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子育てしながらでもお金は貯められる
子育てをしながら家計をやりくりするのは難しいと感じている主婦の方も大勢おられます。
特に30代、40代の場合、お金が貯まらない理由が重なる時期となりますので、そう感じるのも無理はありません。
しかしながら、子育てをしながらでもしっかり貯金できる主婦も存在します。
その差はどこにあるのか、お金を貯める方法とともに考えてみましょう。
主婦がなかなかお金を貯められない理由とは
主婦にお金を貯められない理由について検証しましょう。
やはり独身の頃と違い、結婚や出産を経て子供が生まれると生活が一変し、自分以外のことで出費がたくさん必要になります。
まずは主婦がおかれているお金事情について確認しておきましょう。
子育てにお金がかかる
子供を育てるのは想像以上にお金がかかります。
幼稚園に入る頃から月謝がかかり、習い事にも通わせるようになれば、教育費はどんどん膨らんでいきます。
幼稚園を卒園すれば小学校、中学校、高校、そして大学と進学するまで、教育費は子供の成長とともにその額も比例して増えていきます。
中学生が公立へ通った場合の教育費の目安は、塾や習い事の費用も含めて年間45万円程度になります。
私立なら100万円超え、さらに子供が2人になればその2倍教育費がかかってきます。
教育費にかける蓄えがない場合、毎月の家計の大きな負担となってしまいます。
住宅ローンの負担が大きい
結婚し子供が生まれると、家族のために夢のマイホームを購入、または新築される方も少なくありません。
マイホームを手に入れる代わりに、20年、30年という長期住宅ローンの返済が始まります。
先述したように子供にかける教育費に加えて、住宅ローンの返済まで重なると相当額の負担となってきます。
もちろん、きちんと返済プランを立てた上での決断だとは思いますが、実際に返済が始まると、家計に大きくのしかかることになります。
住宅ローンを組んだ人の中には、借り過ぎや給与が予想より増えないことが原因で後悔してしまうケースも多いようです。
お祝い事が多い時期で出費がかさむ
30代から40代にかけて、結婚や出産ラッシュが起こり、立て続けにご祝儀や出産祝いが必要になり、出費が多くなる世代です。
お祝いしたい気持ちはあっても、お金のやりくりをどうするかの方が心配という主婦の方もおられるでしょう。
このように、主婦がなかなかお金を貯めることができない背景には、子育てや住宅ローン、お祝い事などの要因が重なる時期は、お金が湯水のように出ていってしまうことが原因と考えられます。
こんな状況下でお金を貯めるなんて不可能にも思われますが、実は、お金を貯める工夫やコツを知っていれば、主婦でもお金を貯めることは可能です。
お金を貯めるためには何が必要か
主婦がお金を貯めるために何が必要か、主婦なら誰でも知っていそうで実は実行できていないポイントについて紹介します。
お金を貯めるポイントを把握していれば、今日明日からでも貯金計画を立てることができます。
財布のひもを握っている主婦ならそれほど難しいことではないはずです。
自分のやりくりと何が違っていたのかを確認し、まずはお金を貯めるための流れを掴んでおきましょう。
家計の内訳を把握する
家計の内訳とは、家計の収支について現状をしっかり把握することを意味します。
毎月の収入を何にいくら使ってどれだけ残るのか、必要な費用を明らかにすることで、貯蓄のためにはいくら節約する必要があるのかを明確にすることができます。
節約が上手にできないのは、その節約の額をはっきりさせなかったことが要因です。
金額が明らかになれば、節約がしやすくなります。
節約を心がける
節約は気が付いた時だけしている、なんとなくしているつもり、ではほとんどできていないことと同じです。
節約を意識しないでお金を使ってしまうと、無駄遣いに歯止めがかからないためです。
無駄遣いを無駄に感じていないことが問題であり、自身のお金の使い方について改める必要があります。
節約を心がけるようにすることで、着実に貯金への一歩を踏み出すことができるでしょう。
お金を貯めることを先に考える
毎月の支払いが終わって余ったら貯金しようと考える方は、おそらく今後もお金が貯まることはないでしょう。
お金を貯めるなら、貯蓄を固定費と考えることが重要なポイントです。
つまり、まずお金を貯めることを先に考え、残ったお金で欲しいものを買うための流動費に当てるという考え方です。
そうすることで、毎月定額を貯金に回すことが可能になります。
収入を増やすようにする
節約はお金を貯めるためには有効な手段ですが、収入が少なければ節約をしても貯蓄に回せる額にすぐ限界がきてしまいます。そのため、貯金を今よりも増やしたいと希望するなら、収入を増やす以外に方法がなくなります。
収入を増やすためには内職をしたり、副業をしたり、パートをするなどいくつか方法が考えられますが、子育て中の主婦は時間が限られてしまうため、ライフスタイルや条件に合う仕事を探すことが大切です。
お金を貯めるために必要なこと |
・家計の内訳を把握する |
・節約を心がける |
・お金を貯めることを先に考える |
・収入を増やすようにする |
家計の内訳を把握する方法
先に説明したように、家計の内訳を把握することは、お金を貯めるための重要なカギになります。
では、家計の内訳を把握するにはどうしたらよいのか、その方法についてより踏み込んで紹介します。
なぜ必要なのか、それを理解できれば主婦でも貯金できることを実感できるはずです。
まずは1つ1つ着実に実行していきましょう。
家計簿をつける
毎月のお金の使い方を明らかにするためには、家計簿は必要不可欠です。
家計簿を適当につけたり大雑把にどんぶり勘定にしてしまうと、無駄遣いをどこでしているかが曖昧になってしまいますので注意が必要です。
細かく家計簿をつけることで、自分が使えるお金や無駄遣いをした額がはっきりし、節約に繋げやすくなります。
家計簿が苦手な方は、手で書かずにレシートで管理できる家計簿アプリを活用すると便利で三日坊主を防ぐことができます。
口座を使い分ける
給料が入る口座に生活費、貯金に回すお金などがすべて一緒になっている場合は、口座を分けておくとお金の管理が楽になります。
例えば、「給料の振り込み用口座」、家賃や光熱費、雑費のための「生活費用口座」、貯金に回すお金を入れるための「貯金用口座」のように、それぞれ違う銀行に口座を作り使い分けておくことで、自由になるお金や貯金額がひと目で分かるようになります。
年単位でお金の管理をする
子育てをしていると毎月の出費に必死で全体像が見えにくくなります。
お金の管理をしやすくするには、月単位ではなく、年単位でお金を管理するようにしましょう。
月単位ではほころびが出やすく、目先の出費を都度払いしていると、節約や貯金もぐだぐだになってしまう恐れがあります。
年単位なら予算の全体が分かり、お金の計画が立てやすくなるため、節約と貯金の額を把握できておすすめです。
お金を貯めるための節約方法
今ある収入で確実にお金を貯めるためには、節約をして無駄遣いをやめる必要があります。
カリスマ主婦のように数ある節約術を実行している人もいますが、節約を意識してこなかった人にはハードルが高すぎます。
まずは簡単にできることから挑戦していきましょう。
食生活を見直す
生活費の節約を考える際、食生活の見直しは必ず行ってください。
食費は節約しやすいポイントがたくさんありますので、努力と工夫次第で大きく削れる可能性が高くなります。まずは外食が多い場合は自炊に切り替える努力をしましょう。
さらに、毎日の食材は1週間ほどまとめて購入することで、食費を大幅カットできます。
安い食材では何も作れないという方は、簡単なレシピがネット上にたくさんありますので利用すると良いでしょう。
使っていないものを処分する
家の中に使わなくなった家電や家具、衣類やゲーム機などがある場合には、オークションやリサイクルショップを活用すれば現金に換えることができます。
かつて一時の衝動で買ってしまったものも、ただ置いておくだけでは無用になってしまいます。
整理もできてお金も入る上に、今ある持ち物を把握できるので大変おすすめです。
車を手放す
車の維持費は年間数十万円かかっていることをご存知でしょうか。
車は購入するだけでもまとまった費用が必要になりますが、購入後も維持するためにかなりのお金がかかっています。
もしもそれほど乗っていないのであれば、車を売ってしまう方法もおすすめです。
必要なときはレンタカーを借りることでカバーできます。
車の維持費にかかっていた分を貯蓄に回せば結構な額になりますので検討の余地はあると思います。
公共料金を見直す
食費と同じように、公共料金も予算を削りやすい費目となります。
公共料金とは、光熱費や通信費、電話料金などがありますが、努力や工夫次第で大きく節約できます。
公共料金を見直すポイントについて、以下の節約術を試してみてください。
光熱費を見直す
日々のちょっとした習慣を変えることで、光熱費の無駄遣いを減らすことができます。
この場合の光熱費とは、電気、水道、ガスのことを指しますが、例えばコンセントをまめに抜いたり、使わない部屋の電気を消す、缶コーヒーは買わずにマイボトルを持参するなど、様々な節約方法で光熱費を見直すことができます。
特に電気代は、契約アンペア数を低くすることでも基本料金を抑えることができますので確認してみてください。
通信費の契約を変更する
インターネットの光回線やスマホの通信費など、契約を見直すと大きく節約できる可能性があります。
光回線の場合、固定ではなく持ち運びに便利なポケットWi-Fiに、スマホは今話題の格安SIMに変更すれば、大幅にコストダウンができます。
ただし、格安SIMにはキャリアでは提供されるサービスが使えない場合もあります。
事前に違いを確認しておくことをおすすめします。
確実にお金を貯める方法
確実にお金を貯める方法を紹介します。
これを利用すればどんなに貯金が苦手な主婦もお金が貯まるという方法となります。
本気でお金を貯めたい人向けとなりますので、ぜひ検討してみてください。
自動積立定期貯金で貯金する
「先に貯めることを考える」ことが、お金が貯まる考え方と説明しましたが、それを毎月自主的に実行するのは簡単ではありません。
そこでおすすめするのが、自動積立定期貯金を利用して先に貯める方法です。
自動積立定期貯金なら、名前の通り自動で決められた額が貯金に回されますので、確実にお金を貯めていくことができます。
最初に手続きが必要となり、窓口や郵送、オンラインでも申込みができます。
少し手間に感じるかもしれませんが、一度手続きが済めば、後は自動で振替されますので便利です。
学資保険に加入する
子供の教育費は年々多くなってしまいますので、将来の教育費を準備するためには、学資保険への加入がおすすめです。
学資保険とは、子供の進学に合わせて保険金を受けとることができる貯蓄型の保険です。
学資保険が満期になると、満期保険金が支払われる仕組みとなっています。
なお、商品によって異なりますが、進学のタイミングや大学在学中に祝金や学資金が受け取れる保険もあります。
キャンペーン金利を活用して貯金する
ボーナスの支給時期になると、銀行の定期預金の金利が高くなる傾向があります。
そのキャンペーン金利を利用し、金利が高くなったタイミングを見計らって、それまで貯めたお金を定期預金にしてしまいましょう。
節約や無駄の見直しなどで貯めたお金が多ければ多いほど利息も多くなりますので、ただ普通預金に置いておくよりも賢く貯金できます。
お金を貯めるために収入を増やす方法
主婦がお金を貯めるためにできる収入を増やす方法を紹介します。
クレジットカードやポイントカードを賢く利用する方法、副業を始める方法なら、主婦が子育てをしながらでも収入を得ることができます。
副業は少ない時間を利用できるものもありますので、ライフスタイルに合わせて選ぶようにしましょう。
クレジットカードでポイントを貯める
クレジットカードはショッピングの決済に使うだけというイメージがありますが、実は公共料金の支払いにも使える優れものです。
公共料金をクレジットカード決済にするメリットは、かなりの額のポイントを貯めることができることです。
公共料金は必ず支払わなければいけない出費であり、しかも結構まとまった額になります。
そこでできるだけ1枚のクレジットカードに集中して決済を行えば、付与されるポイントも大きくなります。
どのみち支払うお金なら、ポイントが貰えた方が断然お得ですから大いに活用しましょう。
副業を始める
2018年に一気に認知された「副業」ですが、主婦にとっても大きなメリットがあります。
子供がいることで時間に制約があったり、家から離れられない場合でも、在宅ワークの中から仕事を選べば、好きな時間に好きな仕事をしてお金を稼ぐことができます。
副業で報酬を得ることで、そのお金を貯金することができます。
副業の業種は子育て中の主婦向けの短時間でできるもの、スキマ時間にできるもの、能力やスキルがあればそれを生かせるものなどバラエティーに富んでいますので、長く続けるためにも自分が興味を持てる仕事を選ぶことが大切です。
ショッピングで賢くポイントを貯める
主婦なら誰でもお財布の中にポイントカードが入っていると思います。
このポイントカードを利用して、賢くポイントを貯める方法があります。
ポイントカードは通常、支払い金額によってポイントがもらえるシステムですが、カードをいくつも分散して使用してしまうとなかなかポイントが貯まりません。
そこでできるだけ同じカードを使えるショッピングモールなどで買い物をすると、大きなポイントが貯めやすくなります。
ポイントで得した分のお金を貯蓄に回せば、収入を増やすことができます。
ただし、ポイントを貯めるために無駄遣いをすると本末転倒ですので注意が必要です。
資金繰りの根本的な解決にはプロに相談する
収入を貯金に回す方法を紹介してきましたが、貯金をする余裕などなく、すでに家計のやりくりに行き詰まっている場合には、根本的な解決策が必要となります。
その場合は節約術などは役に立ちませんので、手遅れにならないうちにお金に関するプロに相談するようにしましょう。
貯金はもとよりお金の管理が苦手な人は、根本的解決のためにまず無料相談をしてみましょう。
法的な手続きが必要なことも、お金のプロなら適切なアドバイスを受けることができます。
ただし、自社の商品を進められることもありますので、冷静な判断をすることも必要です。
出費がかさむ時期でも工夫次第で貯金はできる
子育て中は住宅ローンや子供の教育費、祝い事などが重なりお金が貯まりにくい時期でもあります。
それでも家計の内訳を把握して節約や貯金をして、口座を使い分けたり、自動積立定期貯金を利用するなど工夫次第でお金を貯めることは可能です。家でできる副業もおすすめですので、自分に合った方法を見つけて頑張ってください。
もしも貯金に回す以前にやりくりが破綻しそうな場合は、無料相談できる窓口がありますので、できるだけ早くお金のプロに相談するようにしましょう。