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自分の年収にふさわしい家
年収に応じた家を買うのが大切なのは分かっているけど、具体的な基準が分からない人は少なくはありません。
家を購入するときに気をつけたいポイントを押さえておきましょう。
多くの状況を想定した家選びのポイントを紹介しているので、自分に相応しい家が見つけやすくなるでしょう。
他には、家を買う際に注意すべきことも解説しているので、スムーズに家を購入するための参考にしてください。
家を買う際に考えるべき金額
一括払いで家を購入する人以外はローンを利用することになりますが、ローンの種類やローンを組む際に注意することを解説していきます。
最初に払う頭金
車のローンと同じように、家を買うときのローンにも頭金が必要です。
そもそも頭金は何のためにあるのでしょうか?ローンを組むとはお金を借りることですが、現金で頭金を払うことによって、借入額が少なくなります。
その結果、毎月の返済額も少なくなります。
多くを占める住宅ローン
家の購入のためのローンは、住宅ローンが一般的です。
銀行を始めとする、さまざまな金融機関が運営しているケースが多いです。
ローン会社は利用者のお金を立て替えるのが仕事ですが、利用者は無制限に借り入れることはできません。
収入状況などで限度額が決定されます。
生活資金と予備費
収入状況などで借り入れの限度額は決まりますが、それでも限度額の上限まで借りることは、おすすめできません。
理由としては、突発的な怪我や、病気の心配があるからです。
生活予備費の確保は当然のことですが、急な怪我や病気のことも考慮して、その分のお金も残しておくことが大切です。
年収別に考える
借入限度額は収入で決定されますが、収入ごとのシミュレーションをしてみましょう。
収入ごとにシミュレーションすることによって、ローンの計画が立てやすくなります。
年収300万円の場合
300万円台の年収で、マイホームを持つことは無理ではありません。
実際に5人に1人程度はマイホームを持っています。
もちろん住宅ローンを利用してのケースです。
返済期間によって返済額は変わってきますが、極度に生活を脅かすような返済額であってはいけません。
300万円台の年収であれば、月々の支払額は7.5万円が限界です。
できればもっと返済額は少ないほうがよいですが、返済額の限度の目安です。
それを超えたら、生活が逼迫する恐れがあります。
年収500万円の場合
年収が500万円台の場合は、固定金利であれば3,000万円ぐらい借り入れが可能です。
変動金利であれば、5,000万円ぐらいの借り入れが可能。
金利は金融情勢に伴い変化しますが、金融情勢の先行きが不安な方は、固定金利を選択した方がよいでしょう。
3,000万円ぐらいの借り入れが可能であれば、新築の家でも購入しやすいです。
まだ若い人は新築の家を購入しても、十分にローンを返済することはできるでしょう。
年収1,000万円の場合
年収が1,000万円の人の推定手取りは700万円~800万円ぐらいですが、普通に生活する人であれば十分な収入といえるでしょう。
住宅ローンも7,000万円~9,000万円程度は借り入れ可能なので、生活費を下げる必要はないです。
しかし贅沢三昧の生活はやめましょう。
家の他にローンがあったり、子供の学資が高い場合は、生活レベルをある程度は落とす必要があります。
手取り700万円~800万円は平均から見たら高めですが、油断をしていたら手元にお金が残らない可能性はあります。
そうならないためには年収の高さに胡座をかかず、常に収入と支出のバランスに気を付けることが大切です。
年収3000万円の場合
年収が3,000万円台であれば、富裕層に属するでしょう。
しかし所得税を始めとする税金も高いです。
節税対策をしていない場合は、手取りは1,800万円ぐらいになる計算です。
それでも手取りでこれだけあれば、住宅ローンを組む必要はありません。
一括で家を購入できる年収なので、一括で払ったほうがよいでしょう。
一括で払うことができたら、気分的にかなり楽になるはずです。
家の価格を決める際の注意ポイント
300万円台の年収の人でも家を購入することはできますが、あくまでもローンを組んでの話です。
生きていれは常に生活費はかかるので、ローンの返済以外のお金のことも考える必要があります。
無理なく家を購入するポイントを解説していきます。
貯金の全てを使わない
家を購入するときは、頭金を払うケースが大半でしょう。
貯金から払うケースが多いと思いますが、すべての貯金を使ってはいけません。
思いもよらぬ出費は、誰にでもあります。
急な出費を想定して、最低限のお金は手元に置いておくことが大切です。
できれば最悪の事態のことも想定しておきましょう。
急な出費に困ったら、最悪の場合はキャッシングしなくてはいけません。
住宅ローンの返済とキャッシングの返済が重なったら、生活を脅かす可能性は高いです。
頭金を少しでも多く入れたい気持ちをグッと抑え、貯金は全て使わないようにしましょう。
ローンはしっかりシミュレーションする
確実な未来というのは誰にも分かりません。
それでも予想できることはあります。
子供の入学式・車の車検費用・親が亡くなったときの葬式費用など。
先々の出費も考慮して、返済計画を立てなければいけません。
計画を立てるときは電卓を片手に、シミュレーションしましょう。
その際は、予想できる出費を少し多めに計算するのがポイント。
そうすることによって、無理のない計画を立てることができます。
自分の年収にみあった家を探そう
自分の年収に合った家が分からない人は、ポイントを踏まえて探すことで見つけやすくなります。
この記事では状況別・条件別での家の探し方を紹介してきましたが、重要点を明確にすることで失敗しない家選びが可能になってきます。
持ち家を買うことは、一生の買い物になります。
そんな買い物を、一時的な感情で決定してはいけません。
これから家を買う予定がある人は、あらゆる角度から検討し、想像を巡らせてみましょう。
あらゆるケースを考えて家を購入すれば、家選びで大きな間違いをすることはないでしょう。