「年収が高い職業といえば医師?」意外に知られていない他人の収入
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年収の高い職業を知りたい
誰もが知りたいけれど、そう簡単には知ることができないこと、それは他人の収入や生活です。
二昔前なら、「あそこの家は弁護士さんだから」とか、「あのお医者さんのお宅は3代目がやってるから」など、自然と噂で耳に入ってきたものです。
しかし、最近では隣に住んでいる人の顔もよく分からないくらい、ご近所関係が希薄になっていますので、お家の事情など知る由もありません。
また、昔も今もそうですが、どんなに顔見知りであっても、面と向かって「あなたの年収は?」などと、聞けるわけがありません。
でも知りたいのは人間の性。
よって、年収の高い職業や業界について調べてみましたので、ここで少しだけですがお教えします。
他人の年収は案外知らない
他人の年収を知らない人は、結構多いのです。
どんなに親しい友人や親類縁者でも、はたまた家族であっても、仕事の話を話題にしても、収入の話にまで発展することはそうありません。
また、もし聞かれても「こんなこと聞いてくるなんて、何か企んでいる?」と疑ってしまいます。
それだけに、公の場やプレイべーとの場でも、お金の話は失礼なことだと、社会の常識として考えている人が多いことは確かです。
そういうこともあって、他人の収入を知らない人が多いのは当然でしょう。
他人の年収に興味を持つ人は増えている
若い頃は自分に自信が持てなくて、他人のいろいろなことが気になって仕方がないものです。
年をとれば「人は人、自分は自分」と割り切れるようになるのですが、若い人はそうはいかないようです。
さまざまなアンケートを見てみると、日本人の働き世代である20代のうち、他人の年収や職業が「気になる」と答えた割合が、20年前は29%だったのに対し、38.9%と多く増加しています。
また、より好条件の仕事を選ぶ理由として「他人よりいい暮らしをしたい」「他人より高収入の仕事に就きたい」と考える割合が、比較的20~30代の若い人に多いようです。
これは諸外国の「自分らしい生き方」を、仕事にも求めている人の割合が多いことと、全く反対の結果となっています。
自分のポリシーよりも、まず他人からどう見られ、人と比較して自分はどうなのか、そして他人よりも優秀な人材に見られたいと考えることは、日本人の性質なのかもしれませんね。
年収が高い主な職業の紹介
それでは、高収入が期待される職業としてどのような仕事があるでしょうか。
一番収入が多い職業は医師
昔からあまり変わってはいませんが、収入が多い職業として一番に挙げられるのが医師です。
医師といっても病院に勤務するいわゆる勤務医と、個人で経営する開業医や診療科目、地域によっても収入の差はかなり大きいですが、職業別にみると、やはり医師の年収は高いようです。
医科大学に入学して6年間は、医学生として勉強・研究を続け、その後インターン期間がおよそ1~2年間あります。
その後、晴れて一医師として、いずれかの病院に勤務医として入局するか、開業医になります。
実家が医師の家庭なら、いずれは実家を継ぎますが、医師の仕事といってもいろいろです。
具体的には勤務医の場合、平均1,696万円で、開業医よりも少ないようです。
飛行機のパイロット
昔から、航空会社のパイロットは高収入として人気のある職業の一つです。
最近では、大手航空会社のほかにも、低価格航空運賃の会社も増えてきていて、パイロットの需要は増えています。
また、パイロットといっても、旅客機だけではありません。
貨物を専門に扱う航空会社や、少人数用の小型飛行機を操縦する小型チャーター機専門の会社、個人所有の飛行機を操縦するお抱え操縦士など、さまざまな働き方もあります。
機長クラスでは、年収は平均2,300万円、副操縦士では1,500万円です。
しかし、副操縦士も含むパイロットの資格を取るためには、多くの採用条件も必要で、かつ試験もかなり厳しく、難易度の高い職業です。
賞与が高い大学教授
大学教授も高収入といわれています。
しかし、国公立と私立の違い、大学の規模や専門としている分野、また大学で講義を受け持っている教授なら、受講する学生数の違いなどによっても、かなりの差があるようです。
年収は一般的に1,087万円で、准教授は848万円、大学講師になると683万円です。
また、国公立大学の教授はあくまでも公務員ですので、給与は決められていますし定年もあります。
それに比べて私立の大学なら、定年年齢は学校ごとで決められているので、国公立大学で勤めて定年後、私立大学に第二の仕事場を求める人も多いようです。
さらに、人気が高い教授であればあるほど、その先生が大学にいるということで、大学のイメージアップにもなるため、大学以外からの収入も多く望めます。
国家資格が必要な公認会計士税理士
企業の専属公認会計士や税理士も、高収入の職業として有名です。
個人で経営していれば定年もなく、経営の安定した企業の顧問会計士となれば、自宅で会社を運営しながら企業の会計士としても働けるので、将来性はかなり高い職業といえます。
企業の専属になるのであれば、ある程度大都市圏を仕事場にする必要はあります。
ちなみに、公認会計士の平均年収は926万円、大手監査法人では1,000万円超えも。
税理士は平均600~700万円といわれており、公認会計士のほうが高収入です。
高収入と有名な弁護士
弁護士も以前から高収入といわれている職業ですが、弁護士事務所に勤務している人、個人で経営している人、顧客の人数、実務経験年数の違いなどで、年収にもかなりの差があるのが実情です。
平均しておよそ1,106万円です。
また、地域差が地域差が大きいのもこの仕事の特徴で、首都圏では年収1,000万円を超える人が多くいます。
それでも、他の職種と比べても、トップクラスの年収額であることは間違いありません。
しかし、弁護士になるためには司法試験という、難易度の高い試験を経なければなりませんので、それなりの努力と人間性が備わっていなければ難しいでしょう。
年収が高い主な業界の紹介
物資販売の業務を行う商社
商社といっても、日本企業や外資系など大小さまざまありますが、なかでも多くの人に知られているのが、三菱商事や伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅といった国内の5社で老舗企業としても有名な大手商社です。
年収は、20代で平均500~800万円、30代で1,000万円と、ほかの企業よりもはるかに高収入なので、毎年競争率が高い業種です。
メガバンクといわれる都市銀行
全国には、都市・地方を含めて100以上の銀行があります。
一時の銀行同士の統廃合ラッシュが少し落ち着き、大手の銀行はますます大きくなり、メガバンクとも呼ばれています。
なかでも、3大メガバンクと呼ばれているのが三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行です。
年収は推定500~900万円といわれ、40代以降の銀行員の年収は、1,000万円を越えるといわれています。
また、総合職や管理職の収入は、一般職や技術職のおよそ1.4倍ともいわれているので、一銀行の中でもかなりの差があるようです。
経営などの相談を請け負うコンサルティング会社
門戸が広い業界として、コンサルティング会社が挙げられます。
コンサルティングといっても、実にさまざまなジャンルを扱う会社があり、多くの業種を取り扱っている大手のコンサルティング会社から、限定された業界に特化したコンサルティング会社もあります。
また、勤務しているメンバーは正社員だけではなく、フリーランスとして働いている人も多く、年功序列ではなく、成果報酬の形をとっているところも多いようです。
そのため、若くても年収3,000万円以上という人がいることがこの業界の特徴です。
就職でも人気のあるメディア業界
放送局や新聞社、出版社などメディア関係の仕事も人気があり、高収入が望める業界です。
しかし、放送局だけに限っても制作・営業など様々な職種があり、収入にもかなりの差があるようです。
また、新聞社や出版関係は、スマホやインターネットの普及で収益が減少傾向にあり、以前ほどの人気はなくなっているようです。
一般的に、TV業界の平均年収は1,403万円、新聞社はおよそ1,087万円、出版社では869万円です。
しかし、ほかの業種より競合会社が少ないので、安定した収入を得ることはできます。
年収の高い職業はなることが難しい
年収が高い職業として、医師、弁護士、大学教授や公認会計士、業界として商社・メディアなどを採りあげてみましたが、このほかにも多くの高収入の職種があります。
しかし、どの仕事にもいえることですが、その人の才能や適性の違いで、年収も大きく変わるということです。
しかも年収が高いといわれている仕事は、いずれも厳しい試験に合格して資格を取らなければなりませんし、資格を取ったからといって、すぐに高収入を手に入れられるわけでもありません。
どんな仕事でも、その仕事に就いたからといって、すべての人に高収入が保証されているわけではありません。
仕事に就いた時がスタートなので、それなりの努力をしなければならないということです。
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