生命保険貯蓄型について徹底解説!何かに備えて計画的に貯蓄をしよう

August, 06, 2018

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万が一に備えつつ貯蓄もできる生命保険

貯蓄もできる生命保険をかけておくと、掛け捨てと違い、いざというときにお金を出すことができるので安心です。
結婚などをきっかけに生命保険を考え直そうとしている人のために、万が一に備えて貯蓄できる生命保険を選ぶのはいかがでしょうか。
生命保険は減税にもなり、貯金のつもりでかけておくと知らないうちにたまります。
貯蓄型生命保険のメリットやデメリット、生命保険の選び方などを見てみましょう。

貯蓄型生命保険の種類

貯蓄型生命保険には終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険、外資建て保険があります。
それぞれの保険について知っておきましょう。

一生続く死亡保障がある終身保険

終身保険は、一生続く死亡保障があり、途中で解約しても返戻金があります。
支払いが終わっても保障が続き、解約返戻金は払った保険料よりも多くなります。
死亡保障もついているので、生命保険と貯蓄の二つの保険に入るより掛金が少なくてすみます。

貯蓄型保険は、外国債券や株式などで運用しているので、返戻率が良い商品は銀行に預けるよりも高い利率となっています。
そのうえ、元本保証しているので安心して預けられます。
終身保険の中には低解約返戻金型終身保険というものもあり、解約返戻金を通常より低く設定するため保険料が安くなります。

一定期間の死亡保障がある養老保険

養老保険は、満期日前に被保険者が死亡した場合、満期日まで生存していた場合の両方に対して保険金が支払われる「生死混合保険」と呼ばれるものです。
死亡保障が高い養老保険もありますが、満期給付金は、死亡給付金と同じものが多いです。
養老保険は、満期が50歳くらいで老後の資金のための貯蓄ですが、若い時からかけている場合は有利な保険となっています。

一生涯の死亡保障がある終身保険が発売されているので、金利も安いため養老保険の商品が少なくなっています。
ただ、すでに早くから養老保険に加入している人の場合は金利が高い商品に加入している可能性が高く、満期時の支払がかなり多いでしょう。

子供の年齢に合わせて給付金を受け取れる学資保険

学資保険は養老保険の一種で、こどもの教育資金を確保することを目的とした保険です。
子どもの大学費用は年々上がっています。
文系の学部では国立大学と私立大学の差がなくなってきているほど、国立大学の学費も高くなっています。

学資保険の商品は色々あり、大学の入学時期に合わせてその時に一括して支払われる保険、18歳から毎年、一定額を支払われるもの、小学校、中学校、高校の入学時期に合わせて一定額が支払われるものなど、色々な種類があります。

学資保険は子供のための保険なので、契約者に万が一のことがあった時はその後の支払いが免除され、保険の支払いはなされるという保険です。
もし、オプションで医療保障をつけるなら、満期までの期間は子どもの病気やケガのときに給付金が降ります。

老後のお金を貯める目的の個人年金保険

個人年金保険は数十年間にわたって保険料を払って老後に年金を受け取貯蓄目的の生命保険です。
死亡保障は払い込んだ額と同額で、払い込み終了後、生活費として受取ることができます。
個人年金保険には、終身年金タイプと確定年金タイプ、有期年金タイプの3種類があります。

終身タイプ

終身タイプは、被保険者が死亡するまで一生年金が支払われるものです。
個人年金が一生受取れますが、保険料は高めです。
そのため、長生きした方がたくさんの年金を受取れるタイプの保険です。

確定年金タイプ

確定年金は、5~10年の決まった期間だけ年金を受け取れるタイプの保険です。
もし、受け取れる期間に被保険者本人が亡くなったとしても保険料が受取額を下回ることがなく、その保険料を遺族が受取ることができます。
個人年金では、確定年金タイプが一番多くの人がかけている保険です。
確定年金は死亡保険金が受取れる代わりに毎月の保険料が高くなります。

有期年金タイプ

確定年金と同じように一定期間、個人年金を受取ることができる保険です。
ただし、被保険者本人が亡くなった場合は、遺族が個人年金がうけとれなくなります。
その分、毎月の保険料が安い設定となっています。

投資感覚で利用する外資建保険

保険料として支払ったお金を、ドル、ユーロ、豪ドルなどで積み立てていくもので、外資保険は日本円の保険より利率が高くなります。
日本円がほとんど利率がないのに対し、外貨では1%状の利率になっています。
ただ、外貨建ての場合は、どこの国の外貨を選ぶかは自分で選ぶので、外貨が下がった時は保険に即反映して損をします。

外貨建ての場合は手数料がかかり、高い利率で受け取れる場合とリスクが伴いかなり下がる場合と両方あることを理解してかけるといいでしょう。

貯蓄型生命保険のメリット

貯蓄型生命保険のメリットは、保障と貯蓄の両方に備えられる点や支払った胃序油の金額が戻ってくるという点、お金が貯まりやすくなるという点です。

保障と貯蓄の両方に備えられる

貯蓄型生命保険は、死亡や病気・ケガなど、いざという時に給付金が出るという側面と、満期時や解約をした時には、解約返戻金としてお金が戻ってくるという側面があります。
死亡したときには、かけた分を保険金が支払われる死亡保障となり、病気やケガをしたときには、解約しても解約返戻金が戻ります。
また、満期時にも給付金がもどります。

支払った以上の金額が戻って来る

貯蓄型の生命保険は、実質的には利子がつくのと同じようにお金が増えます。
例えば、低解約返戻金型の貯蓄型生命保険で返戻率が高い保険では、110%もの返戻率になっている貯蓄型生命保険があります。
もし、30歳から毎月1万円ずつかけて65歳満期とします。

35年間かけたことになるので、支払った保険料は総額420万円です。
返戻率が110%になるので、462万円が戻り、42万円がプラスになります。
そのうえ、一定の条件を満たすと保険料控除があるので所得税や住民税も安くなります。

お金が貯まりやすくなる

積み立てる保険料が、毎月、自動的に口座から天引きされるので確実に貯まっていきます。
途中で解約すると、解約返戻金が支払った保険料を下回る場合があるといった理由からお金が貯まる仕組みを作りやすくなります。

一般に、人はあるとつい使ってしまい残りませんが、保険のように毎月決められ多額だけ引き落とされるなら、その金額をのけて残りのお金で生活できるようになるので、老後を考えてかけておくメリットがあります。

貯蓄型生命保険のデメリット

貯蓄型生命保険のデメリットは、掛け捨て保険より保険料が高く、途中解約した場合は損をします。
そのうえ、インフレになると貯蓄した額が目減りすることもあります。

掛け捨て保険より保険料が高い

お金を積み立てる分、掛け捨て型の保険に比べて貯蓄型の保険は保険料が高くなります。
ただ、掛け捨て保険は、貯蓄して将来受取ることができないので、別途、毎月貯蓄をしなくてはなりません。
それを考えると、貯蓄型生命保険の保険料はそれほど高くはありません。
生活が苦しい場合は、家計に痛手となるかもしれません。

途中解約をした場合は損をする

途中解約をした場合は利子がつかず、経費として一定額が差し引かれているために支払ってきた保険料よりも少ない額しか返ってきません。
ただ、保険料の払い込んだ後の解約は、戻り率が100%以上の金額が支払われます。
途中解約をすると、損をするので、あまり高い保険料に設定して、支払いができなくならないように余裕をもって支払える保険料にしましょう。

インフレによって目減りするリスクがある

貯蓄型生命保険は契約したときの利率で給付金額が決まります。
そのため、給付されるときにインフレだったら、貯蓄型保険でお金を増やしても、インフレが進んで物価が上がるためにお金の価値が下がります。
お金の価値が下がったら、給付金の価値は契約したときよりも下がるので、支払額が目減りしたことと同じようになります。
インフレリスクを避けるためには、投資信託や外貨建て貯金などもして、リスクを分散するといいでしょう。

失敗しない貯蓄型保険の選び方

貯蓄型生命保険のメリットやデメリットが理解できたら、失敗しない貯蓄型保険を選ぶときの目安を紹介します。
目的を決めて計画的に加入することや無理のない保険料のものを選ぶこと、そしてインフレリスクを避けるなら利率変動型を選ぶことによって失敗するリスクを避けることができます。

目的を決めて計画的に加入する

貯蓄型保険を賢く選ぶには、契約途中で解約し損をすることを防ぐために、あらかじめ目的や計画を立てて加入することが大事です。
例えば、公的年金だけでは生活ができないので、個人年金を毎年もらいたいと思うなら個人年金型生命保険を選びます。

また、子どもの進学のために、今からかけておこうと思うなら学資保険がいいでしょう。
生涯死亡保障が適用して、満期保険金もほしいなら終身保険がおすすめです。
特に、低解約返戻金型終身保険では、死亡保障がついていて、変動しないので安心してかけることができます。
保険料の払込期間が終わると、保険料がプラスになって給付されます。
ただ、払込期間中の途中で解約するとマイナスになります。

無理の無い保険料のものを選ぶ

貯蓄目的で保険料を支払っている場合は、払込途中で解約すると損をするので、お金に困って途中解約することがないように、ゆとりを持って加入することが大事です。
会社の倒産や病気になるなど、契約したときよりも収入が少なくなることがあります。
そのため、最初にあまり高い保険料の物を選んでしまうと、途中で解約することになります。

インフレリスクを避けるなら利率変動型を選ぶ

インフレリスクを取らずに積み立てるなら利率変動型の保険を選ぶといいでしょう。
返戻型終身保険の中には利率変動型のものがあり、最低保証がされていて安心な生命保険です。
ただ、戻り率はそれほど高くはありません。
インフレリスクを減らしたい人にはお勧めの保険です。

自分に合った生命保険を選ぼう

貯蓄型生命保険は、終身保険、養老保険、学資保険、個人年金保険、外貨建て保険に分けられています。
死亡保障もついていて、貯蓄も兼ねているので、子供の進学や年金の時期にまとまった給付金が必要な場合は、目的に合わせた生命保険を選びましょう。
無理をして高い保険料を支払うと、途中で解約することになり、損をしてしまいます。
インフレリスクも考えると、利率変動型の貯蓄型生命保険の方が安心です。
生命保険を選ぶときは自分に合った商品を選ぶようにしましょう。

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