「契約社員が更新しない場合の注意点」スムーズに退職するために

April, 01, 2018

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スムーズな契約終了のために知っておくべきこと

契約終了をすることが初めてという方もだ、多いのではないでしょうか。
そのため、会社との契約を終了するためにはだ、何をどうすればよいのか分からないことも多くあるでしょう。
そこで本記事では、契約を終了するにあたって何をすべきか、基本的なことから細かな注意点まで説明していきます。

契約終了に関するポイントを学び、次なる目標へとスムーズに歩みだしましょう。

契約社員を更新しない意思はいつまでに伝えるのか

契約満了の1カ月前に上司に伝える

会社によっては、契約満了1カ月前に、更新の意思を確認してくる場合もあります。
もし確認されれば、そのときに更新をしない旨を伝えれば大丈夫です。

しかし、中には更新の意思を確認してこない会社もあります。
確認をしてこない場合、契約社員は自分から、直接上司に辞める旨を伝える必要があります。
伝えなければ、上司は今後も契約を継続していくと思い込んでしまうかもしれません。

続けていくと思っていた社員が突然辞めてしまうと、職場の混乱は避けられないでしょう。
そういった問題を起こさないためにも、1カ月前くらいを目安に、退職の意思を伝えるといいでしょう。

会社によって異なるので事前に確認を

更新しないことを伝える目安は、契約満了の1カ月前となりますが、それは会社で規則が決まっていない場合です。
会社によっては、何カ月前に伝えなければならないのか、就業規則に明記している場合もあります。
もし、契約満了の3カ月前に申し出なければならない会社だった場合、1カ月前では不十分なため、スムーズに退職できないかもしれません。

そういった事態を避けるためにも、更新しない意思を固めたら、一度は就業規則に目を通しましょう。
ただし、1年以上の契約期間を結んでいる社員の場合は、正社員と同じく、民法上、辞める14日前までに申し出ればいいという例外もあります。

会社都合と自己都合の場合の失業保険

会社から告げられた場合は会社都合となる

契約を更新しない理由として、会社都合と自己都合の2種類あります。
会社都合の場合は、会社側から契約の更新をしない旨を、社員に告げた場合です。
よくある会社都合の理由としては、コスト削減のための人員数の低減や、業績悪化のための解雇などがあります。

一方、自己都合はその逆で、社員が自ら、会社に更新しない旨を告げる場合を指します。
この会社都合か自己都合かで、大きく変わってくることが失業保険の受給です。
失業保険の受給には、どちらの都合で辞めたにせよ、7日間を要します。

これは働いていないことの証明に、必要な期間となっています。
しかし、自己都合退職となると、7日間に上乗せして、さらに3カ月の待機期間が増えることになります。
これを給付の制限と呼び、会社都合の場合には生じない制限が、自己都合の場合にはあるのです。

自己都合でも給付制限が撤廃される可能性がある

自己都合で退職をした場合でも、3カ月の給付制限が撤廃される条件がいくつかあります。
その一つとして、雇用保険に1年以上加入することが必要となります。
雇用保険は働いていれば、誰もが自動的に加入しているため、1年以上働いていれば問題ありません。

次に、契約の更新を1回以上行っている必要があります。
一度も契約更新をしていない場合は、給付制限がかけられるため注意しましょう。
そして最後に、同じ職場での勤務期間が3年未満であることが条件となります。
同じ職場で3年以上働いていると、正社員同等とみなされてしまい、給付制限が設けられてしまうのです。

以上の条件を満たしている場合、7日間の待機期間のみとなり、給付制限は適用されません。
ただし、契約満了のタイミング以外で退職する場合にも、給付制限が生じてしまうため、辞める場合は、契約満了の時期を選びましょう。

契約社員が更新しない場合の理由

契約満了のため

いざ退職をするときに、契約を更新しない理由を、どうするのかで悩む方が多いかもしれません。
人間関係や仕事内容等への不満が理由だとしても、そう言った理由を告げると、残りの期間が働きづらくなる可能性もあります。

そこで、退職する理由としてもっともシンプルなものが、契約の満了となります。
契約期間の間だけ、働くつもりで勤めていたことを退職理由にすることで、周囲に角を立てずに辞められます。

キャリアアップのため

契約社員のまま働き続けていても、正社員と違って、昇進や昇給はほとんどありません。
仕事内容が正社員と同じようなものでも、労働環境には大きな差があるのです。
そういった理由から、契約社員を辞める方も少なくありません。

よりよい労働環境を求めることは、とても自然なことであり、そのために契約社員を辞めることは、悪いことではありません。
ただし、労働環境に不満があるという伝え方では、会社に悪い印象を与えてしまいます。
そのため、労働環境に不満があることを伝えるのではなく、キャリアアップのために辞めるという伝え方をするとよいでしょう。

自分のスキルを生かしたいため

今の仕事が、入力作業や検品作業など、誰もができる簡単な作業をしている方もいるかもしれません。
そういった作業は単調になりがちで、飽きが生じることもあります。
また、仕事内容が自分に合わないせいで、成果が出ないという方もいるでしょう。

しかし、仕事に飽きたことや、自分に合った仕事ではないという理由を、退職理由として述べることは好ましくないでしょう。
それは、会社に対して、適切な仕事を与えられていないという主張に、受け取られかねないからです。

仕事に飽きた、もしくは仕事が合わなかったという代わりに、自分のスキルを生かせる仕事をしたいからという理由ならば、前向きな退職理由となります。
自分のスキルを生かしたいという理由は、自身の成長のためであり、現在の職場に対する不満とはなりません。

自分が望んでいた会社への転職のため

次に働きたいと思う会社が決まっていれば、退職の理由を「自分が働きたいと思っていた会社への転職のため」としてもいいでしょう。
たとえ、そこで働くことが確定していなくても、「その会社に雇ってもらうことを目指すために、勉強する時間が必要」、もしくは「今の機会を逃したら、その会社への就職が難しくなってしまう」など、さまざまな理由をつけられます。

ただし、あくまでも現在の職場には悪いところはないけれど、自分が働きたいと思っている会社へと転職したいから、というスタンスでいることが大切です。
今の職場を悪く言わないことで、周囲との波風を立てずに辞められます。

退職の際はポジティブな理由を示そう

今勤めている会社に対して不満があるとしても、不満を退職理由にすると、退職するまでの期間を、円満に過ごせなくなるかもしれません。
最後に、文句の一つでも伝えてから辞めたくなる気持ちは、理解できないことはありません。

しかし、何も考えずに文句をぶつけてしまえば、その結果、周りを怒らせてしまい、かえって自身の負担になる恐れがあります。
最後だからといって、ネガティブな本心は伝えずに、ポジティブな理由を伝えることで、周りの人も気持ちよく送り出してくれるでしょう。
そうすることで、自分も嫌な気持ちにならずに、退職できます。

契約社員の退職届の書き方

まずは就業規則を確認する

退職するのに慣れている人は、少ないかと思います。
そのため、退職するのにどうすればよいのかが、分からないは多いでしょう。
まずは、円満に辞めるために、もっとも大切なこととして、会社のルールに従うことがあげられます。

会社のルールに従ってやめるためには、まず就業規則を読み、退職届はいつまでに、誰に提出すればよいのかを確認しましょう。
会社によっては、退職届を出す必要がない場合や、退職希望日の数カ月前に出さなければならない場合もあります。

就業規則を読んでも分からない、もしくは退職届について表記されていない場合は、上司や人事を担当している部署に、確認してみてもよいかもしれません。
とにかく、自分の勝手なタイミングで退職を届け出ることは、問題につながることも多いので避けましょう。

B5かA4サイズの白紙に縦書きで書く

退職届は、「退職する意思が伝われば大丈夫だろう」と考える人もいるかもしれません。
しかし、退職届の様式は何でもいいわけではなく、一定の書式が決まっています。
紙はB5サイズ、もしくはA4サイズの大きさで、白紙であることが求められます。

さらに、記入するペンは黒のボールペンで、赤や青などのカラーボールペンは好ましくありません。
また、鉛筆で記入することはもちろんダメですが、消えるボールペンで記入することも認められません。

白紙がないからといって、何かしらの柄が入ったものに記入することもマナー違反です。
ただし、白紙といっても、罫線が記載されている分には問題ありません。
むしろ、罫線があると文字のガイドラインとなって、よりきれいに書きやすくなるでしょう。

タイトルは退職届1行改行して下に私儀

白紙と黒のボールペンを用意できたら、次は退職届の記入内容についてです。
一行目には、タイトルとして「退職届」と、行の中央辺りに記します。
タイトルの次の行には「私儀(わたくしぎ)、」と行の下部に記入します。
私儀はへりくだる表現のため、少し小さく記入すると、より丁寧な印象となりますが、そこまで気にしなくても問題はありません。

また、私儀の後ろに「、(読点)」を入れることを、必要ないと思う方も多いかもしれません。
しかし、私儀を書く意味としては、本題に入る前置きとして使われるため、読点が必要とされています。
細かいことではありますが、こういった細部にこだわることで、相手に誠意が伝えられるので留意して記入してみてください。

退職届に書く正式な項目がある

タイトルと私儀の記入を終えたら、中身の記入に取り掛かります。
退職することが伝われば、それで十分だと思うかもしれませんが、退職届には記入項目が決まっています。
記入の内容としては、退職の理由、退職日、所属、氏名、三文判の押印、宛名の6つとなります。

退職の理由から順番に記入していくのですが、退職の理由は「一身上の都合」で問題ありません。
次に、退職日は退職を希望する日にちを、間違いなく年月日で記入しましょう。
そして、所属している部署と氏名を記入したら、三文判の押印も忘れずに行ってください。
シャチハタでの押印は認められないため、もし三文判を持ってない場合は、用意する必要があるので注意してください。

また、宛名には会社名と代表者名を記入しますが、正式名称で記入することと、自身の氏名よりも、高い位置で記入することがマナーとなっています。
そして、代表者名のあとには「様」もしくは「殿」と記入することを忘れないようにしましょう。

スムーズな契約終了をして次の目標へ進もう

契約社員の更新を見送ろうとお考えの方は、仕事が自分に向いていないがために成果を出せなかったり、職場の人間関係で悩みがあったり、もしくは新しい目標を見つけたから辞めたいなど、さまざまな事情があるかと思います。

しかし、ポジティブな事情で退職するならばまだしも、マイナスな感情に引っ張られつつ退職するとなると、契約終了がスムーズにいかなくなりなる傾向があります。
契約終了時に問題をぶつかってしまうと、かえって自身の負担が増える結果につながるかもしれません。
もめごとを避けて、スムーズな契約終了を目指すことが、もっとも自分のためとなり、さらには次の目標への近道となるでしょう。

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