UKANO家計のクリニック

抗がん剤治療にかかる費用はどれくらい?公的助成や任意保険を知ろう

がんになってから慌てないようにする

いまや日本人の2人に1人が、生涯に一度はがんにかかるといわれています。
健康でいられるのがもちろん一番ですが、どんなに健康に気を付けていても、がんが知らぬ間に忍び寄ってくることがあるという現実があります。
自分や身近な人ががんにかかってから慌てることがないよう、もしものときのための知識を身につけておきましょう。

がんのステージと治療法とは

がんは進行程度や性質によって治療法やかかる費用が異なります。
進行程度によって分類されるステージや、がんの可能性を示すクラス、悪性度を表すグレードの判断方法を知っておきましょう。

がんのクラスとは

疑わしい部分や腫瘍ががんかどうかを診断するのに、通常では細胞診とよばれる方法を使います。
針で吸ったりブラシでこすったりして細胞を採取し、病理医が顕微鏡で詳しくみることで、がんなのかどうかを判断します。

その際、パパニコロウ分類法という基準に従って腫瘍の悪性度を5つのクラスに分類します。
簡単にいうと、クラス1が正常と断定、クラス5ががんと断定。
その中間は、クラス2がはっきりしないが正常の可能性が高い、クラス3ははっきりしない(のちに再検査)、クラス4ははっきりしないががんの可能性が高い、という分類になっています。

がんのステージを判断する方法

クラスが「がんかどうか」を示す指標であるのに対し、その「がんがどれくらい進行しているか」を表すのがステージです。
一般に、ステージが進んでいない場合ほど5年後、10年後の生存率が高くなります。

ステージは、0から4の5段階に分かれています。
進行度は、がんの広がり、リンパ節への転移の有無、他臓器への転移の3要素をもとにして判断されます。

具体的には、がん細胞が粘膜内にとどまり、リンパ節に転移していないのがステージ0、すこし広がっているが筋肉層内にとどまっており、リンパ節に転移していないのがステージ1です。
リンパ節に転移していないが筋肉層を超えて広がっているもの、あるいは、広がっていないもののリンパ節に少し転移しているものはステージ2とされます。

がんが広がっており、リンパ節に転移しているものがステージ3、離れた他臓器にまで移転しているものをステージ4と判断します。

がんのグレードとは

がんにも性質の違いがあり、進行の遅いおとなしいがんもあれば、あっという間に広がる厄介ながんもあります。
医師が患者に説明するときには「顔つきが比較的いいがんで、薬も効きやすい」といった表現をすることがありますが、これはがんの悪性度に言及している場合が多いです。
腫瘍の悪性度は、グレードという指標で表します。

グレードは1から4で表され、グレード1が発生場所にとどまる良性のものを指すのに対し、グレード4は急速に増殖する悪性度の強いものを指します。

がんの治療と治療費の目安

がんの治療にも、進行度や種類によってさまざまな治療法があります。
それぞれの治療法の概要と、かかる費用の目安について見てみましょう。

薬物による化学療法

薬を用いてがんを治療する方法を、化学療法とよんでいます。
一般に抗がん剤治療とよばれるのは、がん細胞の増殖を抑える、再発や転移を防ぐといった効果がある薬を全身に入れる方法です。
口から服用する方法と、注射や点滴で入れる方法があります。
抗がん剤だけを用いる治療法もありますが、手術や放射線治療などの治療法と組み合わせておこなう場合も多いです。

また、乳がんや子宮がん、前立腺がんや甲状腺がんなど、ホルモンとのかかわりが大きい部位のがんに対しては、ホルモン剤が用いられることがあります。
特定のホルモンの分泌や作用を抑制し、がん細胞の活動を制御するという方法で、内分泌療法とよばれることもあります。

化学療法では、投薬と休止のサイクル(たいてい3~6週間)を繰り返すのが一般的です。
薬の種類によって異なりますが、1サイクルあたり平均で10万円から100万円の費用が掛かります。
高価な薬では1回で数十万円かかることも。
薬の効き具合をみて、このサイクルを何度繰り返すかによっても費用が変わります。
また、薬剤の使用量は患者の体の大きさによって決められるため、身長や体重が大きい人ほど治療費も高くなります。

化学療法とは少し違いますが、がんの症状としての痛みを和らげるために鎮痛剤が投与されることがあります。
使用される薬剤、症状の進行度合い、患者の薬剤感受性(薬の効き方)によって、費用は大きく異なってきます。
通常であれば、3割負担の場合、1カ月当たり4,500円~22,500円くらいが目安ですが、終末期になると状態によって通常の10倍から100倍近い量の鎮痛剤が使われることもあり得ます。

直接がん細胞を攻撃する放射線治療

放射線を当てることでがん細胞DNAを破壊します。
治療に加え、再発予防目的でおこなわれることも多いです。
身体の外から放射線を当てる外部照射と、身体のなかに放射性物質を入れる内部照射の二種類があります。

方法や規模により、費用も異なってきます。
たとえば、定位放射線照射という方法は、3cm前後のがんに対し用いられることが多いのですが、一般に60万円前後が費用の目安とされています。
一方、前立腺がんなどに対する重粒子線治療は保険がきかず、自己負担で300万円かかることがあります。

血液中のがん細胞と戦う造血幹細胞移植

白血病や悪性リンパ腫などのいわゆる血液がんや骨髄腫などで、正常な血液を作ることが難しい状態の場合、造血幹細胞移植という治療法がとられることがあります。
ときどき耳にする骨髄移植や臍帯血移植も、造血幹細胞移植の一つです。

手順としては、まず抗がん剤を大量に投与してがん細胞を死滅させます。
自分の細胞を使う場合と、他人や家族から細胞をもらう場合がありますが、どちらの場合も抗がん剤が排出されてから、採取しておいた造血幹細胞を体内に入れます。
造血幹細胞が体内で造血機能を回復するのを待って退院となります。

かかる費用に関しては、個人の病状や経過、細胞を誰からもらうかによっても違いがあります。
一般的な病状とリスクの患者で、国内のドナーから細胞をもらう場合、2割あるいは3割負担で20万円前後が目安になります。
個人差が大きいため、自分のケースではどれくらいかかるのか、主治医に説明してもらいましょう。

免疫をあげるための免疫療法

身体のなかでは、がん細胞が随時発生しては、免疫によって排除されています。
免疫が弱まったり、賢いがん細胞が免疫にブレーキをかける術を持っていたりすると、がん細胞を排除しきれずにがんに侵されてしまいます。

免疫療法は、がん細胞によりかけられてしまった免疫のブレーキを解除する、または免疫のアクセルを強めることにより、がん細胞を治療しようという方法です。
現在進行形で研究が進んでいる分野であり、有効性がはっきり証明されている免疫療法は限られています。

費用に関しては、臨床試験に参加する方法、先進医療で受ける方法、自分で支払う(自由診療)方法があります。
研究開発途上の治療法を試してみる場合、臨床試験に参加すれば研究費でまかなわれ、費用がほとんどかからないことも。

一方、先進医療で免疫療法を受ける場合は、検査や診察代は保険適用、治療費本体は全額自己負担となります。
一例として、肺がんに対するNKT細胞療法では、1コース当たりの費用が約60万円となっています。

臨床試験にも先進医療にも当てはまらない場合は、完全に自由診療で免疫療法を受けることになります。
自由診療の場合、医療機関によって費用は大きく異なります。
一例として、樹状細胞ワクチン療法6回分で約180万円となっている医院もあれば、6~12回分で約120万円としている施設もあります。

完全に自由診療でしか受けられない治療法は、まだ効果が科学的に証明されていないため、保険診療の使える標準治療として認められていません。
そのため、治療法の選択肢として考えるときには、セカンドオピニオンを求めたり、がん相談支援センターに相談するなど、慎重な確認をおすすめします。

効果が期待される代替療法

代替療法とは、標準的におこなわれている手術や抗がん剤、放射線治療などのがん治療の代わりにおこなわれる治療のことです。
健康食品やサプリメントのほか、針きゅう・マッサージ、運動療法や心理療法も含まれます。

インターネット上にはさまざまな商品や治療法についての情報があふれており、なかには民間療法的なものもあります。
厚生労働省の調査によると、がん患者の半数が、病院で治療を受ける一方で健康食品やサプリメントに月平均60,000円以上を費やしています。

西洋医学による標準治療は、万能ではなくても一定の効果が実証されたものです。
代替療法によって標準治療の不足を補う「統合医療」という考え方が、最近は重視され始めています。
標準治療を受けながら、治療効果を高めるためにサプリを使ったり、苦痛を和らげるためにアロマを使ったりするのは有用です。
しかし、必ず担当医に相談しながらおこなうようにし、標準医療の中断をすすめるような治療法には注意しましょう。

がんの切除をする外科的手術

がんを手術で切除する方法です。
従来では、全身麻酔で身体にメスを入れ、しばらく入院が必要になるという負担の大きい方法でしたが、最近ではない施行を使用するなど、より負担の少ない方法でおこなえる手術が増えています。

手術の費用は、手術の方法や規模によって大きく異なってきます。
同じ胃がんの手術でも、内視鏡を使った30万円程度の手術もあれば、胃の一部を切除するような、100万円以上かかる手術もあります。

がん治療費.com

このように、がん治療にはさまざまな方法があり、がんの発生する部位やがんの進行度によっても治療費は大きく異なります。
自分の知りたい個別のケースにおける治療費の目安を知るのにおすすめなのが、がん治療費.comというサイト(http://www.ganchiryohi.com/)。

このサイトでは部位・種類と進行度を入力してボタンをクリックすれば、考えられる治療法と治療費を計算してくれます。
さらに、治療開始から5年間にかかるであろう検査等の費用も、1年ごとに5年目まで詳しい明細がみられるようになっています。

ほかにも、注目されている最新の治療方法とその治療費についてや、検査や緩和ケアにかかる費用など、がんにまつわるさまざまな費用についての理解を深める助けになるサイトです。
がん治療の費用についてわからないことがあり困ったとき、いくつかの治療法を費用も含めて比較したいとき、活用してみるのはいかがでしょうか。

がん治療で受けられる公的助成

がんの治療には当然ながら少なからぬ費用が掛かりますし、最善の治療を受けたいと思えば治療費を節約するわけにもいかないのが現実です。
できる限り負担を減らすため、活用できる公的な制度について知っておきましょう。

高額療養費制度

高額療養費制度とは、1カ月にかかった医療費が一定の自己負担限度額を超えた場合、健康保険組合から差額が払い戻されるという制度のことです。
自己負担限度額は、年収や年齢により定められます。

たとえば、70歳未満の人で、年収が約370万円以下であれば、自己負担限度額は57,600となります。
また、70歳以上の人で、年金収入のみの人であれば、自己負担限度額は15,000円です。
たとえ医療費が100万円、200万円かかったとしても、自己負担限度額を超える分に関しては後日払い戻されます。

高額療養費制度の対象とならないのは、保険がきかない治療や薬、入院中の食事や差額ベッド代などです。
保険適用範囲内の治療を受ける場合に限っては、1カ月何百万も支払わなければならなくなることはありません。

限度額適用認定・標準負担額減額認定証とはなにか

上記の高額療養費制度では、いったん高額の医療費を支払い、自己負担限度額を超えた分があとに払い戻されるというシステム上、一時的とはいえ出費が求められます。
そこで、予定している治療の医療費が限度額を超えそうな場合は、加入先の公的医療保険で限度額適用認定証を発行してもらい、医療機関に提出しておくのがベストです。

これにより、窓口での支払いは限度額の範囲内までとなります。
ただし、複数の医療機関での治療費を合算して限度額を超えるという場合は、支払い後に申請して払い戻しを受けるしかありません。

また、市町村民税が非課税になる、低所得者に該当する人は「健康保険限度額適用・標準負担額減額認定申請書」を申請して発行してもらいましょう。
これを提示すれば、医療機関の窓口で低所得者の自己負担限度額まで軽減が適用されます。

高額医療・高額介護合算療養費制度とはなにか

毎年8月1日から翌年7月31日の1年間について、医療保険と介護保険における自己負担の合算額が高額になる場合、負担を軽減するためのシステムとして、高額医療・高額介護合算療養費制度があります。
世帯単位での計算になるため、夫と妻の医療費と介護費を合算したり、離れて暮らす高齢の親の介護費用を負担している場合なども、対象になるかどうかチェックしてみましょう。

限度額は基本年額56万円ですが、世帯ごとの所得や年齢により変わってきます。
支給申請するには、7月31日時点で加入している公的医療保険窓口に申請します。
国民健康保険に加入している人は、各市町村役場が窓口となります。

確定申告で医療費控除をおこなう

かかった医療費が一定の額を超えている場合、確定申告の際に医療費控除を受けることが可能です。
控除されるのは、実際に支払った医療費の合計額から、保険金などで補填される金額と10万円を差し引いた金額で、最高で200万円です。

申告するには、医療費の領収書から作成した「医療費控除の明細書」を確定申告書に添付し、所轄税務署に提出するか、あるいは電子申告を利用して申告します。

傷病手当金を受け取る

傷病手当金とは、病気などで仕事ができず、療養のため給料が受け取れない・給料がさがったという場合に、生活を保障してくれるシステムです。
会社の健康保険に入っているサラリーマンなどが利用できます。

受け取るには4つの条件があり、業務外の自由による傷病であること、業務に耐えられないこと、連続した3日間を含み4日以上休みを取ったこと、休業期間に給与の支払いがなかったこと(あっても傷病手当金の日額より少ない場合差額が支給される)が必要です。

受け取れるのは、1日当たり標準報酬日額の3分の2の金額です。
申請の前に、医師に傷病手当金の証明書を書いてもらえるかどうか確認しておきます。
次に会社に欠勤の報告をし、有休休暇を使うのか傷病手当金をもらうのか決定します。
決まれば、全国健康保険協会のホームページから申請書をダウンロードし、印刷して記入します。
担当医師と事業主に記入してもらう欄がありますので、申請期間が経過したあとに証明をもらい、提出します。

生活保護を申請する

がん治療のために働けない期間が長引き、失業したり、治療費がかさんだりすると、生活がひっ迫することも考えられます。
生活保護は、国民が最低限の生活を送るためのシステムであり、生活保護を受けている人は基本的に医療費を免除されています。

がん患者が生活保護を申請する際、治療の内容や見通しを主治医に確認しておくことが必要です。
治療途中で費用が尽きることが明らかな場合は、すべての資産を失ってしまう前に、早めの申請相談を始めておくのがおすすめです。

小児慢性特定疾病医療費助成制度とは

小児がんでは、治療期間が長くなり、医療費が高額になりがちです。
がんを含む特定の慢性疾患を持つ、18歳未満の子どもがいる家庭の負担軽減を図るため、自己負担の一部が軽減されます。

自己負担の上限額は収入や病状によって定められており、たとえば年収200万円以上430万円未満の夫婦2人子1人世帯においては、一般的な症状で5,000円、重症の場合2,500円、人工呼吸器などを装着している場合は500円と定められています。

特別児童扶養手当とは

特別児童扶養手当は、身体または精神に障害を持つ20歳未満の子どもに支給されます。
小児がんの患者や、治療が原因で生活に支障をきたしている子どもも対象となる場合があります。
小児がんで入院した子どものうち3割ほどが受給しているというデータがあります。

障害の重さによって支給額は異なり、1級が月額50,750円、2級が月額33,800円となっています。
世帯の人数によって、一定以上の収入がある場合は、支給が受けられないため注意が必要です。

障害児福祉手当とは

障害児福祉手当は、重度障害児を対象とした制度です。
症状によっては小児がん患者も対象となり得ます。
上記の特別児童扶養手当と違い、小児がんで入院した子どものうち受給できているのは8%ほどです。
20歳未満で、視力や聴力のほか、手足の機能について日常生活にどれくらい介助が必要かにより、認定がおこなわれます。

国からの支給は月額14,480円ですが、自治体によっては独自の上乗せをおこなっていることがあります。
所得が一定の金額を上回ると支給が受けられなくなるため、注意が必要です。

自立支援医療費制度(育成医療)とは

育成医療とは、18歳未満の児童で、治療によって確実に効果が期待できると認められた子どもに対して、自立支援医療費を支給するシステムです。

原則として医療費の1割が自己負担となりますが、前年の所得に応じて自己負担上限額が定められます。
一定所得以上の世帯の子どもは対象外となります。

治療費について相談できる窓口

公的助成や支援の仕組みを効果的に活用するには、相談窓口で問い合わせ、必要な情報を得ることが大切です。

おもな相談窓口には、がん診療連携拠点病院内の相談支援センター、市区町村の担当窓口、医療保険の保険事務所、ソーシャルワーカーなどがあります。

がん治療に使える任意保険

公的助成を活用するほか、任意保険もがん治療に対応したものに加入しておくとより安心です。
入院だけでなく通院治療でも保険が下りるもの、名前の通った会社のものが安心です。
おすすめのがん治療対応保険を分析しましょう。

がんが完治するまでにもらえる給付

がん保険に入っていれば、万一のときどのような給付が受けられるのでしょうか。
大きく分けると、診断給付金、入院給付金、手術給付金、通院給付金の4種類です。

なかでも、がん保険特有の保障といえるのが、診断給付金。
これは、がんと診断確定された時点で請求し、受け取ることのできるお金です。
治療開始期にまとまったお金があることで、希望する治療を安心して受けることが可能になります。
保険によっては、がんが再発した場合もう一度診断給付金が支給されるものもあります。

チューリッヒ生命 終身ガン治療保険プレミアム

一般のがん保険と異なり、放射線治療と化学療法に対する給付金がメインで、入院や手術は主契約に入っていません。
入院手術や診断給付金、先進医療給付金などは、特約でつけることができます。

主契約だけなら、たとえば30歳男性で847円と、圧倒的な安さで加入できますが、掛け捨てで解約返戻金はありません。
通院での放射線治療や抗がん剤治療に対応した、理にかなった保障内容です。

詳しくはこちら http://www.zurichlife.co.jp/brpg/gan/WCM1.html?agentCode=55395

アクサダイレクト生命 アクサダイレクトのがん定期/がん終身

アクサダイレクト生命は、インターネット専業で運営している保険会社です。
インターネットで保険料シミュレーションから契約申し込みまでおこなうことができ、その分保険料がリーズナブルになっています。

終身払い込みの「がん終身」と、10年更新型の「がん定期」があります。
また、それぞれに「シンプルプラン」「充実プラン」「女性充実プラン」など、ニーズに合わせたプランが設定されているのも魅力です。

詳しくはこちら https://www.axa-direct-life.co.jp/products/cancer_term/index.html

AIG富士生命 がんベスト・ゴールドα

がんと診断された時点で受け取れる、診断給付金に重点を置いた保険です。
最高300万円と、まとまった一時金が支給されることで、治療費用のみならず家族の交通費、収入減少をカバーする生活費など、自由に使うことが可能です。

再発・転移・継続治療など、条件に当てはまれば、2年に1回を限度として何度でもこの一時金が支給されます。
さらに、一度がんと診断確定されたら、以後の保険料は支払い不要です。

詳しくはこちら https://www.fwdfujilife.co.jp/jp/hoken/net/shin-gan-best-gold

先進医療にも使える特約

先進医療とは最新の医療技術を用いた医療行為として、厚生省からの承認を得ている治療法を指します。
先進医療そのものには健康保険は効かないため、全額自己負担となりますが、診察や検査、投薬や入院にかかる費用は保険が適用されます。

保険が適用されない部分については、高額療養費制度も適用されないため、まるまる自己負担となります。
放射線治療の一種である陽子線治療の費用の目安が276万円、重粒子線治療が309万円とされていますから、かなりの負担になるでしょう。

がん保険や医療保険の先進医療特約は、各社月々100円ほど追加するだけで付加することができ、公費では賄えない先進医療の技術料を実費で負担してくれます。

しっかり知識を付けて最小限の費用で十分な治療を受ける

がんの治療を受けるに際しては、しっかり知識を身に着けることが大切です。
がんについて、治療について、費用について、さらに利用できる公的制度や保険についての知識があれば、余分な出費を防ぎ、受けたい治療をあきらめることもありません。
最小限の費用でよい治療が受けられるよう、もしものために必要な知識を身につけておきましょう。