正社員を辞めるか辞めないかの選択は慎重に。メリットのある決断を

正社員を辞めるか辞めないかの選択は慎重に。メリットのある決断を

ビジネス 2018.08.13

正社員を辞めたいけど手放すのが怖いという苦悩

せっかく正社員になったけど、辞めたいと悩む現代人は少なくないでしょう。そんな人々に多く共通して言う悩みは、「安定している正社員の職を捨てるのが怖い」「辞めたら、もう一度正社員として就職できるのか分からず、心配」といった不安です。
なぜ多くの人は、正社員の職を捨てることに恐怖と不安を覚えるのでしょうか。おそらくその理由は、正社員の安定性を失うことに対する不安と、再就職が可能であるか分からない、という思いからでしょう。また、就職への道のりは容易なものではありませんから、そう簡単に辞めてしまうのはもったいない、という感情も少なからずあるでしょう。また、世間の風潮が「正社員でないと半人前」という志向に偏っていることも、要因として挙げられます。

正社員で入ったのにも関わらず辞める理由

そもそも、わざわざ正社員になったのにやめてしまう理由としては、どんなものがあるのでしょうか?やはり会社は人の集まりで構成されていますので、人間関係が問題であったり、会社の経営方針が自分に合わない、といった理由が原因であることが多いようです。また、労働時間が長すぎる、などの勤務に関連した不満も要因として挙げられます。
このような事情から、使用期間中や早い期間で退職をしてしまう人は多いのです。

なぜ正社員を辞めるともったいないのか

「せっかくの正社員を辞めてしまうのはもったいない」というのが社会的に見て大多数の意見です。そんな世間の風潮は、なぜ存在するのでしょうか。実際に、正社員を辞めてしまうことでどのようなデメリットが存在するのかについても、考えていく必要があります。
ここでは、正社員を安易に辞めてしまうべきではない理由について、見ていきましょう。

正社員を一度手放したら戻れない現実

もしも就職後早いうちで正社員を辞めてしまうと、能力的な面から再就職が困難になる場合があります。そう言ったケースでも派遣や契約社員などの非正規雇用での職には就きやすいですが、長期的に見ると正社員の方が給料面では優遇されることが多いです。契約社員などの場合、20代の若い頃は正社員と給料の差があまりありませんが、年齢を重ねるにつれその差は広まっていくケースが多いこと、覚えておきましょう。
年を重ねれば重ねるほど、正社員への道は険しくなっていきます。逆に言えば、若ければ比較的再就職をしやすい、ということでもあります。しかし、だからと言って容易に退職を選択してしまえば、だんだんと新たな職場を見つけることが難しくなってくるでしょう。
自分の将来を見据え、熟考の末に、退職するか否かの判断は下すようにしましょう。

本人のやる気が問われる試用期間の早期退職

試用期間内で早期退職をすると、再就職の際に不利になります。なぜなら試用期間内に仕事を辞めてしまった人は仕事へのやる気が足りない、とみなされ面接の際にマイナスイメージを持たれてしまう可能性があるためです。試用期間内での退職は、期間後の退職に比べ企業側の印象が悪くなる傾向にあります。
仕事が合わないから、と軽い気持ちで試用期間内で退職するのは、非常に大きなリスクがあるのだということを認識しておいてください。

働くストレスから社会のストレスへ

また、正社員を辞め働くストレスから解放されたとしても、また別のストレスに襲われることもあります。再就職先を見つける前に正社員を辞めてしまうと、再就職を果たすまで当然無職となります。無職期間は所得が不安定になり、金銭面でのやりくりが大変に。その負担がストレスとなる場合も多いです。
それだけでなく、無職というと世間的にはあまり良いイメージがないため、周囲から白い目で見られることもあり得ます。

将来出産育児を考えるときも手厚い福利厚生

女性は結婚し出産、育児を行う際、育児休暇をとることが多いです。正社員の場合、このような福利厚生が充実している会社であれば給付金が得られるなど、サポートを受けることができます。しかし、正社員でない場合はその限りではありません。
もちろん会社によっては福利厚生が充実していないケースもありますが、非正規社員の場合長期休暇をとることが難しく、やはり正社員であった方が福利厚生の恩恵を受けられることが多いでしょう。
正社員を辞める際は、このように給料や待遇面だけでなく福利厚生のことも頭に入れて決断を下してください。

正社員を辞めるときのタイミングと手順を知るために

いざ正社員を辞めることを決意したとして、次に浮上してくる疑問は、正社員を辞めるタイミングと手順でしょう。タイミング、手順を把握しておくことで、退職時に起こりえるトラブルを防ぐことができます。

お試しでもすぐに辞めることができない試用期間

早期で正社員を辞める場合、試用期間内に辞めてしまおう、と考える人もいるでしょう。しかし、この試用期間とは企業側が新入社員に業務への適性があるかどうかを判断する期間。会社都合での退職の場合は即時可能ですが、自己都合での退職の場合はそうではありません。
試用期間内の退職であってもすぐに辞めることはできず、いくつかの手続きを経なければいけないことを覚えておきましょう。

正社員を辞めると決断したら就業規則を確認

正社員を辞めると決断したら、すぐに上司にその意思を伝える……というのは間違いです。退職する意思を固めたならば、まずは会社の就業規則を確認することをおすすめします。
就業規則には、会社の雇用に関する決まりが記されています。試用期間内含め、社員が退職をするタイミングや手順なども記載されています。この就業規則を確認しておけば、会社側にも負担がかからず余計なトラブルの種を生まずにすむでしょう。

正社員を辞めたリスクの対処方法

続いて、正社員を辞めることで浮かび上がるリスクの対処法について解説します。正社員を辞めた場合でも、いくつかのポイントを抑えることで、逆に自分にとって良い効果をもたらすこともあります。
では、具体的に正社員を辞めた際のリスクを防ぐには、どのような対処方法があるのでしょうか。見ていきましょう。

自分の客観的な市場価値を知る

早期に再就職を果たすには、まず自分の市場価値を知るべきです。仕事を辞めたい、と悩んでいるときはそのことばかりが頭に渦巻き、自分のことを客観的に見れなくなっている可能性があります。仕事をしている最中はなかなか自分のことに目がいかないため、転職において有利となる自分の強みに気がつかないものです。自分自身の客観的な評価を知り、欠点などがあればそれを改善していくことで、スムーズな再就職へつながっていくでしょう。

今から貯めようスキルの貯蓄とお金の貯蓄

退職後のために、事前にお金と自分の市場価値を上げるためのスキルを溜めておくべきでしょう。仕事を辞めてしまうと、安定した収入が見込めなくなりますし、就職活動にもお金がかかります。したがって、退職を検討しているのであれば、まずは貯蓄を心がけましょう。仮に退職を思いとどまった場合にでも、貯金は損になりません。
また、早期に次の就職先を見つけるためには、スキルアップをして自分を磨くことが何よりも重要です。自分に強みのない、変化のないまま新たな職場を決めたとしても、また仕事を辞める結果になる可能性もあります。正社員を辞める決意をするのであれば、次はワンランク上の再就職先を目指しましょう。

長期的なメリットがあるかどうかで辞めるか決めよう

正社員を辞めるということは、一生の中でも大きな決断となります。安易な気持ちで辞めてしまうと、取り返しのつかないことになる可能性も。正社員を辞めることが長期的に見て自分のプラスとなるのか、また退職後の展望もしっかりと見据え、自分にとって損のない決断を下しましょう。
また、正社員を辞める決断をしたのであれば、再就職にあたってのスキルアップ、また貯蓄を心がけましょう。しかるべきタイミングで退職の意思を会社側に伝え、会社や上司、同僚に迷惑をかけないよう配慮を忘れないようにしてください。

この記事のライター UKANO 編集部

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