docomo、au、Softbankから格安プランが開始されました。
従来の料金プランと比べて割安なのが最大の特徴です。
3社とも毎月20GBまでのデータ利用料込みで3,000円以下となっていますが、細かいサービス内容に違いがあります。
ですが、どのプランにも大きく共通していることあります。
・オンライン限定の申し込み
・キャリアメールが使えない
・メインブランドと同品質のネットワークが利用できる
・留守番電話サービスが使えない
この4点です。
本記事では、各社のプランや違いなどについて解説しますので、乗り換えを考えている、サービスが気になっている方の参考になれば幸いです。
コンテンツ
docomoの「ahamo」
ahamoの特徴
ahamoはdocomoが展開し、3月26日からサービス開始されました。
月額2,980円(税込)でデータ量20GBプランとなっています。
ahamoは、他2つのプランと違い、2,980円(税込)の中に国内電話宛ての最初の5分間が無料になる、通話料割引が含まれています。
(他2つのプランは追加で月額550円のオプション)
20GBのデータ超過後も最大1Mbpsで通信することができます。
データ容量を追加することもでき、1GBあたり550円(税込)です。
更に、ネットワークもdocomoと同じ4G/5Gエリアを利用するため繋がりにくいなど少ないでしょう。
ahamoは家族割引の提供はされません。
ですが、家族が契約しているdocomoのファミリー割引の人数カウントの対象に含まれます。
また82の国や地域で※国際ローミングも利用可能となっています。
※国際ローミングとは:普段使っているスマートフォンをそのまま海外でも使えるというものです。
注意点
料金的にお得なahamoですが、注意点もあります。
申し込みや契約手続きなど、全てオンライン上のみとなることです。
よくショップに行ってプランの見直しや、操作を教えてもらっていたという人は注意が必要です。
特にスマホが故障してしまいネットが使えなくなってしまった場合、パソコンが無い人だと修理の依頼が大変になってしまいます。
また、キャリアメール(docomo.ne.jp)も使用できなくなります。
普段キャリアメールしか使っていない場合は、新しくフリーのアドレス(gmail、yahooなど)を取得し、契約しているコンテンツのアドレスを変更する必要もあります。
SPモード決済サービスの利用もできなくなります。
コンテンツ代金を毎月の携帯料金と合わせて決済できるサービスのことです。
現在SPモード決済を利用している人は、契約する前にクレジットカード払いに変更するなど、他の決済に変更する必要があります。
- 世界82カ国での国際ローミングが追加料金なしで利用可能
- ドコモと同品質の4G/5Gネットワーク・エリア
- 1回5分までの通話し放題が基本料金に含まれる
- docomoからの移行はMNPではなくプラン変更扱い(手数料無料
- 申し込み、サポートはWebサイト・専用アプリで対応
- インターネットコンテンツに慣れており、ショップはほとんど利用しない
- ドコモ回線でコストパフォーマンスの良いプランを使いたい
- 5GB、10GBでは不足するが大容量のデータ量は必要ない
- 海外での利用が多く、手続き不要で安く済ませたい
auの「povo」
povoの特徴
povoはauが展開し、3月23日からサービス開始となりました。
最大の特徴として、必要に応じてオプション(名称はトッピング)を追加することができます。
専用のアプリをダウンロードし、追加したいトッピングを選択するだけという簡単な操作で完了することができます。
トッピングにはpontaポイントを使うこともできるので、au PAYの利用で溜まったポイントを使って購入することもできます。
月額2,728円(税込)でデータ量20GBプランとなっています。
povoは、ahamoと違い、2,728円(税込)の中に5分間通話無料が含まれていません。
基本LINEなどの無料アプリで通話をしていて、電話はあまり利用しないという人であれば、費用を安く抑えることができます。
20GBのデータ超過後も最大1Mbpsで通信することができます。
データ容量を追加することもでき、1GBあたり550円(税込)で、24時間データ使い放題というオプションを220円(税込)で追加することができます。
更に、ネットワークもdocomoと同じ4G/5Gエリアを利用するため繋がりにくいなど少ないでしょう。
(5G回線は2021年夏提供予定)
注意点
料金的にお得なahamoですが、注意点もあります。
申し込みや契約手続きなど、全てオンライン上のみとなることです。
よくショップに行ってプランの見直しや、操作を教えてもらっていたという人は注意が必要です。
特にスマホが故障してしまいネットが使えなくなってしまった場合、パソコンが無い人だと修理の依頼が大変になってしまいます。
また、キャリアメール(ezweb.ne.jpまたはau.com)も使用できなくなります。
普段キャリアメールしか使っていない場合は、新しくフリーのアドレス(gmail、yahooなど)を取得し、契約しているコンテンツのアドレスを変更する必要もあります。
povoはキャリア決済を引き続き利用することはできますが、契約期間の引継ぎをできないため、長期優待ポイントなど契約期間がリセットされてしまいます。
- auと同品質の4G/5Gネットワーク・エリア(5G回線は2021年夏提供予定)
- キャリア決済を利用することができる
- 自分の使い方にあわせて、トッピングを追加できる
- 申し込み、サポートはWebサイト・専用アプリで対応
- キャリア決済はそのまま使用したい
- インターネットコンテンツに慣れており、ショップはほとんど利用しない
- 電話は使うことが少ない
- 5GB、10GBでは不足するが大容量のデータ量は必要ない
- 月々によってデータ使用料が変わり、使用状況に合わせて変更したい
Softbankの「LINEMO」
LINEMOの特徴
LINEMOはSoftbankが展開し、3月17日にサービス開始されました。
最大の特徴は月のデータ容量20GBに加えて、LINEでの通信がカウントフリーになることです。
カウントフリーの対象となるものは以下の3点です。
LINEトーク
LINE通話
LINEビデオ通話
LINEでの連絡がほとんどの方は、これだけでもかなりの通信料が節約できます。
20GBでは足りないと思っていた方も、LINE使い放題込みなら十分ではないでしょうか?
通信料を安くしたいと考えており、サブブランドへの乗り換えは電波状況が不安だったという人も、LINEMOもであればSoftbankの回線なので、繋がりにくいということはないでしょう。
20GBのデータ超過後も最大1Mbpsで通信することができます。
データ容量を追加することもでき、1GBあたり550円(税込)です。
LINEMOはpovoと同じく、基本料金2,728円(税込)の中に5分間通話無料が含まれていません。
オプションで付ける場合には、5分以内かけ放題が月額550円(税込)、無制限かけ放題が月額1,650円(税込)がかかります。
終了日は未定ですが、現在LINEMOにお申し込みをして通話プランもお申し込みした方は、1年の間月に550円(税込)が割引されるキャンペーンも行っています。
注意点
料金的にお得なLINEMOですが、注意点もあります。
他のプランと同じく申し込みや契約手続きなど、全てオンライン上のみとなることです。
よくショップに行ってプランの見直しや、操作を教えてもらっていたという人は注意が必要です。
特にスマホが故障してしまいネットが使えなくなってしまった場合、パソコンが無い人だと修理の依頼が大変になってしまいます。
また、キャリアメール「@softbank.ne.jp」「@i.softbank.jp」も使用できなくなります。
普段キャリアメールしか使っていない場合は、新しくフリーのアドレス(gmail、yahooなど)を取得し、契約しているコンテンツのアドレスを変更する必要もあります。
LINEMOはキャリア決済を利用することができません。
いずれはサービス提供予定ではありますが、時期が未定となっています。
キャリア決済を利用してサービスの登録をしていたものなど、登録が解除されてしまうので、注意が必要です。
Softbankグループである、PayPayの各種キャンペーンでは、ソフトバンクとY!mobileのユーザーは還元率がアップするが、LINEMOのユーザーは対象外です。
PayPayモールで実施している、毎週日曜日にソフトバンク・Y!mobileユーザーの還元率を10%アップする特典も、LINEMOは対象外となってしまいます。
- Softbankと同品質の4G/5Gネットワーク・エリア
- LINEでのトーク、通話、ビデオ通話がカウントフリー
- 1年間、通話プラン月550円(税込)割引キャンペーン中
- 申し込み、サポートはWebサイト・専用アプリで対応
- LINEでのやり取りが多い
- 電話は使うことが少ない
- LINEだけじゃなくて、月々のデータ使用料が多い
- インターネットコンテンツに慣れており、ショップはほとんど利用しない
各社の特徴
各社の共通点
違いや特徴をまとめてきましたが、各社に共通していることをあらためて解説いたします。
留守番電話
留守番電話サービスを利用することができません。
そのため、不在着信時にメッセージを残してもらうためには伝言メモ機能を利用することになります。
ですが、圏外だったり電源を切っていたりした際はメッセージを残してもらうことができませんし、iPhoneのように端末上に伝言を残してもらう機能を備えていない機種もあるため注意が必要です。
キャリアメール
3社とも以前に利用していたキャリアメールを利用することができなくなります。
そのため、GoogleやYahooなどのフリーアドレスを取得することが必須です。
お申し込み時のメール登録をキャリアメールにしてしまうと、お申し込みの確認情報などが全て届かなくなってしまい、端末が使えなくなってしまいますので注意が必要です。
手続き・サポートはオンライン
基本的な手続きやサポートはすべてオンラインがメインとなります。
今まで店舗にいってプランの見直しや、修理をお願いしていたという人は注意してください。
また、店舗だけでなく電話でのサポートもできなくなってしまいます。
まとめ
docomoの「ahamo」、auの「povo」、Softbankの「LINEMO」について解説してきました。
留守電、キャリアメール、店舗・電話でのサポートが利用できないなどのデメリットはありますが、
今までのプランに比べて料金体系がわかりやすく、料金も安くなるというメリットも大きいです!
少しでも安くしたい、今までのプランだと余計なオプションが付いていて邪魔などというお考えの人は、
本記事を見て見直しをしてみてくだいね♪