投資の始め方が知りたい!初心者におすすめの投資方法とは

投資の始め方が知りたい!初心者におすすめの投資方法とは

家計の知恵 2019.03.04

いろいろな投資がある中で特に初心者におすすめな2つを紹介

投資には短期的な価格変動を利用して行うギャンブル的なものと、市場の成長に合わせて値上がりを期待する長期的なものが存在します。若いうちに投資を始める大きなメリットが時間であり、保有年月といえるでしょう。

平均寿命が80歳として、60代の人の保有年数は20年、20代の人は60年とこの保有年数の大きな違いが投資には大きく影響します。早く始めれば早く始めるほど有利な投資ですが、「投資なんて全然わからない」という方におすすめするのが「投資信託」と「債券投資」です。

投資を始める上での心得

投資は貯金ではありません。利益を得ると同時にリスクも存在します。投資を始めるにあたって、リスクがあることを忘れてはいけません。まず最初に注意すべきポイントを理解しておきましょう。

投資は余ったお金で行う

収入の一部を投資に回し資産形成を行うことは、将来を見据えた有効な考え方です。しかしあくまでも投資は生活費や貯蓄などの基本的な暮らしに必要なお金を確保した上で、余裕分のお金で始めることが鉄則です。

投資には、利益を上げることも損をすることも必ずあります。資金を投入したいときに生活費に手を出してしまうと、ギリギリの生活になってしまう可能性も。こちらの都合に合わせて、売買のタイミングは訪れません。投資に回す予算の上限を設定し、その中でやりくりすることも大切な勉強です。

投資を始めたばかりのころは、儲けることよりも失敗しないことを目標に、勉強をするつもりで始めるのがよいでしょう。売買のタイミングや投資の分散方法などを把握しながら、生活を圧迫しないよう徐々に投資資金を増やしていくことが大切です。

一度に大儲けしようとしない

投資はリターンを求めて行いますが、常にリスクを伴います。ローリスクの徹底をすれば失敗を回避できますが、少ない資金では大きなリターンは望めません。たくさん儲けたいと思って、1つの株に大金を投入したくなりますが、大幅な利益を得ることは難しいものです。

投資信託では運用のプロが投資を行っていますが、資金を複数の投資に分散することでリスク管理を行っています。大きな資金がある方が資産運用には有利といえますが、初心者はいきなり大金を投入せず、まず少額から始めてください。

初心者が投資を始める際の商品選択時には、ギャンブル性が高くない金融商品にして、あくまでも投資であることを忘れないでください。まずは数万円以下の少額で始めることのできる金融商品から、スタートしてください。

初心者におすすめの投資

投資初心者は、大きな利益を夢見てしまいがちですが、最初はできるだけローリスクの金融商品からスタートするのがおすすめです。まずは少額から投資を始め、少しずつ投資についての知識を増やしていきましょう。

株式投資と投資信託

株式投資

投資といえば株式投資が思い当たり、高額な資金が必要なイメージがありますが、株は1万円から購入可能です。手軽に買うことができ、投資の勉強にもなるので初心者にもおすすめです。株式投資は自分の判断で株を売買し、値上がり益と配当によって利益を得ます。また、株式を保有していると株式優待の特典を受けることができます。

5万円程度でほとんどの会社の株式の購入は可能ですが、投資資金が少額の場合は、複数の投資先に分散させることはできません。そのため本格的に資産運用として株式投資を行う場合は、ある程度のまとまったお金が必要といえるでしょう。

投資信託

投資信託は多くの投資家から資金を集め、まとまったお金を投資のプロが資産運用します。資金の具体的な運用先はプロにお任せし、運用によって出た利益が分配金として購入者に分けられます。また、投資信託自体を売ることで利益を得ることもできます。

投資信託は少額から分散投資が可能で、一括で購入する一括投資と、毎月同額を購入する積み立て投信の2種類があります。積み立て投信には100円などの極少額から購入可能な商品も存在します。初心者には、少額で分散のできる積み立て投信がおすすめです。

国や自治体や企業の債券投資

債券とは国や地方自治体、企業などが資金調達を目的に発行する有価証券です。日本国債の場合、日本という国にお金を貸し、満期になると利息とともに返って来る仕組みの商品です。現金が必要な場合は、途中で売却も可能で、円建ての債券は株などに比べて安全性が高いとされています。

特に日本国債は国内で最も信用度の高い債券で、おすすめの金融商品です。さらにリスクの低い個人向けの国債は、利息と元本の支払いを国が保証しており、安心して投資できる金融商品です。

個人向け国債には、半年ごとに金利が見直される「変動10年」、金利が固定された「固定5年」「固定3年」の3種類があります。変動タイプは長期金利の変動に連動していて、金利が上昇すると、半年単位で利率が見直されます。1万円から購入可能で手軽に始めることができます。

金融商品 必要投資額 リスク リターン メリット デメリット
株式投資 ミニ株や単元未満株などは、1万円以下で投資可能 ・大きな利益も期待できる
・投資額以上の損失は出ない
・配当金を受け取ることができる
・インフレに強い
・経済に強くなる
・本格的に運用するには資金が必要
・値下がりや企業倒産のリスクがある
・希望価格で売却できる保証はない
投資信託 100円~ ・資産運用を専門家に任せられる
・海外資産にも投資が可能
・元本は保証されていない
・手数料が必要
債券投資 個人向け国債は1万円~ ・安全性が高い
・資産運用の計画が立てやすい
・預貯金よりも利率が高い

・収益が少ない
・投資が長期になる
・企業債権は倒産のリスクがある

株式投資を始めるまでの流れ

株式投資で利益を上げることは難しく、損をするイメージがありますが、正しい知識と経験を身につければ資産運用が可能です。きちんと情報収集を行い、企業の業績をしっかり見極める目を持つことが何より重要です。

その1:資金を用意する

株式投資を始めるにあたり、投資資金を用意しましょう。金額の大小は収入や貯蓄、今後に必要なお金を考え、万が一失っても納得できる金額を投資資金に回すのがよいでしょう。

5万円でほとんどの会社の株を購入できる

株の売買は単元株と呼ばれる単位で取引されます。単元は一定のルールに従って企業が決定しますが、1株、100株、1,000株単位で売買されます。そのため、多くの企業の株の売買には、5万円程度が必要です。ただし、「単元未満株」という、通常の1単元未満で株式の売買ができる、証券会社が独自に行っているサービスがあり、それぞれの証券会社でS株やプチ株などの名称がついています。

単元未満株取引であれば、1株から購入可能で、500円程度で購入できる株もあります。少額から株式投資ができ、資金の少ない人でも分散投資ができるメリットがあります。配当の受け取りや、企業によっては株主優待が適応される場合もあります。しかし、単元未満株を取り扱う会社や取扱銘柄が限られています。また、単元未満株取引は、通常の株取引に比べ手数料が高く設定されているためコストがかかるなど、デメリットが少なくありません。

そのため単元未満株の購入はあまりおすすめできず、単元株取引に必要な5万円程度を最低ラインにスタートするのがよいでしょう。

その2:証券会社を選んで口座を開設する

株式投資を始めるには、まず証券会社を選んで口座を開設します。証券会社の口座は投資資金の出し入れや購入株の保管に必要です。

選ぶポイントは手数料

株式投資は証券会社を介して行うため、証券会社に口座を持つ必要があります。どの証券会社も取り扱う株の銘柄は同じなので、証券会社を選ぶ際には、手数料の低い証券会社を選びましょう。店舗を構えた証券会社に比べ、ネット証券は手数料が少ないのでその中から選ぶのがおすすめです。

口座申し込みの手続きは数分程度でできますが、開設には3~7営業日くらいかかります。WEBで申し込み手続きを行った後、証券会社から必要書類が送られてきます。マイナンバーと指定の本人確認書類が必要ですので、申し込みを行ったら用意してください。WEBを通じて書類の画像を送って手続きを行うネット証券会社もあります。    

その3:投資する株を選んで購入する

証券会社に口座が開設できたら、いよいよ株式投資の開始です。初めはどの株を買ったらいいのか迷ってしまいます。銘柄選びには多くのハウツー情報がありますが、状況は刻々と変化するので「絶対的な正解」はありません。まず自分にできることからスタートしましょう。

まずは身近な企業に投資してみる

最初に投資する株は、まったく知らない企業よりも身近で以前から気に入っている商品や、気になっているサービスなど、普段生活していてなぜ気になるのか、なぜ注目したくなるのかを考えて選んでみることもよいでしょう。

気になる企業が思い当たったら、企業の規模や業績を四季報や日経会社情報、ニュースなどで調べ、儲かっているか、借入金が多くないかなどを確認し投資を行ってください。株式投資ではROE(自己資本利益率)やPER(株価収益率)などが株価指標として有名ですが、必ずしも会社の経営状態を反映していないケースもあり、初心者はあまり気にする必要はありません。

用語の解説
ROE (自己資本利益率) ・Return On Equityの略
・自己資本に対する純利益の割合で、株主の投資効率を測る指標
PER(株価収益率) ・Price Earnings Ratioの略
・1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資指数
・株価が利益水準に対し割高か割安かを判断する目安
・PERは、低い方が割安と判断される

投資信託を始めるまでの流れ

投資信託には貯金と違って元本保証はありませんが、商品によって安定した利益が望める商品や、高利率を上げている商品など多くの種類が販売されています。投資初心者にとって、本格的な資産運用ができる有効な投資方法として注目されています。

その1:資金を用意する

投資信託は低額からでも始めることのできる投資方法ですが、複数の投資信託を購入することで、利率の違いや資産運用のプラン形成に非常に勉強になります。投資に回せるお金に合わせて投資信託の資金を設定しましょう。

100円から始められる積み立て投信

投資信託には積み立てタイプと一括タイプの2種類がありますが、初心者には同額を積み立てていく積み立て投信がおすすめです。100円からスタートできる商品もあり、極少額からでもスタート可能です。株では少額単位で取引できる単元未満株取引をおすすめしませんでしたが、投資信託はデメリットが少ないので初心者にもおすすめです。

株式投資と異なり買うタイミングに悩む必要がなく、投資資金が少額であっても分散投資でリスクを回避することも可能です。

その2:証券会社を選んで口座を開設する

投資信託は証券会社や銀行、郵便局などで購入することが可能です。同じ銘柄であればどこで購入しても同じですが、販売会社によって取り扱う商品が異なります。自分が購入したい商品を取り扱っている証券会社を選んで、口座を開設しましょう。

選ぶポイントは手数料と商品の数

株と同様に手数料が低いネット証券会社から選ぶのがおすすめです。また、決定的に株と違うのは取り扱う商品が会社によって差があることです。ネット証券は取り扱う商品数が多く、例えば100円からの積み立て投信を行っているのはネット証券に多く、ノーロード投資信託と呼ばれる購入手数料が0円の商品の取り扱いが多いのもネット証券の特徴といえます。

また、金融機関によって取り扱う投資信託の商品が異なるため、自分で目当ての商品がある場合は、取引先の金融機関に取り扱いがあるかどうか注意が必要です。複数の金融機関で投資信託を購入することはおすすめできないので、豊富な商品を扱う会社を選ぶことをおすすめします。

ノーロード投資信託は購入手数料が0円でも、管理費用などその他の費用はかかります。投資信託を購入すると、売買手数料・管理手数料・解約手数料という形で費用が発生します。そのため、これらの手数料ができるだけ安い証券会社を選ぶことも大きなポイントです。

その3:投資信託を選んで購入する

口座を開設し運用資金を入金すれば、次は数多くある投資信託商品の中から商品を選んで購入します。

初心者はローリスクのバランス型から買う

口座を開設したら運用資金を入金し、購入する商品を選択します。投資信託を選ぶ基準は人によってそれぞれ違いますが、投資が始めてだという方は国内債券を中心にしたバランス型をおすすめします。商品決定時には商品についての説明を理解し、資産が減るなど成績が悪化していないかなども考慮してください。

債券投資を始めるまでの流れ

債券投資には、公共債と呼ばれる国債や政府機関債、地方債と民間企業が発行する社債があります。日本国内で購入が可能なのは、日本国内で発行される国内債券と日本以外の国で発行された外国債券です。一般的に外国債券は国内債券と違って、ハイリスクハイリターンの金融商品とされています。

その1:資金を用意する

まずは債権投資に投じる資金を準備しましょう。投資初心者はまずは国内債券から始めるのが安全です。満期まで保有していれば、発行元がつぶれない限り元本保証されているからです。

1万円から始める国債投資

少額から国債投資を行いたい場合、国債が最も安全でおすすめです。国債とは日本国が発行する債券で、正しい名称は「国庫債券」です。国が資金調達を目的に発行していて、国が発行した債券なので、日本が破綻しない限りは元本割れは起こりません。

国債の中でも、個人向け国債は1万円から購入でき手軽に始めることが可能です。資産運用をするにあたり、無理なく安全に行える投資です。

その2:証券会社を選んで口座を開設する

債券の販売は株とは違い、証券会社によって取扱商品が異なります。また国債は販売期間が決まっており、財務省の発行スケジュールを確認する必要があります。

個人向け国債を取り扱う会社を選ぶ

債券の取扱数は投資信託同様に証券会社によって差があります。そのため債券の数や種類が豊富な会社を選ぶのが良いでしょう。特に初心者は、個人向け国債を取り扱っている会社を選ぶのがおすすめです。個人向け国債は、証券会社や銀行、ネット証券でも購入が可能です。各社とも個人向け国債のキャンペーンを行っているので、手数料などと併せて比較するのがよいでしょう。

NISAとつみたてNISAとiDeco

銀行の貯金利息や投資で得た利益には約20%の税金がかかります。しかし、NISA、つみたてNISA、iDecoを利用すると非課税になる制度があります。

iDecoは運用益に税金がかからないうえに、掛金は所得控除の対象になり、所得税や住民税を軽減することも可能です。NISAは最長10年、つみたてNISAは最長20年、iDecoは60歳まで非課税となっています。ただし、iDecoは60歳まで引き出しできないので、あくまで老後のための個人年金のようなものといえるでしょう。

NISA口座で行った株式投資の利益に対して税金がかからないうえ、株の売買手数料を無料にしている証券会社もあります。つみたてNISAは非課税の上限投資額は年間40万円までで、投資方法は積立投資に限定されています。NISAとつみたてNISAを併用することはできず、また複数の口座を作ることもできません。

ただし、iDecoとは併用できるので、iDecoとNISAもしくはつみたてNISAを選択し、資産運用を考えるのが最善の策といえるでしょう。

初心者は少額で始められる投資から始めよう

株の投資で儲けた話を聞いた経験は誰にも1度はあるでしょう。人は儲けた話はしても、損をした話はしないものです。まして短期間で大儲けすることは本当にまれで、大きな利益を上げた人は同時に大きなリスクを負っています。そんなギャンブル的な投資は初心者にはおすすめできません。

投資初心者はまず少額から始めることが、ベストな方法です。投資には成功も失敗も必ずやってきます。もし失敗しても生活に支障をきたすことなく、損失を吸収できる範囲で行うことを忘れないでください。投資経験を積むことで、多くの知識やリスクコントロール術が身についてきます。

何事も始めなければ、前には進めません。余裕のある範囲で投資を始めてください。

この記事のライター UKANO 編集部

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