第2話 お金よりも大切なこと。ファイナンシャルプランナーが教えるシンプルライフとは?!井戸美枝さんインタビュー
井戸さんは、人と比べ、競争を嫌い、今をシンプルに楽しく生きる。
よく笑って、目の前の仕事に本気で取り組む。
仕事を仕事と思わず、夢中になってがんばる!わからない事はわからないと言い、背伸びしないであるがままを生きているFPは他にいないかもしれません。
井戸さんのプロフィールを見ると「シンプルライフ」と書かれています。
井戸さんが考えるシンプルライフを聞いて見ました。
井戸さんが考えるシンプルライフとはなんですか?
わたし、阪神淡路大震災にあっているんです。
知り合いで亡くなった方もいますし、家も崩れて、何万円もする高級なお皿はすべて割れちゃいました。
百貨店のそごうの粗品でもらったお皿は残っている。
粗品の方が強いじゃん!と思ったり。
お金や物は残らないんだなって思いました。
だから、そんな中でも生き抜けるような心と健康、そして考え方、必要な分だけの持ち物。
これだけシンプルにしておけば大丈夫なんです。
中でも大切なことは、
・収入以上の生活はしない。
・借金はしない。
・これを一生守り続けること。
身の丈にあった生活をすることです。
ありきたりな言葉かもしれないけど、ホントこれだけ守ってたらいいんです。
意外と難しいんですけどね。
そうすれば何があっても大丈夫!震災のとき、ローンを抱えて、家も会社も無くなっちゃった方もいるんです。
すると、再起に時間がかかるですよ。
借金なければ早期に再起できるでしょ。
日本は地震が起こる国ですから、そういったリスクにも対策しておかないと。
だから、あなたたちも借金せずに人生楽しんでね♪
私の妻は、井戸さんのシンプルで力強いメッセージに感銘していました。
この人になら相談してもいい。そう思ったのか話しはじめました。
「実は、私のお父さんが介護施設に入ってまして、要介護5なんです。それでいろいろ役所とかにもらえるお金あるかとか聞いたんですけど、特になくって。施設代で毎月15万円くらいかかっているんです。」
あらっ、大変でしょう。体は元気なの?
「そうですね。まだ63才なんで」
こう言っていいかわからないけど、これから長いと思うわよ。私の母も認知症で施設入ってたからわかるけど、介護にキレイ事は通用しないから、自分たちでできる範囲で無理せずサポートしてあげてね。年金事務所には相談に行った?
「いいえ、市役所しか行ってないです。」
そうしたら年金事務所に行って相談するといいわ、障害基礎年金っていうのがあって、1級と2級があって、該当すればお金をもらえるんですよ。
条件はあるけれど「精神の障害にかかる等級判定ガイドライン」にそって審査されます。
2級で約78万円なのでだいぶ楽になるでしょ!障害基礎年金は、65才までに障害の状態になれば受け取れます。
65才以降に障害者になっても出ないんですよ。
だから絶対に行って相談したほうがいいわ!
「はい、すぐに行きます!」
ほらっ、こう見えてもきちんとアドバイスできるでしょ♪賢く見えるでしょ!社会保障なら強いのよ(笑)
井戸さんの介護の本 「身近な人が元気なうちに話しておきたい お金のこと介護のこと」
ところで記事にできる?(笑)
大丈夫です!と私は答えた。取れ高?聞き高は十分だが、当初の質問リストには一切触れずに楽しくお話していただけだ。でも、魅力は十分わたしたち夫婦には伝わってきた。そしてここで紹介しておきたい本がある。
35歳 年収300万円でも結婚して子ども育てて老後を不自由なく過ごす方法を聞いてみた 著書 井戸美枝 総合法令出版
わたしが井戸さんに興味を持ち、インタビュー取材の依頼をしたキッカケを作ってくれた本だ。何がすごいってお金の本なのに、難しいことが書いてなく、何より驚いたのが、妻がスラスラと1日で読んでしまったことだ。本が読めない人が読んでしまえる本ほど凄いものはない。なぜ、読めたのかっていうと、小難しい内容ではなく、すべて話言葉になっているからだ。
編集者の滝本さんが、井戸さんにお金の相談をして、お金の悩みをすべて解決していくというストーリーだ。わたしも同じ年代として、滝本さんのお金に対する不安がよくわかる。
だから、30代の人。年収300~500万円くらいの人。結婚してる人。こんな人は絶対に読んだ方がいい!絶対にね♪
・収入が少なくて結婚に踏み切れない
・子供が欲しいけど、ちゃんと育てられるだろうか
・もし病気になったらいくら必要なのか
・お金を増やしたいけど投資って危険では?
・老後に5000万円必要って絶対無理
こんな不安を持ってる人は必読です!稼ぎが少なくたって、これだけ押さえておけば何とかなりる!特に結婚してる人は夫婦で読めばお金の不安はなくなりますよ♪
井戸さん オフィシャルサイト
プロフィール 井戸美枝
ファイナンシャルプランナー(CFP)、社会保険労務士。
神戸市生まれ。
関西大学社会学部卒業。
生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。
講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、資産運用やライフプランについてのアドバイスを広く伝え、好評を博している。
経済エッセイストとしても活動し、人生の真髄はシンプルライフにあると信じる。
2013年10月からは厚生労働省社会保障審議会起業年金部会委員も務めている。
著書は「現役女子のおカネ計画」(時事通信社)、「なぜ、お金の貯まる人は『家計簿』を大切にしているのか」(東洋経済新報社)、「定年男子 定年女子」(共著・日経BP社)、「2018年度 介護保険の改正早わかりガイド」(日本実業出版社)、「身近な人が元気なうちに話しておきたいお金のこと介護のこと」(東洋経済新報社)など多数。
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