FXの基礎知識のまとめ集。ポイントを理解して投資してみよう

May, 31, 2018

記事が良かったらシェアして下さいね♪

FXに関するまとめ

FXは日本では未だに一般的にはあまり認知されておらず、なんだかわからないけど怪しいなんてことが平気で言われますが、リテラシーの高い方はご存知の通りとても魅力的な投資市場です。
これに気づき投資を試みてみようとしている人も多いのではないでしょうか。

FXの仕組みはそれほど複雑ではなく、しかも取引も株式のように何千社から選んで買うというものでもありません。
どちらかというと、トレード自体の知識や技術がものをいう世界です。
どのタイミングで売買するのか、その一点だけに集中すればよいので、技術を習得しさえすればプロとも差が付きにくいともいえます。

ここでは基本の知識を解説していきますので、実践の中でトレード能力をどんどん高めていけば自然とプロトレーダーと対等に戦える技術は身につくはずです。
ここではまず本当の基礎的な知識をまとめましたので、今後のトレードにおける道しるべにしていただければ、きっと勝ち組トレーダーの道が開けることでしょう。

FXの基礎知識

ここではFXという商品の基本的な仕組みについて触れていきます。
どのようにして利益を出すようになっているのか、そして実際に始める方法などについてみていきましょう。

利益を出す仕組み

FXには利益を出す仕組みが2種類あります。
その一つは為替差益と呼ばれるものです。
読んで字のごとくではありますが、FXは簡単に言えば価値が上がると見込まれる通貨を買うか、価値が下がると見込まれる通貨を売るという取引で利益を得ます。

例えば、価値が上がると見込んだドルを1ドル100円の時に100万円購入したとします。
その後実際に1ドルが110円になったら、110万円で売ることができ、このとき10万円が利益です。
このように為替の変動を予測しとった利益のことを為替差益と呼ぶのです。
一般的にFXトレーダーはこの為替差益をとるために日夜努力しているわけです。

もう1つの利益を出す仕組みはスワップポイントというものです。
スワップポイントとは銀行の利息のようなもので、金利は通貨ごとに違うので金利差が生まれます。
つまり、金利の高い通貨を持ち続けることで少しずつですが、利息のようにたまっていくのです。
それも、1日単位でついていくのでまとまった資金をFXに投資しているとそれだけで毎日利息がついていくのです。

外貨預金は利率が高いのですが、このスワップポイントは長年FXを継続していく上では、無視できない存在です。
ちなみに、日本円は金利が世界で見ても低いので、多くの外国通貨を買うだけでスワップポイントを見込めます。

少額資金ではじめられる

FXの魅力の一つとして少額資金から始められることがあります。
例えば、あなたが10万円の資金をFXのために用意するとしましょう。
通常、株などの購入にはその10万円分の取引しかできないのです。
これは別に何もおかしくない現象です。
ただ、FXだと10万円の資金で最大250万円での取引が可能です。
FXにはレバレッジというしくみがあり、自分の元手を証拠金つまり元手を担保として25倍までの金額の取引が認められているのです。

この仕組みを使うことで、少額でも大きな金額の取引ができるのです。
具体的に例を示すと、10万円を使って200万円分のドルを購入したとします。
これは20倍のレバレッジです。
ここでもし、ドルが100円から101円に上昇したら、10万円のままの投資なら、千円の利益ですが、200万円分のドルを購入していれば、2万円の利益です。
つまり、元手の2割も利益がでます。
これがレバレッジの効果です。

ただし、その一方で100円から99円に下がると、2万円の損失を被り、元手は8万円となるのです。
まさにハイリスク・ハイリターンです。
これはかなり極端な例です。
レバレッジは自分の実力に合わせて有効に使えばよいので、通常は2倍から3倍辺り抑えることが安定した取引につながります。

24時間取引が可能

FXのもう1つの特徴としていつでも取引ができるところです。
正確に言うと平日なら24時間いつでもできるのです。
この理由は単純で、為替取引は世界中で行われているからです。

相場の1日はニュージーランドや日本から始まり、シンガポール・イギリスを経てアメリカ合衆国と世界中で順番に一日中取引がされているので、いつでもポジションをとることができます。
特に東京・ロンドン・ニューヨークの市場が開いている間は取引が活発で値動きも大きいので、デイトレードなど短期のトレーダーはこの時間を狙って活発に取引を繰り返します。

FXの投資方法

FXにはいろいろな投資の方法があります。
ここではそれらについての、より詳しく見ていきますので、実際に投資する際の参考にしていきましょう。

FXの投資スタイル

FXにはさまざまな投資スタイルがありますが、つまるところポジションをとる期間の長さによって大きく別れます。
短期、中期、長期のポジションの取り方によって、名前があります。
まずは超短期のスキャルピングですが、数秒から長くて数分で売買を続けるスタイルです。
毎日数10取引を繰り返し行います。
熟練すれば一番利益を上げやすいということですが、精神的にも金銭的にも大変になる可能性が高い手法です。

次に短いのがデイトレード1日に数回の取引で利益を狙う手法で、デイトレーダーと呼ばれる人はまさにこの方法を実践します。
次はスイングトレードです。
スイングトレードは数日から長ければ2、3週間ポジションを持っていることもあります。
ギャンブル性は低く手堅く投資する方法です。

最後は、これ以上の長い期間でゆったりと取引することをポジショントレードといいます。
数週間から数か月の期間ポジションを持ち続けるのがポジショントレードです。
ポジショントレードになるとスワップポイントが大きな影響を及ぼします。

スワップポイントの比較的高い豪ドルは1万豪ドルの買いポジションを持っているだけで1日50円ほどの利益です。
つまり100日保有すると5,000円が利益になるのです。
もちろん為替の変動があるのでこのまま利益とはなりませんが、収入に大きく影響してくることは理解していただけることでしょう。

FXで稼ぐ人たちは長くてもこのポジショントレードでのスタイルの人が大半を占めます。
これ以上の長期になる投資は利益を出すスピードが極端におそくなりますので。

安く買って高く売る為替変動差益

先程も説明した通り、FXの利益の多くは為替変動差益によるものです。
株で利益を得るためには株価が安いときに株を購入し、株が高くなったら売ると利益になることはお分かりになるでしょう。
FXは株価の変動の代わりに為替の変動を利用しているだけです。

仕組みは株の投資と同じなのですが、1つ大きく違うのは株価は会社が発展すればするほど右肩上がりで上昇していきますが、為替は通貨同士の価値の変動なので、一方的に上がり続けるということはほとんどありません。

ですので、定期的にポジションをとったりポジションを降りたりするやり方が合う相場といえます。
ちなみにFXは先に売りから入ることもできます。
想像しにくいかもしれませんが、ドルを売るポジションをとってドルの価値が下がったところでポジションを降りて利益をあげることもできるのです。
ここでは難しく考えず、上がると思ったら買えばよいし、下がると思ったら売ることで利益が出せるということだけ覚えておけば十分です。

金利差がある時のスワップポイント

通貨によって金利の差があり金利差があると金利の高い通貨を持つだけで、金利差を調整するためのスワップポイントがつきます。
スワップポイントの高い代表的なところでは南アフリカのランドやトルコのリラなどが有名ですが、これらは正常も不安定で為替相場自体が不安定なので、いくらスワップポイントが高くても、為替変動により通貨自体の価値が急激に下がる可能性もあるので、長期保有することに向いていません。

スワップポイントを狙うなら、金利や政情が安定しているニュージーランドやオーストラリアがおすすめです。
スワップポイントも比較的高く狙い目といえます。
スワップポイントで利益を取ることを目的とする場合、長期保有が基本です。
この場合は、レバレッジを低く押さえて、月単位での保有が望ましいです。
長めのポジショントレードといったところでしょうか。

なお、スワップポイントは売りでポジションを持つとマイナスのスワップポイントつまり、金利差の分だけ費用がかかりますので、長期保有の場合は日本円でのFXトレードの場合は買いポジョションでのトレードが基本であることを忘れないでください。

FXに関わる税

FXに興味を持つ人や実際に始めることを検討している人にとって、FXで得た利益の税金はどうすべきなのか?と疑問に思う人も多いことでしょう。
以下に具体的にまとめましたので、みてみましょう。

FXの所得区分について

FXは雑所得の分離課税扱いです。
申告方法は確定申告のみです。
2月16日から3月15日の間に毎年昨年中の申告をしなければなりません。
ただ、1円でも利益がでれば申告しなければならないというわけではありません。
給与収入もしくは年金収入があり年末調整されている人は、それ以外の収入が20万円を越えなければ申告する必要はありません。

下手に申告すると余計な税金を支払うことになりかねませんのでご注意ください。
それ以外の収入のなかにFXでの収入も含まれます。
また、年金収入のみもしくは給与収入のみ以外の人であれば合計の所得が38万円未満であれば申告の義務はないので注意が必要です。

損益通算が可能

先程もお伝えした通り、FXは雑所得の分離課税です。
これは日経平均先物等の先物取引と同じカテゴリーです。
ということは、店頭FX、取引所FX、日経平均先物等の先物取引の中でなら損益通算できます。
反対に株式の譲渡益や配当利益とは損益通算できません。

ちなみに、損益通算とは利益と損失を相殺できる仕組みのことで、例えばFXで利益が出たとして、先物取引では損失が出たときに相殺して所得の申告ができるものです。
また、FXに関する口座を2社以上持っている場合もそれらを損益通算して申告します。

損失の繰越控除が3年間可能

FXは損失の繰越控除が可能です。
これは、去年以前にFXで損失を出していた場合に、今年利益がでたら、去年以前のマイナス分を今年のプラスと相殺し、税金がかかる所得部分を減らすことができる仕組みのことです。

例えば去年100万円の損失で今年200万円の利益が出たら、今年の税金がかかる部分を去年と差し引き100万円の部分だけに課税されるようにできるものです。
長期継続して取引していく人にはありがたい話ですね。
ただし、さかのぼれるのは過去3年までなので注意しましょう。

FXで勝つためのコツ

FXを始めるからには、将来的に利益を得ることを目標にしているはずです。
ここでは実際にFXで勝つためのポイントについて迫りますので、見てみましょう。

証拠金に余裕を持つ

FXは少額から取引できるのが魅力です。
でも、実際に安定的に取引するには余裕資金が必要です。
でないと、精神的にも実質的にもかなり不利な状態で勝負することになるのです。
これは高いレバレッジで取引していると、自分の思っている方向と逆に動いただけでロスカットにあい強制的にポジションを下ろされることがあるのです。

しかもそのときの損失は壊滅状態です。
再起不能なぐらいの損失を抱えてしまうかもしれません。
反対に証拠金に余裕をもって一回のトレードで負けても全体の1~2%程度の損失に押さえられればそれほど精神的にも追い込まれることもありませんし、冷静なトレードが可能です。
継続的にFXを行うなら証拠金に余裕を持つのはかなり重要なことです。

損切りは機械的に入れる

次は嫌いな損切りについてですが、損切りは損を決定付けるので、一般トレーダーは目をそらしたくなります。
ですが、損切は新しいポジションをとるための必要経費と考え、機械的にあらかじめ定めた通り行うことが重要です。

この損切りルールが安定しないと一気にトレードの安定性が崩れ、ただのギャンブルになってしまいます。
損切りを制するものがFXを制すると言われるほど損切りはFXトレードを安定させるために最重要事項の1つなのです。

取引の仕組みを完全に理解する

FXの取引は初心者には複雑です。
チャートや決済方法も豊富で、勉強するにはそれなりに時間がかかります。
しかし、これをおろそかにするとよくわからないまま取引を感覚で行うことになりかねません。
これでもし勝てたとしても偶然の勝利で、長く続けることは難しいでしょう。
たとえ面倒に思えても基本的な仕組みの理解に時間を割いて学習しましょう。

経済指標で市場の動きを見る

FXは為替の取引なので世界の景気などに大きく影響されます。
特に世界の基軸通貨であるドルを通貨とするアメリカ合衆国の経済指標はFXトレードする上で無視できません。
ドルの金利変動、消費者物価指数、雇用統計などは発表直後大きく動く要因になりえます。
ですので、直接の取引に関連付けるかどうかはともかくFXトレーダーであればそれらの数値に精通しておくのは常識です。

FXで失敗してしまう主な理由

FXでは必ずしもすべての人が利益をだして成功する、ということではない現実があります。
できれば失敗やリスクは最小限に抑えたいものです。
失敗した例から学んでいきましょう。

勝ち方ばかりを知りたがる

FXトレードにおいて負けやすい原因はいくつかあります。
その一つが勝ち方ばかりを追い求め、手法をコロコロ変える人がいます。
こういう人は手法の本質をしらずに自分がうまくいかないとおもったら、すぐにやめてしまうのです。
どんな有効な方法であっても熟練度がものをいいますので、勝ち方ばかりを追い求めるとおのずと悲惨な結果が待っています。

いつかは戻ってくると思って取引してしまう

これは損切りできない人に多いです。
株式ではこれを塩漬けといいます。
結局は自分の敗けを見て見ぬふりしているだけで何も解決しません。
確かに為替相場ではいつかは戻ってくるかもしれません。
ただ、いつ戻るともわからない通貨を持ち続けるよりも、早めに損切りして、新たな機会を利用してトレードするほうが、効率的です。

損切りは最初に熟達すべきスキルなので、自分が損切りを上手にできていないと感じているならむしろ損切りを最初に覚えるべきです。

損失のコントロールを見誤ってしまう

これは損切りや利食いを完全な成り行きに任せると陥るケースです。
私たちは機械ではないので、取引が感情に入りやすいのは事実です。
ですが、自分なりにルールをもっていないとコントロールのきかない感情取引に陥ります。
こんな方法で勝ち続けている人は見たことがありません。

特に初心者のうちは損切りも利食いもポジションをとる前に予め決めてから取引を開始すべきです。
その取引が成功だったか失敗だったかを検討するのはルール通りにポジションを降りてからにすべきでしょう。

勉強不足で大損してしまう

経済指標や事件に影響を受ける為替は、今までのテクニカル分析がつうじない場面がどうしても存在します。
でも、景況指数の発表が控えていることを知っていればそれまでどんな動きをしやすいのか、発表がどのようにその後に影響するのかもある程度予測できるのです。

そして、プロたちはその事は常識的に知っています。
FXはプロも初心者も同じ土俵で殴りあいをするようなものです。
にもかかわらず、技術で劣る素人が知識も技術も豊富なプロに自分が入手できる情報すら把握しないままで勝てるわけがないと思いませんか?

FXで効率的に投資しましょう

FXは資金最小で投資できる市場です。
それこそ数万円から始められます。
そして、むしろ少額で始めるべきです。
初めから熟達したトレーダーはいないようにはじめの方はなかなか勝てないことも多く、資金がなくなってしまうかもしれません。
ただ、元々少額であればたかだか数万円を使って勉強できたと考え、もう一度数万円の資金なら、何らかの方法で積み立てることは難しくないはずです。

そして、次第にトータルでプラスになる見込みが立つようになった段階で、少しずつ資金を増やしていけば最小限のコストで効率的にFXに取り組めることでしょう。
FXは市場規模が世界規模であるだけに小さな仕掛けによって相場が変動しない安定した市場です。
一度その流れを身につけてしまえば、今あなたがど素人であったとしても、勝てる見込みは十分にありますので、ぜひトライしてみてください。

Sponsored Link

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterでukano358をフォローしよう!

記事が良かったらシェアして下さいね♪