言語聴覚士の年収と給料事情!仕事内容や資格取得の方法を教えます

May, 31, 2018

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言語聴覚士は稼げる仕事か

言語聴覚士の仕事をしたいと思っても、それが稼げる仕事なのかどうか。
転職を目指すときに特に気になるのが給与や待遇面ではないでしょうか?
この記事では、平均年収や初任給だけではなく、どのような仕事なのか、言語聴覚士になる方法もお伝えします。
言語聴覚士は国家資格の必要な仕事。
それを目指すにはそれなりの努力も必要です。
努力の先にある、仕事内容や給与について知識を深めてモチベーションアップに繋げましょう。

言語聴覚士の平均年収と給料事情

まずは、言語聴覚士の平均年収と給料事情を解説します。
年収500万円以上を目指す方法や初任給についてもお伝えしますので、言語聴覚士を目指すべきなのか目安にしてください。

言語聴覚士の平均年収

言語聴覚士の平均年収は、おおよそ400万円です。
作業療法士や理学療法士などのリハビリに関わる仕事と比較すると、少し低めの設定になっています。
しかしながら、勤務地や組織によって、高待遇の可能性も否定できません。
なぜなら、この資格を保有している人がそれほど多いとは言えないからです。
給与面を重視して勤務先を選ぶならば、事前に待遇や制度をしっかりと確認しておきましょう。
400万円を超える年収を目指したいのであれば、管理職などの責任のあるポジションに就くと確実です。

言語聴覚士の初任給

言語聴覚士の初任給はどれくらいでしょうか。
先にもお伝えした通り、他のリハビリテーションに関わる士業よりは低めの給与となり、22万円から26万円程度です。
年収でいえば、250万円程度でしょう。
介護職よりは高いものの、看護師よりは低いポジションです。
もちろん、医師や薬剤師などの高いスキルや知識を要している職種よりも初任給は低いですが、言語聴覚士と同一の国家資格である美容師と比較すれば、わりと高めの初任給になるでしょう。

年収500万円以上を望むなら管理職を目指す

年収500万円以上を望むのであれば、管理職に就くことが近道です。
管理職とは、勤務先によって異なりますが、基本は、係長・課長・部長のことを指します。
これらのポジションは、マネジメントや部下の育成などを担い、リーダー力や仕事に対する深い知識・スキルが求められます。
つまり、責任のあるポジションだからこそ、高い年収を実現できるのです。
もちろん、地域や組織によって給与制度は異なります。

働く場所によって給料や待遇はさまざま

医療領域で活躍するイメージのある言語聴覚士ですが、現在では、医療以外にも求められるポジションです。
勤務先でいえば、病院だけではありません。
リハビリテーションセンターはもちろんのこと、福祉施設や学校教育に携わることもあります。
こうした職場の広がりがあり、給与や待遇、雇用形態もバラバラになるでしょう。

そして言語聴覚士は、特別な資格でもあることから、安定した環境で働くことができます。
病院や施設によっては、公務員と同一の福利厚生であったり、医療職とみなされ、高待遇も決して夢ではありません。
勤務先を選ぶ際は、「自宅から近い」「年収が良い」以上に、自分に合う職場なのか、やりがいを実感できる環境なのかも、併せて確認すると良いでしょう。

言語聴覚士の仕事について

言語聴覚士の仕事内容について解説します。
職種名の通り、言語や聴覚に関する業務です。
主にリハビリテーションを行い、医師などとも連携するポジションです。

言語機能を回復させるリハビリテーションを行う

言語聴覚士は、病院が原因で、あるいは生まれつきしゃべることや聴くことがうまくできない人に対して、リハビリテーションをする職業です。
言語や聴覚は、病気だけではなく、心理状態によっても機能の自由さを失うことがあるでしょう。
言語聴覚士はヒアリングや検査を行い、プログラムを作り、トレーニングを提供します。
訓練内容としては、発音練習や口の体操などが挙げられます。
また、「食べる」「飲む」という行為に対してもアプローチすることがあり、食にも関わる仕事です。

コミュニケーション能力が求められる

言語聴覚士は患者さんだけではなく、医者や看護師などとコミュニケーションすることが重要です。
言語聴覚士は専門的な業務内容であるものの、単独でリハビリを完結することができません。
作業療法士や理学療法士などとも連携しながら、仕事を進めていきます。
身体の動きなどについては、他の専門職のほうが検査に長けています。
言語聴覚士の観点以外にも、患者さんの状態を把握しておくことで、効率的にリハビリすることができるでしょう。

言語聴覚士の勤務先

主な職場は、病院です。
「リハビリテーション科」「口腔外科」などです。
また、リハビリに特化したクリニックなども勤務先として挙げられます。
昨今では、福祉施設でのニーズも増えてきました。
病院とは異なり、リハビリのための時間を設けることは少なく、高齢者施設であれば、食も無視できません。
医療施設とは異なるスキルが必要になるでしょう。
また、教育の領域にも活躍の場がひろがっています。
子ども相手になりますので、教育の未来をサポートするポジションでもあります。

言語聴覚士の仕事の将来性

言語聴覚士は、食にも関わる仕事です。
そして、高齢化が急速に進んでいる日本社会においては、高齢者の話す・聞く、食べる・飲むという行為のサポートが求められるでしょう。
こうした状況のため、病院だけではなく、福祉の領域でも重宝されています。
また、今後はクリニックなどの施設だけではなく、高齢者の自宅に行ってさまざまな業務を担うことも予想されています。

言語聴覚士を目指す

言語聴覚士になるためには、国家試験に合格しなければなりません。
まずは、大学や専門学校に通い、受験資格を取得しましょう。
そして言語聴覚士は、学生だけではなく社会人になっても、目指せる資格です。

大学や専門学校で学ぶ

言語聴覚士は国家資格のひとつです。
もちろん試験に合格してはじめて言語聴覚士としてキャリアをスタートさせることができます。
しかしながら、受験するためには、ある手続きが必要です。
それは養成課程のある学校にて受験資格を取得することです。
この過程は、大学だけではなく、短大や専門学校にもありますのでご安心ください。

短大や専門学校では3年以上学習する必要がありますが、養成課程のない大学の場合、養成所にて2年以上学習することになります。
日本各地に言語聴覚士の養成課程が学べる学校はありますので、選ぶ際にもそれほど困難ではありません。
学風などさまざまですので、自分に合った学校を選ぶようにしましょう。

国家試験の合格を目指す

養成課程の修了後、受験資格を取得できます。
もちろんこの段階では、言語聴覚士として業務につけるわけではありません。
国家試験に合格する必要があります。
もちろん、簡単に合格できる試験ではありませんので、勉強は欠かせません。
高校・大学受験のように、過去問や模試を解いて、試験にそなえます。
通う学校によっては、しっかりと試験対策することもありますが、自分の勉強時間も設けるようにしましょう。
専門性を問われる試験ですので、合格率が高いとは言い切れません。

言語聴覚士の就職事情

言語聴覚士の求人は、他のリハビリ関連職に比べると、数が少ない傾向にあります。
医療分野での活躍を求められることもあり、病院の求人が大多数ですが、上記でもご紹介した通り、福祉や教育の現場においても無視できない仕事です。
そのため、病院やクリニックなどに限定することなく、他業界もしっかりとチェックするようにしましょう。
求人が多い職種ではりませんが、高齢化社会による需要の拡大を背景に、新施設のオープンがあった際は、チャンスといっても過言ではありません。

社会人から言語聴覚士を目指す場合

社会人から言語聴覚士を目指すこともできますが、養成課程を修了し、試験に合格しなければなりません。
年齢によっては就職する際に不利になってしまうことも考えられますが、社会を経験していることが強みになり、学生以上に就職しやすくなる可能性もあります。
仕事をしながら資格取得を目指す際は、しっかりと時間を管理し、勉強する時間を設けるようにしましょう。

大きなやりがいのある仕事言語聴覚士を目指そう

言語聴覚士は、資格取得や就職が大変な分、安定した環境で働くことができ、大きなやりがいも手に入れられる仕事です。
勤務先やポジションによって、高い年収を実現することもできるでしょう。
医療現場は忙しいイメージがありますが、言語聴覚士は、ママさんも活躍している業界です。

介護施設・病院・学校など、活躍の場は広がっています。
社会人を経てからの資格取得は大変ですが、そのさきにはやりがいのある仕事が待っています。
徹底した自己管理で資格取得し、言語聴覚士を目指しましょう!

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