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やりくり上手になれば家族の幸せが増える
「毎月あと一歩で赤字」「どうしてこんなにお金が減っていくんだろう…?」家計のことで頭を抱えている専業主婦の方は多いのではないでしょうか。
家計の悩みがあるのは、家計についてしっかりと分析や把握ができていない証拠です。
今回は、家計の把握のしかたや見直すポイント、項目別の節約方法などを紹介しています。
やりくり上手になるための方法を実践し、家族の幸せを増やしていきましょう。
専業主婦がやりくり上手になるためにやるべきこと
家計をやりくりするための最初の一歩は、家計の状況を把握すること。
まずは、家計簿アプリなどをうまく活用したり、固定費を見直してみるなどしてみましょう。
自分の家計状況を確認する
家計のやりくりを考える上でいちばん最初にしなければいけないことは、自分の家計状況の確認です。うまく家計をやりくりできていない人のほとんどが、自分の家計状況やお財布状況を把握できていません。
自分の家計状況を把握できたとしても、お金の使いかたが健全かどうかを判断するのは難しいですよね。
そこで、一般的な家庭と自分の家計の違いを確認して、改善すべき点を明確にすることがおすすめです。
例えば、新婚夫婦の平均生活費は約22万円と言われています。
以下は、首都圏の家賃や水道光熱費などの基本的な出費の平均額です。
これに夫婦のおこづかいや交際費、被服費を入れて首都圏の生活費平均は約24万、家賃が安い地方を入れて全国平均が22万円となる計算です。
項目 | 首都圏平均 |
家賃 | 8.7万円 |
水道・光熱・通信費 | 2.2万円 |
保険 | 2.1万円 |
食費 | 4.2万円 |
それぞれの家計の月収や、夫婦共働きか、妻が専業主婦か、子供がいるかどうかでも多少内訳は変わってきます。
自分の家計と近い経済状況、家族構成の一般的な家計の生活費を探し、比較検討してみましょう。
自分の家計の特徴や、改善すべき点が見えてきますよ。
家計簿アプリを活用する
近年は便利な家計簿アプリがたくさん存在しています。
家計簿ノートをつけていても、面倒で途中から書かなくなってしまうという方も多いのではないでしょうか。
その点、家計簿アプリで記録を取れば、面倒なことが全部手軽に行えるようになっています。
例えば、銀行口座やクレジットカードとアプリを紐づけすることで、引き落とし分やカードの利用履歴を家計簿に反映することができるものや、レシートをスキャンすることで、アプリへの手入力を省略できる機能が備わったものもあります。
毎月の利用額を項目ごとにグラフ化してくれたり、消費額も自動で計算してくれるため、家計の「見える化」が簡単にでき、紙の家計簿よりも効率的に家計を管理することが可能です。
固定費を見直す
節約のテクニックで大切なことの一つとして、毎月払っている固定費をなるべく抑えることが挙げられます。
例えば、携帯電話の料金を1万円以上払っているのであれば、格安simに変えみてはいかがでしょうか。
同じスマホであっても、料金を3,000円前後に抑えることができます。
格安simであっても大手通信会社の回線を使っているので、スマホの通信速度は変わりません。
また、保険についても、おすすめされたまま月何万円もするようなものに入っているのであれば、見直しをした方が良いでしょう。
見直しをする際の判断軸がわからない場合には、保険会社の営業マンではなく、中立な立場でアドバイスをしてくれるファイナンシャルプランナーに相談し、本当に必要な保険だけに見直しましょう。
このほか、車を所有している場合には、ガソリン代や税金、車検代などの出費も多く、維持費がかかります。
車についても、自分たちの生活に本当に必要なものなのか考えて、もし毎日使用しないのであればカーシェアリングを使った生活に変えるのも一つの手です。
食費を節約するためのポイント
食費は固定費と異なり、努力次第でいくらでも節約することができる出費です。
食費を抑える方法をいくつか紹介しますので、自分に合った方法を選んで実践してみましょう。
クーポンやポイントの利用で外食費を抑える
食費がかさんでいる家計の場合、外食費がその原因であることが多いです。
外食をする際には、お店の予約サイトやアプリのクーポンを駆使すれば、通常よりお得に外食をすることができます。その他にも、お店が独自にやっているLINEやtwitterなどのSNSには、キャンペーン情報が出たりクーポンが発行されることがあります。
また、行きたいお店がランチ営業をしている場合、平日のランチのタイミングを狙ってみましょう。
通常ランチタイムの方が安く食事ができるため、ランチを狙って外食に行くようにすればさらにお得に食事をすることできますよ。
食費を抑えるために、無理に外食を我慢する必要はありません。工夫して少しでもお得に外食できるよう心掛けてみてください。
1週間分の食料品を買いだめする
食料品は何度もスーパーに買いに行くのではなく、1週間分まとめて買うほうが節約につながります。
毎日、その日の献立を考えてからスーパーに買い物に行くよりも、スーパーの特売日に食料品を1週間分買いだめて、買ったものでどう献立を組み立てるか、という考え方に変えると結果として食費が抑えられるようになります。
献立は安売りの商品を見てから考え、自宅にあるものだけで料理を行う習慣を身につけると、節約もできてスーパーに買い物に行く手間も減らせておすすめです。
キッチンや冷蔵庫の整理整頓を行う
食材を無駄に買ってしまうことが多く、うまく消費ができない場合には、キッチンや冷蔵庫の整理整頓を行いましょう。
キッチン周りにものが多く、整理されていない場合には、今ある食材を把握できないことが多いです。
何があるかを常に把握するようにすれば、買い忘れや同じものを買ってしまうという食費の無駄になることや失敗を防ぐことができます。
また、キッチンの道具を使いやすい場所に配置したり、冷蔵庫の中身を掃除して、いつも整理整頓ができている状態を心がけることも重要です。
節約に適した食材を購入する
節約に適した食材を選んで購入することも、食費の節約法のひとつです。節約のためのまとめ買いに適している食材の代表は、常温で2か月保存できるじゃがいも、にんじん、玉ねぎなどです。
これらの食材は安いときに買い込んでおき活用しましょう。
また、冷凍保存が可能な食材もおすすめです。
うどん、肉なども安いときに購入しておき、冷凍保存をしておきたい食材です。
一袋数十円ととにかく安く、かさましにも使えて様々なアレンジができるもやしもおすすめです。
光熱費を節約するためのアイデア
光熱費もアイディア次第で節約をすることができます。
光熱費は生活をする上で必要な経費。
必ず毎月かかってしまうものだからこそ、知識をつけてできるだけ節約していきたいですね。
待機電力の大きいものだけコンセントを抜く
電化製品には待機電力というものがあり、それ自体を使っていない時でも電気代がかかっています。トースターや炊飯器、ケトルなどは使用しない時は電源プラグを抜いたり、電源タップをオフにしておきましょう。
テレビやレコーダーは待機電力がほぼゼロと言われているものですが、省エネモードにしておくだけでさらに待機電力を抑えることができますよ。
また、エアコンやパソコン、ゲーム機は待機電力が大きいので、使わない時はコンセントごと抜いておくと節電効果が高いと言われています。
家族にも声をかけて、電化製品の節電に協力してもらいましょう。
掃除機のフィルターをこまめに掃除する
掃除機のフィルターは、こまめに掃除をすることで節電に繋げることができます。
ゴミでいっぱいの状態だと掃除機の吸引力が落ちてしまい、部屋を掃除するのに要する時間が増え、その結果、余計な電力がかかってしまいます。
それが日常的に繰り返されると、電気代がかさんでしまいますよね。
また掃除機をかける時間を減らすためには、掃除機の電源を入れる前に、部屋の中を整理してものを片付けておくと良いでしょう。
掃除機を使う時間を短くすることが大切です。
入浴時のシャワーに気をつける
お風呂に入るとき、シャワーの電気代を意識しない人も多いかもしれませんが、実はシャワーを1分間出し続けるとガス代が約6円かかっている計算になります。
入浴する場合は、シャワーを出しっぱなしにして使うのではなく、シャワーの時間を減らすように心がけてください。
湯船のお湯が綺麗な状態であれば、湯船のお湯を使って体を流してしまっても良いでしょう。
シャワーヘッドを節水タイプに変えるのもおすすめです。
なるべく家族が1つの部屋で過ごすようにする
家の中では、家族がなるべく集まって過ごすことも節約につながります。
家の中でたくさんの部屋を使ってしまうと、それぞれの部屋で電気代や冷房費、暖房費がかかります。
家族がバラバラで別の部屋で過ごすと、電気代が高くかかってしまうのです。
リビングなどの広い部屋に集まって、家族が同じ空間で過ごす様に心がけてみてください。
冷房代や暖房代も一部屋分で済むのでより経済的です。
保険で上手に家計をやりくりする方法
人生で1番高い買い物といえば「家」ですが、2番目に高い買い物は「保険」と言われていることはご存知でしょうか。
月々の保険料は数千円から数万円だったとしても、それを何十年と払い続けると非常に大きな額になります。
「保険はよくわからないから…」と、保険会社の営業マンにおすすめされるままに加入し、必要以上に高い保険料を払い続けている人はとても多いです。
保険を見直すことで、家計の出費が月に数千円単位で減り、さらに長期的な目線でみると数百万円以上の節約につながることもあります。
保険の専門家に相談する
保険の見直しをしようにもよくわからないという時は、保険の専門家に相談をしましょう。
保険代理店や自治体の窓口、ファイナンシャルプランナーなど、無料で保険の節約相談を行っている専門家を頼ることで、自分の家庭ではどのような保険が必要なのかを理解することができます。
保険は、家族構成や収入、子供の学校は私立希望なのか、など様々な状況で保障を変える必要があるもの。
中立な立場でアドバイスをしてくれる専門家に相談することによって、客観的に自分たちに必要な保険について捉えることができるようになります。
必要以上の保障がついている場合には、適切な保険に入りなおすことで、月々の保険料を下げることが可能です。
民間の保険ではなく共済保険を選ぶ
もし保険料を節約したいのであれば、都民共済(県民共済)やJA共済などを検討することもおすすめです。
共済の保険料は、民間の大手保険会社などに比べると月に2,000~4,000円ほど低く設定されているものもあります。
また、保障内容も死亡保障だけではなく医療部分も網羅しているものもあります。
いざというときには、共済の保障でも十分にカバーすることができます。
代表的な共済は、下記の4つです。