契約社員応募のときに必要となる履歴書の書き方について

April, 01, 2018

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偽りなくていねいに書くのがカギ

新たな職に就くとき、必要となる履歴書。
実は履歴書の書き方で印象を左右することもあるのです。
印象がよくなる書き方にはポイントがあります。
基本は偽りなくていねいに書くこと。
また、履歴書にある職歴欄と職務経歴書は異なるもので、記載する内容も異なります。
きちんと履歴書について理解することが、きっとプラスに働いてくれることでしょう。

履歴書記入でおさえておきたいポイント

手書きかパソコンで作成するか

近年は、手書きにこだわらずパソコンで作成した履歴書でも問題ないという企業も増えてきているようです。
履歴書に必要な情報が見やすすくまとめられているかが大切です。

ですが、やはり手書きで提出するようにという企業もあるのは事実です。
少し前までは、履歴書は手書きでなければ非常識と判断されてしまうこともあったのです。
時代の流れとともにパソコンで作成したものも問題ないとされるようになりましたが、今も手書きで提出した方がいい企業もあるようです。

とくに歴史のある企業は手書きの場合が多いようです。
手書きの履歴書は字が上手かどうかを見るものではありませんが、文字にはその人らしさが出るといわれています。
そういう理由で、手書きを指定している会社も少なくありません。

一字一字ていねいに記入し、誤字脱字がないように注意しましょう。
また、シャープペンシルや鉛筆は使わずに、必ず黒色のボールペンか万年筆を使います。
書き間違えを修正液で直すのもやめましょう。
間違えた場合は、新しく書き直すのが基本です。

印象のよい写真を用意する

履歴書の写真は採用担当者が書類審査をする際に、あなたの印象となる重要なものです。
健康的で清潔感のある印象のよい写真を用意するようにしましょう。

写真を撮影するときは、背景と同じ色の服は避けるようにしてスーツを着用するのが基本です。
前髪が顔にかかったりしないようにして、背筋を張った姿勢で写します。
女性の場合は化粧を濃くしすぎないように、ナチュラルメイクを心がけましょう。

また、簡単に撮影できるスピード写真の機械ではなく写真館で撮影すること。
機械での撮影より少しコストはかかりますが、その分クオリティも高く印象のよい写真に仕上がります。

職歴欄の書き方

職歴が多い場合は優先度の高いものを書く

短い職歴が多くて履歴書に書ききれない場合は、事実に基づきながら優先度の高いものから書きましょう。
これから応募する企業と関連性のあるような職歴、興味を示してもらえそうなものから記入するとよいです。
長く勤めた会社や正社員として勤めた会社も、優先的に書きましょう。

職歴欄に書ききれない短い職歴などは、省略してもかまいません。
重要度の高い職歴を書いて、「詳細は職務経歴書へ記載」と記入して別に職務経歴書を作成し、そこに全て記入しましょう。
転職が多い場合や、職歴に空白期間があることについて面接官に質問されることもありますので、それを想定してあらかじめ転職についての理由を説明する準備をしておくことも大切です。

今後の仕事に向けた前向きな退職や、スキルアップのための転職というきちんとした理由があれば、転職の回数はあまり気にすることはありません。
正直に記入して、きちんと説明できるようにしておきましょう。

一番優先させる職歴は正社員

いろいろある職歴の中でも一番優先させるべき職歴は正社員です。
どんな企業にどのぐらい正社員として働いていたのか、所属していた部署や仕事内容などもできるだけ具体的に記入します。
そこで社員としてどんな仕事をしていたか、その経験から得たスキルは何か、今後どう活かせるのかなどを説明することで、アピールポイントとなります。

例えば契約社員から正社員に採用されたというような経歴があれば、たとえ退職までの期間が短かったとしてもきちんと記入するようにしましょう。

派遣社員の職歴の書き方

派遣社員として勤めていた場合は、登録先の派遣会社と、派遣先の勤務会社の両方を明記するようにしましょう。
どこの派遣会社に登録していて、そこからどこの会社で派遣社員として働いていたのか、採用担当者が読んだときに分かりやすく記入することが大切です。
記入するときには登録先の派遣会社、勤務先の企業名を略して書いたりせずに正式名称で記入するように気をつけてください。

派遣先が多くて書くときにスペースを取りすぎてしまう場合は、登録先の派遣会社を記入したあとに、派遣先をまとめて記入するなどの工夫をして、見やすくまとめて書くとよいです。

アルバイトは基本的に書かない

履歴書の職歴欄には、基本的にアルバイト歴を記入する必要はありません。
正社員、または契約社員や派遣社員として働いていた職歴のみを記入するようにします。

しかし例外として、応募先の企業の事業内容に関連性のあるアルバイトや、業務内容が類似しているアルバイトの場合は、経験をアピールする事ができるので書いてもOKです。
職歴が少なくて空白ができてしまう場合も、アルバイトを記入するとよいです。
たとえアルバイトであっても業務内容を記載して、そのアルバイトの経験から得たスキルや実績を説明したり、応募企業の求めることと関連付けて説明すれば採用担当の方への自己PRになります。

正社員以外の雇用形態は必ず記入する

正社員以外で働いていた場合の雇用形態は、必ず記入するようにしましょう。
勤務先の会社名を書いたあとに、カッコ書きで契約社員・派遣社員・アルバイトというふうに明記するとよいです。

正社員とそれ以外の雇用形態では、立場や責任・待遇など、いろいろと違う部分があります。
自分がどういう働き方をしていたのかを正確に伝えるために、間違いのないように記入しましょう。
あとあと経歴詐称などのトラブルにならないためにも、正しい情報を書くことが大切です。

正社員以外の派遣社員やアルバイトの雇用であった場合でも、やっていた業務内容が応募先の企業に求められるようなものであれば、その内容を強調して書くようにするとよいでしょう。

職務経歴書との違い

履歴書の職歴欄の補完をする役割

履歴書の職歴欄は、これまで勤務した会社名や部署、入社と退社の時期などを時系列で確認できるようになっています。
いわば、あなたのこれまでの職歴の概要を知るためのものです。

それに対して職務経歴書は、勤務先の企業の事業内容の詳細やどんな仕事をしていたかなど、具体的な内容を記入するもので、履歴書の職歴欄の補完をする役割があります。
これまでやってきた仕事内容や、経験からどのようなスキルを磨いたのか、どんな実績を上げたかなど詳しく書いてアピールしましょう。

勤めていた会社名だけを書くのではなく、その会社の会社概要(事業内容、資本金、従業員数、売上高など)を書いておくのも大切です。
それによって、以前どんな仕事をしていたのかイメージしやすくなります。
読む側が求めている情報を、分かりやすくまとめて記入するようにしましょう。

アルバイトの職歴も書ける

職務経歴書はアルバイトの職歴も書くことができます。
短期のアルバイトや関連性のないアルバイト歴は記入する必要はありませんが、これから応募する企業にアピールできる内容のアルバイトの経験があれば、自信を持って記入するようにしましょう。

ただ勤務先を書くだけではなく、アルバイトとしてどんな仕事をしていたか具体的に書きましょう。
その職務経歴でどんな実績を上げたかなどを書くことで、企業の役に立つという自己PRができます。

直接的に関係のないようなアルバイトであったとしても、そのアルバイトをした経験から学んだことが現在の仕事に活かされていると思うものがあれば、記入するとよいでしょう。

自分の強みをアピールする

職歴に書いた内容と志望動機との一貫性を持たせることで、自分の強みをアピールすることが重要です。

採用担当者が見るポイントは、これまでどんな仕事をしてきて、どんなスキルを積んできたのか、これから企業にどう貢献できるのか、あなたの強みは何なのか、ということ。

応募する企業の事業内容をよく研究して、どんな人材が求められているのか理解することが大切です。
職務経歴に書いてある仕事の経験から学んだことを、今後どのように活かすことができるのか、自分はどういうことで会社に貢献できるのか、それを伝えることがとても大切です。

自分をアピールして採用を目指そう

履歴書や職務経歴書は、今後仕事をステップアップしていく上で武器になるものです。
応募先の企業が求める人材についてや、読む側が求めている情報は何なのかを見極めて、上手にまとめて記入すれば自分の強みをアピールすることができるはずです。

履歴書の職歴欄と職務経歴書の書き方の違いを理解し、しっかりとポイントを押さえて書くようにしましょう。
求められる人材像を研究して、これまでの職務経験と関連付けした説明をできるように準備しておくことが大切です。

職歴はいつわりなくていねいに記入し、これまで経験した職業から学んだことや、身につけたスキルを伝えることで自分をアピールして採用を目指しましょう。

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