正社員と契約社員の違いは?自分にあった働き方を探すコツ

May, 08, 2018

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働き方の多様化にともない雇用形態も様々

働き方にも、いろいろな雇用形態があります。
正社員で働くのが収入も安定しているから、正社員で働くのはあたりまえという人が多いでしょう。

しかし、本当にそうでしょうか?労働者によって、さまざまな事情をかかえているので、契約社員で働いているほうが、気楽に働けるという考えの人もいます。
正社員と契約社員の違いをしっかり把握して転職活動に役立てましょう。

正社員について

正社員と契約社員はどのような違いがあるのでしょうか。
はじめに正社員がどういうものなのか、しっかり知っておきましょう。

正社員は正規雇用

正規雇用とは、期間を定めず働くことのできる雇用形態で正規雇用となります。
給与の支給方法にはいくつかあり、主に月給制が多く年俸制で支給されることもあります。
昇給やベースアップも期待でき福利厚生も手厚く保証してくれる企業もあります。
リストラや会社の倒産などのトラブルは別として、期間を定めず働けるため定年までは安定した収入を期待できます。

期間の定めがない雇用契約

正社員は期間の定めがない雇用契約のため、会社や企業は定年まで雇用する義務があります。
近年、終身雇用が崩壊するといわれていますが、正社員として雇用契約を交わせば、定年までは安定した収入が得られる場合が多いようです。
長く勤められれば、昇給やベースアップにより年収は上がり、社会的信用も厚くなりローンの審査にも影響してくるでしょう。
期間に定めのない契約のため、長期的なプロジェクトを任せられたりして責任性の高い仕事に取り組むことができます。
将来は役職に登用され、若い社員を指導する立場になっていく可能性もあります。

契約社員について

契約社員は雇用の期間は決まっているため、後の転職のことなどを考えなくてはいけません。
そこで契約社員の主な特徴について確認していきましょう。

雇用期間に定めがある

契約社員には雇用期間に定めはあるのですが、契約社員の5年ルールというものがあります。
5年ルールとは有期契約が5年以上続いた場合に、労働者が希望すると有期労働から無期労働に転換できるというものです。

5年ルールが成立する場合は、パートタイマーや契約社員でも契約終了の不安はなくなることになります。
無期労働者になることにより、安定した収入は見込めるでしょう。
しかし、労働条件や給料については、無期労働者のときと変わらないことが多いようです。
有期労働者になったからといって正社員では違います。
また、契約社員と派遣社員は違うので注意しましょう。

正社員のメリット

正社員だど安定した収入が見込める、定年まで働けるなどの特徴があることがわかりましたが、収入面だけでなく他にも様々なメリットがあるようです。

定年まで安定して働ける

前述したように正社員の最大のメリットとは、やはり定年まで安定して働けることでしょう。
特に女性は産休や育休などを取得することもでき、場合によって短時間勤務も可能になります。
いっぽう契約社員の場合は、出産や子育てで契約終了することもあります。
しかし正社員なら、心配は少なくなり産休後も仕事復帰はスムーズになるでしょう。
また、定年まで働けるということで、社会的信用も高くなりローンの審査にも影響します。
家や車のローンを考えている方は、正社員として働いた方がよいでしょう。

給与が保障されでボーナスや手当も出る

正社員の場合には収入も安定しているため、将来の生活設計もたてやすくなります。
特に契約社員との違いは、ボーナスや手当がある点でしょう。
契約社員はボーナスが出ない会社も多く、出たとしても少額なのが普通ですが、正社員は全額支給されるケースが多いようです。

またボーナスが支給されることにより、ローンを組んだ際にボーナス払いもでき、月々の支払いの負担も減り安定した生活ができます。
また正社員だと役職手当や退職金などもあり、収入面のメリットは大きいでしょう。

福利厚生が充実している

契約社員よりも福利厚生は充実していることが多いでしょう。
福利厚生とは社会保険や給料以外の手当のことをいいます。
例えば、家族手当、住宅手当、交通費、健康診断なども福利厚生の一部です。

もちろん、契約社員でも手当のある会社はありますが、手当ての種類が少なかったり、金額に上限があったりするようです。
正社員で働くことができれば、福利厚生が充実しているためトータルの収入が多くなります。

転職にも有利に働くことがある

転職する際にも正社員の法がメリットがあります。
「正社員で働いていました」というのと「契約社員で働いていました」とアピールするのでは印象もちがうでしょう。
特に日本では、正社員で働いていたほうが、信頼性も高く扱いがよいといわれています。

正社員のデメリット

正社員は安定していてメリットが多いことがわかったでしょう。
しかし、デメリットもいくつかあるようです。

労働と給与が見合わない場合がある

正社員はパートタイマーやアルバイト、契約社員とは立場がちがいます。
不景気で赤字が続いた会社などは、ボーナスカットや減給もあるでしょう。
また、不満があってもその会社に勤めている立場上、責任をもって出来る限りの仕事を行わなくてはいけません。

もしトラブルなどあった場合は、契約社員の代わりに責任をとることもあるでしょう。
正社員のほうが、責任のある仕事を求められます。
したがって、仕事の量は多くなり契約社員よりも残業や休日出勤が増えるため、給与に見合わない場合もあるようです。

転勤など会社都合にあわせる必要がある

会社によっては複数支店があり、転勤の指令がでる会社もあります。
また、出張も正社員の方が多いでしょう。
また業務上では関係ありませんが、取引している会社の冠婚葬祭の出席も求められることもあります。

正社員の立場では、どうしても会社の状況に影響されることが多くなります。
正社員の場合には、転勤などの辞令を断ると昇進や会社での立場が悪くなることもあり、会社の都合に従わなくてはいけません。

長期の休みがとりづらい

会社の規模や人数にもよりますが、長期の休みはとりづらい会社が多いでしょう。
なぜかというと、正社員は契約社員やアルバイト、パートタイマーとはちがい責任ある仕事を任せられることが多いからです。

さらに、仕事の内容によっては、他の人に任せては仕事の内容がわからず、うまく引継ぎできない内容もあり「まわりに迷惑をかけるくらいなら」と自主的に長期で休まない人もいます。
長期休暇だけでなく、有給休暇も自由に消化することが難しい中小企業も多くあるようです。

会社の業績でボーナスや給与に影響がある

正社員の場合は、会社の業績が直接的に影響してきます。
特にボーナスなどは、支給されなかったり大幅に少なくなることがあります。
ただし業績のよい年には多く支給されるため、契約社員との格差は大きくなります。

契約社員のメリット

正社員のほうがメリットが多いことがわかりましたが、実は、契約社員にもメリットはあります。

時間や場所に縛られず自分らしく働ける

契約社員の場合は、正社員に比べると自由度が高いようです。
雇用期間も決まっていることもあり、重要な仕事を任せられることが少ないため、無理をぜずに与えられた業務に従事することができます。

また、雇用期間が決まっているため、再度契約するか別の会社に行くのかも自己判断で決定できるため、正社員に比べると自分の都合に合わせて働くことができます。

合わない会社は契約満了時に辞められる

また契約社員は、契約を更新せずに退職することができます。
会社での仕事内容や人間関係は快適に仕事を行う上で大事な要素です。
入社してから初めて気づくこともあり、毎日、大量の仕事があり残業ばかりの会社や、嫌な上司や先輩がいたりして職場の環境が自分に適していないと感じることもあるでしょう。

そのような状況になった際に、契約満了で辞める判断が容易にでき、会社に迷惑をかけることも少なくなります。

スキルや経験を活かせる

会社が契約社員で契約する理由としては、その人が持っているスキルや経験を最大限に利用できるということです。
つまり、スキルや経験があったからこそ契約社員になれたのてす。
ですから、持っているスキルや経験を生かした仕事を求められます。

また、自分の持っているスキルや経験は、次の会社にも活用できるでしょう。
今までの経験やスキルなどは、転職活動するときには自信をもってアピールしていきましょう。

契約社員のデメリット

正社員に比べると、契約社員のほうがデメリットは多いかもしれません。
メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。

契約期間修了のリスクがある

会社都合が大きいですが、契約期間が終了した時点で退職する必要があります。
働きやすく待遇も不満がなく、働き方や人間関係も満足していたとしても契約社員は契約期間までと決まっています。

会社によっては何年も契約更新してもらえることもあり、5年以上働くことができれば、無期労働契約に転換できるため契約期間の心配はなくなります。
毎年、契約を更新できるため、その時の状況によって就業の継続について自己判断ができ自由度が高いといえますが、自由なだけに逆にデメリットになっているのです。

昇給やボーナスがない

契約した時の条件にもよりますが、基本的に昇給やボーナスはないケースがほとんどでしょう。
仕事が認められれば、再契約の時には昇給したりはしますが、ボーナスは出ないことが多いようです。
福利厚生なども条件が違うことがあり、とくに手当は正社員と差がついてしまいます。

会社としては人件費を抑えるために、契約社員として雇っていることが多くあります。
その契約社員にボーナスを支給していると、正社員とほとんど人件費がかわらないため意味がないでしょう。
ただ、ボーナスが少ない分時給は少し高い場合もあります。

社会的な信用度が低い

契約期間が決まっている契約社員は、契約期間終了で無職になる可能性があるので、ローン審査で信用度が低いと判断されることがあります。
社会的信頼が低いのが契約社員の最大のデメリットだといえます。

家や車のローンの審査が難しくなり、欲しいものも買えないことがでてきます。
契約社員は、安定性がないと評価されるでしょう。
しかし、5年以上契約社員で働くことにより、有期労働契約から無期労働契約に変われば、安定して働いている証となりローンの審査にもプラスになるでしょう。

契約社員から正社員への登用について

もちろん、あなたの仕事の実績や態度が高く評価されれば、契約社員から正社員への登用もあります。
企業によってちがいますが、その際にはどのような条件があるのか知っておきましょう。

企業により異なるが可能性はある

まずは無期転換ルールを利用して有期労働者から、無期労働者になることを目標に5年間就労することをおすすめします。
有期労働者として5年間働くことにより、無期労働者となり期間満了で契約が終わることがなくなります。
ただ、この時点では正社員ではありません。
労働期間の更新がなくなるだけで、給料などの待遇は変わらないことが多いでしょう。

しかし、無期労働者になったことで、会社としても責任ある仕事を任せることもでき職場でアピールすることも無駄にはなりません。
安定した収入も期待でき働く意欲もでてくるでしょう。
あとはあなたの頑張りで仕事を認められれば、正社員になれる可能性も高くなります。

仕事での実績や資格は有利

業務の実績を積み重ねることも大事でしょう。
仕事が認められると、会社からの信頼が高くなり正社員に登用されることもあります。
また、その会社で必要な資格を取得することにより、会社への印象がよくなり「会社のために資格を取得してくれたのなら」と正社員への道は開けていくでしょう。

資格を持っていると、その会社だけのものではなく、たとえ正社員になれなかったときも活用できます。
契約終了後の転職活動の時に、取得した資格は採用判定の際に有利になるでしょう。

登用がない場合は正社員で違う会社へ転職する

正社員になれればよいのですが、必ずなれるとはかぎりません。
会社の都合もありそのときの経営状態によっても違ってきます。
できるだけ経費削減のために雇用した場合には、正社員の道は厳しいようです。
経営がよくなるまで何年経過するかわかりませんし、よくなったとしても正社員になれる保証はないでしょう。

正社員になるのが目標で契約社員から働いているのなら、早めに準備していかなくてはなりません。
普段から上司に相談してみたり、本社に直接に相談してみましょう。
正社員として契約を変更してもらえる可能性があると確認できたときは、そのまま契約社員で頑張るのもひとつの道です。

しかし社内の上司や人事の反応が悪い場合には早めに違う会社を探して、正社員として雇ってもらえるように努めましょう。
何年もダラダラと働いていると、あっという間に年齢も高くなります。
高齢になると、正社員として雇ってもらえる可能性が低くなっていくため注意しましょう。

自分のライフスタイルにあった働き方を選択しよう

正社員と契約社員で働き方は違います。
その人の家庭の状況やライフスタイルにより、あえて正社員として就労しない方もいるでしょう。

決して正社員がよくて契約社員が悪いわけではありません。
正社員、契約社員の両方にメリット・デメリットがあることをしっかり見極めて、自分にあった仕事を選びましょう。

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