【調剤薬局事務の年収と仕事内容】就職前に知っておきたいポイント

【調剤薬局事務の年収と仕事内容】就職前に知っておきたいポイント

ビジネス 2018.05.31

調剤薬局事務の年収はどれくらい

国の政策で医業分業が推進され、ここ数年の間に、院外処方を行う病院やクリニックが一気に増加してきました。それに伴い、調剤薬局の数も増加し、そこで働く薬剤師や事務職員の需要も高まりました。しかし、調剤薬局で働く事務職員は、医療事務とは違うのでしょうか。
また、これから調剤薬局で事務職員として働きたいと考えている人もいるでしょう。そこで、調剤薬局で働く事務職員である「調剤薬局事務」として働き始める前に、調剤薬局事務の年収やどのような職場環境で、どのような仕事をするのかを理解しておきましょう。

調剤薬局事務の収入金額

調剤薬局事務の収入はどのくらいなのか、気になっている人も多いようです。調剤薬局事務の月給や年収は、正社員や短時間勤務のパートなどの雇用形態によっても違いがあるのが現状です。

月給の平均は約18万円

調剤薬局事務の月給は、約14~20万円という場合がほとんどで、平均で約18万円となっており、医療事務とほとんど変わりがないようです。しかし、働く地域によっても多少差があり、主要都市圏と地方では数万円の差があるといわれています。
また、雇用形態もさまざまで、短時間のパート勤務や派遣、正社員など働く場所によって違いがあります。

賞与の有無

年収にも影響が大きい気になる賞与ですが、調剤薬局事務として正社員で採用されると賞与が発生する場合がほとんどでしょう。
しかし、賞与は夏と冬の年2回支給されるところが多いようですが、働く場所によっては年1回という場合もあります。また、賞与の額も基本給に換算されるため、急性期の大病院などの比較的大規模な病院や調剤薬局の方が、支給割合も高い傾向にあるといえるでしょう。

調剤薬局事務の年収の平均金額

気になる調剤薬局事務の年収は、平均で240~320万円といわれています。しかし、働く地域や場所によっても差があり、正社員かそうでないかによっても差があるようです。
また、規模の小さい病院や調剤薬局よりも、急性期の大病院などの比較的大規模な病院や調剤薬局の方が年収が高めになる傾向があります。さらに、昇給や勤続年数などによっても年収に差があるのが一般的です。

パートの場合

調剤薬局事務として働くには、短時間のパート勤務からフルタイムの正社員まで雇用形態はさまざまです。どのような地域で働くかによりますが、パートで働く場合、時給850円スタートが多いのが現状です。
しかし、主要都市圏や大規模な病院や調剤薬局では、時給が1,000円を超えるなど少し高めになる傾向があります。また、パートで働く場合は、言うまでもありませんが、どのくらいの時間働くかによって年収にも差が出てくるでしょう。

調剤薬局事務の仕事内容

調剤薬局事務は、主に調剤薬局で受付や会計を始め、薬剤師の補助や診療報酬明細書(レセプト)の作成などを行います。一般的な事務の仕事と違い、レセプト作成などで専門的な知識が必要になります。
調剤薬局事務は、調剤事務管理士や調剤報酬請求事務技能検定など資格も数種類登場しており、医療事務などの関連資格と同時に資格取得する人も多い傾向にあります。また、これらの資格取得に向けて、通学や通信講座なども数多く登場しています。

処方箋受付と会計業務

調剤薬局事務は、主に処方箋の受付や会計などの接客業務を行います。近年では、ジェネリック医薬品といわれる後発医薬品の普及が推し進められてきましたことによって、調剤薬局でジェネリック医薬品への変更の可否を問うなどの対応をしています。
しかし、徐々に普及傾向にあるジェネリック医薬品のことを知らない人に対しては、ジェネリック医薬品の説明などを行うこともあります。

処方内容の入力業務

調剤薬局事務の仕事は、受付した処方内容を専用のコンピュータに調剤録として入力する業務も行います。処方箋の有効期限は、医師が発行した日を含めて4日間が原則となっていますが、調剤薬局の場合、薬剤師法第28条に基づき、調剤録を3年間保管することが義務づけられています。

調剤報酬の計算とレセプト作成

医療事務が診療行為に基づき、診療報酬の計算やレセプト作成するのと同じように、調剤薬局事務は、調剤したことに基づく調剤報酬の計算や毎月のレセプト作成を行います。また、薬剤師の調剤内容や服薬指導などの内容を記録した「薬歴簿」への入力作業も多いようです。

医療事務と調剤薬局事務を比較

調剤薬局事務の仕事は、医療事務とどのようなことが違うのか気になっている人もいるでしょう。医療事務に比べると調剤薬局事務は、比較的新しく認識された仕事の一つで、調剤薬局事務に関する資格は数種類登場していますが、必ずしも資格が必須でないという特徴があります。

資格は必須ではない

医療事務の求人をみると、診療報酬請求事務能力認定試験やメディカルクラークなどの資格取得者が有利だったり、実務経験がある人が優遇されるのが一般的です。
一方の調剤薬局事務は、調剤事務管理士や調剤報酬請求事務技能検定などの資格が登場していますが、必ずしも資格を取得していなくても求人に応募できるようです。

医療事務と調剤薬局事務の年収

気になる医療事務と調剤薬局事務の年収ですが、実際のところ、ほとんど変わりないのが現状です。どちらも働く地域や場所によって違いがあり、正社員で採用された方が年収が高い傾向にあります。

勤務終了時間は調剤薬局が遅め

調剤薬局は、病院やクリニックの診療終了時間より遅い時間まで営業している場合が多いようです。また、医療事務と同じように、月末月初の調剤報酬の請求期間になると、提出期限があるため、残業を余儀なくされることもあります。

調剤薬局事務で安定収入を確保しよう

調剤薬局事務は、総合病院で働く医療事務のように、全ての診療科の診療内容などを網羅していなくてもよいため、資格も取得しやすい傾向にあります。特に、調剤薬局事務として初めて働く人は、資格を取得していた方が、専門用語などを事前に理解できているので仕事もスムーズに進むでしょう。
しかし、医療業界や医薬品業界は日々進歩しています。調剤薬局事務として働くには、新しい情報をキャッチするなど日々努力も必要です。安定した収入を目指して、まずは数カ月で資格の取得を目指してみましょう。

この記事のライター UKANO 編集部

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