自作PCの処分方法を知っていますか?パーツによって異なる処分の方法
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自作PCを処分したい
自作のPCをお持ちの方は、その処分方法に困ったことがあるのではないでしょうか。
買い替えや引っ越しのタイミングで頭を悩ますことが多々あります。
この記事ではパーツごとの処分方法から、処分ついでに利益まで発生する買取について解説をしていきます。
自作PCの処分方法とは?
メーカー製のPCは、PCリサイクル法によって製造メーカーが無料にて回収することが定められています。
メーカー製のPCには「PCリサイクルマーク」というシールが貼ってあり、製造メーカーに問い合わせれば引き取ってくれます。
それでは、製造メーカーが存在しない自作PCはどうなるのでしょうか?自作PCの処分にはいくつかの方法があります。
この記事では、「お金を支払い処分する方法」、「無料で処分をする方法」、「買取をしてもらう方法」の3通りについて説明します。
まず最初に、「お金を支払い処分する方法」をご紹介します。
燃えないゴミ?粗大ゴミ?パーツによって異なるゴミの分類
パーツを分解して処分する場合、パーツごとにゴミの分類と処理方法が異なります。
各自治体により多少の差異がありますが、おおまかには下記のようになります。
PCケース・マザーボードは、粗大ゴミとして有償にて処分する場合があります。
- PCケース
PCケースは、単なるプラスティックや金属の箱であるので、燃えないゴミまたは粗大ゴミ(自治体によりサイズで区別される)として処分可能です。
粗大ゴミである場合、処分に費用が発生する場合があります。
- マザーボード
マザーボードは、プラスティック及び銅や鉛などの金属によって構成されます。
大きなものでも305×244mm程度のサイズであり、PCケース同様、燃えないゴミまたは粗大ゴミ(自治体によりサイズで区別される)として処分できます。
- CPU
CPUは上記の2つのパーツとは異なり、サイズが小さいので燃えないゴミとして処分できます。
- メモリ
CPUと同様です。
- HDD
CPUと同様です。
ただし、HDDにはデータが記録されています。
漏洩しては困るデータが含まれる場合は、処分前にデータの消去を実施することをお薦めします。
データの消去には、消去ソフトを使用した論理的な消去と物理的に破壊する方法があります。
- 光学ドライブ
CPUと同様です。
- 電源
CPUと同様です。
- グラフィックボード
CPUと同様です。
分解せずにそのまま処分する方法
分解をせずにまるごと処分する方法もあります。
「資源の有効な利用の促進に関する法律」に基づいて資源リサイクルを促進する「パソコン3R推進協会」という社団法人が有償にて自作PCを引き取ってくれます。
料金は下記の通りです。
- デスクトップPC:4,000円(税抜)
- ノートPC:4,000円(税抜)
- CRTディスプレイ、CRTディスプレイ一体型PC:5,000円(税抜)
- 液晶ディスプレイ、液晶ディスプレイ一体型PC:4,000円(税抜)
参照リンク:?パソコン3R推進協会
回収業者の選定方法
業者を選定するときに知っておくと便利な情報を紹介します。
現在はほとんどの回収業者が無料引取を実施
自作PCを有償にて処分する方法は前述しました。
PCパーツを粗大ゴミとして処分する場合の費用は、自治体により異なります。
PC自体を処分する場合はパソコン3R推進協会に依頼して4,000~5,000円がかかります。
それでは、その他回収業者ではどうでしょうか?現在では、多くの回収業者が存在しますが、ほとんどが無料での引取を実施しています。
「大きなゴミの処分には費用が発生するのは当たり前」、「無料なんてうまい話があるのだろうか?」こう考える人もおられるかと思いますが、PCはリサイクルによって有効利用できる金属がたくさん使われています。
また、パーツによっては再販売をすることができるものもあります。
このような理由から、排出者の費用負担は不要となります。
複数の業者を比較して選定する
無料回収を実施している業者はたくさんありますが、送料や、データ消去を依頼する場合の手間など、場合によって費用が発生することもあります。
また、引き渡しの方法も、配送や訪問回収・持ち込みなど業者によって様々です。
何社かの情報を比較して選定することをお薦めします。
無料回収を実施している業者
以下に、無料回収を実施している業者をいくつかご紹介します。
- パソコンファーム:引き渡し方法は持ち込み・配送・訪問回収/送料無料(条件付)/データ消去無料
- パソコン処分.com:引き渡し方法は持ち込み・配送/送料無料/データ消去無料
- リネットジャパン:引き渡し方法は宅配回収/送料有料/データ消去有料
処分ではなく買取希望のときは
ここまでで述べました通り、自作PCは無料で処分できることがわかりました。
しかし、業者によっては買い取りをしてもらえるところもあります。
PCのように大きなものは、不要になった際に処分に困るものですが、少額でも買い取りをしてもらってお金に換えることができたら嬉しいですね。
前述した通り、PCには様々なリサイクル可能な素材やパーツが含まれるため、買い取った業者側としては様々な利用価値があります。
従って、他の製品とは異なり、古くて汚れているものでも比較的買取価格は付きます。
具体的にどの程度の価格が付くのかは、実際に査定をしてもらって算出します。
買取を実施している業者
以下に、買い取りを実施している業者をいくつかご紹介します。
ドスパラ
自作PC好きの人にはお馴染みのPCショップです。
好みのパーツやスペックに応じた受注生産(BTOパソコン)で有名な会社です。
買取業務のノウハウや実績も蓄積されているため、信頼がおけるでしょう。
ホームページ上で買取価格の簡易的な概算見積が気軽に作成できます。
参照リンク:https://www.dospara.co.jp/
PC DEPOT
PCや周辺機器の販売のみでなく、サポートサービスも実施することで知られるPC DEPOTです。
PC DEPOTでは、査定の結果通常では買取価格が付かない場合でも最低100円での買取を行ってくれます。
また、ドスパラよりも多数の店舗を展開しているため比較的持ち込みが容易です。
参照リンク:https://www.pcdepot.co.jp/
ヤフーオークション
言わずと知れたオークションサイト、ヤフーオークションです。
パソコンの買取業者ではありませんが、多様なニーズを持った大勢の人が利用しているため、あなたの作成したパソコンを有効に利用してくれる人がいるかもしれません。
しかし、落札者が最後まで現物を確認できないため、引き渡し後のトラブルが発生しないよう、出品時にはスペックや状態を十分に明記する必要があります。
参照リンク:https://auctions.yahoo.co.jp/
自作PCはお得に処分しよう
一般的に大きなゴミの処分にはお金がかかるものです。
家具や家電製品など、法に基づいた正しい処分をするためには必要な費用です。
しかし、PCに限っては再利用できる資源が多いため多くの業者が無料回収もしくは買い取りを実施してくれます。
分解して燃えないゴミや粗大ゴミとして処分することもできますが、有効な資源利用のためには、リサイクル・再販売を実施してくれる業者に引き渡すのが一番でしょう。
私は、この記事を読んでいただいた方のエコで楽しいPCライフを心から願っています。
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