NISA口座の運用方法と、損する前に知っておくべきこと

March, 03, 2022

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川畑明美
こんにちは!川畑明美です。
6年で2000万円ためた投資の経験を元に
個人向けマネー・コーチング、積立投資オンラインスクールを主催しています。
今回の記事ではNISAについて話していきます!
この記事で解決できるお悩み
  • NISAの期限が過ぎたら課税されるの?
  • 口座を乗り換えるときの注意点を知りたい
  • NISA口座で損が出たとき税金はどうなるの?

と思っている方の悩みに向けた記事となっております!

早速行きましょう!

投資で払った税金が戻るのか

読者さんから、ご質問が届きました。

——————————-

投資の損益を確定申告すると、
投資で支払った税金が戻るのか、
詳しく説明してほしい。

——————————-

税務は、基本を理解すると難しくありません。

基本は、利益が出たら税金を納めることです。

投資の場合は、損が出たら利益分を差し引けるようになっています。

ただし、もともと非課税口座である、NISA口座の利益は差し引くことができません。

例えば、課税口座の特定口座で20万円の損失がありました。
NISA口座では、40万円の利益がでました。

この場合、確定申告しても損益通算できません。

課税口座内でしたら、損益通算できます。

例えば、A証券会社の特定口座の20万円の損失と
B証券会社の特定口座の40万円の利益は確定申告することで損益通算できます。

課税されるのは、40万円-20万円=20万円になります。

同じA証券会社の特定口座内で、損失と利益があれば
証券会社が損益通算の計算をしてくれ、税金も納めてくれます。

次に、確定申告すると戻る金額(還付金)の考え方です。

B証券会社の特定口座の利益40万円分税金を20%とすると8万円です。

※計算を簡単にするために復興増税分は入れてません。

ところが、損益通算すると利益は20万円になるため税額は、その20%の4万円になります。

特定口座の源泉徴収アリを選んでいると

証券会社の方で、8万円をすでに納めているので確定申告することで4万円が戻って(還付)きます。

少しややこしいかもしれませんが毛嫌いしてはいけませんよ!

先日、上海に住んでいる友人と話していたら

「中国は、1円でも利益がでたら課税される」

と、話していました。

日本の税制は、控除を用意してくれているのです。
※控除とは、収入から差し引ける金額です。

有難く活用しないと、もったいないです。
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2015年からのNISA口座変更の手順

2015年の1月1日からNISA口座の変更が可能になりました。

その手順をご紹介しますね。

まず、今利用している金融機関に変更することを伝え
「金融商品取引業者変更届出書」を取り寄せます。

届いたら、必要事項を記入して返送。

次に「勘定廃止通知書」が郵送されてきます。

その「勘定廃止通知書」を持って、新しい金融機関に
NISA口座の申込みをします。

「勘定廃止通知書」以外に「非課税口座開設届出書」と本人確認の書類が必要です。

本人確認の書類は、免許証、健康保険証、印鑑登録証明書、でも大丈夫です。

注意点は下記の通り。

1)14年に開設した口座で15年に買い付けをしてしまったら変更はできなくなる。

※ちなみに、手続きは15年の1/1~9/30まで。

2)14年に投資した金融商品の移管はできません。
最初に口座開設した金融機関で5年間運用することになります。

3)5年後100万円まで繰越できる制度「ロールオーバー」が
ありますが、ロールオーバーも14年に開いた口座のみ有効です。

少々面倒ですが、トータル10年運用するとなると、手数料が高い金融機関ではコストによる損失が大きくなってしまいます。

どの金融機関でも、自分で取引するネット口座の手数料が一番低いのです。

投資は人任せにすると、増やすことはできません。

NISA口座の非課税期間をご存じですか?

NISA口座は、5年以内に売却しないとメリットを享受できませんので、慎重に選びましょう。

と、ご提案すると

キョトン ???

そんな表情を浮かべる方も少なくありません。

非課税口座のNISAは、5年で終了します。
つまり、5年以内にすべて売却することで非課税のメリットを享受できるのです。

では、5年を過ぎても利益がでていない場合でも売却した方がよいのか?

NISA口座は、損益通算ができませんので、利益がでていない場合は、保有を続けた方が有利になります。

5年後も保有を続ける場合は、2のパターンがあります。

課税口座の特定口座に移すケースと、新しいNISA口座に移すケースです。

新しいNISA口座に移す場合はロールオーバーと言われ、非課税は続きますが

その年の120万円の枠が、ロールオーバー分少なくなります。

具体例で説明しましょう。

50万円で購入した株が25万円になってしまい5年後ロールオーバーすると

その年のNISA口座では、95万円しか購入できなくなってしまいます。

また、特定口座に移すケースでは、
50万円で購入したにも、かかわらず
特定口座に移した時の時価「25万円」が購入価格になってしまい

その後25万円が元の50万円に戻ったので売却した場合は、25万円の利益として課税されてしまいます。

なのでNISA口座は、5年以内に利益確定して売却しないと損してしまうのです。

投資は、購入してからが始まりです。
心配な場合は、専門家に相談しましょう。

【関連記事】投資と還付金に関する読者さんからの質問にお答えします!

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2児のお母さんファイナンシャルプランナー川畑明美です。長期投資で6年で2000万円の資産を作ることができました。普段はファイナンシャルプランナーとして活動しており、お金のプロフェッショナルです。

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