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クレジットカード利用の納付について理解する
国民健康保険料の納付は、キャッシュのみだと思っている方は多いはず。
実は、クレジットカードでも納付ができます。
もちろん、分割払いやリボ払いも可能、ポイントやマイルも貯まります。
ただ、気をつけなければならないことも。
メリット・デメリットなど詳しくみていきましょう。
保険料の支払いにクレジットカードが使える
クレジットカードでの納付方法や、使えるカードの種類について見ていきましょう。
Yahoo!公金支払いで納付
国民健康保険料は、ヤフー株式会社のサービスの一つである、「Yahoo! JAPAN公金支払い」から納付できます。
「Yahoo! JAPAN公金支払い」は、Yahoo JAPAN IDを持っていなくても、国民健康保険料の「納付番号」と「確認番号」(国民健康保険料各納付書に記載)の情報があれば、納付できます。
Tポイントで支払いたい方や、決済確認通知が欲しい方は、別途Yahoo JAPAN IDに登録する必要がありますので、ご注意ください。
大手カード会社のカードは全て利用可能
「Yahoo! JAPAN公金支払い」で利用できるクレジットカードは、VISA・JCB・MASTER CARD・アメリカンエクスプレス・ダイナースなど、大手カード会社から発行されているものであれば、ほとんどが利用可能です。
ただし、Tポイントが貯まるのは、Yahoo! JAPANカードのみとなっていますのでご注意ください。
クレジットカード払いのメリット
クレジットカード払いを選択することによって、どのような利点があるのでしょうか。
クレジットカードのポイントが貯まる
クレジットカードのポイントやマイルも貯まるので、保険料の支払いにはクレジットカード払いがオススメです。
ほとんどのカードが「Yahoo! JAPAN公金支払い」においてポイントが貯まります。
オススメはリクルートカード・REXカード・リーダーズカード・Yahoo! JAPANカード・楽天カードなどの、高還元率カードです。
また、国民健康保険料(1年前納・2年前納の場合)の引き落としは4月末日です。
ライフカードの場合、誕生日月はポイント3倍となるため、さらにお得にポイントが貯まります。
NTTドコモ発行のdカードや三井住友カード発行のANA VISAカードなど一部のクレジットカードは、ポイント付与の対象外となりますので、ご注意ください。
24時間対応で休日も支払いができる
インターネット環境があれば24時間、どこでも、スマートフォンさえあればお支払いができます。
時間がないときでも非常に便利です。
支払いの待ち時間を大幅にカットできます。
支払方法の選択ができる
一括払いはもちろんのこと、分割払いやリボ払いも可能です。
ただしボーナス払い・2回払いには対応していないのでご注意ください。
分割払いは、カード会社によっては別途申込等が必要な場合もあるので、事前に問い合わせておきましょう。
クレジットカード払いの注意点
クレジットカード払いにはデメリットもあります。
注意深く見ていきましょう。
納付できる市区町村が限られている
国民健康保険料のクレジットカード払いは、全ての市区町村で可能というわけではありません。
お住まいの市区町村がクレジットカード払いに対応しているか、を調べる必要があります。
詳しくは各市町村の窓口やホームページでご確認ください。
納付期限内のみ支払いができる
国民健康保険料各納付書に記載されている納付期限内のみ、クレジットカード払いができます。
期限を過ぎている場合は支払い手続きができません。
決済手数料が発生する
決済手数料が発生し、5,000円増えるごとに手数料が加算されていく自治体や、10,000円までは決済手数料が無料の自治体など、各市区町村によって金額は変わってきます。
詳しい決済手数料に関しては、各市区町村の窓口やホームページでご確認ください。
決済手数料が発生するのはデメリットですが、貯まっているTポイントなどで決済手数料を払って、同時にマイル等を貯めるといった使い方ができるので、十分お得になるでしょう。
納付の領収書が発行されない
クレジットカード払いの場合、領収書は発行されません。
どうしても領収書が必要な場合は、金融機関の窓口やコンビニエンスストアでのお支払いに限ります。
支払い完了の確認は「Yahoo!JAPAN公金支払い」の履歴で見ることも可能。
領収書は発行できないので、場合によっては、履歴の画面の印刷によって対応します。
クレジットカード利用のその他の支払い方
他にも、クレジットカードを使って国民健康保険料を支払う方法はあります。
自分に合った使い方を選択しましょう。
クレジットから引き落としの手続きをする
国民健康保険料をクレジットカードからの引き落としにする場合は、申請する必要があります。
納付書が手元にあってもクレジットカードですぐ払えるわけではないので、注意してください。
また、申請に関しても
- クレジットカードの名義人が申請書類に記入捺印する
- 名義人が配偶者以外(主に家族カード)は国民健康保険事務所からの同意を得なければならない
- 国民健康保険事務所による審査がある
という一連のプロセスを経るため、申請に多少の時間がかかります。
また申請しても、審査に落ちる可能性もあります。
審査に落ちると、もちろんクレジットカードは使えません。
手続きが割と煩雑で、時間もかかることも頭に入れておきましょう。
クレジットでnanacoにチャージする
クレジットカードでnanacoにチャージして、nanacoで国民健康保険料を納付することも可能です。
クレジットカードからの引き落とし申請をすることなく、間接的にクレジットカード納付することができます。
nanacoカードでの支払いはセブンイレブンなどがあれば、基本的に全ての自治体の国民健康保険料の支払いが可能です。
チャージをするという手間はかかりますが、手数料も無料です。
ポイントやマイルも貯まるので、nanacoを使っている方にはオススメの方法です。
しかし、ポイント等が貯まらないクレジットカードもあります。
VISAブランド、楽天カードのマスターカードブランド、REXカードなどはポイントがつきません。
ポイントが付与されるのか、前もってチェックしておきましょう。
国民健康保険料のお得な支払手段を理解する
国民健康保険料のクレジットカード決済は、いくつか注意が必要ですが、スマートフォンさえあればどこでも払えます。
また、決済手数料もポイント付与で十分カバーできます。
高還元率のカードであれば、ポイントもお得に貯まります。
国民健康保険料のクレジットカード決済を正しく理解して、是非検討してください。