定額小為替の書き方ガイド。誰かに送る場合と貰った場合の実例

May, 31, 2018

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定額小為替の書き方で迷ったことはありませんか

少額送金の際に現金書留よりも手間なく、コストも少なく済ますことができる。
また、行政の手続きで必要とされる場合があるため使用される定額小為替ですが、実際送らなければならなくなった時、もしくは相手から受け取った時にどうやって使うのだろうと思ったことはありませんか。
定額小為替を送る人の場合と、受け取る人の場合をそれぞれ書いてみます。

定額小為替は現金を送金すること

普段現金を送るということから連想しやすいことは、現金書留の方ですが、少額での利用ならばコストを抑えられるのは先に述べているとおり、どちらかと言えばこの定額小為替です。
今ではインターネットでの送金が普及してきているので見かける機会が更に減ってきている定額小為替ですが、ここで簡単にどんなものかを説明すると、まず金種は50円から1000円までの12種類です。

定額小為替はお祝い金などを送るときに使ったり、別の自治体に越してきた後に以前住んでいた自治体から、手続きによってはその送付を求められたりすることがあります。
送金額に手数料100円を添えてゆうちょ銀行か郵便局の窓口で申し出ると定額小為替証書が発行されます。
それを手紙と同じような感覚で封筒に入れ、切手を貼って送ることができます。
送る際には、透かしても見えにくいようにもう一枚紙を入れるといいかもしれません。

定額小為替を送る側の書き方

それでは、どういう時に使われるかがわかったところで、定額小為替を送る際にどのように記入するのか、そして書く位置などについて、詳しくみていきましょう。

まず「定額小為替振出請求書」に必要こと項を書く

郵便局やゆうちょ銀行の窓口で定額小為替を買いたいと申し出た時にまず渡されるのがこの紙です。
左側の欄に請求日(購入日)、自分の住所・氏名、連絡先の電話番号を書きます。
右側に金種が並んでいますので、欲しい金額の横の枚数欄に数を書き入れ、改めて窓口に提出して合計額と手数料を払って購入します。

手数料は定額小為替1枚に対して100円ですので、複数枚買えばそれだけ増えることになりますから気をつけましょう。
なお、扱う金額が合計10万円を超える場合は、本人確認書類の提出を求められます。

指定受取人欄に渡し主を記入?

そうして購入した定額小為替を実際に送るときは、四角い枠で囲まれている「指定受取人おなまえ」の欄に受け取る相手の名前を書きます。
これは名前をあらかじめ書くことで、他人が換金することを防ぐためです。
反対に言えば、送り先が特定の相手と決まっていない場合には、指定受取人欄に記入する必要はありません。

例えば懸賞や全員プレゼントといった形で多くの送り先がある場合は無記名であることが多いです。
特に、市役所などに手続き上で必要だと頼まれた場合などには、自治体の処理の都合上、何も書かずに送ったほうがいいようです。

おところ おなまえは記入しないこと

ここで間違えやすいのは、下にも「おところ」「おなまえ」とあるため、書き入れてしまいそうになることだと思います。
それでも、その欄の上の方には「上記の金額を受け取りました」といった文言が書いてありますから、その下の「おところ」「おなまえ」の欄は送る側ではなく、受け取る相手の記入欄であることがわかると思います。

定額小為替の換金方法

今度は、定額小為替を受け取る場合についての実例をみていきます。
ここで気をつけべきことは、「既に別の受取人が指定されている定額小為替」を譲ってもらったときの書き方です。
間違えないように気を付けましょう。

定額小為替は郵便局で換金する

懸賞などのプレゼントやお小遣いなどとして手に入れた定額小為替は、郵便局やゆうちょ銀行の窓口で現金と引き換えてもらうことができます。
次の項目で換金に必要なものを挙げていきます。

定額小為替の換金に必要なものがある

換金の際に持って行くものは、相手から受け取った定額小為替証書と印鑑です。
もし10万円を超える金額を受け取ろうとする場合は、定額小為替を送る場合と同様に本人確認書類が必要です。
本人確認書類ですが、運転免許やパスポート、マイナンバーカードなど顔写真のついている物があればそれ一枚で済みます。

しかし、保険証や国民年金手帳といった顔写真のないものの場合は、公共料金の領収証書など別の証明書類が求められますのでご注意ください。

換金できるのは本人か代理人

定額小為替を換金できるのは、指定受取人とされている「本人」または、のちほど取り上げる「代理人」です。
しかし、定額小為替に指定受取人が示されていない場合は証書を持参した人が換金できることになっていて、それを「持参人払」といいます。

指定受取人欄は何も記入しないこと

定額小為替の「指定受取人欄」はあくまで送る人が相手を指定するための記入欄なので、もし何も書かれていなくても、受け取り手がこの欄に書く必要はありません。

おところ おなまえの記入

定額小為替を受け取った人が換金の際に記入するのは「おところ」「おなまえ」欄です。
現住所とフルネームを書き、忘れずに押印をして郵便局かゆうちょ銀行の窓口に出します。

指定受取人の代理の場合

家族などから「こんな物をもらったんだけど、今忙しいからちょっと代わりに郵便局で換金してきて」と頼まれることもあるかもしれません。
そのような場合は、もしその定額小為替の指定受取人欄に名前が記入してあれば、まず裏面「委任欄」の「代理人」には自分の名前を書きます。

そして、家族などの本来受け取るはずだった人には「委任者」の欄に、住所と名前を書いて、押印をしてもらいます。
そのうえで、表側の「おところ」に自分の住所を、「おなまえ」欄には「○○の代理人」と肩書をつけて自分の名前を書き、押印します。
状況により、代理人と元々の指定受取人それぞれの本人確認書類の提示が求められることがあります。

定額小為替の有効期間に注意

定額小為替には有効期間があるので、せっかくもらっていたのに換金するのを忘れていたということがないように気をつけたいものです。
定額小為替の有効期間は発行した日から6カ月です。
それでも、色々用ことが多くて受け取るのを後回しにして、気づけば半年経ってしまったからと言って諦める必要はありません。

なぜなら有効期間経過後でも、発行日から5年間の間で再発行の請求ができる、つまり最初の有効期間が切れてから4年半は換金ができるということです。
しかしそれをすべて放っておくと、定額小為替の換金ができなくなってしまいます。
少ないお金であってもぜひ換金に行きましょう。

定額小為替の書き方を理解したら迷わない

最後に改めておさらいをすると、定額小為替の発行・換金は郵便局やゆうちょ銀行の窓口でのみ扱っています。
送る人の場合、基本的には定額小為替に何も書かなくても構いません。
定額小為替を送りたい相手が決まっていて間違いなくその人に受け取ってもらいたい場合は、指定受取人欄に相手の名前を書きます。
定額小為替を受け取る側としては、換金する前にあらかじめ「おところ」「おなまえ」の欄に記入をして、捺印を済ませておきます。

指定受取人ではない人が代理人として換金する場合は、まず裏面の「委任者」の欄に元々の指定受取人に住所・氏名を書いて押印をしてもらいます。
代わりに受け取る方は、裏面に代理人氏名を書いてから、表面の「おところ」「おなまえ」の欄に必要こと項を記入して押印をします。

またこれは送る側・受け取る側に共通することですが、扱う金額が10万円を超える場合、運転免許証やパスポートなどといった顔写真のついている本人確認書類が必要です。
定額小為替を利用する機会があれば、ぜひここに挙げたことを参考にしてみましょう。

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