出しています。
現地には、日本から行っている社員や、現地採用の日本人も多数いるケースもあり、比較的安心して働ける環境といえるでしょう。

採用が現地採用というときは、現地で応募することになりますので、国内外のエージェントやインターネット、現地の求人情報などをチェックして、募集の期間を常にチェックしていきましょう。
その中でも日本企業は、比較的ビザの問題もクリアしやすいこともあり、海外で働く際には、候補の一つとしておきたいものです。

海外の日本企業以外の現地採用に応募する

海外で働く場所の一つとして、現地の日本以外の外資系企業や、グローバル企業に就職をするというケースがあります。
滞在している国の企業である場合や、その他の国の企業の場合もあります。
このケースでは、現地で仕事を探している人たちと共に、同じ条件で就職活動をすることになります。

現地に住んでいる母国語ができる人たちや、ほかの海外から来ている就職希望者の中から、採用されることになります。
したがって、言語能力はもちろん、専門的な知識や技術、ビジネスの経験などが認められて、採用になるということです。
地元の人たちよりも、優れていると期待されて採用されることになりますし、入国するまでには、ビザの発行などの手続きを行う必要もあります。

駐在員として海外に赴任する転職

海外で働くもう一つのケースは、日本の企業に就職して、日本国内でしばらく仕事をしたあとに、転勤により海外支店や海外の現地法人に駐在員として、出向して働く方法があります。
企業によっても違いますが、駐在員が管理職クラスだけという企業もありますし、研修も兼ねて、入社数年後に適正試験をパスした人が、海外勤務になるという企業もあります。

もしも日本の企業に勤務することを希望し、将来は海外に駐在したいという人は、入社前に、その企業がどのような海外勤務のシステムを設けているかどうかを、確認しておく必要があるでしょう。
そのうえで、入社後は、会社に海外駐在を希望する旨の希望届けを出し、将来の自分の希望を表明しておくことが必要になってきます。

海外への転職に必要な語学力

ハイレベルなビジネス英語が必要

海外の現地企業で働く場合、顧客や社内の従業員の構成ですが、現地の人とほかの国から働きに来ている人がいる場合があります。
現地の人は、その国の言語と、共通語である英語を話すことが多いようです。
ほかの外国から採用された従業員とは、共通語の英語で話すことになります。
そのため、日常的なレベルの会話から、実際の仕事上にかかわる内容まで、広い範囲の英語力が求められることになります。

取引先に関しては、やはり現地の企業担当者が多くなり、一般の顧客を扱う企業の場合においては、生活レベルの高いハイクラスの顧客が、取引相手というケースも出てくるでしょう。
その場合に備えて、英語も敬語や丁寧な表現を覚え、実践として使えるレベルにはしておきたいところです。

日常会話ができればよい

現地にある日本の企業に勤める場合においては、英語力はどの程度のレベルが求められるでしょう。
日本の企業ですので、日本から駐在で出向している社員や、現地採用の地元の職員、現地採用の日本人・外国人などの構成になると予測されます。

もしも、自分が担当する仕事が、チームリーダーやマネージャーなど、現地の業務の責任者である場合、現地スタッフの取りまとめをすることになります。
その場合の英語のレベルは、日常会話ができて、周りの社員やスタッフとコミュニケーションがスムーズにとれる程度であれば、問題はないでしょう。

日系企業の場合は、現地スタッフが日本語ができるという場合もありますので、そういった現地のバイリンガルの人材がいるときには、より相互のコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。

専門用語が必要な場合

海外で勤務するときに、専門用語が必要となるのはどのような仕事なのでしょう。
主に仕事をする上で、専門的な技術や知識が必要とされ、ビジネス用語が頻繁に使われる企業の仕事が挙げられます。
専門職の場合は、専門用語のほかに、専門的な内容を英語で相手に説明したり、会議での発言や英文メールの送受信、電話で話すなど、さまざまな場面で英語の専門用語と使うことになります。

英語の専門用語が必要になる職種として、技術エンジニア、土木建築関係の業務、貿易関連の業務、製造業の開発部門、小売業のバイヤーなどが、例として挙げられます。
主に技術の知識と資格があれば、日本においても職務経験がある人が対象の業務になります。

挨拶程度で十分

日本人が海外の企業で仕事に就いているけれども、日本語が主な言語となり、あまり英語が必要とされない業務という場合もあります。
例としてあげられる業務は、日系企業に勤務していて、周りの職員も、皆日本語が話せるという場合が考えられます。

さらに、現地の小売業や観光業、サービス業などで、日本人観光客のみを相手に行っているような業務が挙げられます。
この場合は、日本で働いているときと、似たような状況かもしれません。
英語力という部分では、転職をするときの採用試験ハードルは下がるように予想されますが、その他の部分で高いスキルが求められることも考えられますので、転職を考えるときには、よく調査してから応募しましょう。

編者の選んだ海外転職エージェント

JAC Recruitment

http://www.jac-recruitment.jp/market/global/

日系企業で大手企業や外資系企業、海外に進出している企業への転職コンサルタントおよび、サポートを行っている会社です。
会社の主な特徴としては、海外の転職に関しては、アジア9カ国とイギリスへの転職希望者向けの求人を扱っています。
職種ごとに専門のコンサルタントが所属していますので、企業情報のみならず、希望する職種の専門的な情報や、就職するためのノウハウが豊富な点が特徴です。

アジアの国々を中心に、転職活動をしたいという人にとっては、日本にいながら現地の求人情報が得られ、就職するまでのサポート体制も整っているので、安心して活動ができるエージェントといえるでしょう。

リクルートエージェント

https://www.r-agent.com/entry/ts/?param=047&vos=nragaccesstrade00035

リクルートグループの会社の一つであるリクルートエージェントは、日本で最大手の転職エージェント企業です。
国内の転職はもちろんですが、海外勤務のある日系企業、外資系企業、グローバル企業などの求人を扱っています。
業界では、国内最大手のエージェントということもあり、かなりたくさんの求人を持っています。

カバーしている国ですが、主にアメリカ、カナダ、イギリス、シンガポールなどの英語圏、タイ、インドネシア、マレーシア、カンボジアなどのアジア諸国、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ諸国と、世界中の求人を閲覧し応募できます。
登録の際には、特にTOEICスコアの提出を求められたりせずに、登録ができるエージェントです。

ロバートウォルターズ

https://www.robertwalters.co.jp/submit-CV.html?utm_source=careertheory&utm_medium=affiliate&utm_campaign=affiliate

ロバートウォルターズは、イギリスのロンドンで設立された人材紹介会社です。
日本の拠点は、東京と大阪にあります。
求人を扱っている国は、日本を含めると29カ国におよびます。
外資系企業や、日系企業へのバイリンガル・スペシャリストなど、ハイキャリア転職を中心に取り扱っています。

会社の特徴ですが、求人を扱っている企業が、大手企業や世界的な有名企業だけではなく、中小企業やベンチャー企業への転職情報も取り扱っているという特色があります。
また、専門業種も製造業やITだけでなく、エネルギー、化学、不動産、小売、金融、自動車、オンラインなど、多岐に渡っているところが特徴です。
転職未経験者にも、さまざまなサポートがある人材紹介会社です。

REERACOEN

http://www.reeracoen.asia/

総合人材サービス会社のベンチャー企業であるREERACOEN。
ネオキャリアグループの海外法人企業で、本部はタイにあります。
日本の拠点は東京にあり、海外拠点はアジア諸国17都市にあり、アジアの企業への人材サービスに特化した企業です。

特徴としては、東南アジアの求人数、紹介数が多いことが挙げられます。
東南アジアの拠点数は、人材サービス業界ではNo.1です。
最も特徴的なことは、社会人1年目の人も積極席に受け入れているという点です。
経済の発展が目覚ましい国々で、取引先を増やしていっていることも特徴の一つです。

ビズリーチ

https://www.bizreach.jp/content/sp/overseas1/

ビズリーチは、2007年に設立されたベンチャー企業で、会員制で有料制のシステムになっています。
主な利用者のターゲットは、年収750万円以上の管理職、専門職、グローバルリーダーなどの人材です。
つまり、エグゼクティブ向けの転職エージェントといえます。
日本国内および海外への転職を扱っていて、特にエンジニアの転職が多い会社です。

この会社の主な特徴としては、国内外の優良企業やヘッドハンターから、登録者にスカウトが常に届くということです。
ヘッドハンターの数と、スカウトの数が圧倒的に多いことが特徴です。

そのため、転職希望者一人につき一人が担当するシステムではなく、複数のヘッドハンターを転職希望者側で選び、スカウトを同時に進行してもらえるシステムになっています。
転職希望者とエージェント側の担当者の相性まで考えられた、ユニークで評価の高いエージェントです。

転職を考える際には海外も視野に入れてみましょう

転職をする際の選択肢の一つに、海外諸国への就職もありえます。
日本では首都圏を中心に、最近は就職求人数も、バブル期並みのレベルになっていますが、あくまでも首都圏一点集中という印象が拭えません。
また、新卒者に関しては、現在は就職率が上昇していて売り手市場ですが、既卒の転職者にとっては、まだまだ厳しい状況といえます。

次の就職先を検討する際に、日本のみならず、自分の個性や技術、語学力を生かせるという観点から、海外の企業を視野に入れて就職活動をすることは、今後も傾向として続くといえるでしょう。

まずは、自分自身がどの位の期間、どのような業種の海外勤務をしたいのか、そして自分に合う国はどこなのかというところから、プランを立てていくことをおすすめします。

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