JCBギフトカードでおつりはもらえる?利用方法を理解し上手に活用

July, 17, 2018

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JCBギフトカードを上手に利用するために

お祝いやイベント事などでいただいたJCBギフトカード、「利用できるところが限られているのでは?」「どこで利用できるのかわからない」「そもそもどうやって利用するの?」などと思ってしまい、家のどこかに放置したりしていませんか。

JCBギフトカードは日本全国の100万店以上の加盟店で使えるギフトカードですが、利用方法や利用できる場所を知らない人が意外といるようです。
ごく身近な店舗で利用できますので、JCBギフトカードを上手に利用する方法および、利用できる店舗について見ていきましょう。

JCBギフトカードの利用可能場所

JCBギフトカードは全国100万店以上で取り扱いしています。

  • 鉄道系列百貨店:小田急百貨店、近鉄百貨店、京王百貨店、西武百貨店、東急百貨店、阪急百貨店
  • 百貨店や大型店:イオン、そごう、丸井、伊勢丹、高島屋、天満屋、三越、東急ハンズ、パルコ、ビブレ、プレミアム・アウトレット、三井アウトレットパーク、ららぽーとなど
  • スーパーマーケット:アピタ、イズミヤ、イトーヨーカ堂、オークワ、西友、ダイエー、マルエツ、東急ストア、東武ストア、長崎屋、ピーコックストア、フジ、マックスバリュなど
  • 飲食店:藍屋、かに道楽、札幌かに本家、木曽路、カルビ大将、ステーキ宮、しゃぶ禅、大同門、デニーズ、ハングリータイガー、ロイヤルホスト、和食さとなど
  • 家電量販店:ヤマダ電機、ケーズデンキ、エディオン、オノデン、コジマ、上新電機、ソフマップ、ノジマ、ビックカメラ、ベスト電器、ラオックスなど
  • ホームセンター:ケーヨーデイツー、島忠/島忠ホームズ、スーパービバホーム/ビバホーム、ニトリ、ホームセンターコーナン、ロイヤルホームセンターなど

IDC大塚家具、ルームズ大正堂など家具専門店、時計、宝飾、メガネ、カメラなどの各種専門店、書店、カー用品店、ドラッグストア、紳士服専門店、スポーツショップなど多種多様な店舗にて利用が可能です。
また、ホテルの宿泊にも利用が可能です。

【参照リンク:https://www.jcb.co.jp/card/voucher/gift-card/pop/available-department-store.html

重要なことはおつりが出ないこと

JCBギフトカードを利用して商品を購入する場合には重要な注意点があります。
それはおつりが出ないことです。
現金で商品を購入すると当然おつりが返ってきます。
では、なぜJCBギフトカードでは同じ額面でも現金と違い、おつりが出ないのでしょうか。
おつりが出ない理由を説明していきます。

前払式支払手段が適用されている

JCBギフトカードは資金決算法(資金決済に関する法律)にて「前払式支払手段」が適用されています。
「前払式支払手段」とは以下の要件を満たしているものを対象としています。

  • 金額または物品・サービスの数量が、証票、電子機器その他の物に記載され、または電磁的な方法で記録されていること。
  • 証票等に記載され、または電磁的な方法で記録されている金額または物品・サービスの数量に応じる対価が支払われていること。
  • 金額または物品・サービスの数量が記載され、または電磁的な方法で記録されている証票等や、これらの財産的価値と結びついた番号、記号その他の符号が発行されること。
  • 物品を購入するとき、サービスの提供を受けるとき等に、証票等や番号、記号その他の符号が、提示、交付、通知その他の方法により使用できるものであること。

この「前払式支払手段」では払い戻しが原則禁止されています。
おつりは法律上、払い戻しに該当します。
そして払い戻しは法律上禁止されているため、おつりが出ないのです。

皆様よく利用されていると思いますが、SuicaやPASMOなどの電子マネーへのチャージも「前払式支払手段」の扱いとなっています。
「前払式支払手段」は前払いで商品を購入したことになり、おつりを出してしまうと「預金」と同じ扱いになってしまいます。

おつりを出す場合は、法令で定める例外として、払い戻しができる範囲内で行われることがあります。
おつりが出ないことは、JCBギフトカード裏面にも利用上の注意として表示されています。

資金決済法により発行者に定められた法律

資金決済法は、意外と身近で様々なところで適用されています。
JCBギフトカードを含む商品券や図書券、サラリーマンには身近なタクシーチケット、最近流行のソーシャルゲームで使用できるGoogle playカード、ネットショッピングに利用できるamazonカードなどのプリペイドカードなどは、基本的に「前払式支払手段」に該当します。

資金決済法では発行者に対し次のように規定していますので、概略をご紹介します。
発行者は、次のいずれかに該当するときは保有者に、残高として内閣府令で定める額を払い戻さなければなりません。

  • 前払式支払手段の発行の業務の全部又は一部を廃止した場合
  • 発行者が第三者型発行者である場合において、内閣総理大臣の登録を受けた法人であることを偽って登録していた場合などで、登録を取り消されたとき
  • その他内閣府令で定める場合

上記内容が、資金決済法20条にて定められており、発行者は各項に該当する場合を除き、その発行する前払式支払手段について、保有者に払戻しをしてはならない。
重要な部分のみ記載しましたが、上記のとおり法律で払い戻し(おつりを出すこと)は禁止されています。

おつりがないことをふまえて上手に利用する

おつりが出ないことは、資金決済法という法律にて禁止されていることがわかりました。
では、おつりが出ないことをふまえて、JCBギフトカードを上手に利用する方法、注意点などをご紹介します。

額面以上のお買い物をして差額を支払う

JCBギフトカードの額面(券種)は5,000円券・1,000円券の2種類あり、各券種ともに10,000円札と同サイズです。
使用する際には各券種を組み合わせて使用できます。

JCBギフトカードを使用する場合は、おつりが出ないことをふまえて、ギフトカードの額面以上になるように商品を選び、商品の価格とギフトカードの額面の差額分を現金払いするようにしましょう。
差額分を少なくすれば、現金の支払いが少なくなりお得感がわきます。

たとえば、税抜き1,000円の商品を購入するとした場合、税込で1,080円になります。
ギフトカード1,000円券を使用すれば、税込商品価格との差額である80円を現金払いすることになるので、ワンコイン(100円)で購入できます。

額面以下は利用できない場合がある

JCBギフトカードではギフトカードの額面未満の商品を購入できない場合があります。

たとえば、JCBギフトカードの1,000円券を使用して、1,000円未満の商品を購入するとします。
おつりは少額ですので貰わなくてもかまわない、使い道が少ない商品券は少額なら損をしてもかまわない、商品と交換(購入)できる方が良い、と考える人もいるでしょう。
しかし、ほとんどの店舗で、1円でも多くの金額は受取っていただけないそうです。

各店舗の経理上の問題もありますが、たとえ数円だとしても、「顧客からの不要な金銭授受をおこなう」わけにはいかないという理由で、断られることがあるそうです。
特に大手の店舗では、断られるケースが多いそうです。

必ずギフトカードの額面以上の商品を購入するように注意しましょう。

一部のコンビニでも利用できる

全国には100以上のコンビニエンスストア運営企業があるそうです。

業界最大手で売上高NO.1のセブン-イレブン。
そのセブン-イレブンを追従しているローソン、ファミリーマート。
最近ではネットワークを利用してショッピングができるようにもなりました。
誰もがコンビニエンスストアは、なんでもそろっていて、多種多様なサービスがあるイメージを持っていると思います。

しかし、JCBギフトカードはセブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、業界大手3店舗の全国すべての店舗で、利用することができません。

JCBギフトカードは「サークルK・サンクス」、「セイコーマート」の2店舗のみ利用できます。
サークルK・サンクスは全国に1,700店舗以上を展開していますが、セイコーマートは北海道を中心に店舗を展開(一部関東地方にも店舗があるようです)していますので、ご存知の人は少ないかも知れません。
実質はサークルK・サンクスが、JCBギフトカードを利用できるコンビニといっても良いかもしれません。

ちなみにサークルK・サンクスで取り扱っている商品、食品関係、雑誌関係、雑貨関係、アルコール類、クオカードでは購入できない「たばこ」、基本的にすべて購入でき、宅配便を送るときの送料にも利用できます。
ただし、切手やはがき、収入印紙などの購入には利用できませんので覚えておきましょう。

その他の注意点について

JCBギフトカードを利用する場合、注意しなければならない点がいくつかあります。
事前に調べて商品購入時に使えない、なんて事が無いようにしましょう。
では、注意点についてご紹介します。

  • おつりが出ないので、額面以上の商品購入に利用する
  • 左端にあるミシン線を切り離すと無効となるため切り離さない
  • 有効期限はないので、旧デザインのギフトカードでも利用できる
  • 現金および他のギフトカード類との交換(換金)はできない
  • 盗難・紛失などでギフトカードを失っても、再発行等の処置はしてくれない
  • 取り扱い店舗の中でも、店舗で指定した商品の購入に利用できない場合がある
  • 取り扱い店舗は、予告なくギフトカードを利用できなくなる場合がある
  • JTBグループの各店舗では利用できない
  • 海外では利用できない

特におつりが出ないこと、左端を切り離さないこと、紛失しても救済処置はないこと、海外では利用できないことを覚えておきましょう。

【参照リンク:https://www.jcb.co.jp/card/voucher/gift-card/pop/giftcard-attention.html

知識があると利用に自信が持てるようになる

世の中には様々な種類のギフトカードや、商品券、プリペイドカードなどが存在します。
しかし、思っていたよりも利用制限があったり、利用できる場所(店舗等)が限定されていたり、利用(購入)できない商品やサービスがあったりします。
プリペードカードによってはインターネットを使用しないと利用できないものもあるようです。

今までJCBギフトカードの利用方法がわからなかった人、JCBギフトカードを初めて手元に持った人、利用可能な店舗がわからなかった人、今回ご紹介したJCBギフトカードの利用方法と利用店舗、注意点を覚えておきましょう。

また、現在JCBギフトカードを持っていない人も知識として覚えておくと、今後JCBギフトカードが手元にきたときに、有効的に自信を持って利用できるようになるのではないでしょうか。

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