専業主婦のお小遣いはどのくらい?使い道や注意点も知っておこう
主婦のお小遣いの平均額
専業主婦の場合は1万円~1万5千円
専業主婦のお小遣いは、世帯年収の2%~3%くらいが一般的です。
たとえば世帯年収が600万円だとしたら、専業主婦のお小遣いは年に12万円~18万円。
月で割ると1万円~1万5千円くらいで、多くの専業主婦のお小遣いがそのラインです。
もちろん、世帯年収が低ければお小遣いも少なくなりますし、高ければ多くなります。
また化粧品や洋服、おやつなど、なにをお小遣いから出し、なにを家計から出すのかという点でもお小遣いの意味が変わってくるでしょう。
パートや兼業主婦の場合は2万円~4万円
パートや兼業主婦の場合は、交際費や美容代などが支出として専業主婦よりもかかってきます。
自ら働いているため自己主張することもできるので、専業主婦よりも少し多い2万円~4万円くらいがお小遣いのラインとなっているようです。
お小遣いがほしいために働きはじめた主婦などだと、自分で稼いだパート代をすべてお小遣いとして自由に使えるという場合もあります。
支出を抑えれば、万が一のための貯金をためていくこともたやすい金額となっています。
30代以下の専業主婦は1万円以下
年齢によっても専業主婦のお小遣いの額は変わってきます。
なぜなら新婚だったり、結婚して数年しかたっていない場合は夫婦の貯金もそれほどないからです。
貯金をつくるためには、自分で自由にできるお小遣いの部分を削るしかありません。
また夫も若いケースが多いため、まだ年収がそれほど高くなく、400万円台だったりすることが多いでしょう。
その年収の2%~3%というと、8千円~1万2千円くらいです。
30代以下の専業主婦の場合はそれらの理由により、お小遣いが1万円以下の場合が多いです。
洋服代や美容代なども節約すれば、月に5千円あればことは足ります。
40代以下の専業主婦は2万円以下
年齢が高くなるにつれて、お小遣いも上がる傾向があります。
理由としては、夫の年収が上がるにつれて妻のお小遣いもあがってきたこと。
年齢と共に美容費や交際費にかかるお金が高くなってきたことが上げられます。
それでも3万や5万といった金額が自由になるわけではなく、40代以下の専業主婦では約7割のお小遣いが2万円以下です。
専業主婦は年齢が上がっても、働いている女性よりは自分に使うお金を節約しているようです。
子供がいる場合は小遣いなしが多い
子供がいる場合には、子供に手がかかったりお金がかかったりするために、専業主婦のお小遣いはなかったり、あっても少ない場合が多いようです。
特に子供が小さいと、洋服を買うのでもまず自分のものよりも子供の服のことを考えてしまったりして、ついつい自分の服やアクセサリーはこれまでのものを使い回していることが多くなるからです。
またお小遣いなしといっても、年に数回の美容院代や、それほど高額ではない化粧品代は必要経費として家計から出すケースがほとんど。
夫に報告するかしないかは、家庭の事情それぞれで異なります。
専業主婦のお小遣いの使い道
ママ友とのランチ代
子供がいると、子供つながりのママ友ができます。
一緒に公園に遊びに行ったりすると、子供がなかなか帰りたがらずにお昼時間までかかってしまうことも。
家に帰ってからお昼ご飯を作るには遅くなってしまったときには、ママ友とそのままランチに行くこともあるでしょう。
通常の食費とは異なり、夫のお弁当代や社食代よりも豪華なランチとなりそうなときには、自分の趣味の範囲です。
そのため家計から食費として出すのではなく、お小遣いからランチ代を出す専業主婦が多いです。
お小遣いが少ないママは、ランチに行く回数が自然と減ります。
朝のうちにおにぎりなどを握っておいて、公園などでお弁当にするママもいます。
エステなどの美容代
家事などに追われていると、気がつけばお腹にお肉がついてきて、お肌もボロボロになっていたりします。
そんなときにエステなどにかかってツヤツヤの肌を取り戻したり、オイルマッサージなどで身も心もリフレッシュしたいと思うでしょう。
さすがにエステ代などは、堂々と家計から出しにくいものです。
夫は朝から晩まで仕事をしているので、そのお金を使って平日の昼間からエステは行きにくいですね。
しかしお小遣いから出していれば「お小遣いの範囲内ならなににつかっても文句ないよね」と言うことができます。
ちょっとした自分へのご褒美を兼ねて、専業主婦だって女性を取り戻したいときがあるのです。
消耗品の化粧品代
さすがに30代以降になると、すっぴんでなかなか外はあるけません。
そうするとスキンケア化粧品からベースメイクまでさまざまな化粧品代がかかってきます。
この化粧品代を家計から出すのか、お小遣いから出すのかは人それぞれ考え方が異なるでしょう。
絶対に必要なものだから、高価なブランド品などの化粧品でない限りは家計から出すという人もいます。
また夫には必要ないものだから、化粧品を家計から出すのはちょっと…という考え方の人もいます。
どちらにしろ、もしもドラッグストアなどで購入できるような価格帯のものではなく、ブランド品の数千円もするような化粧品ならば、それは贅沢品や趣味の部類といえるかもしれません。
夫が「なんで化粧代がそんなにするんだよ」というようなタイプならば、文句をいわせないためにお小遣いから出してしまうと気が楽です。
趣味の習い事代
専業主婦だって、自分を磨いたり楽しむために習い事をします。
今後仕事を持つことを考えたりしていれば、英会話や資格所得のためにスクールに通うこともあります。
また、本当に趣味としてヨガやピラティスのような体を動かすものや、茶道や華道、油絵など芸術系のものを選択することもあるでしょう。
それらのスクール代をお小遣いから出す主婦は多いです。
また、それらの趣味に付随する道具などにもお小遣いを使います。
ヨガならヨガマット、茶道や華道、油絵なども道具は高額です。
どちらにしろ、趣味にはお金がかかります。
習い事ではなく独学でも、たとえばガーデニングを始めれば庭を飾るようなアイテムや、オシャレな花瓶などがほしくなるでしょう。
そのような個人的趣味のものもお小遣いからの出費となります。
いざという時のためのへそくり
結婚生活、何があるかわかりません。
夫の会社が倒産して、夫が失業するかもしれません。
そんなときにいざというときのお金が懐にあれば、家族が路頭に迷うことは避けられるでしょう。
そのために、へそくりとして貯金をしている専業主婦もいます。
また、最近は熟年離婚をする夫婦も増えています。
子供が社会人になり二人だけの生活になった頃「夫の面倒までみていられない。
自由になりたい」と女性側から切り出すケースが多いようです。
しかしそのときにネックとなるのが老後の生活資金です。
離婚したものの、老後破産をしてしまったでは目も当てられません。
そんなことにならないためにも、いざというときのために、へそくりをしておくことは大切です。
専業主婦におすすめのお小遣い稼ぎの方法
日常を綴ったブログを書く
それまでお小遣いがゼロだった専業主婦が、「お小遣いほしいの」と突然言っても夫の理解を得られない場合もあるでしょう。
そんな場合には、こっそりと自分で稼いでしまうのも1つの手です。
そのお金は夫に文句を言われることなく自由に使えるでしょう。
方法の1つが日常を綴ったブログを書くことです。
「ブログを書いているけれど、1円にもならないわ」という人もいるでしょう。
まずは、ブログを書くことでどのように稼ぐことができるのか知識を得てください。
たとえば広告収入です。
プレビューが多ければ継続して収入が入るタイプから、アフィリエイト収入としてブログに貼った広告ページから商品が購入されると利益が還元されるものなどさまざまです。
どちらにしろ、プレビュー数がある程度なければ収入にはなりません。
ダイエットでも、料理でも、自分の得意分野で、他の人にとって有益となるような情報提供を心がけましょう。
フリマやネットオークションに出品する
ヤフーオークションや、メルカリなど、フリマやネットオークションは誰でも参加することができます。
家の中の大掃除と断捨離を兼ねて、家中のいらないものを売ってみてはいかがでしょうか。
がらくただと思っているものが、マニアにとっては垂涎もので高額の値段がつくことも少なくありません。
意外なところでは、冷蔵庫に眠っている保冷剤を30個くらい束にしたものや、ワインのコルクなどをまとめたものも売れます。
また使い掛けの化粧品なども、試しに使ってみたいと思っていた人などが購入します。
もしも手芸が得意ならば、中古品だけではなく自分の作品を出品することができます。
フリマサイトなどをみてみると、子供の服などを出品している人で、人気があると1着4千円くらいでも掲載してすぐに売れてしまいます。
手芸が趣味ならば出品することでけっこう稼げるかもしれません。
在宅ワークのサイトに登録する
子育て中などで、なかなか外に働きに出られないときには家での内職を考えてみてはいかがでしょうか。
たとえば在宅ワーク。
インターネットで検索をかけてみるとたくさん出てくるはずです。
ライターなどの記事作成は、初心者でも取りかかりやすいかもしれません。
また翻訳などの専門的な仕事の経験を持っているならば、在宅での翻訳の仕事などを請け負えば時給も高いです。
結婚前などに事務職などを経験しているのならば、在宅で事務の仕事をすることもできます。
最近はなかなかよい人材を採用できないため、企業でも能力のある主婦を求めて、従業員の働き方のスタイルを変えてきているところがあります。
探してみると、よい会社との出会いがあるかもしれません。
ポイントサイトでポイントを貯める
現金だけが収入源だけではありません。
ポイントサイトでポイントを貯める方法もあります。
たとえば広告閲覧をしただけで数ポイント、他にもメルマガ登録などをすることでポイントを貯めることができます。
貯めたポイントはサイトによって異なりますが、品物や図書カードなどの金券と交換できたり、現金に換金して通帳に振り込んでもらうことができたりします。
1つのポイントサイトだけでは月にしたらわずかなポイントしか稼げないかもしれませんが、数個のサイトを掛け持ちすればコツコツ貯めることができます。
わずかな隙間時間にクリックするだけなので、小銭稼ぎにはもってこいです。
アンケートのモニターになる
ポイントサイトでは小銭しかなかなか稼げません。
もう少しお金がほしい人に向いているのが、アンケートのモニターです。
これはアンケートに答えることによってポイントを稼ぐ方法です。
質問の量によって、稼げるポイント数が異なりますが、長いものだと30分くらい時間のかかるアンケートで300円分くらいのポイントが一気に稼げたりします。
短いものだと2~3問で、2円分くらいでしょうか。
また新商品を使用して、アンケートに答えるモニターもあります。
赤ちゃんのオムツなどだと、2週間分くらいの試供品オムツが届いたりするので、アンケートのポイントにプラスしてお得です。
専業主婦にお小遣いを使う時の注意点
家計を圧迫しない範囲にとどめる
専業主婦だと、家計と自分の趣味に使うお金の区別がなかなかつきにくくなります。
たとえば、おやつを考えてみるとわかりやすいのですが、おやつはお小遣いから出すものでしょうか。
それとも家計の食費にあたるのでしょうか。
考え方は人それぞれだと思います。
ただし、そのように考え1つでお小遣いと家計の分け目が曖昧になってしまう分、ついつい家計を圧迫してしまうことがあります。
もらっているお小遣いが少額でも、そのようについつい範囲を広げてしまうと、気がついたら使いすぎていたなんてこともあるかもしれません。
またお小遣い額の設定も、パートナーと話し合ってしっかりと決めておきましょう。
会社で働いている人はその分交際費などもかかるので、パートナーと同額ということはほぼありません。
リスクマネジメントをした上で使う
まったく貯金をしないで自由にお金を使っているなど、万が一の備えをしないままで生活している場合には注意が必要です。
稼いでいる夫になにかあっても大丈夫なように保険をかけたり、失業しても次の就職先が決まるまでの1年は持ちこたえられる程度の貯金を作っておくことは最低限必要です。
それらのリスクマネジメントをした上で浮いたお金を、夫婦それぞれのお小遣いに充てましょう。
その際には働いている夫のお小遣い額を優先的に決定します。
そしてさらに残ったお金の中で、専業主婦のお小遣いの額を決めます。
貯金にまで手をつけない
お小遣いを作るために、貯金を切り崩していたら元も子もありません。
あくまでお小遣いのように趣味などに使える自由なお金は、貯金やリスクマネジメントなどができていた上で出てくる話です。
貯金ができていないようなら、まずは現在の家計簿をしっかりつけた上で、どのように節約して貯金をしていったらよいのか考えてください。
お金の管理は夫に任せる
もしもお金の管理に自信がないようならば、管理自体を夫に任せてしまうのも1つです。
専業主婦だからといって、すべてを妻がする必要はありません。
お金の管理には得意不得意もあります。
不得意なほうが管理をしてしまうと、貯金が貯まらなかったり、リスクマネジメントができていなかったりという危険な状態になり得ます。
夫婦で話し合い、得意なほうがメインとなって家計簿をつけるとよいでしょう。
買い物のレシートは保管しておく
家計簿のコツは、収入、支出、残った貯金額をはっきりとさせていくことです。
そのためにはスーパーなどで買い物をした際に、レシートを捨てずに取っておくことからはじめなければなりません。
すぐにお財布がぱんぱんになってしまうようなら、家にレシートボックスを作っておいてもよいです。
そしてたまったら家計簿に入力します。
またどちらかに任せずに、パソコンなどで家計簿を共有して、お小遣い以外の家計から使ったお金をそれぞれが入力するという方法もあります。
自分たちにあった方法を選択して貯金をしましょう。
本当に必要なものかよく考える
お小遣いといっても、すべてを使い切る必要はありません。
本当に欲しいものを買うためや、万が一に備えてへそくりとして貯金をすることも考えましょう。
そのためになにか欲しいものがあったときには、衝動的に買わずに本当に必要なものか一度冷静になってよく考えるとよいです。
お小遣いを貰って生活の楽しみを持とう
専業主婦でも、自分の自由になるお小遣いがあると生活が一変します。
趣味もできるかもしれまんし、ママ友とのランチにも参加しやすくなります。
今現在の家計の管理がベストとは限りません。
夫婦で話し合いながらどのように家計を管理していくことがよいのか模索することも必要です。
お小遣い制にして生活の楽しみを持ってみてはいかがでしょうか。
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