投資の基礎知識や初心者におすすめの投資の種類を紹介

投資の基礎知識や初心者におすすめの投資の種類を紹介

家計の知恵 2019.01.13

投資を始めるために基本的なことを知ろう

昨今、身近になった投資。「投資を始めてみたい」と考えている人もいると思います。投資初心者は、まず投資の基礎について知る必要があります。投資とはそもそもどういったものなのか、どうやって利益を出すのか、理解しなければなりません。
また、投資の種類やそれぞれの特徴についてもおさえておきましょう。投資信託、株式投資、不動産投資などの種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。投資を始めるのに必要なことや注意すべきことも理解し、楽しく賢く投資をできるようになりましょう。

投資とは何か

まずは、投資の基本を解説します。投資は、資金を投入し、利益を期待すること。この利益を出す方法には、キャピタルゲインとインカムゲインの2種類があります。

資金を投じてより資産を増やす

簡単にまとめると投資とは、投資先にお金を投じて、利益を期待することを意味している言葉です。貯蓄のように、お金をコツコツ貯めることも資産形成において重要ですが、貯蓄では、大幅に金額を増加させることは難しいです。
投資であれば、資産形成になりながらも、利益を上げることが可能です。教育費のような、明確に必要な資金は貯蓄のほうが向いていますが、老後のための資金であれば、長期的に行える投資がおすすめ。生活資金のために、貯蓄と投資の使い分けは、非常に重要だと言えます。 

投資による収益は2種類

投資には、インカムゲインとキャピタルゲインと呼ばれる収益があります。それぞれに特徴があり、向いている投資もありますので、投資を始める際にお役立てください。

定期的な安定利益のインカムゲイン

安定した利益を求めるのであれば、インカムゲインを意識しましょう。インカムゲインとは、資産を保有しているだけで定期的に利益を得られることです。インカムゲインは、利益がそれほど大きくならないことがデメリットになりますが、その分、リスクも小さいです。安全性を求めている人にもおすすめです。
不動産の家賃収入は、インカムゲインの代表例です。債券投資、投資信託などもそうでしょう。経済や相場の状況などによって常に安定するとは限りませんが、長期間の投資であれば、こうした種類が最適です。

売却益をねらうキャピタルゲイン

キャピタルゲインは、安定収入を目指すのではなく、売却益をねらう手法です。安く買って高く売れば、その差額分は儲けになります。大きな利益をねらうためにはおすすめですが、リスクが大きくなり、必ずしも売却益がでるとは限らないことがデメリットになるでしょう。
株式投資やFXなどは、キャピタルゲインの代表例です。しっかりとリスク管理を行えば、安定して利益を出せる確率も高まります。

投資による収益に種類 特徴 代表的な投資方法
インカムゲイン 利益は小さいながらも、確実に利益が得られる。 債券投資や投資信託など
キャピタルゲイン 利益は大きいが、その分、リスクが大きい。 株式投資やFXなど

投資の種類と特徴

投資にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があるものです。種類は、投資信託、債券投資、株式投資、FX、仮想通貨投資、不動産投資です。これらの投資について徹底解説します。何の投資から手をつけてよいのかわからない人は、ぜひ参考にしてください。

初心者でも始めやすい投資信託

投資ビギナーにお勧めしたい種類は、投資信託です。少ない額から始められ、リスクも少ないです。しかしながら、諸費用が掛かってしまうことはデメリット。投資信託とはそもそもどういった投資なのかも併せて紹介していきます。

投資信託は専門家に投資をお願いすること

信託とは、人に託することを意味しています。投資信託は、投資をファンドマネージャーという専門家にお願いする方法のことです。投資家は、専門家にお金を預け、ファンドマネージャーは株など複数商品に投資することになります。投資が成功すれば、投資家にお金が入ってくる仕組みです。

少額から投資が可能

株式取引であればありえないような少額からスタートできるのは、投資信託の最大のメリットになるでしょう。おおよそ10,000円から投資を始められ、1,000円や100円で購入できることもあります。月1,000円を積み立てる種類もありますので、初期資金はそれほど必要ありません。

分散投資なのでリスクが少ない

複数の銘柄に分けて投資するのは、投資信託の基本です。そのため、1つの銘柄の値下がりでの影響が少なく、リスクを軽減できることもメリットになります。株式投資の場合は、元手がかかりますので、分散投資の実現はなかなか難しいものです。

諸経費が高いデメリットもある

投資信託には、さまざまな費用がかかり、これはデメリットといえます。金融機関で投資信託を購入することになりますが、その際、販売手数料が必要です。この手数料は、同じ商品であっても、金融機関によってパーセンテージが異なることもありますので、購入前に確認しておきましょう。
運用会社に支払う信託報酬、監査に必要な監査報酬、換金するときの信託財産留保額なども諸経費です。販売手数料が無料のときもありますが、信託報酬は、保有している限り必要なもの。こうした費用面も考慮しながら、投資信託を購入しましょう。

手堅い利益が見込める債券投資

債券投資という種類も、リスクが少なくビギナー向きです。お金を貸して利益を出す投資の方法であり、安全性にも優れています。しかしながら、本格的に投資を行いたい人には、少し物足りなさを感じるかもしれません。

債券投資は誰かにお金を貸して利益を得る

債券とは、国や自治体などが発行する有価証券のことです。これに投資することを、債券投資と言います。国に資本を貸すのは「国債」、会社であれば「社債」、地方自治体は「地方債」など種類があることも特徴です。投資家には、決められた満期に一定の利子がついて戻ってくる仕組みです。

元本割れのリスクが少ない

債券投資のメリットは、リスクが少ないことです。利率や満期日は決定されており、満期日まで債権を売らなければ、元本分の償還金は支払われます。お金を貸した先が破綻などをしなければ、問題はないでしょう。利益が安定していることもメリットです。

安全度は高いが利益は少ない

国などが完全保証してくれるため、他の投資よりも、安全性は極めて高いです。しかしながら、ハイリターンを望めるものではありません。ローリスクローリターンの投資となります。また、投資する期間も長くなりますので、短い期間で利益を出したい人には向いている投資ではありません。

株式を売買して利益を得る株式投資

投資の中でもっとも有名な株式投資。売却益を得る方法であり、大きく稼げる投資ではあるものの、その分リスクは大きくなります。メリットとデメリット、どちらにも触れていきますので、投資選びにお役立てください。

株式投資では売却益を得て儲ける

株式投資は、株式を購入し株主になります。そして、株式を買った時よりも高額で売却し、利益を出す投資の種類です。企業の中には株主優待券を配布していることもあり、さまざまなメリットも実感できるはず。定期的に配当金の支払いもあります。

株式投資は利益もリスクも大きい

常に株価が変動しているからこそ、売却するタイミングによっては、ハイリターンがあります。しかしながら、このタイミングを間違えてしまうと、大きなリスクになることもあります。これが株式投資のデメリットです。
リスクを抑えるためには、各銘柄が最終的に上昇する値の前段階で購入すること。そうすれば、利益を出しながらも、ローリスクです。マザーズのような新興市場や1日完結のデイトレードも、初めて株式投資を行う人には、向いてません。

異なる通貨の売買で利益を得るFX

違った通貨を売り買いして利益を出すFXも、投資の種類の中では知名度が高いです。FXは少額であっても、レバレッジで大きな利益に導くことが可能な投資。しかしながら、儲けられる反面、そのリスクは大きくなります。こうしたFXという投資について詳しく解説します。

「米ドルと円」「ユーロと円」などの通貨ペアで投資をする

FXの正式名称は「Foreign Exchange(外国為替証拠金取引)」です。外国のお金の値段が変わることを利用して、「米ドルと円」「ユーロと円」などの通貨ペアで投資を行い、売買することで利益を出す投資の種類です。
値上がり時に売りに出すだけではなく、値下がり時に買い戻しても、利益を生み出すことができるのは大きなメリットです。だからこそ、不況にも強い投資の種類です。

レバレッジを効かせた投資が可能

FXには、証拠金として自分のお金を預け入れることでその何倍もの金額を取引可能なレバレッジという仕組みがあります。そしてこれは、少額であっても大きな利益を出せるようになっています。レバレッジを効かせることで、手元の資金の数倍もの額で取引可能になります。だからこそ、大きい儲けも夢ではありません。
企業によって異なりますが、25倍までは原則可能です。もちろん、レバレッジをかけることは、大きな損失につながる話でもありますので、注意が必要です。

ビットコインなどの仮想通貨投資

話題の仮想通貨に投資して、利益を得ることもできます。他の通貨のように仮想通貨も価格変動がありますので、安い時に購入して高い時に売却してしまえば、利益が出るというわけです。しかも仮想通貨は数百円ほどの少額から購入でき、気楽に始めることが可能です。
デメリットは、値上がりしない時などは、大きな損失になってしまうことでしょう。売却益を得て儲ける投資の種類は、大きなリスクがあることを認識しておきましょう。

アパート経営などの不動産投資

マンションやアパートを経営して、賃貸収入を得る投資もあります。売却益を出す方法もありますが、家賃収入であれば、安定した資産運用が可能です。しかしながら、不動産は高額になるため、初期費用がかかってしまうもの。経営している時には維持費もかかりますので、コスト面について考慮しなければなりません。
節税対策できるメリットもありますが、不動産の資産価値が下落したり、災害リスクも無視できないものです。費用的に余裕のある人であれば、アパート経営などの不動産投資は向いていると言えます。

投資を始めるのに必要なこと

自分に合った投資の種類を選ぶだけではなく、投資を始めるのに必要なことは様々あります。まずは、投資によっては専用口座を作らなければなりません。ビギナーであれば、手元のお金はそれほど必要ありませんが、株やFXの1デイトレードであれば、決まった時間帯に取引することはおすすめです。また、投資期間のタイプを決めておくのもよいでしょう。

専用サイトの口座が必要

投資の種類にもよりますが、株、投資信託、FXなどの投資は、ネット証券などの専用サイトで口座を作る必要があります。ただ単に口座を作るだけですので、それほど難しいことではありません。証券会社によっては、あらゆる投資に対応しています。しかも、ネット環境があれば口座は無料で開設可能です。

資金は少額で良い

投資ビギナーであれば、初めから大きな資金で取引に挑戦する必要はありません。ベテランになれば別ですが、初心者だからこそ失敗する確率が高く、始めから大きな損失はできる限り避けたいものです。少額資金の取引を基本にして、投資の種類を選ぶようにしましょう。
株式投資や不動産投資のように、ある程度まとまったお金が必要な種類もありますが、専門家に運用を任せる投資信託ならば、1,000円や100円からスタートできます。投資の感触をつかむためにも、少額から始めるようにしましょう。

決まった時間帯で取引する

株やFXの1日で売買に決着をつけるデイトレードに興味がある人は、時間帯を決めて取引することをおすすめします。時間帯を特に決めずに何回も取引してしまうと、リスクが大きく長続きしない可能性もあります。自分の生活リズムを変えず、集中してデイトレードするためには、必ず時間帯を決めるようにしましょう。

投資期間のタイプを決める

投資を始める前には、どれぐらいの期間行うのかも決めておいたほうがよいです。なぜなら、投資期間のタイプによって、利益やリスクに影響があるからです。長期投資、中期投資、短期投資それぞれのメリットとデメリットについて紹介していきます。

数年以上継続する長期投資

長期投資であれば、期間は数年から数十年。長い期間をかけて投資を行うスタイルは、利益をすぐに得ることができず、しかも少額。しかしながら、リスクは少ないというメリットもあります。
しかも、投資のために生活を変える必要はなく、リスク管理もしやすいでしょう。長期投資の代表例は、不動産投資信託であるREITや信託などがあります。どちらも、運用をプロフェッショナルに任せる投資の方法です。

半年から数年かけておこなう中期投資

投資期間が1ヶ月から1年程度の中期投資は、それほど大きなリスクはないものの、利益もそれほど大きくはなりません。徹底的な研究をすれば有利になり、利益を得られるメリットはありますが、一定期間の資金拘束があるためにある程度の資本力がないと難しく、研究不足の場合、大きなリスクを背負うこともあるでしょう。
バリュー株投資という手法は、中期投資です。バリュー株投資は安い時に株式を購入し、その企業の価値が上がったときにキャピタルゲインをねらう投資スタイルです。もちろん、見込みが外れてしまうと、損失しかありません。

その日の内に決済する短期投資

短期投資は、期間1日のデイトレード、期間数日のスウィングトレードがあります。短期間の投資は、予想が外れれば大きなリスクになることもあり、予想が当たれば、大きな利益につながるものです。
株式投資は代表的な短期投資ですが、価格変動を見逃してしまうと利益を得られないために、長い時間を必要とする投資スタイルです。トレードを専業でできれば問題ありませんが、多くの社会人には、短期投資は向きません。個々人の状況や環境などによって、投資期間のタイプを決めるようにしましょう。

投資初心者が注意すべきこと

できるだけリスクを減らし、投資に失敗しないためには、いくつか守るべきことがあります。まずは、投資商品を選択する際、リターンだけを考えないことです。また、投資をギャンブルのように考えないようにすることも重要。こうした投資初心者が注意すべきことについて徹底解説していきます。

リターンを重視しない

「できるだけ儲けを出したい」という投資ビギナーは、ハイリターンの投資商品を選びがちですが、投資は「ハイリスクハイリターン」あるいは「ローリスクローリターン」ということが基本になっています。そのため、利回りだけにとらわれない選び方が重要になるでしょう。
また、FXなどのレバレッジが効かせられる投資は、できる限り、低めに設定する必要があります。少額で大きな利益を目指せるレバレッジ利用は、後で大きなリスクを背負うこともあり、経験値も知識も浅い投資初心者は、安易にレバレッジを効かせないほうがよいでしょう。
投資を始める際は、自身で最初にルールを決め、その規則を守りながら進めるスタイルをおすすめします。投資資金、購入条件、銘柄などだけではなく、損切ラインも重要。損失を覚悟できず、資金がなくなるまで続けてしまえば、ほとんど投資をしている意味がありません。

ギャンブル感覚で投資をしない

「投資はギャンブルに似ている」という考えを持ち、何も勉強せずにチャレンジしてしまうと、投資に失敗するリスクしかありません。初めて投資した際、ビギナーズラックで上手に利益を出せたとしても、長期的には成功しないことも考えられます。
投資をギャンブルと考えている場合、感情的になってしまい、損した分に対して、無駄にお金をかけてしまうことがあります。感情的になっているときは冷静さを失い、正しい判断が不可能になり、損のループが続いてしまうだけです。
投資で着実に利益を出すためには、投資についての勉強は必要不可欠です。様々な情報を収集して、自身で分析することが求められます。専門家に任せる投資運用であっても、その専門家を適切に選ぶためには、知識が必要です。いずれにせよ、ギャンブル感覚で投資をしないようにしましょう。

自分に合った投資で資産運用をしよう

投資を始めるためには、投資とはそもそもどういったものなのか、収益にはどのような仕組みがあるのか、知る必要があります。インカムゲインとキャピタルゲイン、どちらを選ぶべきか、自身にマッチするほうを模索しましょう。
投資の種類について理解を深めることも重要です。株やFXのような投資だけではなく、投資信託、債券投資、仮想通貨投資、不動産投資などの種類があります。それぞれにメリットとデメリットがありますのでおさえておいてください。
投資を始めるために必要なことや注意すべきこともふまえて、自分に合った投資で確かな資産運用を目指してください。

この記事のライター UKANO 編集部

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