おはようございます。
川畑です。
投資信託はどこで購入する?
前回の3つの理由で解説「投資信託の積立がオススメなワケ!」の記事では、
投資信託の3つの良い点を紹介しました。
Q・では投資信託は、どこで購入するといいのでしょうか?
A・証券会社で購入するのが基本です。
銀行や郵便局でも投資信託を購入することができますが、
手数料の事を考えると証券会社、特にネット上の証券会社が格安です。
また、こちらの記事、投資信託で使うネット証券を比較してみた『各社の違いを解説します』
で、証券会社の違いについて解説してくれていますので、合わせてお読みくださいね♪
もしも証券会社が倒産してしまったら?
でも、万が一証券会社が倒産してしまったら
投資信託はどうなってしまうのでしょうか?
まず、投資信託の仕組みを理解しましょう。
投資信託は「投資信託運用会社」で作られ、
証券会社などの「販売会社」を通じて販売されます。
その集めたお金を「信託銀行」が保管管理しています。
「販売会社」は、投資家と投資信託をつなぐ「窓口」の役割です。
直接運用会社から買付することはできません。
「投資信託運用会社」は、投資信託を設計する会社です。
設計だけでなく、その後の運用も経済・金融情勢など、さまざまなデータを収集・分析し
専門家がノウハウを駆使しながら、どの資産にどうやって投資するのかを考えます。
投資信託の取説とも言える目論見書には「委託会社」と書かれています。
ところが、実際に株式や債券などの売買や管理するのは、信託銀行です。
目論見書では「受託会社」と書かれています。
簡単にまとめると
ちょっと分かりにくいのですが、
投資信託を販売するところ(販売会社)
投資信託を運用するところ(運用会社)
投資信託のお金を管理するところ(信託銀行)
それぞれ専門の機関が行うのです。
万が一販売会社である証券会社が破綻した場合
投資家から預かったお金は信託銀行に移されていますので、
販売会社がお金を持つことはありません。
なので、証券会社の破綻の影響は受けません。
持っている投資信託は別の販売会社に移し、売買を続けることもできるのです。
運用会社の場合
次に、運用会社が破綻した場合です。
運用会社は運用の指示を行うだけの会社です。
実際にお金を持つことはありませんので、破綻の影響は受けません。
ただし、持っている投資信託は、別の運用会社に引き継がれるか、
繰上償還されることになります。
繰上げ償還とは、あらかじめ決まっていた
運用期間が終わる前に投資信託の運用が終わってしまうことです。
繰上げ償還になってしまうと、その時の時価で現金化されてしまうので、
もしかしたら、投資した時よりもお金が減って現金化されてしまうこともあります。
信託銀行の場合
最後に、信託銀行が破綻した場合です。
投資家からのお金を実際に預かっているのは
信託銀行ですから、心配ですよね。
でも、安心して欲しいのは、投資家から預かったお金は
信託銀行自身が保有している財産とわけて管理することが
法律によって義務付けられています。
なので、信託銀行が破綻しても
あなたの投資信託を差し押さえられることはありません。
信託銀行が破綻した場合は、他の信託銀行にお金を移すことができれば、
そのまま投資信託を保有することができます。
ただし、場合によっては、破綻した時の時価で解約されることもあります。
ここまで破綻してしまった場合のことを話してきましたが、
投資家の財産もまもられる仕組みになっているんです!
だから投資信託って実は安全なんです!
ただし、まもられていると言っても、破綻してしまった場合の話しであり、
運用の結果の損失のことではないので、ご注意くださいね!
より詳しくは日本投資者保護基金で解説されていますので、合わせてご覧ください♪
日本投資者保護基金はこちら
ここまでお読みいただきありがとうございます。