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正社員と契約社員の違いは?働く前に確認しておきたい条件とデメリット

契約社員は正社員とどう違うのか

正社員とし働いていて、気になるのが契約社員の存在です。
もし、育休をもらい出産をして仕事に復帰できる会社ならよいのですが、全ての会社に適用されるわけではないようです。

契約社員ならば時間にも余裕があり、難しい仕事を任されることも少なく、契約期間満了となればそのまま退職でき、子育てにも集中できます。
メリットばかりが目に付く契約社員ですが、デメリットも考えて働いていかなければなりません。
そこで正社員と契約社員との違いを学んでいきましょう。

正社員とはこんなに違う契約社員の働き方

契約社員は正社員とはちがいます。
働き方も違うし待遇もちがいます。
契約期間が決まっているのが契約社員の最大の問題ですが、契約社員も悪いことばかりではなく、メリットもたくさんあります。

雇用期間が決まっている

正社員と一番のちがいは雇用期間が決まっているということです。
雇用期間は会社によってちがいますが、毎回、契約更新して働くことになります。
雇用期間が決まっていることで、正社員に比べると自由度は広く、自分らしく働くことができるでしょう。

しかし、会社に長く働けないので、仕事内容や待遇がよくても、辞めなくてはいけません。
雇用期間が決まっていることで、契約期間終了するという不安をかかえて働かなければなりません。

正社員に比べて給料が少ない

給料は正社員のほうが多くなります。
特に福利厚生には差が出てきます。
ボーナスや各種手当は支給されても少なかったり支給されないこともあります。
他には給与形態にもちがいがあります。
正社員は月給制がほとんどですが、契約社員は時給制、日給制、月給制など会社によってちがうのです。

月給制の場合には正社員と同様に一年中安定した給料をもらえるのですが、日給制や時給制の場合長期休暇がある会社では給料は少なくなる月があるでしょう。
契約社員は人件費節約のために雇用すれることが多く、正社員に比べると収入は少なくなります。

ボーナスが出ない企業も多い

福利厚生もそうですが、ボーナスにも影響はあります。
ほとんどの会社はボーナスは支給されないケースが多いようですが、支給されたとしても少額でしょう。
正社員の場合は会社の業績が直接に影響して、ボーナスが支給されます。
契約社員は影響はありませんが、ボーナスは期待しないほうがよいでしょう。

しかし、ボーナスはでなくても、仕事が認められれば契約の時に昇給することはあります。
ボーナスはでないかもしれませんが、自分を売り込むことは大事です。

ステップアップが期待できない

契約社員は契約期間が決まっているため、ステップアップはできないと思っていてください。
昇給に関しては、仕事が評価されて、再契約の時に提示される給料は上がることはあるでしょう。

しかし、昇格に関していえば、ほとんどありません。
雇用期間が決まっている契約社員には、責任ある仕事は任せられないからです。
契約社員のときはステップアップは期待できませんが、正社員に登用されることも期待できるので仕事はしっかりおこないましょう。

仕事の負担が少ない

契約社員の場合は、責任ある仕事は任されないので、仕事の負担は少ないでしょう。
それはなぜでしょうか。
会社の立場として考えるとわかります。
契約社員は契約期間があり、もしも大事な仕事を任せても、契約期間終了で辞めてしまうおそれがあるからです。

再契約を結ぶことは可能ですが、必ず再契約するとは限らないので、大事な仕事は正社員に任せたほうが、リスクは少ないからです。

二重契約が可能

契約社員のメリットとして覚えてほしいのは複数の企業と契約できることです。
つまり、二重契約が可能ということになります。
正社員なら、二重契約はありえないことで、副業も禁止の企業もあります。
契約社員であることで自由に働くことができるのです。

二重契約をする人の多くは、いろいろな職を経験しスキルアップすることにより、自分の働き方を知りたい。
いつ、雇止めになってもいいように安定した収入が欲しい人が多いでしょう。
二重契約をしなくても、在宅ワークなどは会社に気にせずできるので、契約社員としてデメリットの給与の少なさを補えるでしょう。

ただし、会社によっては二重契約を禁止していることもあるので、確認は必要でしょう。
決してしてはいけないのは、労働日を被らないようにすることです。
両方の仕事をしっかりできるのなら、法律上は問題ありません。

5年後にやってくる無期転換ルールについて

契約社員として、5年以上働くと無期転換ルールにより、契約社員本人の申し出により無期労働契約になるのです。

無期転換ルールとは

同じ企業で5年間以上にわたり、反復契約された場合に、有期労働者本人の申し出があった場合のみ適用されるルールです。
申し出があった場合は、会社は拒否はできません。

詳しく説明すると、通算5年以上の期間、契約社員で更新している。
2回以上更新している。
そして、労働者である本人が無期契約社員に申し込みするということです。

ここで重要なのが、労働者本人が申し出をするということです。
申し出がない場合は今まで通り有期労働者として働くことになります。
労働者はそれぞれ生活の事情があり、考え方も違います。
そのため、全ての労働者が無期契約社員で働きたいと望んでいるかわからないためです。

有期労働者が無期労働者になることによって、安定した収入が約束されるでしょう。

契約社員は5年後正社員になれるのか

契約社員は5年以上働くと無期契約社員にはなりますが、正社員とはちがいます。
雇用期間が有期から無期にかわるということです。
無期契約社員になったことで契約満了で退職という不安がなく、安定した収入が期待できます。

しかし、労働条件はどうでしょうか?ほとんどの会社が有期労働者の時の給与や待遇は引き継がれることになるでしょう。
肩書でいうと、準社員扱いになり、正社員には給与も待遇もちがうのです。
無期契約社員=正社員ではないことを知っておいてください。

無期契約社員になるメリット

有期契約社員から、無期契約社員になることにより、契約打ち切りの不安がなくなります。
有期契約社員のときは、更新してくれるのか、してくれないのか、不安は大きかったはずです。
しかし、有期契約社員になると、更新の心配はなく仕事にも集中できるでしょう。

無期契約社員になるデメリット

無期契約社員になり、更新の不安はなくなるのですが、デメリットもあります。
契約内容が変更されない可能性が高いし、正社員とは違うということです。

正社員だと、毎年、昇給やベースアップがありますが、契約社員だとほぼないでしょう。
無期契約社員になるときに、昇給はあるかもしれませんが、正社員に比べると少ないです。
ボーナスも少ないか、なしに近いことが多いようです。

しかし、残業は増える傾向にあります。
有期労働者の時には雇用期間が決まっていたので、重要な仕事は任せてもらえなかったことも、無期契約社員になったことで任せてくれるでしょう。
仕事は充実していきますが、その分、残業が増えていくことになります。

正社員と待遇の違いは大きいですが、無期契約社員になったことで将来は正社員となれることもあります。
もし、正社員になりたいのなら、仕事の経験やスキルを活かして転職しましょう。

デメリットを理解して働き方を考えよう

契約社員として働くのには、メリットとデメリットがあり理解することで、働き方を考えていかなくてはいけません。
その人の状況によっては正社員よりも契約社員の方がメリットが多い場合があります。

特に女性は出産があり、出産前後は会社は休まなければなりません。
正社員だと出産後の仕事復帰なども焦らなくてはいけませんし、時間も限られていますが契約社員だと期間が決まっているので、仕事復帰もゆっくりできます。

もちろん、出産だけでなくてさまざまな状況があるでしょう。
家族や自分が病気の場合、正社員だと不便なこともあり会社によっては休みにくいこともあるでしょう。
働き方に関してはメリットはありますが、デメリットも考えながら仕事を選びましょう。