年収250万円。この金額で生涯快適な暮らしがおくれるでしょうか

May, 08, 2018

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年収250万円で生涯快適な暮らしがおくれるか

年収250万円で優雅な生活を生涯続けることは可能なのでしょうか?実際に250万円の年収で、どんな生活ができるのかをシミュレーションしてみました。
今は一人ぐらしで家族もいないけど、生涯となると結婚や出産を控えることになります。
生涯を通して優雅な生活の基準は人によってさまざまですが、自分の目指す優雅な生活と比べることで自身の年収や将来の目標が決まってくるでしょう。

年収250万円の人口数

さて、日本国内では年収250万円の人口はどのくらいなのでしょうか。
250万円という年収は、高いのでしょうか低いのでしょうか。
国税庁のデータなどを参考にするとわかりやすいでしょう。

どの年齢層に年収250万円台が多いのか

男女比なしで考えると、20代の人に多い年収です。
男女で比べると男性が約13.2%、女性が約22.1%と女性の人が多いというデータがあります。
女性の場合は年齢があがっても、結婚や子育てにより年収アップが難しいのが現実です。

また家庭の事情や休職などによりパートやアルバイト勤めが多いため、年収200万円台の人が多い傾向にあります。
男性で20代前半なら平均的年収といえますが、30代40代そのあととなると、一般的にみても生涯の年収が250万円は低いといえるでしょう。

どんな職業についている人が多いのか

職業別にみてみると、税金などの差し引き後の金額をひと月17万円前後と考えて、1カ月20日勤務したとすると1日8,000円位です。
1日7~8時間働くとすると、時給1,000円前後ということがわかります。
時給1,000円前後というと、飲食店やアパレル店員などのサービス業が多いでしょう。

また、警備員や工場勤務の単純作業など、比較的特殊な能力を必要としない、誰でもすぐに働ける職業が多いようです。
また、大学卒の初任給もこの位なのではないでしょうか。
一昔前の年功序列、年を経れば収入があがっていくという時代は、今後は考えづらい現状にあるのが明白です。

年収250万円の人の生活の内訳

では現実的な年収250万円の場合の、生活費用の内訳をみていきましょう。
年収からは税金などが差し引かれますので、生活費として使えるのは実際に入ってくる手取り額をもとに考える必要があります。

手取り額の算出方法

働いた給料からは、毎月決まった社会保険(健康保険税、年金税など)と所得税、住民税などが差し引かれます。
または自分で納めることになるため、この金額を差し引かなければいけません。
実際に税金などはいくらかかるのか、金額を計算してみましょう。

年収250万円の税金額

所得税

【年収ー給与所得控除ー基礎控除=課税対象額×税率】が計算式になります。
これを年収250万円にあてはめます。
250万ー93万ー33万=124万円 年収250万円の場合は税率が5%なので、124万×5%=約60,000円となります。

社会保険

社会保険税は年収によって税率が変わります。
社会保険庁などで公表しているので調べればすぐにわかります。
また随時見直しがあるため、都度確認しましょう。
今回は250万円の場合、14.4%で計算してみると、250万×14.4%=36万円と、結構な金額になります。

住民税

【年収ー給与所得控除ー社会保険税ー基礎控除=課税額×10%】が計算式になります。
実際にあてはめて計算してみましょう。
250万-93万ー36万ー33万=88万×10%=90,000円です。

以上三つをたします。
60,000+36万+90,000=51万円です。
250万円から約50万円前後を差し引かれるため、手取り額は、約200万円と計算でき、約1/5が差し引かれる計算になります。
これを1年12カ月で割ると、1カ月17万円前後が手取り金額と計算できます。

年収250万円の人の具体的な生活費

1人暮らしの場合は生活費に、なににどのくらいかかるのでしょうか。
まず生活費という毎月必ずかかる費用を算出しましょう。
1人暮らしの男性を想定してみます。
考えられる生活費は、住宅賃貸費用・電気代・水道代・ガス代などの光熱費。
食費・通信費・交際費・服飾費・保険料などです。
一つ一つみていきましょう。

住宅費

一般的に住宅に掛けられる費用の基準は、月収の2,5~3割といわれています。
場所にもよりますが、一般的1人暮らしのワンルームマンションやアパートとして、50,000円としてみましょう。

光熱費

光熱費は季節や契約会社によって変わりますが、平均して電気代は4,000円前後、水道代は3,000円前後、ガス代が4,000円前後が相場です。
全体で10,000円と考えてみましょう。

食費

食費に関しては人により差がでます。
もちろん自炊すれば安く済み、頑張れば20,000円でできるでしょう。
しかし「料理ができない」「時間がない」など、どうしても外食やコンビニの弁当などに頼らざるを得ない場合もあります。

そうすると1日1,500円としても、ひと月に約45,000円もかかり、2倍以上もたかくなってしまいます。
できれば自炊をして食費の無駄をなくしましょう。
自炊をしながらときどき外食をするとして、食費30,000円としてみます。

通信費

現代生活では欠かせない通信費があります。
携帯電話代と家のインターネット通信料金などです。
おおよそ10,000円位ではないでしょうか。
最近は固定電話を持たない人が多いため、その分は費用に入れません。

交際費

社会人ですから、会社の人や友人との付き合いにも飲食代などの費用がかかります。
仮に10,000円としておきましょう。

服飾費

通勤服はもちろんのこと、靴や下着類、休日用の服も必要です。
おしゃれが趣味の人や、職業柄服飾費にお金をかける人は別としても、雑費も含めて10,000円をみておきます。

生命保険料

念のために生命保険をかけておきたいところです。
ただ、掛けすぎることはありません。
たとえ病気になったとしても、勤めていればある程度の保障があるからです。
保険会社の人によく相談して、無駄のない保険をかけておきましょう。
月収20万円の人の平均保険料(生命保険文化センター調べ)の金額、10,000円としておきます。

貯蓄

友人の結婚や電化製品の買い替えなど、急な出費にも対処しておきたいし、将来のためにも貯蓄をしたいものです。
20,000円を貯蓄にまわすとしておきましょう。

以上をたすと15万円になります。
食費や服飾費、交際費は変動するものですから、人によって金額は変わってきますが、これをもとに自由になるお金のことを考えてみましょう。

自由になるお金の総額

手取り17万円から必要経費15万円を引くと、残額は20,000円ほどとなります。
これが自由に使えるお金の総額になります。

自分の夢や趣味によって自由になる金額がいくら必要なのかが違います。
今後、自分がどういう生活を送りたいのか、夢を叶えるためにはいくら必要なのか、また人生は一生勉強です。
あおのため、自分への投資として教育費などを考えておくと、これから必要なお金の額がわかります。

年収250万円で不利になる点

年収250万円の人が社会的に不利になる点を考えてみます。
日本という国のなかで、社会生活を営むのですからここは抑えておくべき点でしょう。

ローンが組めない

家や車などの大きな買い物をするときに、ローンを使って購入を考える人がほとんどでしょう。
金利の安い銀行を利用すると思うのですが、銀行の多くは金額の大きいローンを組む場合、その人の年収を「300万円以上を基準」としている場合が多いようです。

要するに、250万円ではローンを組むことがままならないのです。
ローンを組む必要が無ければよいのですが、将来的に家や車の購入を考えている場合は、考えなければいけない重大な注意点です。

経済的に結婚・家庭を持つことが難しい

先に計算した生活費は、あくまでも1人暮らしの場合です。
では結婚して、家庭を持った場合はどうでしょうか。
住宅費もワンルームとはいかず、2DK以上、子供ができれば3LDKなどとなり、都市近郊でも賃貸で10万円前後はかかるでしょう。
もちろん家族分の食費や光熱費も増えますし、子供の教育費も必要です。

教育費は、ずっと公立学校に通った場合で800万円、私立だと2千200万円位かかるというデータがあります。
家族が増えれば、レジャー費や交際費も考え直す必要があります。
児童手当や育児休業給付金を受けたとしても、やはり家族を養うということはお金のかかることなのです。

一般的な女性が結婚を考えるときの条件に、年収400万円以上というのが常識だそうです。
ある程度の生活水準を保ち、子供たちを安心して育てたいのですから、現実をみれば当然のことでしょう。
共働きという手もありますが、子供が生まれれば妻は育児休業を取得しなければなりません。

やはり大黒柱の収入を基準にして安定性をもって考えておくことが必要でしょう。
ということは、年収250万円では結婚も家庭を持つことも難しいこととなるのです。

給与アップの方法

そうとなれば収入アップの方法を図るしかありません。
今の勤め先で収入アップが確実ならばともかく、なかなかそれが望めない場合、転職が高確率で成功する一つの手段となります。
もしも今、派遣やパートで働いているならば尚更のこと、正社員になることで給与アップ、ボーナスや福利厚生の充実などが期待できるからです。
また、正社員ならば健康保険と年金は半分を会社が負担してくれます。
正社員の給与平均は300万円以上ですから、給与アップできる正社員に挑戦しましょう。

地方から都市部へ転職

地方に住んでいると、家賃や生活費の相場が都市部より安く一見いいように思えますが、就職先が少なく転職が難しかったりします。
また、都市部のほうが平均給与が高いのです。
差し引いて考えて都市部のほうが有利ならば、一考の価値があります。

就職先も地方に比べて断然会社数が多いため、希望の職種や会社に出会いやすいのです。
人手不足の時代です。
引っ越し費用を補ってくれる企業や社宅を用意している会社もあるのです。

転職エージェントの活用

今はじつにさまざまな転職エージェントが存在しています。
1人で転職を頑張るよりも、転職のプロのアドバイスを受けて、より有利に、迅速な転職をしましょう。
転職エージェントを活用すると次のような効果が得られます。

●自分で探すよりもみつかりやすい:キャリアアドバイザーが、希望にあった案件をより多くの企業から探してくれるため、一人でするより、専門家の力を借りるのは、時短、クオリティの両方で有利です。

●履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスしてくれる:企業は選考書類を沢山みるため、印象に残る書面が必要です。
アドバイスを受けて相手の心に残る書類を作りましょう。

●面接のポイントを教えてくれ、実際にシミュレーションを受けられる場合がある。
:何度も経験すれば、度胸ができます。
余裕が生まれれば面接官の印象が変わります。

●1人ではないため、就職に対するモチベーションを維持できる。
:就職活動は短いほどいいのです。
なぜなら、企業も長い間仕事から離れている人は、仕事力が鈍っている、もともと力量がない、と思われがち。
何度も落ちていてはモチベーションがさがります。
こういうときは他人の力をうまく借りて、モチベーションを維持しましょう。

年収250万円では社会的に不利なことが多い 少しでも給与アップ方法を模索すべき

将来自分がどんな夢を持っているのか、または結婚や家庭を持つことを考えたとき、年収250万円では制約や、資金不足などの問題に直面する可能性が高くなります。
10年後、20年後を考えて、今の立ち位置から給与を見直し、生活のレベルアップができるよう、現状を変えていくことが必要です。
今を変えれば未来が変わります。
今だからこそできることもあるのですから、未来を明るくするのは自分自身なのです。

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