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【クオカードのおつりは現金でもらえる?】上手な使い方を大公開

Black leather wallet with credit and discount cards

クオカードでおつりはもらえるのか知りたい

クオカードをもらったけれども、どこで使えるのかわからない、使い方が知りたいという方は多いのではないでしょうか。
お祝いや記念品としても、贈ったり贈られたりすることが多くなってきたクオカードですが、その種類や使える場所について知られていない部分もあるようです。

買い物のあとに残った残高は、現金でおつりとしてもらえるのかどうか、もっとお得に活用する方法などについて、くわしく紹介しますので、ぜひ参考にしていただき活用してくださいね。

クオカードとは

ギフトや賞品として、意外にもらう機会の多いクオカードですが、どのようなカードなのかを詳しく見ていきましょう。

クオカードはプリペイド式の商品券

クオカードは、コンビニエンスストア・書店・ドラッグストア・ファミリーレストラン・ガソリンスタンドなど、全国約57,000店舗で使える共通商品券(プリペイドカード)です。
クオカードのステッカーが掲示されているお店であれば、どこでも商品やサービス代金の支払いに利用できるので、小銭のやり取りによる煩雑さから解放されます。

クオカードを発行するのは、「株式会社クオカード」で、1987年に設立された日本カードセンター株式会社が前身です。
セブンイレブンカードの全店舗展開で一躍成功を収め、その後プリペイドカード市場規模の拡大を背景に、どの加盟店でも相互に利用できる「クオカード」の発行を開始。

クオカード販売が増加するとともに、加盟店の集客力が向上し、それが更なる新規加盟店の拡大へと結びついていくという好循環に乗り、カード販売枚数も右肩上がりとなりました。
その結果、現在のクオカードの発行累計枚数は、約8億枚(平成29年12月時点)。
クオカードをもらって、少しお得な気分になったことがある方も、多いのではないでしょうか。

現金でお釣りを受け取ることはできない

クオカードはプリペイド式の商品券なので、お釣りを現金で受け取ることはできません。
しかし、一般的な紙の商品券とは異なり、商品購入後やサービス利用後の残額は引き継がれ、残額がゼロになるまで、何度でも使用することができます。

一般的な商品券は、お釣りを現金化できないうえに、一度使用した商品券は手元に残りません。
そのため、額面ギリギリに使い切らなくてはならなかったり、オーバーした分を現金で追加したりして、損をしないように気を使います。

ところが、クオカードではそのような心配はありません。
額面いっぱい、何度でも使うことができて、オーバーした場合は、現金を足して支払うことも可能。
少額の買い物でも、損をしないということがメリットです。

また、現在発行されているクオカードは、残額に有効期限は設けられていません。
急いで使う必要はないので、使いたいときにゆっくりと使用することができます。

クオカードは5種類ある

クオカードは、購入枚数や絵柄・額面の自由度などに応じて、5種類から選択できます。
キャンペーン賞品や販売促進のほか、季節のご挨拶、お祝い、記念品など、さまざまなシーンに合わせた活用方法が考えられます。

スタンダードカード

1枚から注文できるうえに、注文からお届けまでの日数も、他の種類のカードに比べて最短です。
花束や風景、動物などの多彩なデザインが用意されており、法人・個人を問わず気軽に購入できます。
また、のし・名入れサービスと併せれば、あらたまったシーンにも利用できます。

レディメイドカード

背景となるベースデザインと、500~10,000円の額面を選んで、名入りのセミオーダーカードが制作できるので、記念品や賞品など、さまざまな用途に利用できます。
ベースデザインは豊富で、表彰状の背景に文字を入れれば、ちょっとした大会の賞品や感謝状などにも活用できますね。

ほかにも、カード1枚につき50円が、東日本大震災被災地の子どもたちを、笑顔にするための活動に寄附される「Kids Smile QUOカードカード(専用カードケース付)」や、カード発行金額の一部が、国内外の緑化推進を行う「緑の募金」へ寄付される「おもいやり QUOカード」など、社会貢献ができるレディメイドカードも購入できます。

ハッピーメイドカード

5枚から作れるオリジナルのクオカードです。
お気に入りの写真やイラストを使ったり、あらかじめ用意されている画像から、好きなものを選んだりして、個性あふれる素敵なクオカードが作れます。

出産祝いのお返しに、お子さんの写真を入れて配ったり、七五三、卒業記念、結婚式のギフトなどのお祝い事や、お店のオープン記念など、写真入りで感謝の気持ちを伝えられます。

オリジナルカード

完全オーダーメイドで作れるクオカードです。
ベースデザインも文字も好きにデザインできるので、訴求力があり、特別なシーンで使うと効果抜群です。
例えばビジネスシーンであれば、契約の成立記念、販促キャンペーン、株主優待、会社の〇周年記念など、販促ツールや広告媒体として優れたインパクトがあります。

フリーバリューカード

フリーバリューカードは、額面を1~999円、または2,001~2,200円まで、自由に設定できるオリジナルカードです。
企画や目的に合わせて設定金額は自由自在。

例えば、日ごろご愛顧いただいているお客様への感謝を込めて、語呂合わせで「390(サンキュー)円」のカードを製作したり、新製品の型番にちなんだ額面にしたりなど。
ノベルティや記念品として最適です。

金額が選べる

プリペイドカードは5種類ありますが、いずれのカードも以下の通り、額面を選ぶことができます。

なお、1,000円以下のスタンダードカードを購入する際は、500円券で30円、1000円券で40円など、カードの製造にかかるコストの一部が、額面の金額のほかにかかります。
また、スタンダードカード以外のカードは、ベースデザイン・印刷カラー・字体などにより、別途制作費用がかかります。

【参照リンク:http://www.quocard.com/product/

クオカードを上手に使う方法

クオカードは、ただ買い物に使用するだけではもったいないです。
ここでは、損をせずにクオカードを上手に使う方法をお伝えします。

クオカードの使用シーンを考えてみる

クオカードはどこでも使えるわけではありませんが、コンビニエンスストア・書店・ドラッグストア・ファミリーレストラン・ガソリンスタンドなど、クオカードのステッカーが貼られているお店で使えます。
その数は、現在全国で57,000件以上。
街でよく利用するお店で、使用することができます。

使用可能な店舗は、セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなどの大手コンビニエンスストア、マツモトキヨシをはじめととするドラッグストアや、60を超える書店などで、クオカードを使えるだけでなく、多くの店舗では、カードそのものの販売もしています。

使い方は、レジで現金の代わりにカードを出すだけ。
ただし、公共料金、プリカ、切手、タバコ、チケット、その他、特定の商品等の支払いには使えません。

一度に使い切れないカードの使用方法

カードの額面を、一度に使い切れなかったとしても大丈夫。
クオカードでは、おつりを現金でもらうことはできませんが、残額のあるカードをお財布に入れておけば、残りの金額を次のお買い物の際に使用できます。

使い方の例

基本的な使い方としては、例えば額面500円のクオカードを、300円分使ったとしたら残りは200円です。
次に250円の買い物をしたら、200円はクオカード、残り50円は現金という使い方ができます。

2枚以上のカードがまとめて使える

一度に2枚以上のカードの利用も可能です。
一般的な紙の商品券と同様に、複数枚のカードをまとめて使うこともできるので、額面500円のカード2枚なら、1,000円分のお買い物に使用できます。

残高を把握しよう

いざクオカードを使おうと思ったときに、残高不足になっていると、足りない分は現金で支払ったり、追加のカードを使用しなくてはなりません。

計画的に使うためにも、前回の買い物のレシートに記載された残高を覚えておくか、レシートを保管しておくことをおススメします。

ポイントが貯められる

コンビニエンスストアやドラッグストア、書店などでのお買い物の際には、皆さんもポイントカードを提示して、賢くポイントをためていることと思います。

クオカードで支払いをした場合も、現金の時と同じようにポイントが貯まるので、忘れずにポイントも獲得しましょう。

クオカードは贈り物にも使える

クオカードは、書店やCD・DVDショップなどの音楽・映像・書籍専門店でも利用可能なので、音楽好きや本好きの方へのプレゼントとして贈るのにも最適です。
以前は、図書券や図書カードが入学・進学祝いによく用いられていましたが、最近ではクオカードを贈る方も多いようです。

また、スポーツをはじめとする各種大会の賞品、大会記録の記念品、ホールインワン記念などとしての利用や、ビジネスシーンでは初売り企画のノベルティ、年賀の挨拶などなど、もらう側にとってうれしい贈り物になること間違いなしです。

クオカード購入時のお得

クオカードを購入する際は、5,000円券で70円分、1万円券で180円分のボーナスがつくので、5,000円券で1.4%、10,000円券で1.8%分が余分にお買い物できます。
したがって、ドラッグストアで化粧品を月に5,000円分買う場合、全部をクオカード10,000円券で購入し続けると、年間1,080円もお得になるなど、高額な額面のカードで支払うほどお得になります。

金券ショップなどでは、額面より安い金額で、クオカードが販売されているケースもあるので、それを購入すれば、さらにお得にお買い物ができますね。

また、カード購入に消費税はかかりません。
なお、全国の販売窓口や、クオカードを使用できる店舗でも購入できるほか、ネット、FAX、コンビニでの注文なども可能です。

クオカードにはおつりは出ませんが、活用方法しだいでは便利

クオカードでの買い物では、おつりを現金で受け取ることはできません。
しかし、小銭を持ち歩くことなく買い物ができるうえ、残額が0になるまできっちり使い切ることができます。

買い物の際に、ほかのポイントカードと一緒に出してポイントがついたり、クオカード購入時にはボーナスがついたりと、さまざまなメリットもあるクオカード。
もらってうれしい、贈ってうれしいギフトとしても活用できそうです。