転職活動に相応しい服装。リクルートスーツがダメなら何を着る?

March, 05, 2018

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転職時の服装マナーと印象

「転職活動」は、新卒の就職活動とは似て非なるものです。
職を求めて面接を受けることはどちらも同じですが、企業側が面接時に観察しているポイントはまったく違います。
たった数十分で終わってしまう面接で、これまでの実績を伝える必要があると肩に力が入りすぎてはいませんか。
じつは企業側がみているのは、前職の実績だけではありません。

転職時の服装でベストな服

面接の服装でリクルートスーツはNG

面接の服装で、まっさきに頭に浮かぶのは「スーツ」ではないでしょうか。
面接にスーツ、この感覚に間違いはありませんが、唯一気をつけなければならないのが「スーツの種類」です。

スーツはいわゆる「ビジネス服」の代名詞ですが、転職活動に不向きとされるタイプが1つだけあります。
それは「リクルートスーツ」です。

リクルートスーツには「新卒者や若い人が着用するもの」というイメージが定着しています。
学生から社会人へ、同じスタートラインに立つ新卒者は、全員同じリクルートスーツにビジネスシューズ・パンプスといった「新卒スタイル」のいわば「個性をださない姿」で活動します。

では、この「リクルートスーツ」をすでに社会人経験豊富な「大人」が着用するとどうでしょうか。
年齢的にはすっかり大人であるはずなのに、服装は学生並み。
これは美しい姿ではなく「大人としての素養」が問われる原因になります。

社会人経験を活かした転職活動をする場合は、若い人が着るリクルートスーツは不向きです。
大人ならここぞというときに着られる「マイスーツ」を1着は持っていて当然なのです。

面接にジャケットは必須

ジャケットは大人のビジネスシーンに欠かせないアイテムです。
かしこまった席・オフィシャルシーンには、襟のついた「ジャケット」を着用しましょう。

企業によっては「服装は自由です」や「オフィスカジュアルで参加可能」といった面接様式を設けるところがあります。
これは「何を着ていても平等に面接しますよ「と言っているのではなく、着ていく服装で「大人の判断」「大人の裁量」を観察しますよ、という暗黙のメッセージであると解釈しましょう。

また、オフィスカジュアルの「カジュアル」とは、「普段着」のことを指す言葉ではありません。
「スーツではない、オフィスに相応しい服装であること」がオフィスカジュアルの定義です。
解釈が難しいですが、これをいかに判断し実行するかも「大人の実力」の見せ処なのです。

ボトムスは雰囲気や似合うもので選ぶ

ジャケットを着用する場合、ボトムスへの配慮も必要です。
スーツであれば、上下セットになっていますので悩む必要がありません。
しかし「オフィスカジュアル」にはスーツは含まれていませんので、個人のセンスと裁量でボトムスを選ばなければなりません。

女性であれば、ジャケットに合うスカートやパンツ、2つから選択できます。
面接時ではスカートでなければならないとかパンツのほうが好ましい、という決まりはありません。

しかし、丈が短すぎる・派手すぎる、ジャケットと合っていないなどといった「バランスのよさ」には注意しましょう。

夏の面接の服装のマナー

たとえ暑い夏の日でも、面接時にはジャケットが必要です。
暑いから、といって「ブラウスだけでいい」ということは通用しないと考えておきましょう。

面接会場付近にたどり着くまでは、ジャケットは手に持っていても問題はありません。
汗を拭きながら面接に挑むのも印象がよくないので、インナーを半そでにしたり、ジャケットをギリギリまで手に持っておくなどといった工夫も大切です。

時間にゆとりをもって出かけ、汗が引くまで一息ついてからジャケットを羽織るなど、バタバタしない行動を心がけたいものです。

冬の面接でのコートマナー

寒い冬は、コートを着て面接に出かけます。
コートを着たまま面接に臨む人はいないと思いますが、面接時のコートマナーもしっかり覚えておいてください。

まずコートを「脱ぐ」タイミングですが、面接会場に入る前に脱いで手に持っておきましょう。
面接会場に入る前に受付を済ませる場合は、受付に声をかける前(建物に入る前)にコートを脱ぎます。

コートを着たまま人に話しかけるのは、見た目にもスマートではありません。
もちろん「着る」場合にも同じことがいえますので、建物から出てコートを羽織りましょう。

脱いでしまうコートだから、といってデザインを無視することはできません。
面接で着るコートは、紺やベージュ、黒などのシンプルなデザインのものを選びましょう。

コートは面積も大きいので、手に持っていたとしてもかなり目立ちます。
モコモコとしたファーのコート、ダウンジャケット、ジャンパーなどは堂考えても「不向き」です。

忘れがちな足元もしっかりと

分かっていても忘れがちなのが「足元のマナー」です。
パンプスであればなんでもいいというのは間違いです。
オフィスカジュアルに合うからといって、派手な色彩の靴を選んでいないでしょうか。
靴はジャケットと同じくらい大切なビジネス・オフィスアイテムです。

また、パンプスで気をつけたいのは「ピンヒール」です。
足音も気になりますが、ピンヒールはあくまでも「おしゃれアイテム」であり、これから仕事の話を進めるには不向きなデザインとなります。

さらにパンツスタイルのとき、「見えにくいから」といってカジュアルすぎるデザインの靴下やタイツを履いていないでしょうか。
面接開場に入ったとき、顔の次に観察されるのが「足元」だといわれています。

靴も靴下も、黒や紺、茶色、ベージュなどのシンプルな色味のものがもっとも無難です。
また、汚れやヒールのゴムがないものなどはもってのほかです。

「足元を見られる」ことがないよう、足先までしっかりと整えられた服装で面接に挑みましょう。

鞄は派手すぎないデザイン

面接会場に持ち込むバッグにも気を配りましょう。

面接では、会社案内や自社製品のパンフレットが渡される場合があります。
受け取った書類が確実に収納できる「A4サイズの書類が入る鞄」を持っていきましょう。

受け取った書類を封筒ごと手に持ったまま帰る姿は、信頼が置ける姿とはいえません。
実際働いたとき、書類をどのように扱うのかを観察されてしまうものと、鞄についてもシビアに捉えておいたほうが無難です。

また、面接時には荷物を降ろして席に着きます。
こんなとき、クタクタと柔らかい素材の鞄では置き場所に困ってしまいます。

床にゴソゴソと鞄を寝かせている姿は美しくみえませんので、パッと置けてパッと手に取れる「倒れないデザインの鞄」を用意しておきましょう。

面接では避けたい服装

カジュアル過ぎる格好

パートやアルバイトの面接で失敗しやすいのが、カジュアルすぎる服装だといわれています。

「短時間の仕事だし、スーツを着るような職場じゃないから」といって、スニーカーやジーパンで面接に挑むと多くの場合「不採用」になります。

たとえアパレルメーカーの面接で「オシャレ感を出したい」という場合であっても、面接のときは別物だと考えてください。

面接はいわば「人柄の見極め」も含まれています。
信頼できる人物なのか、真面目に働いてくれるのか、短時間で見極められてしまう重要な時間です。

いくら優秀な大学を卒業していて、どれだけ過去に実績を残していても「不真面目そう」「しっかりとしていなさそう」と思われてしまってはすべてムダになってしまいます。

「ここぞというとき、ビシっと決めることができる人」これを短時間で理解してもらうためには服装は無視できないポイントです。
「きびきびと働く姿が想像できる服装」であることが肝心なのです。

派手すぎる色の小物

シャツの上にジャケット、丁寧に磨かれたパンプス、A4サイズの入る鞄。
アイテム的には合格でも、派手すぎたり斬新過ぎるカラーや奇抜なデザインの場合は、面接には不向きとなります。

ビジネスにはビジネスカラーというものがあります。
まして面接は「初対面」なのですから、ビジネスカラーを貴重にした服装・小物を身につけましょう。

ビジネスカラーは、主に黒・グレー・紺色の3色です。
この3つの色を貴重にすることで、ビジネスファッションらしく演出することができます。

しかし、色の取り合わせは「バランス」も大切です。
いくら黒いジャケットを着用していても、白いボトムスをあわせると一気にカジュアルダウンし「おでかけスタイル」に変わってしまいます。

なかに着るシャツやブラウスも、いくら黒だからといってサテンのような光る素材であったり、シースルーであれば、ビジネスから大きく逸脱してしまいます。
着用するものは全身で見直し、バランスを整えることも大切なのです。

転職の印象と服装の関係

転職での面接では、これまでの社会人経験が大いに問われます。
転職者には「社会人未経験だから仕方がない」と許される新卒者のような「免罪符」は与えられていないのです。

「ある程度育っているから、最初から育てなくてもいい」これが転職者がもつ「最高の強み」ではないでしょうか。

わずか数十分で見極められる面接では、「どれだけほかの企業で育ったか」が真っ先に観察されます。
履歴書や職務経歴書からはみえない「大人としての振る舞い」も同時に観察されていることを忘れてはいけません。

転職活動の成功率が高い人は、このような「大人の振る舞い・佇まい」を持っている人が多いです。
「一から教育しなくていいだけでなく、これまでの経験をもって会社に新しい風を吹き込んでくれるだろう」と企業側に期待感を持たせることができるからです。

 

服装選びは清潔感を重視

面接で「デキる人」という印象を与えるのに必要なのは、高額なお金をかけた服装ではありません。
「しっかりとした人である」とみなされなければ、いくら高い服を着てもまったく効果は得られません。

大切なのは「清潔感」です。
そもそも「清潔感」とは、「無菌状態」のことをいうのではなく「清潔そうにみえる」ことが大切なのです。

たとえ着用しているスカートが1000円のものだとしても、しっかりプレスされているものであれば「清潔そう」にみえます。
逆に、10万円もした洗い立てのシャツであったとしても、アイロンがかかっていなかったり黄ばんでいれば「不潔そう」にみえてしまいます。

清潔そうにみえるということは「私生活もしっかりした人」にみえます。
さらに、私生活がしっかりしているようにみえれば「仕事もしっかりとやり遂げてくれるだろう」という期待感に繋がるのです。

服装だけではなく、髪型やメイクにも清潔感を持たせましょう。
買ったばかりの清潔な服を着ていても、髪がボサボサであったり、メイクがおざなりになっていると一気に「不潔」にみえてしまいます。

「丁寧な生活態度」を想像させるためには、「清潔感」が欠かせないということを覚えておいてください。

入る業界によって服装を選ぶ

転職をするとき、同じ業界に転職することもあれば、まったく異なる新しい分野にチャレンジすることもあります。
チャレンジする業界によっては、面接時の服装にも工夫が必要になります。

一般企業の事務員から、華やかな業界などへ転職する場合は、事務員テイストのままだと「華やかさが足りない」とみなされる可能性があります。
逆に、華やかな業界から精密な数字を取り扱う職業へ転職する場合は、「華やか」よりも「きちんと感」が求められることになります。

面接はシビアです。
「パッと見の印象」が面接の結果を左右することは珍しいことではありません。
数字を扱う企業にいきたいなら「きっちりとした印象」、華やかな業界にいきたいなら「華を感じさせる印象」を強調しなければ面接官の目に留まりません。

「病院で働く事務員さん」と「旅行会社で働く事務員さん」を比較するとよくわかります。
同じ制服・同じ受付の仕事であっても、「患者さんと向き合う事務員さん」と「楽しい旅行を提供する事務員さん」とでは雰囲気や表情がまったく異なります。

自分がチャレンジしようとしている業界の人の、メイクや身につけている小物などを観察してみることも大切です。

小物でも印象が変わる

面接のとき、持参する小物にも注意しましょう。
面接中に身につける時計やペン、バッグなどみられていないと思われるアイテムほど、面接官はよく観察しているものです。

これらがすべて不採用の原因になるとはいい切れませんが、真剣に転職をするならそれなりの筆記具を持っておきたいものです。

また、手にしているノートはどんなノートでしょうか。
子どもが使うような、キャラクター入りのノートもやはり「足元をみられる」残念アイテムとなります。
時計やバッグなど身近なアイテムにも気を配るのと同じように、筆記具にもしっかり配慮したいものです。

服装で印象をあげて転職に挑む

面接の内容は第一印象で決定されてしまうといっても過言ではありません。
どれだけハキハキと受け答えをしても第一印象が悪ければ、面接官は途中で面接内容を変えてしまうこともあるのです。

「この人ともっと話がしてみたい」と面接官に思わせるために大切なのは「見た目=服装」だと覚えておいてください。

 

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