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世帯年収600万の家庭の生活レベルとは?知っておきたい節約術

世帯年収600万円の特徴

手取りは約470万円

世帯年収とは、世帯全体の収入の税金などを引く前の数字をさします。
共働きであれば、二人の収入を合わせたものであり、一人だけが働いている場合はその人の収入を表します。
世帯年収が600万円の世帯の手取りは、約470万円だといわれています。

全国的に割合が高いのが、この世帯年収600万円の世帯です。
比較的国内の家庭では、一般的とされる世帯になります。
年齢が低い方が収入が低めになり、高くなればなるにつれて高くなり、60代以降になればまた下がっていくのが一般的です。

平均貯金額は1,061万円

世帯年収600万円の家庭の平均貯金額は、1,061万円といわれています。
一般的には、収入の10%~20%を貯金に回すと考える人が多いです。
ざっくり、年間100万円は貯金している人が平均的となります。
しかし、ライフステージによって、そのときによって経済状況が変わってきます。

例えば、子供が小さいうちはまだ教育費にお金が掛かりません。
大きくなればなるにつれて、教育費は上がっていきます。
若いうちは、収入が低くても教育費のことを考えると少し多めに貯金をすることも可能になります。
ライフステージに合わせた貯金をしていけばよいといえます。

家賃の目安は12万円

では、住まいに関する家賃の目安はどのくらいなのでしょうか。
世帯年収600万円の家庭の家賃の目安は、12万円ほどだといわれています。
これは、収入の20%~25%が家賃の目安となっているためです。
12万円だけかと思う人と、12万円もと思う人がいるのは、地域的なものもあるでしょう。

当然ながら、地方都市に比べて都心などの大都市では家賃の相場が違います。
給与に差があったとしても、都心などの大都市の家賃はかなり高くなります。
家賃を抑えるために郊外に住まいを借りて、通勤する人もいますが、交通費が出ない場合はどちらが得か考えて借りたほうがよいでしょう。

持ち家は3,900万円が目安

賃貸ではなく、長い目で見て住宅購入を考える場合もあります。
世帯年収600万円の世帯が、返済が可能だとされる収入の割合は、20%~25%程度だといわれています。
返済年数を35年として、ローンの金利が1.5%の場合毎月の返済額は12万円とすれば、あまり無理のない返済ができる計算になります。

この条件で計算をすると、3,900万円が購入可能総額の目安となります。
住宅購入をする場合は、頭金の準備が必要です。
頭金をはじめに多く払っておけば、毎月の返済額が少なくなります。
しかし、頭金を無理した場合、月々の生活費に影響が出てしまう場合もあります。

生活が厳しくなってしまうほど無理をするのであれば、後々大変になってしまいます。
そのときの状況をしっかりと判断して、無理のないローン返済を考えるべきでしょう。

共働きのメリット

節税になる

共働きで若いうちにお金を作っておこうという夫婦も増えています。
この共働きのメリットのひとつに、節税があります。
節税とは、税金を減らす「所得税控除」「税額控除」になります。

これは、一人の所得を少なくすることで、税金控除の前の所得を少なくします。
そして、最終的の納める税金を少なくすることです。
実際に納める税金を少なくする「税額控除」の方が節税という観点に近くなります。
共働きの場合は、収入が多い方から所得を減らす方が得になります。

おすすめの節税対策は、住宅ローン控除をダブルで受けたり、ふるさと納税をする、生命保険などに入る、確定搬出年金制度を利用する、医療費控除を受けるなどがあります。
これらで、所得控除+住民税控除や減少などができます。

収入源が2つになる

共働きの一番のメリットは、収入源が2つになることです。
夫だけが働く場合に比べて、妻が働く分収入が増えます。
妻がフルタイムで働く場合と、パートで働く場合では収入が違いますが、結果的に、どちらかが病気になっても安心だといえます。

専業主婦で生活ができていたのに、急に夫が働けなくなる場合もあります。
その場合、急な状況だと条件のよい仕事がみつかりにくかったり、働き慣れていないために、生活がうまくいかなくなるなど支障がでてしまうことにもなりかねません。
経済状態がどうであれ、共働きはメリットがあるといえます。

年金が増える

夫婦で共働きになると、収入だけでなく年金が増えるメリットがあります。
妻が働くことによって、厚生年金の被保険者になった場合、将来受け取ることができる老齢厚生年金の金額が増えることになります。
更に、万が一の場合、障害年金や遺族厚生年金も受け取れる対象になります。

共働きになることで、経済面にとっても嬉しいポイントがあり、年金などの保障面も充実することになります。
働くことができるうちに働いておけば、将来受け取ることができる年金が増えるので、早いうちに共働きにしておくとよいでしょう。

仕事への理解が深まる

専業主婦が長い女性の場合、夫が仕事が忙しいことなどを不満に感じる人がいます。
しかし、お互いに仕事をしていると、夫の仕事への理解が深まるようになります。
そして、お互いを思いやる気持ちを持てるようになるので、家事などの負担も分担することができたりします。

夫婦ともに協力して家庭を作っていく意識になるので、夫からの協力もあり妻が仕事への理解を示してくれるようになります。
夫が仕事が忙しくて構ってくれないというような、理解のない解釈をせずに、お互いに家計のために頑張るという目標に向かうことができるのです。

気分転換になる

専業主婦に憧れる女性は多いですが、実際家の中のことだけをやっていると、飽きてしまったり不満が多くなりやすくなります。
子育て中の女性であれば、育児と家事の繰り返しがしんどくなってくる場合もあります。
子供が小さいなどの理由でフルタイムなどでは働けなくても、パートなどで働けば気分転換にもなります。

お子さんがいる人なら、パートなどで働くことで育児の息抜きもできます。
働いているときは、家でのんびり過ごすことに憧れても、働いていた女性にとっては働きたいと感じることもあります。
状況が許されるのであって、働きたいと思う人は少しでも働いておくことで、経済も気分転換にもなるでしょう。

子どもにかかる費用

教育費は最低1,000万円

将来子供にかかる教育費などの費用は、どのくらいなのでしょうか。
子供にかかる大学までの教育費の最低額は、最低1,000万円といわれています。
これは、すべての学校が公立であったと想定した最低額となるので、私立に通った場合は、さらにかかります。

もし、すべて私立に通った場合は、2,500万円~3,000万円は覚悟しておかなければなりません。
世帯年収600万円の家庭で私立を考えているとなれば、経済的にはかなり負担になるでしょう。
学資保険などをうまく使うなど、将来に備えておく必要があります。

受験のための塾代

高校受験や、大学受験のために通う学習塾代も子育てに必要な経費となります。
平均的な6年間の学習塾代は240万円といわれています。
年間で40万円ほどかかる計算になります。
目指す学校によっては、個別指導が必要になったり、家庭教師を併用するとさらに費用がかさむことになります。

家計に掛かる経費の中で、教育費の割合いが高くなっている傾向があります。
平均的には、3割となっていますが年々増えており、4割り近い家庭が増えています。
子供がどのように育ち、どんな学校に進みたいかわかりませんが、ある程度の貯蓄をしておく必要があるでしょう。

学費を貯める方法

貯金したい総額を決める

高校まで公立に通わせて大学まで進学させる場合、300万円~500万円が相場の金額となっています。
もし、中学や高校を私立に通わせる場合は500万円以上必要となります。
学費を貯める為には、貯金したい総額を決めておくことが大事です。

平均的な貯金額の目安として400万円以上は、考えておくべきでしょう。
もしも、医療系の大学に進みたいとなった場合は、500万円以上掛かります。
予定よりも予算オーバーになる場合もあるので、最低でも中学卒業までに目標額に達するようにしておくとよいでしょう。

子供が小さいうちは、比較的お金が掛からずに済むのでなるべく早めの段階で貯金をスタートすれば、後々の負担が少なく済むでしょう。
子供の希望になるべく添えるように、余裕を持って貯金額を考えておくようにしましょう。

給料から天引きする

自分の管理で貯金ができるのであれば、簡単ですが性格的に管理が難しいタイプの人は、給料から天引きする形で貯金をすることをおすすめします。
会社で財形などの制度があるのであれば、積極的に利用するとよいでしょう。

給料から天引きをされれば、毎月手元にある金額も確定するので、つい使い込んでしまうといった心配がなくなります。
会社に財形制度があるかどうかを確認しておきましょう。
子供が生まれて18歳になるまで、月2万円ずつ貯めれば自然に目標額に近づくことができるでしょう。

学資保険に入る

学費を計画的に貯金するもうひとつの方法は、学資保険に入るという方法があります。
学資保険のメリットは、普通預金と比べて利回りがよい場合が多いことと、特約などを付ければケガや入院などの際に保険が利用できるといった点にあります。

学資保険に加入をしていれば、生命保険の控除対象になることもメリットといえるでしょう。
逆にデメリットは、固定金利となっているため、インフレに対するリスクがあります。
そして、契約年数が短い場合、元本割れになってしまう可能性もあります。

しかし、普通預金で貯められない人にとっては、学資保険に加入することで強制的に貯金ができることは大きなメリットになります。
保険というメリットを考えれば、学資保険への加入も考えておくとよいでしょう。

節約のこつ

まとめ買いをする

世帯年収600万円の家庭で、子供に掛かるお金を優先させるためには、日常生活の中でできる節約を積極的に取り入れていく必要があります。
毎日掛かる食費を少しでも節約するために、まとめ買いをするようにしましょう。

スーパーなどの安売りの際に、必ず必要となる生鮮食品であれば、まとめ買いをして冷凍保存をしておくとよいでしょう
ここで気をつけたいのは、一度まとめ買いをしているのに、スーパーの安売りだからといって、またまとめ買いをしないということです。

あるものから消費していくことで節約につながります。
在庫消化を一食でも多くできるようなレシピを覚えておくとよいでしょう。
野菜やお肉など冷凍保存方法をネットなどで調べて、鮮度よく日持ちするような方法で保存をすれば、料理にも影響がでにくいといえます。

通信費を抑える

今では生活に欠かせなくなっているスマホや、ケーブルテレビなどの通信費は意外と生活費の負担になっている場合があります。
さまざまなプランがあるので、最初はわからずに契約をしてしまい、後々新たなプランが出ても変更せずに使ってしまっている人も多いはずです。

インターネットを利用する際は、プロバイダーによってさまざまなプランがあります。
例えば、ケーブルテレビと同時に契約をすることで安くなったり、キャンペーンなどの情報も見逃せません。
自宅にWifiを設置すれば、スマホ代の節約にもなります。

そして、外出先ではなるべくWifiを利用するようにすれば、スマホの通信費の節約につながります。
パケット代を節約することで、スマホの通信費はかなり変わってきます。
そして、通信費の節約になる賢い方法は、1つの会社でまとめて契約をすることです。

家族でバラバラの携帯電話会社を使うよりも、全員同じ会社にすることで家族割引きなどが適用されます。
電話を使わずに、ラインやメッセンジャーなどのSNS機能を活用することも節約につながります。
色々な工夫をして、通信費の見直しをしてみましょう。

お金をかけないレジャーをする

子供達を連れて旅行に行ったり、レジャー施設に行くのもたまにはよいですが、毎回となればかなりコストが掛かってしまいます。
しかし、子供達を楽しませてあげることも親にとっては重要な役目です。
お金が掛かる場所へわざわざ出向かなくても、低コストで楽しむことができるレジャーもあります。

例えば、お弁当を作って近くにピクニックに出かければ、交通費や食費などを抑えて遊ぶことができます。
ピクニック先で遊べるボールや、フリスビーなどを持って出かければ子供達も思いっきり楽しむことができます。

そして、高い入園料を払わなくても遊ぶことができる施設はたくさんあります。
企業などにある博物館や、市などがやっている子供向けの施設などは、入場料が無料の場所があります。
動物園なども入園料が安く、子供達にも人気です。

お金をあまりかけずにレジャーを楽しむ方法をみつけて、アイデアを絞って子供達を楽しませてあげましょう。
お金の節約にもなり、子供達も満足できる休日を過ごせるので、一石二鳥です。

はかない靴をwebで売る

買ったけれど、全然履いていない靴は眠っていませんか。
自宅で保管をしているだけでは、一円の得にもならず、スペースだけを奪ってしまうだけになります。
眠っている不要な靴を在庫処分するために、webで売れば、お金に変えられ節約につながります。

有名なネットオークションや、さまざまな販売サイトがあります。
自分が使いやすく、人気の利用率が高いサイトであれば、ある程度の希望額に近い金額で買い手が付く可能性があります。
自分で、色々なサイトを調べてみましょう。

洋服をフリーマーケットで買う

洋服を買うために、フリーマーケットを利用することも節約につながります。
近隣で行われているフリーマーケットの会場に行けば、安くて気に入ったものをみつけることができるかもしれません。
特に子供服などは、あっという間にサイズが変わってしまうため、フリーマーケットを上手に利用することがおすすめです。

正規の値段で購入すると、子供服の出費はかさみやすくなります。
いくら自分達の洋服を我慢しても、子供服はサイズが変わるたびに必要になってしまいます。
なるべく出費を抑えるために、安くてよいものを探すようにしましょう。

ポイントを利用する

クレジットカードなどのポイントを上手に利用することも節約につながります。
楽天やTカードなど使うことで、ポイントを貯めて商品などと交換すれば、かなりお得です。
ポイントが倍になる日などを狙って、使えばさらにお得です。

公共料金などを、クレジットカードで支払うなどすれば、自然にポイントが貯まっていくので、上手にポイントを貯められます。
サービスの多い楽天カードは、利用するメリットがたくさんあるので、既に持っている人も一度ホームページでチェックしてみるとよいでしょう。

学費を上手に貯めよう

節約上手になって、学費を上手に貯めておくことが大切です。
子供が成長にするにつれて、必要な生活費も増えていきます。
なるべく早い段階から、貯蓄を蓄えて学費を上手に貯めるようにしましょう。
自分に合った貯蓄方法や、節約方法をみつけて負担のない貯蓄を心掛けましょう。