P-oneカードの特徴やメリットデメリットをまとめてスッキリ解説
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P-oneカードはあなたが使うべきクレジットカードなのか
初めてのクレジットカード選び、本当に大勢の方が悩んでいるようですね。
特典がたくさん付いたクレジットカードを作ったものの、実際には必要のないものばかりだったという話もよく聞くところです。
P-oneカードは還元率が高く、おすすめしやすい1枚ですが、同様に使う人のライフスタイルに合わなければメリットも半減してしまいます。
またP-oneカードにも複数の異なる性質のカードがあり、ここでも正しい選択をしなければなりません。
この記事では、それぞれのP-oneカードごとに異なるポイント還元率や付与のされ方、メリットとデメリットなどについて解説しております。
あなたにとってP-oneカードは本当に使うべきクレジットカードなのか、さらにどのP-oneカードがマッチするのか、を考える材料として下さい。
P-oneカードの基本情報と種類について
P-oneカードを正しく知るためには、まずはカードの基本的な情報をしっかり押さえておきましょう。
P-oneカードの発行会社はポケットカード株式会社
P-oneカードを発行しているのはポケットカード株式会社です。
1982年に信販会社として創業された同社は、2003年に伊藤忠商事と資本提携を行いました。
資本提携の目的は、伊藤忠商事の現子会社ファミリーマートのクレジット事業を受託するため。
株主は(株)GIT(伊藤忠の100%子会社)、(株)ファミリーマート、(株)三井住友銀行となっています。
発行ブランドは3種類
P-oneカードの発行ブランドは、VISA・MASTER・JCBの3種類です。
クレジットカードを始めて作るとき、どのブランドにすればよいか迷うこともあるでしょう。
簡単に分類すると、日頃から海外に行くことが多いならカード利用世界一のVISAがおすすめです。
国内利用が中心で、海外渡航も韓国、台湾、シンガポール、ハワイなど日本人観光客の多いエリア中心なら、JCBをおすすめします。
基本的に18歳から申し込みが可能
P-oneカード スタンダードの申込資格は、18歳以上の方(高校生の方は除く)で、ご自宅に電話連絡可能で、なおかつ安定した収入のある方、またはその配偶者となっています。
ただし、傷害保険や空港ラウンジサービスなど、特典が充実したP-oneカード プレミアム?ゴールドの加入資格は20歳以上の限定です。
ETCカードや家族カードを追加発行できる
P-oneカードは、家族カードやETCカードを追加発行できます。
家族カードは、引き落とし口座も同一で、本会員同様のサービスが受けられる便利な追加カードです。
ETCカードを使えば高速料金の割引も受けられ、渋滞時もETC専用レーンを使えばスピーディーに高速から降りられます。
特定のカードではショッピングをするとポケットポイントが貯まる
カードによって内容が異なりますが、ショッピング利用でポケットポイントが貯まります。
貯まったポイントはギフトカタログ、商品券、食事券などと交換出来るほか、現金でのキャッシュバックにも対応しています。
ポケットポイントのカード別内容は、以下の通りです。
- PremiumGold
【一回払い・ボーナス一括】1,000円につき1ポイント
【リボ・分割払い・ボーナス2回】1,000円につき2ポイント
【その他】年50万円利用で1,000ポイント - P-one G
【一回払い・ボーナス一括】1,000円につき1ポイント
【リボ・分割払い・ボーナス2回】1,000円につき2ポイント
【その他】なし - Standard
【一回払い・ボーナス一括】なし
【リボ・分割払い・ボーナス2回】なし
【その他】ボーナスポイントのみ付与 - Wiz(リボ専用)
【一回払い・ボーナス一括】なし
【リボ・分割払い・ボーナス2回】1,000円につき1ポイント
【その他】なし - FLEXY(リボ専用)
【一回払い・ボーナス一括】なし
【リボ・分割払い・ボーナス2回】1,000円につき2ポイント
【その他】なし
リボ払い、分割払い、ボーナス2回払い利用でポイントが貯まりやすい設定になっています。
P-one Wizは同じリボ専用のP-one FLEXYよりポイントが半分と不利に見えますが、その理由は次の項目で。
4種類のP-oneカードが申し込み可能
上記ポケットポイントの表でも触れましたが、P-oneカードは5種類のラインナップが準備されています。
- PremiumGold
【特典】買い物1%OFF、ポケットポイント、保険、他多数
【年会費】10,000円(税抜)
【ひとこと】たっぷりの特典で上質なライフスタイルを楽しむ方へ - P-one G
【特典】買い物1%OFF、ポケットポイント、保険、他
【年会費】3,000円(税抜)
【ひとこと】手軽な年会費で賢く特典を利用したい方へ - Standard
【特典】買い物1%OFF、他
【年会費】無料
【ひとこと】年会費無料で1%OFFカードを利用したい方へ - Wiz(リボ専用)
【特典】買い物1%OFF、他
【年会費】無料
【ひとこと】ポイントは少ないがTポイントにお得交換 - FLEXY(リボ専用)
【特典】買い物1%OFF、他
【年会費】無料
【ひとこと】ポケットポイントが貯まりやすい
このように、それぞれのカードに特色があります。
使い方やライフスタイルによって、自分にあったカードを選びましょう。
ところで、P-one FLEXYよりポイントの貯まりにくいP-one Wizの存在意義はどこにあるのでしょうか?実はWizだけの限定サービスで、ポイントをお得にTポイントに交換することが出来るのです。
ポケットポイントに強いP-one FLEXY、Tポイントに強いP-one Wizというラインナップとなっています。
ここにあるカードの他、ファミマTカード、Tカードプラス、コーナンカードなども、ポケットカードから発行されています。
P-oneカードStandardは年会費無料
一番オーソドックスなP-oneカードが、スタンダードです。
年会費無料で手軽にお買い物金額自動1%OFFの特典を利用出来ます。
P-oneは公共料金や国民年金保険料など、通常なら割引サービスが存在しないはずの支払いも全てのカードでOFFになります。
始めてクレジットカードを作られる方で、どれにすれば良いか分からないなら、こちらのカードを検討してみましょう。
スタンダードは年会費無料の分、特典は少なめ。
保険は紛失盗難補償のみです。
P-oneカードPremiumGoldは最高級のP-oneカード
P-oneカードの最高峰が、P-oneカードPremiumGoldです。
10,000円という高額な年会費にふさわしい特典がつく、大人のためのカード。
国内外の旅行傷害保険は最高金額が本会員は5,000万円、親族は1,000万円と手厚く、空港のラウンジが無料で利用可能となっています。
年間最高額300万円の購入商品安心保険もついており、購入商品の破損や盗難を90日間補償してくれるのもうれしいですね。
人生を豊かに楽しむ人のカードです。
P-oneカードGは旅行傷害保険付き
PremiumGoldの年会費1万円は高額過ぎるものの、Standardの特典では物足りない、という方のためのカードがP-oneカードGです。
年会費3,000円とPremiumGoldの半額以下ですが、国内外の旅行傷害保険も本人限定ですが2,000万円のものが付いています。
さらに、この年会費で購入安心保険が付いているのも特筆すべきポイント。
最上位カードほどの限度額ではありませんが、毎日の買い物に安心がプラスされるでしょう。
年会費と特典のコスパを追求した一枚です。
P-one FLEXYカードは支払い自由型のポケットポイントに強いカード
P-one?FLEXYは、リボ払い専用カード。
年会費は無料。
利用残高に応じて支払い最少額が決まり、最少額以上ならば自由に支払いが出来ます。
このカードのメリットは、ポケットポイントが通常の2倍貯まること、P-oneカードG同等の購入安心保険が付くことです。
ポイントを貯めるのが何より好きな方へ。
P-one wizカードは支払い自由型のTポイントに強いカード
P-one wizは、リボ払い専用カード。
年会費は無料。
P-one FLEXYと同じリボ払い専用カードですが、ポケットポイントは1倍のみ。
そのかわり、P-one wiz限定でTポイントへのお得な交換が可能になっています。
P-one wizカードでポケットポイント1ポイントをTポイントに交換すると、5ポイントもらえる設定。
ですが、wiz以外のP-oneカードの場合は、1ポケットポイントにつき3Tポイントしかもらえません。
この通り、P-one wizだけが他ののP-oneカードより非常に有利な交換レートで、ポケットポイントをTポイントに交換出来るのです。
普段からTポイントを利用している方にはおすすめのメリットですね。
一部のP-oneカードは新規申し込みを受け付けていない
以前はP-oneカードブルーやP-oneカードシルバー、P-oneカードゴールドなどのラインナップもありましたが、現在は申込み受付をしていません。
それぞれ現行のカードに代替わりする形で終了したようです。
クレジットカードはこのようにラインナップが変更となる場合もあります。
ただ、あなたがこれから作った新規カードが将来的に発行停止になっても、カードとしての利用は引き続き可能ですので、ご安心下さい。
P-oneカードのメリットについて
P-oneカードにはメリットがあります。
お得なサービス特典がついている場合もありますが、ここではそんなメリットを紹介します。
すべてのカードで自動的に1%OFF
P-oneカードは、発行中のラインナップ全てのカードで、請求額から1%値引きのお得なサービスが付いています。
ただ、実はこの還元率1%という数字自体は、特筆すべきレベルではありません。
高還元率カードの中には1.5%というものまで存在するのです。
ですが他のカードでの高還元率設定は自社ショッピングサイト限定のものだったり、カード作成後期間限定還元(1カ月等)だったりと条件付きが多くなっているようです。
どこの店でも還元率1%、電話代や公共料金、国民年金保険でも還元率1%、カード作成後期間の定めなく還元率1%、というP-oneカードが優位な面も。
またPontaポイントやDポイントなどで還元が行われるカードが多いのに対し、請求金額から1%現金自動値引きしてくれる点も、P-oneカードの大きなメリットです。
スマホ決済に対応している
スマホに入れたアプリと登録カードで、レジの支払いをスムーズに行うスマート決済。
最近はコンビニのレジなどで利用できることが増えました。
スマホは必ず持ち歩きますし、常に簡単に取り出せるように身に付けていると思いますので、これ以上スマートな決済方法はありません。
ですが、実はこのスマホ決済、クレジットカードなら何でも使えるというわけではありません。
自分が使用したい決済サービスに、自分のクレジットカードが対応していなければ使えないのです。
P-oneカードなら、Apple?pay、Google?pay、楽天ペイと誰でも知ってる有名決済サービスに対応済。
コンビニ、スーパー、書店、ドラッグストアなどなど、通常の生活で利用するお店はほぼスマホ決済で完結出来るのです。
小銭いらず、財布いらずのスマートな生活を楽しみましょう。
旅行に特化したサービスがある
P-oneカードは、旅行好きな方におすすめしたいカード。
上位カードのみですが海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険も付与されており、他にも旅行特化のサービスを各種展開しています。
まず安心なのが、ポケットワールドデスク。
これは中国、韓国、香港、アメリカ、オーストラリアなどの主要な海外旅行渡航先で提供されている電話相談窓口。
カード・パスポートの盗難紛失やケガ・病気などの緊急時だけでなく、ホテル・レストランの予約、ミュージカルなどのイベントチケットの手配、その他各国の情報などを日本語で対応してくれるのです。
この他にも、海外おみやげ宅配サービスがカード利用で10%引きになったり、旅行代理店ポケットカードトラベルセンターで国内・海外パッケージツアーが最大8%引き、特定のレンタカー会社で5%引きなど、旅行特典の充実したカードなのです。
ポケットモールの利用でボーナスポケットポイントがゲットできる
ポケットカードが運営するカード会員専用公式通販ショップが、ポケットモール。
上の方のポケットポイントの表で、P-oneカード Standardにはボーナスポイントのみ付与、となっていたのをご記憶でしょうか?ポケットモールでもらえるのが、このボーナスポケットポイントです。
カード会社の公式通販ショップというと、こじんまりとしたイメージを持たれるかもしれませんが、ポケットモールは違います。
このショップはあくまでも入り口で、ここを経由して有名ネットショップを利用するスタイルになっているのです。
取材時の利用先ショップランキングも、1位:Yahoo!ショッピング?2位:楽天?3位:Amazon?4位:ヤフオク5位:LOHACO?となっていました。
こうして買い物したショップがYahoo!ショッピングの場合はTポイントが、楽天の場合は楽天ポイントが、それぞれ通常通りもらえるのは当然ですが、その他にボーナスポケットポイントとTポイントがもらえるのです。
Yahoo!ショッピングや楽天、Amazonをよく利用されるなら、P-oneカードはおすすめです。
P-oneカードのデメリットについて
P-oneカードは使い勝手の良いお得なクレジットカードですが、良いところばかりではありません。
この項目では、このカードの持つデメリットについて解説します。
1%割引は端数切り捨てで計算される
P-oneカードはお買い物金額の1%OFFと説明して来ましたが、実はロスになる金額があります。
1%還元の計算は、カード利用ごとに100円未満切り捨てで行われます。
そのため、一回の買い物につき最大99円がロスになってしまうのです。
ただ、確かにこれはデメリットなのですが、他のカードのようにポイントを貯めて交換する、といった手間が無いことを考えれば十分許容範囲とも考えられます。
家族カードやETCカードは他のクレジットカードに劣る
P-oneカードの家族カードは、2年目以降年会費が発生します。
ETCカードも、発行時1,000円、更新時1,000円の費用がかかります。
また、ETCについてはポイントが貯まらないという割と大きなデメリットもあります。
ただし、これらは該当される利用者のみの話とも言えます。
同居して生計を同じくする家族のいない方にとっては、家族カードは関係ありません。
また車を利用しない方、ETCカードを別会社で作る手間をかけたくない方なども、無視してもいい問題かも知れません。
たとえば独身女性の方などの場合だと、将来的にも自分のカードから家族カードを作ることは少ないでしょう。
家族カード、ETCカードを作る予定のある方に関しては、あらためて他カードとの比較をしてみましょう。
電子マネーチャージにもメリットがないことに注意
P-oneカードはnanacoやEdy、Suicaへのチャージは出来ますが、ポケットポイントは貯まりません。
1%割引も対象外となります。
電子マネーのポイントは当然貯まりますが、チャージでカードにポイントはつきません。
チャージだけでポイントがもらえるカードは、確かに存在します。
ただし、もう一つの問題はそれでもらえるポイントは、果たして使い勝手のいいものなのか?ということ。
クレジットカードは、ここまでしっかりと調べて選びたいものです。
P-oneカードで賢く節約しよう
P-oneカードは一部にデメリットがあるものの、ポイントをお得に貯め、使うことの出来るカードです。
ただし、全ての人にP-oneカードをおすすめ出来るわけではありません。
問題は使う方のライフスタイルに合うかどうか。
この記事で紹介したメリットを享受できて、デメリットが関係ないようであれば、ライフスタイル的にはマッチしています。
クレジットカードをお得に使いこなすには、情報が大切です。
P-oneカードを賢く使って、お得な節約生活にチャレンジしましょう。
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