コンテンツ
ICOCAカードを持つと何ができるか
「ICOCAカードとはどのようなもの?」、「チャージはどこでできるのか」、「電車やバスの料金以外には何に使えるのか知りたい」と感じている人も多いのではないでしょうか。
ICOCAはJR西日本が発行しているICカードで、駅はもちろん一部のコンビニでもチャージ可能であり、電子マネーとして飲み物を買うことにも使えます。
ここでは、カードの作り方やお得な使い方などについて解説していきます。
ICOCAについて理解が深まりよりお得な生活を送れるでしょう。
ICOCAとはどんなカードか
ICOCAを使っている人なら、どのようなカードなのか想像はつくでしょう。
しかし、今使おうとしている人や使っているがよくわかっていない人もいるかもしれません。
基本についてここで理解、もしくは再確認してください。
ICOCAはJR西日本の交通系ICカードです。
子ども用ICOCAなどいくつか種類があり、残高などについても簡単に確認することができます。
また、SMART ICOCAというクレジットカードと紐付けしたものもあります。
ここでは、これらについて詳しくみていきます。
ICOCAはJR西日本の交通系ICカード
ICOCAとはJR西日本が発行する交通系ICカードのことです。
用途はJRだけでなく、提携会社の乗車や乗船にも使えます。
デザインはカモノハシのキャラクターがメインとなっていますが、この他にカープ優勝記念などの記念デザインもあります。
子ども用ICOCAや定期券など種類がある
ICOCAには通常のカードの他、同じサイズの子ども用や毎日頻繁に利用する人のための定期券もあります。
なお、子ども用や子ども用定期券は12歳となる年の3月31日まで使用可能となっています。
ICOCAの残高や使用履歴が簡単に分かる
利用履歴は、通常のICOCAカードなどであれば自動券売機で確認することができ、SMART ICOCAであれば「JRおでかけネット」からスマホなどでみることができます。
残高については自動改札や券売機などで分かります。
他には、コンビニのレシートでの残高印字やアプリでも確認できます。
なお、20件以上の利用履歴を確認したいなら係員にお願いしなくてはなりません。
時間が経ちすぎると確認できないこともあります。
SMART ICOCAというカードもある
SMART ICOCAとはクレジットカードと紐付けしたカードで、ICOCAの機能に加えてクイックチャージや再発行だけでなく、上で解説したような履歴の確認も通常のものより簡単にできますし、ポイントも貯まります。
ICOCAカードの作り方
ICOCAを持っていない人からすれば、そもそもどこで作るのかわからないですよね。
実はICOCAはみどりの窓口などで購入でき、JR西日本以外でも作れます。
なお、紛失したときには基本的にはみどりの窓口へ行ってください。
カードを返却することで払い戻しなどをしてくれます。
これらについて詳しく確認していきましょう。
ICOCAが購入できる場所
ICOCAの販売場所は、JR西日本のみどりの窓口やマークのある自動券売機で購入することができます。
なお、こどもICOCAの場合は購入申込書が必要となり、記入の確認のため公的証明書が必要となります。
SMART ICOCAの場合は通常とは異なり、JRおでかけネットや駅にあるSMART ICOCA入会申込書、大阪駅のClub J-WESTサービスコーナーで申し込みもしくは発行してください。
JR西日本以外でもICOCAは作れる
JR西日本以外でも、ICOCAが購入できる会社はあります。
京阪電車、南海電鉄などでは取り扱っています。
あなたが普段使う交通機関で適用されているかは、それぞれの会社ページから確認してみてください。
ICOCAを紛失した時はみどりの窓口へ
ICOCAカードを紛失した際、子ども用や定期券なら「みどりの窓口」で再発行を受け付けてもらえます。
ただし、デポジットの分と再発行手数料として計1,010円支払う必要があります。
少し面倒になってしまうのがSMART ICOCAを紛失したときで、この場合はクレジットカードと紐付いているので、万一紛失したらすぐに使用停止の手続きをとらないといけません。
使わないICOCAは返却や払い戻ししてもらえる
使わなくなったICOCAは駅の窓口で手数料を差し引き、デポジット500円を加算した残高を払い戻してもらえます。
ただし、残高が220円以上ある場合には、手数料として220円が引かれます。
この他のICOCAについては、定期券はみどりの窓口に行く必要があり、SMART ICOCAは専用ダイヤルに連絡してから払い戻し手続きを行います。
なお、定期券が2区分の場合には手数料が440円かかります。
ICOCAが使えるエリア
ICOCAはJR西日本が発行していると解説しましたが、そうなると使用できるエリアも当然ながら西日本であると考える人もいるでしょう。
もちろんそのエリアも含みますがそれだけではありません。
詳しくは、主な使用エリアは近畿から中国地方となりますが、他のICカードエリアでも使うことができます。
これらについて解説していきます。
主な使用エリアは近畿から中国地方
ICOCAが使用できるエリアは、関西、近畿地方と中国地方や北陸の一部で使用できます。
ただし、エリアをまたがっての使用ができないなどの制限があります。
他には、電車や地下鉄、バスの利用や買い物に使えます。
他のICカードエリアでも使える
関東のSuica、九州のSUGOCAなど、他の交通系ICカードのエリアでも、ICOCAを使っての鉄道、バスの支払いや買い物は可能です。
今では全国の主要なエリアで使うことができるということです。
ICOCAがチャージできる場所
どこでICOCAがチャージできるのかを知ることは、スムーズな移動を考えれば大切なことです。
基本的にはJR西日本の駅でいつでもチャージが可能で、残高が足りないときには乗り越し清算もできます。
さらに、コンビニなどでもチャージができるので、駅以外でも可能です。
ここでは、これらについて詳しくみていきます。
JR西日本の駅でいつでもチャージ
JR西日本の駅構内にある入金機、ICOCAマークのついた自動券売機でチャージ可能です。
SMART ICOCAなら金額を選択するだけでクレジットカードからチャージされます。
なお、チャージは1,000円から10,000円までを一回に行えますが、残高が20,000円を越える場合にはチャージできません。
残高が足りないと気づいたら乗り越し精算
下車時に残高が不足している場合は、改札横にある乗り越し精算機で精算ができます。
この際のチャージは500円から10,000円まで行えます。
なお、乗り越し精算の際に、表示されたルートが実際とは異なっているときには係員に伝えてください。
ICOCAはコンビニや店舗でもチャージができる
コンビニ、一部のイオン系スーパーやドラッグストアでもレジでチャージできます。
ただし、現金チャージのみとなっているので注意が必要です。
ICOCAとおすすめクレジットカード
ICOCA単体で使っていてもメリットはさまざまありますが、よりお得に使いたいならおすすめの方法があります。
それは、SMART ICOCAを使い、特定のクレジットカードと紐付ける方法です。
これならポイントが2重で加算されたり、よりポイントを得ることができます。
なお、紐付けしたくても対応していないカードもあります。
これらについて解説していきます。
SMART ICOCAとJ-WESTカードで二重のポイント加算
JR西日本のJ-WESTカードとSMART ICOCAを紐付けると、チャージやICOCA使用の両方でJ-WESTポイントが貯まります。
ただし、2重取りしたとしても1%の還元にしかならないため、合えてこの紐付けをするメリットは少ないといえます。
また、2018年10月からICOCAポイントのサービス開始と共に、ICOCA使用時のJ-WESTポイント加算のサービスは終了してしまうので、これを考えても他のカードと紐付けした方がよいでしょう。
ポイントを貯めたいなら
ポイントを貯めたい場合は、J-WESTカードより、SMART ICOCAのチャージでポイントが貯まるREXカードやリクルートカード、Yahoo!カードなどがお得です。
これらは年会費が無料でありながら1%~1.25%と還元率が高いです。
なお、残念なことに還元率や利便性が高かった楽天カードはポイントが付かなくなりました。
対応していないカードもある
Quoカードなどの金券はICOCAの購入やチャージには使えません。
また、LINE PayやApple Payにも対応していないようです。
お使いのクレジットカードが利用できるのかわからないときには、一度問い合わせるか、窓口などで聞いてみてください。
JR以外でICOCAカードのお得な使い方
通勤用などでICOCAを使っている人も多いでしょう。
しかし、JR以外で使ってもお得に使うことができます。
ICOCAは電子マネーとしても使ったり、パーク&ICOCAで自動車でも使えます。
また、KIPS ICOCAなどのポイントカードとしても使えます。
なお、場合によっては注意も必要です。
ここでは、これらについてみていきます。
電子マネーとして使えるICOCA
ICOCAは対応している店舗、もしくは自動販売機でも使えます。
また、提携している店舗であるのなら支払いにICOCAを使用できるので、支払いが簡単なだけでなくSMART ICOCAならポイントも貯まります。
つまり、時間と手間を省きつつお得に利用できるということです。
なお、ICOCA定期券の切符機能がないものについては使用ができません。
パーク&ICOCAで自動車でも使える
「パーク&ライド」でJRと自動車を利用する場合、提携している駅近辺にある、例えば駐車場「Times」なら、駅の自動改札を通したICOCAカードを駐車場の精算にも使うことで、割引された優待価格で利用することができます。
KIPS ICOCAなどのポイントカードもあり
近鉄電車のKIPSポイントカードとICOCA機能がついたKIPS ICOCAカードのように、ICOCA機能を持つポイントカードの取り扱いもあります。
頻繁に利用する交通機関が1つであったり、提携しているお店を多く利用するのなら、こちらを使用した方が通常のICOCAよりもお得になります。
そのため、そのような取り扱いをしているのか調べてみてください。
お得に使うためには注意も必要
大阪市交通局のPiTaPaは電子マネー相互利用に対応していないため、電子マネーとしてICOCAを買い物に使うことができません。
ですから、PiTaPaが使用されているエリアでは残念ですが現金で支払ってください。
ただし、PiTaPaの適応エリアでの電車の乗車については可能です。
何かと便利なICOCAカード
ICOCAカードは、JR西日本の交通系ICカードでいくつかの種類があることなどやみどりの窓口などで作ることとが可能です。
近畿から中国地方で主に使われていて、チャージは駅はもちろんコンビニなどでも可能です。
また、クレジットカードはREXカードなどと紐付けることがおすすめ。
電子マネーなどと利用することでお得になります。
ICOCAを使いこなして時間や手間をなくし、便利にお得な生活を送りましょう。