契約社員の特徴とメリットやデメリットを紹介

契約社員の特徴とメリットやデメリットを紹介

ビジネス 2018.08.13

契約社員のメリットとデメリットを紹介

昔よりさまざまな働き方が増えました。将来は、個人でお店でも開きたい、勉?してキャリアアップをしたいなどの理由で、仕事に時間を縛られたくない人もいるでしょう。そんな人は契約社員を検討しても良いかもしれません。
しかしこの契約社員という働き方にはどんなメリットやデメリットがあるのでょうか?正社員など、他の立場と異なる点とは?契約社員を検討している人に押さえておきたいポイントを解説します。

雇用形態の違いや特徴

契約社員は正社員などと働き方がどう違うのでしょうか?ここでは雇用形態や特徴の違いについて解説します。そこを知ることで、自分の状況や希望に合っているのが契約社員かどうか判断材料になるからです。

雇用期間に定めのない正社員

正規社員、つまり正社員の一番の特徴は雇用期間が決まっていないことです。雇用期間が決まっていないことは、定年まで雇用される可能性があるということです。また、正社員は給与面でも恵まれています。
昇給や昇格、ボーナスや退職金も支払われます。数ある多様な働き方の中で得られる賃金が一番多いのが大きなメリットでしょう。福利厚生の恩恵があるのもメリットに数えられます。また、企業にもよりますが、労働組合があれば権利が守られるといったメリットも無視できないでしょう。

期間満了で終了する派遣社員

派遣社員は働く会社に雇用されているわけではありません。あくまで派遣会社との雇用契約なのです。派遣会社に条件や希望する仕事の分野を登録し、マッチする企業があれば派遣されるという仕組みです。
他にも派遣会社に正社員や契約社員として雇用される無期雇用派遣や、登録して派遣先が見つかったら雇用契約を結ぶというタイプなどがあります。派遣社員にも、さまざまなタイプがありますので自分はどのタイプが適しているのか、派遣会社に登録する前には慎重に検討しましょう。

雇用期間に定めのある契約社員

契約社員で気をつけたいのは雇用期間が決まっているという、条件面の縛りです。契約社員はあくまで非正規社員であることを理解しておかなければなりません。決められた期間が終われば、もっと継続して働きたいと考えていても更新はなく契約満了になることがあります。
また、原則的に契約期間3年と決まっており、それを超えることは基本的に許されません。ただ、例外もあり、改正労働基準法では専門的な知識や技術が必要な業務の場合、満60歳以上の労働者を雇用する場合では契約が認められます。ただし、契約満了になったとしても、再度契約を結ぶ、企業によっては正社員として雇用される場合もゼロではありません。
ただし、平成24年(2012年)8月に改正労働契約法が成立しました。この改正によって雇用契約が定められた有期契約労働者は申込みをすれば期間が決められていない無機労働契約に転換することが可能になったのです。

契約社員のメリット

契約社員にはメリットもたくさんあります。正社員と比較をしても、そのメリットを無視するわけにはいきません。では、契約社員にはどんなメリットがあるのか解説します。

契約期間内は解雇されにくい

契約社員の大きなメリットの1つに解雇をされにくいことがあります。基本的に、会社は自由に解雇を行うことはできません。客観的、合理的な理由がなく社会通念上相当と認められないなら、労働契約法第16条で労働者を解雇させることはできないのです。つまり解雇をするなら、社会常識と照らし合わせて相当な理由が必要となります。
解雇される理由はさまざまです。勤務態度があまりに悪い、業務命令や職務規律を違反して注意をしても無視し続けたとします。それでも1回小さなミスをした程度ではまず解雇をされることはありません。また、故意か悪意か重大な損害を会社に与えたか事情も考慮されます。
契約社員も同じです。労働契約法 第17条(契約期間中の解雇等)では、やむを得ない事由がある場合でないと、契約期間が満了するまで労働者を解雇することはできないと定められています。そのため契約社員は簡単に解雇されないのです。

異動や転勤はほとんどない

日本の企業の場合、異動や転勤は正社員なら当たり前という空気があります。この異動や転勤には多種多様な意見はあるのですが、契約社員はどうでしょうか?結論から言うと、契約社員も異動や転勤の可能性はあります。ただし、その条件は限られるのです。
例えば、海外も含めた転勤などは契約社員に適用されるのはむずかしいです。これは住所変更なども伴うものなのでまず適用されません。ただ、出張や配置転換、職種変更の可能性はゼロではないことも留意してください。ただし、雇用契約に勤務地がきちんと明記されているならば転勤はありえません。

勤務時間の融通が利きやすい

働いていても育児や介護や勉?のことなど、やらなければならないことはたくさんあります。しかし正社員には会社や任せた仕事への責任感が求められます。場合によっては、残業や休日出勤をしなければならないこともあるでしょう。
契約社員は違います。雇用条件において、雇用先との話し合いによっては、就業規則などを個別契約書などで契約をすることも可能です。そのため正社員と異なり、契約次第では定時で帰ることができます。

責任のある仕事は任されにくい

正社員と契約社員の大きな違いは、所属する会社や仕事に対する責任が違うということです。契約社員を選ぶ人の中には、前の会社で重責のあるポジションにいて精神的なプレッシャーに押しつぶされそうになって辞めたという人も中にはいます。
正社員は長期的に会社の利益のことも考えなければなりません。契約社員は専門的な知識や技術を持って働く人以外では基本的に長くても3年間までしか契約がないのです。そのため会社から任せられる業務は限られるのです。もちろん働く以上は責任を持たなければなりません。しかし正社員と比べると責任は軽いため、限られた内容の業務しかやりたくない、責任のある仕事はしたくない人に向いているのです。

契約社員のデメリット

契約社員にはメリットもたくさんあります。しかしデメリットもきちんとチェックして置かなければなりません。ではどのようなデメリットがあるのかを解説します。

契約終了で解雇もありえる

契約社員は契約に基づいて会社と雇用契約を結んでいます。その契約期間も決められているわけですから、契約満了になればそれ以上、契約社員としてその会社で働くことはできません。かなり自分に合っていると思っても、契約更新なしとなれば無職の覚悟をする必要があるのです。
こればかりはしかたありません。契約社員であることは、そのデメリットも含めて自分で選択しているとも考えられるのです。

ボーナスや退職金が出ない場合が多い

正社員ではありませんので、賃金に差が出ることがあります。契約社員ではボーナスや退職金が出ないことも珍しくありません。中には月に支払われる給料で賃金に反映してくれる所もありますが、そこまでする会社は多くありません。そのため年収で考えると、正社員よりも賃金が少ないのです。この賃金の問題は契約社員に限らず、派遣社員やアルバイト、パートなどでも同じと考えた方が良いでしょう。

福利厚生が充実していない

契約社員で働く場合、福利厚生という観点からも考える必要があります。契約社員でも社員と同じく福利厚生の恩恵を得られますが、すべて同じ条件ではありません。福利厚生の一部なら、受けられる可能性もあります。
ただ、事前に求人や雇用に関連する契約書に福利厚生について記載されていることも多いです。もし契約社員という立場で福利厚生を得られるかどうか気になるなら、事前にチェックをしておいた方が良いでしょう。

長期的にみた場合

契約社員と正社員にはメリットやデメリットはあります。どちらが良いのか一長一短ありますが、長期的、短期的な観点ではどちらの方が良いでしょうか?契約社員だとしても、3年や5年以上働くことを考える人にとっては考えなければならない部分のはずです。長期的に見た場合について解説します。

有期雇用から無期雇用へ更新する

契約社員は一般的に期限が決められています。ただ、ある雇用形態でなら契約社員でも5年以上雇用されることが可能になるのです。それが無機契約社員という雇用形態です。2012年に労働契約法が改正されており、そこでは更新を重ねて5年以上になった場合、会社に申し込むことで無機の労働契約に切り替えなければならないと決められています。
これは無機転換権というもので、雇用形態としては無機契約社員として雇用されることになるのです。これで更新はなくなるのですが、注意したい点はあくまで契約社員であり、正社員とは異なることです。労働契約によって正社員とどれだけの差があるのかについて、面談を行った際にはしっかりと確認をする必要があります。

正社員登用ありの契約社員になる

アルバイトなどの求人募集では、正社員の道も開けるといった言葉を見ることもあります。契約社員でも正社員登用の可能性もゼロではありません。契約社員として働き、1年~2年経過した場合、昇格試験などがあって合格をすれば正社員になるという場合もあります。
また、活躍の程度によって正社員よりも良い結果を出せば、会社から「正社員にならないか?」というお誘いを受けることもあります。しかし正社員登用制度は会社の方針によって大きく異なり、一般的にはハードルが高いのです。正社員になれる保障はないということも頭に入れておきましょう。

ライフスタイルに合わせて雇用形態を選ぼう

契約社員にも正社員にもメリットやデメリットがあります。どちらが良いかは自分のライフスタイルに合わせて雇用形態を選ぶことが大切なのです。将来的な夢に向かって勉?をしたいけれど正社員では、その時間が無くなるという人であれば契約社員という形でも良いでしょう。
しかし将来的な不安がどうしても頭をよぎるのでしたら、正社員という選択も悪くありません。自分の人生を大きく左右することですから、適当ではなく慎重に考えて判断をしましょう。

この記事のライター UKANO 編集部

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