医療事務の仕事は難しい?どんな仕事をするのか知っておこう

医療事務の仕事は難しい?どんな仕事をするのか知っておこう

ビジネス 2018.05.31

難しいと言われる医療事務の仕事はどんな仕事か

これから医療事務の資格を目指す人やこれから医療事務の仕事に就きたいと考えている人もいるのではないでしょうか。医療事務は、資格を目指す人も仕事に就く人も女性が多い傾向があります。それは、結婚や出産を経験しても、フルタイムの正社員だけでなく、短時間のパートや派遣など、さまざまな働き方があることが理由の一つだといわれています。
また、医療事務の資格を一度取得していると、年齢に関係なく、長く働き続けることができるというメリットがあります。しかし、医療事務の仕事は、簡単ではなく難しいといわれています。では、難しいといわれている医療事務の仕事はどんな仕事なのでしょうか。ここでは、医療事務の仕事内容や、どのような人が医療事務の仕事に向いているのかなどをみていきましょう。

医療事務の仕事内容

医療事務の仕事内容は、病院やクリニックの受付業務を始め、診療報酬を請求するレセプト業務など多岐にわたります。ここでは、医療事務の仕事内容を詳しくみていきましょう。

病院やクリニックでの受付業務

医療事務の仕事は、病院やクリニックでの受付窓口の対応があります。受付窓口では、電話応対はもちろん、これから診察を受ける患者さんの診療受付をするだけでなく、保険証の確認を行ったり、来客の受付や案内など数多くの業務を担います。
また、新規の患者さんの情報をコンピュータに入力し、診察券を発行したりします。最近では、電子カルテシステムを導入している病院やクリニックが増えていますが、従来の紙カルテを使っている病院やクリニックでは、診察の受付後、カルテを診療科へ届けるという業務もあります。
さらに、診察代を支払う会計業務を担うこともあり、国で定められている診療報酬点数をもとに、患者さんが受けた診療内容と照らし合わせて料金を請求します。

患者さんと医療スタッフの橋渡しとなるクラーク業務

医療事務の仕事は、診療の受付などで患者さんの対応をするだけでなく、医師や看護師などのコメディカルと連携する「クラーク業務」も重要な業務の一つです。患者さんの呼び出しやカルテの準備などを適切に行うことによって、患者さんと医療スタッフとの橋渡しとなり、診療をスムーズに進めることができます。
また、このような外来診療の場合だけでなく、入院病棟では、入院手続きに加え、1人の患者さんだけでも検査伝票や食事伝票など数多くの伝票が発生します。これらの伝票を適切に手続きすることによって、入院中の検査や食事内容、手術などがスムーズに行うことができます。

医療機関の経営を支えるレセプト業務

医療事務の仕事には、レセプト業務があります。レセプトとは、患者さんが保険証を提示することによって、窓口で支払う医療費の負担割合が決まります。例えば、窓口負担が3割の患者さんの残りの7割の医療費は、患者さんが加入している健康保健組合などの支払い機関である国民健康保険団体連合会などに一括して請求することになっています。
この請求分の明細書が、「診療報酬明細書」といって、いわゆる「レセプト」と呼ばれています。医療事務の仕事は、月単位でこのレセプトを作成し、審査支払機関に診療費の請求を行います。このレセプト業務は、病院やクリニックの医療機関の経営を支える重要な業務です。

仕事の難しさと厳しさ

医療事務の仕事は、受付業務をはじめ、クラーク業務やレセプト業務など多岐にわたります。ここでは、医療事務の仕事の難しさや厳しさなどを詳しくみていきましょう。

仕事の種類が多く覚えるのが大変

医療事務の仕事は、受付業務をはじめ、診療費の計算、会計、処方箋窓口、カルテ管理などさなざなな業務があり、覚えることが多いのが現状です。実際に、数カ月の経験では一人前に仕事をすることが難しいともいわれている上に、レセプトには期日が決まっているので、スピードと正確さが求められる仕事だといえるでしょう。
レセプトは、月末締めで翌月の10日までに提出する必要があるため、患者さんの数が多い大規模な病院では、レセプトの数もそれだけ多いということになります。
また、医療事務の学習内容だけでは対応しきれない、専門的な内容が含まれていたり、外来と入院のレセプトでは計算方法も違うので、それぞれの専門的な知識が必要になってくるのが現状です。
さらに、診療報酬は3年に1度改定されており、それに対応できるようにしておくことが必要なので、常に新しい情報を入手し、活用できる能力も求められるということになります。

クレームの対象になることも

医療事務の仕事は、受付業務や会計業務など、病院の中では一番患者さんの目に入りやすい仕事であるため、クレームの対象となったり、クレームの対応を求められることもあります。
したがって、医療事務の仕事をするにあたって、「病院の顔」としての意識を持って仕事に臨むようにしましょう。そして、笑顔を意識することはもちろん、言葉遣いも今まで以上に気をつけるようにしましょう。
また、電話応対の際にクレームを受けることもありますが、相手が訴える内容をよく聞き、適切に関係部署に伝えるなど、きちんとした伝達をすることも大事だといえるでしょう。

医療事務の仕事に向いている人

医療事務の仕事は、患者さんをはじめ、医師や看護師などのコメディカルなど、多くの人と接する仕事です。それでは、どのような人が医療事務の仕事に向いているのでしょうか。ここでは、どんな人が医療事務の仕事に向いているのかを詳しくみていきましょう。

患者さんの気持ちを考えられる人

医療事務の仕事は、言うまでもなく、病院やクリニックで働くので、病気の人や体調の悪い人と多く接する仕事です。したがって、自分の体調に不安を抱えている人の気持ちを理解して、温かく丁寧な対応ができるということが大切だといえるでしょう。

スピーディー且つ正確に仕事できる人

医療事務の仕事は、患者さんの受付から会計までに関わります。この一連の流れを滞るなくスムーズに進めるためには、ある程度のスピードと正確さが求められます。また、レセプト業務には提出期限があるため、一層のスピードと正確さが求められます。

コンピューター作業に抵抗がない人

電子カルテ化が進み、多くの病院やクリニックがパソコンを使った業務を行っています。したがって、医療事務の仕事は、受付業務なども含め、基本的にパソコンを使うことになります。また、レセプトもパソコンで作成するため、パソコンに関して最低限の知識が必要だといえるでしょう。

医療事務として医療の現場を支えよう

医療事務は、一般的なイメージよりも多くの業務があると感じた人も多いのではないでしょうか。医療は日々発展しており、それに伴い医療事務の仕事も対応できるように変化していかなければなりません。
また、提出期限のあるレセプト業務に追われる月末から月初にかけては、毎日のように夜遅くまで残業する病院やクリニックも少なくはありません。医療事務は、さまざまな働き方があり、一度資格を取得すれば、長い間働くことができる仕事の一つですが、日々の目まぐるしい業務に対応できる覚悟を持って仕事に就くようにしましょう。
そして、医師をはじめ、看護師やコメディカルが診療しやすいように医療の現場を支えていきましょう。

この記事のライター UKANO 編集部

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