第2話 FPをもっと身近に!未来に使うお金のことをファイナンシャルプランナーと一緒に考えてみませんか。山中伸枝さんインタビュー

第2話 FPをもっと身近に!未来に使うお金のことをファイナンシャルプランナーと一緒に考えてみませんか。山中伸枝さんインタビュー

インタビュー 2018.04.11

みなさんは国からの制度をどこまで活用していますか?申請をすれば得することも、わからないからとか知らないからで見過ごすのは勿体無いですよね。いきなり自分で考えてもなんだかわからない、ライフプランや資産運用のアドバイスを助けてくれたらなーと思ったら、心強いのがファイナンシャルプランナーというお仕事。ファイナンシャルプランナーの山中伸枝さんは毎日の暮らしに関わるお金のアドバイスを笑顔で提供してくれるのです。

 

帰国後は何をしていったんですか?

義父の会社で働くことになりました。義父は金型の工場を経営していたのですが、シンガポールに工場を立ち上げアジアの拠点を作ってくれと言われました。会計業務とスタッフ採用の仕事を担当することになったのが29才のころです。電話帳片手に関係ありそうなところに手当たり次第に電話をかけてみました。いくつかの人材エージェントや日本人の関係者から紹介していただいた会計事務所を訪ねてみたり。いろいろやってなんとか、数名の面接までこぎつけ、優秀な女性を1名採用することができました。

 

新しいスタッフの出社1日目。朝から会計処理の打ち合わせや日本の本社との事務手続きの確認業務に追われていました。そしてお昼休み・・・なんと新しいスタッフの彼女は、おもむろに新聞を広げ「Job Information(求人案内)」をマーカーで印をつけながら熱心に見ていたんです!!驚きました。だって求人案内をみているってことは、もう仕事を辞めたいって思っているってことですよね。めまいがしそうでしたが、気を取り直して、「もしかして仕事探し?」と冗談っぽく聞いてみました。

 

 ”Ms. Yamanaka. No, I’m not.”

 

彼女は笑いながら答え、説明してくれました。彼女曰く、今の自分のスキルならどの程度の収入が得られるのか、より良い条件の仕事に就くにはどのようなスキルが求められているのかを常にチェックするのは、シンガポーリアンの常識。かつ友達で、ローカル(中華系)の会社や日経、または米国系、ドイツ系など、企業カルチャーによって、働きやすさはどうか、待遇はどうか、将来性はどうかなど、情報交換も頻繁にしているというのです。

 

はあ〜なるほど!自分のマーケットバリュー(市場価値)の研究なのねと私は納得し、心から感心しました。自分自身のマーケットバリューを知り、その価値を高める努力を続けること。社会に貢献できる人材であること、社会から求められる人材であること。そうあることがより豊かな人生への道である。そんなことを彼女から学びました。

そして、シンガポールでの仕事は3年ほどにおよびました。

ある時期義父の会社が冷え込み事業縮小して私も辞めることになりました。33才のころだったかな。その昨年子供が生まれたこともあり一時専業主婦になりました。そしてFPの資格も取ったんです。当時の日本は会社ありきで会社に入っていれば一生安泰な空気もまだまだあったんです。バブルも崩壊していたんですが、日本中に危機感はなくみんな普通に暮らしていました。でも、わたし自身身内、義父の会社で働き、会社が大きくなれば従業員の幸せと解釈していたんですが、従業員すべての幸せには必ずしも繋がらないのだと肌で感じていました。

 

だから、一人一人が会社を離れても豊かに暮らせるノウハウがあればもっと違う意味で社会に貢献できるんじゃないかなと思いFPになったんです。まだまだFPが認知されていない時代でしたが、アメリカ時代の友人で周りの人でFPに相談している人がいたし、アメリカでは銀行にもいたので存在はもともと知っていました。経済的な後ろ盾がないと会社で働くこと以外の選択肢って生まれないですよね。

FPを取得しまずどのような活動をしてきたのですか?

まだ子供が小さかったので、当時流行っていたmixiに登録をして見よう見まねでHP作ってみたのです。「ファイナンシャルプランナーです。」と書いて、文なんて書いたこともないのにライターのコミュニティーに入ったりしてました。そんな中、とある企業から週に1回コラムを書いて欲しいとオファーが来てライティングの仕事をしたり、書いてることが面白いといわれ出版の話が来たりもしました。

 

だんだん子供が大きくなり外に出ることができたので講師の仕事もはじめ、もっともっと学んでいきました。2001年よりDC(確定確定拠出年金)の企業型が入って来たので、そのころはDCの講師のオーディションを受けながら仕事をし、長期投資や積立、運用ポートポーリオを学びました。子供が中学に入るころには自分で事務所を構えて、保険や資産運用を中心に個人相談を増やしていきました。

これからお金を学ぶママさんとかにどんなアドバイスがありますか?

「学び続けることですね!」ママになって仕事辞めちゃうと、雇われなくちゃって思うんですよね。そう思ったらアウト!それは物理的にも時間的にも金銭的にも八方ふさがりになっちゃう。雇われなくても仕事はできるんです。そういう”発想”があればいくらでも自由にできるんです。仕事っていくらでもあるんですよ。お裁縫が得意なら作って売ればいし、お料理が得意ならレシピを提供したりデリバリだってできちゃう。こどもがアトピーならどの薬が良いとか研究して発信すればいいんです。

 

雇われなければいけない!しなきゃいけない!って思わずに稼ぐ手立てはたくさんあるんです。そこには共通して、共有する気持ちをもって自分の価値観で大事!って思えばちゃんとお金になるんです。そうするとみんなが幸せになるでしょ。自分に制限持ってちゃダメだし、学び続けることですね。なんでも好きなことを極めるって大事なんです。例えば、求人雑誌をマーケティングバリューだと思って見てリサーチしてみる人と、どこで働こうって見るの人とその時点で発想が違う。なんでも極めればいいんですよ。好きなこと、得意なことをね。

 

よくお金を稼ぐことに対して日本人って会話が消極的ですよね。でもお金を稼ぐことってとっても大事ですよね。お金を稼ぐことは国で認められている権利だし、それをしないと発信力もなくなってしまう。やりたいことを実現することって大事だと思うんです。だから私は手広くやってるね〜なんて言われちゃうんですけど、まだまだやりたいことがたくさんあるんです。笑

 

次回に続く

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山中伸枝 プロフィール

1993年、米国オハイオ州立大学ビジネス学部卒業。海外生活で日本ではあまり感じることができない格差を肌で感じる。留学経験や海外業務を経験し、一人一人が会社を離れてても豊かに暮らせるノウハウがあればみんなが幸せになれると思いCPFを取得。また山中塾を立ち上げファイナンシャルプランナーの育成にも力をいれている。育てることも大事だがまずはFPというものがもっと身近になるように、もっと必要と思ってもらえるように講演やマネーコラムの執筆や書籍の執筆にも力をいれている。

 

公式サイト

山中塾

この記事のライター UKANO 編集部

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